天気の子のレビュー・感想・評価
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巨大プロジェクトで魅せる、新海ワールド
約2000万人を動員したあの前作の次って、一体なにをどう創るんだろう? という興味と期待で、早々に劇場へ。
今作は、前作と同じ起承転結の構成を保って、そこに新海監督の真骨頂「大人でないことの不自由さと葛藤する」ストーリーを、さらに美しくなった空と雲と雨と街に載せたのね。監督が本当にやりたかったのは、前作というよりは今作なのかな? と思わせるできばえ。
東京の街の描写が本当に緻密で。
既知の場所ならすぐにわかる。「ああ、あそこか。」知らない場所なら、映像をヒントに行き着くのはそんなに難しくないかも。
自分が一番はまったのが、浜松町の軍艦ビル。本当に軍艦みたいになってるー、と。
空、雲、雨も美しかったー。ストーリーは把握したから、今度は映像メインで堪能しにいこうかな。
それにしても、何と大きなプロジェクトなのか!
何百人ものスタッフ。まさか4桁? タイアップ企業は数知れず。映画館は最大限のスクリーンを用意して。
一体どれだけのステークホルダーがいるのか。
新海監督の職業はもはや映画監督と呼べるのか? そんな疑問がわいた。
描写の子
公開前から星Iつけられまくってかわいそうだったが、そういうハンデあって見ても微妙。
ただ描写だけは他の映画よりは凝ってて、作中の花火とか夜景は良かった。
先に他の方のレビューでストーリーが微妙すぎるやら見てたが本当にそうでがっかり、特に意味もなく銃を使って話を都合よく進めたいっていうセコさが目立つ(監督の意向かは知らないが)
ちなみに、予告では天気の子(少女)の力と国家権力との間での葛藤みたいな誇張が(私には)感じられ、そういう展開なのかと思っていたらただのあるある展開でした。
総評:描写は2019年 現代作品として大変素晴らしい物ですが、ストーリーは期待しないほうがいいです。
「描写を楽しみに高画質な映画館でそれを楽しむ。」これが本作の楽しみ方であるとおと思いますし、逆にそうしないと無駄金使ったようで心が折れそう。
少なくとも後でAmazonビデオで買ったりはしないですね、4K/8Kテレビあるなら別ですが
あと、エンドロールの後おまけはありませんので。
傑作ではないが、良作ではあると思う。
よくない点→ナレーションが多くて安っぽく感じた。もっとセリフや映像で物語を伝える方が良いと感じた。平泉成の声が違和感ある。君の名は。の登場人物は出てこなくてよかった。これのせいで君の名は。と比べて評価してしまう人が余計に多くなると思う。
よかった点→映像は誰が観ても納得するほどに美しかった。特に花火のシーンや雨が地面に当たり跳ねるシーンが美しかった。賛否が分かれると思うが、拳銃を撃つシーンは2つで1つのシーンと考えるとトータルではよかったと思う。1回目は帆高くんの未熟さゆえに誤って撃ってしまうが、それがあったおかげで2回目の拳銃のシーンには帆高くんの信念や、陽菜ちゃんへの愛を感じた。映画の合間合間に雨が地面に当たり跳ねるシーンがあり、美しかったので雨が降るシーンに対して嫌な感じがなかったのがよかった。これのおかげで最後に東京が沈んだシーンがあったにもかかわらずハッピーエンドに感じた。物語の非現実的な設定が須賀さんのおかげであまり違和感なく観れたのが良かった。
総括→田舎に窮屈さを感じた思春期の男の子が光を求めて島を出たら、その光の先に運命の人がいて、周りの大人に流されることなく自分で未来を決めるという構図になっていた。まともな大人からすると、身勝手な行動をする主人公に対して感情移入することは難しいと思う。思春期の少年少女の気持ちをきちんと理解するのはそもそも難しいので、変な行動をしたと思ったら思春期だなぁと割り切って観ればさほど違和感なく観れると思う。
素晴らしい映画でした(考察多めのレビューです)
映画の後、パンフレットも拝見しました。
一番印象的だったのは、3年前の君の名は。の主人公たちはパンケーキを食べて感動している。
しかし、今回の作品では感動して食べているのは、すべてファストフードでした。
