天気の子のレビュー・感想・評価
全734件中、321~340件目を表示
単純な様で難しい、かと思いきややっぱり単純な話
多少シナリオかじった程度の知識で、気になった点をつらつらと
主人公は家出をし、しかもお金があるのに故郷に戻らないという重大な問題を抱えている
これはシナリオにおいて解消されるべき「欠落」、ないしは「主題」である
しかし多くの人が指摘する通り、この問題は解決されず、どころかそもそも問題として描かれない
後半で一応「光を追いかけて東京に来た」などと文字通り羽虫の様な能天気な理由が語られるが、その理由と命に関わるホームレス生活とは明らかに釣り合いが取れていない
ほとんどの観客は、何故主人公がそうまでも故郷に戻らないのか?という疑問に訝しみながら2時間を耐えたはずである
物語の開始において、主人公は必ず課題を抱えているものだ
一般的な映画を知る観客なら、家出に至る何らかの確執こそがその課題だと、誰もが見るはずである
しかし監督いわく「トラウマをあえて描かなかった」という事で、物語はそこに一切触れる事がなく終わる
それは良い、しかし物語を描く以上、そうであるなら彼の「課題」は別に存在していなければならない、それは何か?
結末から逆算するのなら、「恋人を手中に収める事」が彼のゴールであった
という事は主人公が最初に抱える問題は、「恋人を手に入れる事で解決する問題」でなければならない
故郷と家族を捨て置き、1人上京してホームレス生活をする、主人公は何の問題を抱え、何によってそれは解消されたのか?
ずばり言うと「性欲」である
性欲こそがこの作品の主題なのだ
監督は「主人公が抱えるバックボーンを明らかにせず、衝動のままに走る若さを描いた」という
まさに性欲とは理由をもたず、しかし人を激しく突き動かす強い力である
当初私は、この物語は主人公のバックボーンを描かず、心の課題が解決されない、シナリオにおける「物語の要件」を満たさない失敗作だと考えていたが、それは違った
この作品は夏休み大型ファミリー映画として公開するために、あまりにもその本質をオブラートに包みすぎていたのだ
「天気の子」は、あまりにも生々しいポルノ映画であり、思えばそれを示唆する描写は作中の至るところに現れていた
何故主人公は冒頭、歓楽街にいたのか?明らかに偶然ではなく意図された描写だ
主人公は満たされない性欲を解消する事に成功した
シナリオとしては成立しているのである
とはいえ、やはり物語としての起伏は乏しいと言わざるを得ない
主人公は性欲によってヒロインと出会い、性欲に従ってヒロインを救う
彼には故郷も、家族も、雨に沈んだ東京も、ヒロイン以外の何も見えていない
しかし最後まで家族ないし故郷の問題と向き合わなかった男が一人の女の子を本当に愛せるんだろうか
多分いくらかの観客の心に小さく引っかかってるのはここだ
主人公については、性欲しかこの映画の中で描写されなかった
晴れが人々を笑顔にすると学んでおきながら、雨に沈んだ東京の人々についてどう思ったのか語られない
つまり主人公の、女しか見えていない狭量さが最後まで解消されなかった
場面の外で反省や後悔をしているのかもしれないが、それは映画内で描かれなかった以上、語り手にとって不必要な場面という事になる
故に「主人公は反省も後悔もしていない」と一般的な観客は解釈する
では、この男は本当にヒナを愛し共に生きていけるのか?生きるってそんな単純?愛するってそんなに直情的なものだけですか?
バカな主人公が成長せず大人にもならず、バカなまま周囲の登場人物や、あるいは語り手から許されて、物語は終わる
「主人公は性欲に従って走り続け、性欲を満たしました」、これがこの物語のあらすじだ
新海監督にも様々な葛藤があろう。大量のスポンサー、興行収入の増減、あるいは表現者としてのあり方などなどに苦悩している事と(私は勝手に)想像する
ので、あえて手厳しくレビューしたくはないのだが、正直な感想を述べると「バカな人向けの映画」だった
一方で、映画とは全くそれで正しいとも思うので、多分この映画は内容面では成功といえるんじゃないだろうか
皮肉でも何でもなく本当にそう思いました
ほんとヒドイ。。
皆さん冷静になってください。
映像やキャラの可愛さに騙されてませんか?
拳銃がゴミ箱から出てきた時点で駄作臭がすごかったです。
それをすかさず隠して自分のものにした主人公に、!!??ってなりました。
普通警察行くやろ。。
それ街中でぶっ放して社会底辺のチンピラ脅すとかもうありえません。。
その後ヒロインも一瞬で警戒解いてすぐにイチャイチャし始めます。
理不尽な暴力に対する抵抗だ!不可抗力だよ!っていう人も同じくアホだと思います。
1000歩譲って慌てて隠した、までギリギリわかる。でも一回ぶっ放したら本物って気づいただろうし、警察行くか捨てるかしてよ笑。隠し持つとかありえないわ。笑笑
色狂いのキチ◯イ主人公の非社会的行動のオンパレードに触発され周りの大人もどんどん犯罪行為に手を染めていきます。
最後須賀はなんで廃ビルに来てるの?誰が教えたの?そんなシーンあった?しかも警察引き連れてきて、主人公がピンチになってるし笑。とことん邪魔して、最後はイケェ!!って笑笑笑笑。お前何がしたいの?娘はどうでもいいの?拾ってやったのに、すぐに天気のバイトに必死になって仕事手伝わなくなってる恩知らずと娘を天秤にかけて主人公選ぶとかアホの極み。不覚にもクスッと笑ってしまいました。
そして警察に追い詰められた主人公は、
会いたいんだ!会いたいんだ!
(☼ Д ☼) クワッッ!!!拳銃ズガーン!!
って、おい!笑笑。会いたければ何しても許されるの?偶然当たらなかったけど、当たって人死んだらどうするの?そして、最後には東京を壊滅させるとか、なんなのこの映画。。何百人、何千人に人が亡くなっただろうし、数百万の人が家や財産を失ったでしょう。こっちをクローズアップしてみろよ。いっそ。
数年後、自分だけのうのうと東京に戻ってきて、そしてまたターゲット(ヒロイン)を探す、色狂い。
高飛びしたレイプ魔がまた町に戻ってきて犯行を重ねているような最悪な気分になりました。
須賀は最後はなぜか社長になってた。。( ゚д゚)ポカ-ン...
もう一回言います。
冷静になってください。
映像だけは綺麗でした。
前作は面白かったです。
メアリ以下。
でもまあ、好きな人が多いのね。
どうなってるの?この国。
すごとぅぎる
ネタバレ!
瀧君とか出てきた所はすごく、おぉ!ってなってとても興奮した。
内容自体もすごく丁寧に作られていて飽きる所がなく最後まで楽しめた。
最後がどうしようとないけれど、何かあってもいいんじゃないかなと物足りなさを感じた。
現代を