前作3年前の上映から日本が確実に、貧民国として進んでいく様を表していると書かれていた所。
異常気象に子供の貧困、そんな中を助けてくれるはずの大人に銃を構えてでも大切な物を守るために必死で生きていかなければ、いけない子供たちを描いた映画の様に感じます。
これは、私の考察ですが、帆高は家は愛情不足の家庭。
最初のシーンで、彼のばんそこだらけの顔は厳しい家で、自分の意見を言ったら殴られたのかな、、、なんて思わせます。
また警察に捜索願は出ているのに、彼を心配する親からのメールやLINEの描写は無いのです。
育ちは中流家庭かな。陽菜の家に訪問する時、彼はお土産持って行っているところから感じます。
そして陽菜の家は、元々貧困だった家が母子家庭のお家がさらにお母さんの死によって更に貧困になってしまった、今確実に社会的問題になっている貧困家庭。
1年前にお母さんが亡くなったにしては、部屋に生活感が有るので亡くなる前から、あのアパートに住んでいるのでしょう。
また彼女が作る帆高への料理は、元々貧しい中お母さんが彼女に作ってくれていた物なのではないでしょうか。ハサミでネギを散らすシーンは、お母さんの真似なのかなと感じました。
彼らが逃げる時、ラブホテルで沢山のジャンクフードでパーティーをしている様は、彼が手に出来想像できる、衣食住、最高の贅沢シーンの様に感じました。
明るいシーンなのに、ものすごく切なかったです。
食べる物や説明の無い描写で、ここまで表現が成されている(感じる事ができる)のはすごいです。
そして主人公が銃を構えるシーンは、大切な人を守るためでした。
しかも、全部大人に向けてです。
帆高の両親を、帆高が信じる事が出来ていたら、大切な子の為に自分が我慢して
助けてくれと三人で島に帰ったでしょうし、警察から無理やり逃げるなんてしなかったでしょう。
それができない、大人を信じれない悲しい環境に彼は居る。切ないです。
陽菜が大人のフリをするのは、大人にならなければならない現実が彼女には有るから。
病気のお母さんを看病や、弟の面倒で彼女は大人にならないといけなかった事情があります。
俗に言うアダルトチルドレンです。
誰かに必要とされていたい、頼りにされていたい、そうじゃ無いともう自分を保てない位に繊細な心は、消える事を知っていても彼女を人の喜びの為の自己犠牲へと向かわせています。
劇中子供達の純粋な願いは、東京を水に沈めますが、
今の大人の生活は、これからの子供の犠牲の上になっている
主人公達はそれに少し抗っただけ、では無いでしょうか?
大人に絞りつくされた世界を、子供達は生きる。
そんな中で少しでも幸せになる為の反抗の様にも感じます。
誰かの犠牲の上に有る、人の幸せなんて脆い
他の作品の話になりますが、手塚治虫原作のどろろなんかでも言ってたな、なんて思いました。
そんな今の日本は脆い、未来の彼らに平穏な日々を。
そんな警告の様にも捉えられました。
しかし風刺的になりすぎないぎりぎりの演出見事。
そしてRADWIMPSの挿入歌
とても素敵でした。
君の名はの際は、劇中の世界観を高めるといった印象でしたが、
本作では、劇中の作者が描きたくは無いが伝えたい事を、歌で想像させる
そういった印象を感じました。
二作目で、監督との意思の疎通が円滑になったから、といった理由も、もしかしたら有るかもしれませんが、
本作は、あくまで説明的にならない様に監督が作った映画で、それを目では見えない歌で表現したのかなと思いました。
映画を見た後、パンフレットに載っている歌詞を見た時、物語の解説を見た様な気持ちになりました。
登場人物に対しての環境や性格に説明があまりない点、見る人、聞く人が自分で考えて欲しい
そんな、作意も感じましたし、自分に近い登場人を自分に置き換えて見れる、そんな映画の様に感じました。
奥行き感の有る、美しい映像にやさしい歌
見る人に、考える余地を残してくれる日本アニメーション映画らしい作品だと思います。
個人的には、名作だと人に進めたい映画でした。
うーん…
今まで新海監督の作品は観てきて、一度観るとまた観たいと感じた。しかし今回は一度で十分だと感じた。物語序盤での占い師の言葉からその後の展開が読めたので、どうやってその運命から助け出すのかを楽しみにしようと思った。物語が進み、助け出す手段を見てガッカリしてしまった。自分で巫女にさせておきながら、いなくなってから大切さに気づいたというところまではよかった。その先の、たくさん犯罪を重ね、周りの人も犯罪者にする横暴っぷりに呆れた。そして、助けてくれた恩人にまで銃口を向ける始末。思えば、主人公が家出をし上京をしてきたというところから、理解や共感ができないでいた。愛のためなら何をしてもよいというエゴが強すぎて、主人公に対して嫌悪感しか残らなかった。良かったところは、素晴らしく美しい作画と、君の名は。のキャラクターが出てきたところと、主人公以外のキャラクターには感情移入できるところがあったというところだ。今回の作品は、君の名は。のような驚きはなく、秒速5センチメートルのような胸を締め付けられるような切なさもなく、言の葉の庭のような穏やかな気持ちもないと感じた。しかし思えば、主人公に感情移入ができなかったのは、自分がつまらない人間だからかもしれない…
スペシャル予報で感動と期待をしてただけに
全体的に残念でした。
もちろん映像や音楽は素晴らしいと思うんですが、映画のほぼ8割〜9割は雨のシーン。
だからなのか、こころがどよーんとしました。
そもそも帆高が何故そんなにも離島から抜け出したかった動機が最後まで明かされないまま終わったので、あれ?って思いました。
過去の回想シーンで、帆高の頬に殴られたような跡があったから虐待なのかな?と想像はしたけど、懲戒処分で離島に戻った時にあんなに出たかったのに島での暮らしは案外普通だったみたいに言ってたから本当によく分からなかった。
あと銃が出てきたのに萎えました。
銃の中身を見たら本物だって分かるし、それをお守りとして持ってて、人に打とうとするって正直ありえないです……。
生活に追い詰められてた頃だったならそれも分かるけど、陽菜を助けた時は働き先も見つけて順調だったから追い詰められてはいなかったと思うし。でも、安全装置とか付いてない銃なのかな?普通打てないよ。
それに、怪しい水商売とはいえ自分の就職を潰された上、本物の銃を持ってて打った帆高に陽菜はキレてからのイキナリ許して笑顔になった事にビックリした。距離の詰め方が、んんん??ってなりました。
結局なんで晴れ女の力は無くなったのか?
陽菜が祈るのを辞めたからだと思ったけど、ラストで祈ってるシーンがあって、でも晴れなかったって事は力を無くしたんですよね?
結局どのキャラも薄っぺらい感じがして私は愛着が持てませんでした。
こだわりが詰まってはいるが
美しい映像、光と影のコントラスト、雨が上がるシーンにRADWIMPSの音楽と透明な歌声がマッチして、圧倒されます。
主要キャストの声優もいい。
ただ、内容については賛否が分かれると思います。
「あたし知らなかった、晴れを待ってる人がこんなにいるなんて。」
いやいや、大抵の人は晴れを望むって想像つくでしょ、そもそもあなたが一番それを望んだんだし。
この映画が何を伝えたいのか、それともメッセージなんかどうでもよく、ただ映像や音に酔いしれればいいのかわかりませんが、深川育ちの私にとってはかなり悲惨な結末です。
天気がテーマなので最後は晴れやかな気分になれるのかと思ってましたが、最後を無理やりまとめた感があり、楽しめませんでした。
はるか昔の人柱の思想はまあ解りますが、陽菜ちゃんの願いは罰を受けなきゃならない程のことですかね。
今回、タイアップが多く企業に結構気を使っている(と勝手に想像)割には、五輪の前に東京にこんなイメージつけて大丈夫?とか、余計なことも考えてしまいますね。
個人的には、こういう世界なら、瀧くんと三葉を出さないで欲しかったです。
(細かいことを言えば、三葉ってOLかと思ってました。だって君の名はで通勤途中の瀧くんと再会するにはOLでないと難しい。店員だと通勤時間が違うから。服装もOLっぽかったし)
あと、刑事二人がクセが強くて存在感ありすぎ。
拳銃も登場させる必要あったんでしょうか。
きわめて個人的な理由で、辛口評価になっております。
でも私の感性がおかしいのかもしれないので、あと一回は観ようと思います。
エウレカセブン?
ラスト、エウレカセブンを思い出しました。
エウレカとレントン見習って、
雨雲の中で二人で生贄になること選んでれば、
みんな平和になれたのに、、、
雲の中から出て、雨雲が戻ったときには興ざめしました。
鑑賞には想像力が必要。
一番の感想はやはり映像美!
風景や自然の描写はアニメーションの表現としては最高峰だと思う。
音楽は前作に引き続きRADWIMPS。最後の最後、ラストシーンでは持っていかれましたね。劇中の音楽もとても良いです。
主役2人の声優さんは良かった。若手の俳優さんのようだけど違和感はなく、ピュアな演技で胸キュンでした。
商業ベースに乗せるにはスポンサーも不可欠・・なのは分かるけども、これでもかのCMでちょっと胸焼け。ただ、想像の世界ではなくて現実の東京の設定なので、ある意味リアリティには貢献しているのかも。
ここまでは分かりやすいものの感想。
さて、内容についてというとストーリー、登場人物共に描写がが少なくて分かりづらいというのが正直なところ。話の展開に根拠が薄く、感情移入はしにくい。
前作、「君の名は。」のような分かりやすいストーリー、見事な伏線回収とそこに至るまでの爽快感。それを求めて鑑賞するとつまらなく感じるかもしれません。
ただ、全てを説明するのが良いかというとそうは思いません。足りないピースは観客に委ねられているのだと思います。
それを手抜きという方もいらっしゃるようですが、感じ方は人それぞれ。少なくとも想像力をフル回転してあれこれと考察して鑑賞するのが楽しいです。
すでに色々な方が考察されていますが、登場人物の須賀をどう見るかで感じ方はだいぶ変わってきます。
監督の本当のところの意図は分かりませんが、「須賀の亡くなった妻も天気の子だったのでは?」という設定を(想像ですが)加えるだけで、物語はぐっと深みを帯びます。
クローズアップされる須賀の2つの指輪、雨で体調を崩す娘、陽菜が消えたことを知り突然流した涙、帆高より鳥居のある廃ビルに先回りしていた事。全てに納得ができます(私は不思議に感じていたけど初見では分からなかった。)
実際には分からないけど、色んな事を感じて、結末を含め賛否両論、話をするのが楽しいのだと思います。
帆高がなぜ家出をしたのか、陽菜が年齢を偽りなぜ弟と2人で暮らしていたかなど、上記の須賀についてのように、考えるヒントは散りばめられていたように思いますし、明確な答えはないけどそれで良いのだと思います。
劇中で答え合わせができる作品だと、それはそれで分かりやすく万人受けかも知れませんが、想像力を働かせる余地がない作品はつまらないように感じます(嫌いというわけではなく、むしろ腑に落ちてスッキリ見られますが)
答えが知りたいもどかしさと、結論づけて欲しくない自分とがいます。
とりあえず、すぐ2度目を見直したいと思ったのは「君の名は。」より上!全体的に素晴らしい映画でした。次回作も楽しみです。
駄文長文失礼いたしました。
両極端に分かれる作品
まず最初に私の意見としてはとても面白かったと思っています、しかしながら低評価をつけている人の意見にも納得できる部分があるのも事実です今回は嫌だった部分、良かった部分を挙げていきたいと思います。
嫌だった部分
1.多少なり本田翼さんの声に違和感があった。
(声を本業とされる方と比べ)
2.疾走感に欠けた。
(君の名はのような流れるような展開では無かった)
この二つが低評価の理由だと思います。(個人差はあるでしょうが)
それにどちらもあくまで”君の名は”と比べてです。
良かった部分
1.やはり映像は綺麗!神作画
2.ヒロインが可愛い!
3.発想が鬼才!
3の発想が鬼才というのは新海監督の発想の事です。オリジナリティがありとても好きでした
以上のことから私はやはり好きな作品でした。
というよりヒロインの可愛さで嫌な部分がほとんど目立たなかったというのが正直なところです。一本の映画としてはやはり高評価を与えるべき作品だと思いました。
低評価への反論?
私としては「君の名は。」よりも好きだった。新海監督の「君の名は。」以前の雰囲気とエンタメ向けの作り方をうまくマッチさせた作品だと思う。
天気の子のレビューにおいて低い点をつけている人が理由にしているのが、ラスト付近のクライマックスの帆高と須賀の行動理由を理解できないというものが多い印象。
しかし、この映画の主題歌にもある「愛」という行動理念を理解できる人ならば理解できないことはないはずである。
帆高はもちろん、社会より陽菜の方が大切であるという本心を伝えられないまま消えてしまった陽菜への「愛」。
須賀は過去に事故で亡くしてしまった妻への未だ残る「愛」。クライマックスにおいては当時の自分を帆高に重ねて、常識をわかっている大人という側面よりも「愛」が優った故の行動だと思う。あの時に行動できなかった自分を帆高に追って欲しくない。それまでの帆高への説得は、帆高ではなく大人であるはずの自分へと向けていたのだ。
帆高と須賀が似ている云々もここにつなげるための伏線だと思う。
また、ファンタジーを描くには新宿代々木がリアルすぎるという意見には、むしろ現実にとても近しい所を舞台にすることで、その現実・社会よりも「愛」をとるという、帆高の選択が映えるのだと言いたい。また、今までのセカイ系と異なるのは、最後にあの瞬間社会よりも「愛」を取ったんだと主人公がうやむやにせず認識をした上で、それでも大丈夫なんだという結論を得た点だと思う。
あと、行動が子供っぽすぎるっていう意見。いやだから子供なんだって。
スッキリとした終わり方でとても好きだった。
君の名は、とは別のベクトルの作品
いろいろな場所でよく「君の名はより面白くなかった」とか「前作越えは無い」と聞きますがまず考え方が違います、この映画は天気の子であって君の名は、ではありません、固定概念に囚われながら天気の子を観てはいけない、単純につまらなかったのならそれは仕方のないことが。
「細かい説明が無かった」とよく言われていますが、これは自分的に考えて「あえて説明していない」のではと思います、
君の名はでは不思議な現象が起こり始めたら瀧君がいろいろ調べたりおばあちゃんから話を聞いて原因や詳細が分かり始めました、ですが天気の子の主役である帆高君や陽菜さんはまだ幼く調べる術を持っていませんし調べてもいないです。
これは天気の子と言う映画が我々第三者視点では無く主役2人の視点で進む、だから説明「不足」ではなく、登場人物が「知り得ない物を説明させるのは不可能」だから説明が無いのでは、と思いました。
今回も不思議な現象が起きてそれに振り回される話ですが全てに説明がついたら自分はつまらないと思います。
説明が付かず何が起こるかわからないから面白いのです。
紅より赤く(笑)
なんか、おっさんがダメで笑えました。
船を降りて、警察に引き渡して、ストーリー終了みたいな。(笑)
ことにはならなくて。
このおっさんのせいで、すったもんだのストーリーです。(笑)
空想感とメルヘン感をもっと欲しかったような。
設定も、最近は一人親が多いのか。
子供も大変なのか。
高校生も大変なのか。
昔も、窓の校舎どうのこうのどうのこうの回ったみたいな。(笑)
まあ、いつもそうなのか、どうなのか。
そこそこ映画館は人が入っていて。
まあまあまあ。
でも少しだけジーンとできた時間帯もあって。
なんだったか。
いやー最近の高校生も勉強のし過ぎなのかどうなのか。
なんか、みんな社会人のおっさんがしっかりしてないなと。
まあ映画の設定だから仕方がない。
世界を廻って欲しかった。
飛行機に乗って。
パスポートもって。
世界に。
ロケットに潜り込んで、宇宙に。
そんな感じの冒険青春アニメが観てみたい。(笑)
そんなかんじです。(笑)
ウェザリング!!!??
観ました。
音楽とそこそこきれいな映像で。
なんか退屈せずに一応見れました。(笑)
ストーリー的には台本が今一つというか、修正したい。(笑)
あとなんかもっとこうアクションシーンとかは派手にやって欲しい。(笑)
まあ、世界観的に無理なのかもしれませんし、むちゃぶりです。(笑)
うーーん。
高校生を対象なのかもしれませんが、20年前の高校生というか。
現代の高校生はもっと大人なのではとか思いながら。
仕方がない。(笑)
まあ、きれいだったような。
君の名はの方が良かったです。(笑)
そりゃそうでしょうけれど。
もう少しストーリー的には、
対立する、ライターなどとのやり取りややりあい、逃げあいなどから、
ポリスの立ち位置なども考慮しながら、アクション的なさらさらした、スピーディーなメルヘン感が良いとは思いましたが、
いかんせん、君の名はが良かったので。
熱さましということで。(笑)
第三弾勝手にですが、期待しております。(笑)
完成度の高さが際立つ
君の名は。で受けた批判
「主人公とヒロインが恋する過程が分からない」
「ミュージックビデオみたい」
「運命を都合よく弄るな」
....等々に応えたのが「天気の子」なんでしょう
代償として、前半部は前作と比べて少しテンポは落ちてます。これは主人公とヒロイン、あと脇役の描写を丁寧にやったせいですね
私的には全然有りと思いました。
本作のテーマは「天気の子」というタイトルに反して、天気を操る神様(龍神)と対決するシーンはほとんどありません。
強いて言えば、人柱にされたヒロインを主人公が強引に神様の元から連れ戻したところぐらいです。
それよりしっかりと描かれていたのは、社会のルール(大人)と、その枠からはみ出してしまった子供の価値観の対決です。
拳銃については、子供が大人に抗うもどうしようもなくなった時に飛び出すリーサルウエポン、いわばロトの剣ですね(^^;
この拳銃を某所で見つけてしまった主人公は「お守りとしてそのまま保持」してしまい、それを年下のヒロインに非難されたにもかかわらず2度発砲
その行為の持つ重さを理解していないほど社会的に未成熟、かつ純粋な心の持ち主です。
そして、主人公と同じくかつて枠からはみ出していたけど、今ではルールに従って生きざるを得ない須賀さん
クライマックスで主人公に立ち塞がる最後の壁となるも、最終的には潜在的に同情していたために主人公の手助けをしてしまう。
こういうところに私のような年代は共感してしまうんですね。
そういう意味では、影の主人公は須賀さんでしょう。
ラストについては、
大人の処世術(世界なんて元々狂っていた)に慰められ、自分を納得させようとした主人公が、能力を失ったにもかかわらず晴れるように、もしくは沈めてしまった街への贖罪のために必死で祈るヒロインを見て、自分たちのやったことを再確認
しかしその不都合から目を背けることなく、狂った世界で2人で生きていく....
こういう解釈でよいでしょうか?
前作のプレッシャーに負けず、作りたいように作り、しかも完成度を上げてきたことに敬意を表し、★5つとしました
純粋な愛!
ホタカとヒナさんの青春を描いた作品。
ホタカの純粋な愛と、真っ直ぐな気持ちに泣けた。
何をしてでも、守りたい、一緒にいたいかけがえのない1人をしっかり表現できている。
冒頭の拳銃をどう絡めてくるかと思ってましたが、少し強引な気はしました。
でも、絡めなかったらそれはそれでストーリーが成り立たないので、考えられています。
多少ツッコミどころはあるが、それを混みにしても良作だと思うので、この評価です。
あくまで個人的な意見です
新海誠の作品、評価が中々高かったので見ることを決め映画館に行きました。
しかし結論から言うと期待外れ、内容が薄くて物足りなかった。
まず二人の出会い方があまり納得いかないなぁ、マックでハンバーガーをいきなり奢ってもらえるとかあるのか?とか思ったり、そこから偶然道で出会って逃げてって…
銃持ってるし発砲しても騒ぎにもならず、その銃確か警察官が捨てた?銃だったんだっけ?(確か)
しかもヒロインの子も中学三年生で働けてない状態で弟と二人でどうやって暮らしてるんだとか思ったり、警察官から逃げるときに見事に振り切って見せるし、そもそも大人を小学生がタックルで吹き飛ばせるかと…フィクションだからと言われたらそれまでですが個人的に納得できなかったかなと思います。
それに今までの振り返りシーンもあったけど大してこれといった感動できるシーンもないし、音楽がいいなぁと思っただけ。
最後はヒロインが助かる代わりに雨が続いた…逆じゃないか?とも思うよね。
力を使って悪天候から救う…とかじゃダメなのか?8月に雪が降るのは困ったもんだろ笑
それにやっぱり君の名はと比べてしまうかな、全然超えれてないと思う。
お互いが入れ替わってそれぞれ生活していって恋をして実際に会いたくて、けど会えなくて、けど最後には思わぬ形で再開してどうなるでしょう…のような感動もあったのだけど、天気の子にはどうもそういった感動がなかった。君の名はのような壮大な世界観を感じられなかった。
泣けるシーンは一体どこだったんだろうと今でも思う。
「君の想像通りだよ♡」は思わず笑ってしまったけどね。
感動した❗
公開されてからすぐに見ようと思い、映画館へ。
「君の名は」も映画館で見て感動したので更なる期待を抱いて鑑賞しましたが、最高でした。
「君の名は」では、地形を変えてしまうような出来事を回避しようと奮闘していましたが、今作では、好きな子のために真逆の結末を迎えることになり、予想よりも遥かに面白かったし、感動しました。また、逃避行の要素が多く、話のテンポが掴みやすいため、非常に見やすかった。が、散りばめられた伏線があり、一度見ただけでは解らないところも多かった。二回見ることをお勧めします。
新海先生、今回は年下の女の子なんですね。
みんな天気の子
しっかりと読み込めば素晴らしい作品。自分も見終わった後、?が多くてモヤモヤしたが、2回目の鑑賞によって君の名は。よりも感動し、好きになった。感情移入しづらいといった意見もあるので、推測だが、説明不足を補ってみた。
陽奈がなぜ人柱になったのか。
→母親の死にによって母の能力が継承された。言わば三葉ポジション。母の付けていたチョーカーが陽奈に受け渡されたこと、また、母の亡くなる直前に見えた光(母の能力?)からも推測できる。
帆高はなぜ家出したのか。
→冒頭で顔が傷だらけだったこと。さらに、帆高が言ったセリフに、ビッグマックが今までで一番美味しかった…。窮屈な生活であったことを察してほしい。帆高の持っていた本、「ライ麦畑でつかまえて」は、大人社会に反発する純粋な子どもを描いた物語であり、本の影響もあったのだろう。
銃の描写
→社会に反発することの象徴であり、自分、そして大事な人を守るための切り札。
線路を走る描写
→電車は過去の作品にも出てくる「男女のすれ違い」のポイント。その線路を自らの足で進むことということは、この先の運命を自分の力で変えるといった強い意思の表れなのでは?
犯罪行為について
→本作では、人柱の運命というよりも、社会の仕組みや大人たちのしがらみによって家族(大事な人)がバラバラにされることを訴えており、それらと戦うために必要な部分だったかと。映画やドラマでは許される範囲です。
他にも作品を通して新たな気づきがたくさんあると思うので、ぜひ映画で確かめてほしい。
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ラストのシーンは、色々な受け止め方がある。多くの犠牲か少女の犠牲かといった考察など。個人的には、敢えて君の名は。と対照的な結末にする事で、監督の君の名は。に対する決着の表れのようにも感じ取れた。
それにしても、人を選ぶ内容にも関わらず、よくぞ作り上げたと思う。
素敵な映画
低評価が多いのは何故?
前作と比べて、というのはナンセンス。
君の名は、と比べて批評してもしょうがないよ。
まずは圧倒的な作画、雨、街の表現はおそらく今期最高。
ストーリーは割と単純。ボーイミーツガール。
おそらく伝えたいのは、
『何かを選ぶための基準』って何?」っていうところなのかなと。
須田さんは「娘のため」
でも娘のために彼を犠牲にしていいのかと葛藤してる。娘のためにといろいろなことを正当化してる。
なつみちゃんは「ワクワクすることのため」でも就活で子供から大人にならざるを得なくてモヤモヤを感じてる。
帆高くんは「決められない」から「ヒナちゃんのため」に変わっていく。
ヒナちゃんは「お母さん、弟ののため」から「世界のため」へ。そこから、帆高のために変わっていく。
子供の頃、何かを選ぶ基準はシンプルで、大切なものは周りに全てあって、それ以外はどうでもよくて。
でも、社会に出て、世界を知って、自分の意識とのズレを認識して、そこに自分を当てはめていく。
この映画で一番感じたのは、旧態然とした世界をぶっ壊す、新しいニューウェイブの訪れを示唆しているのではないかと。
今を生きる人たちに
「もっと、自分勝手に生きてもいいよ」
ってエールと。
「でもそれに伴う責任は、担う必要がある」
って現実を同時に見せてくれる。
僕には刺さってしまいました。
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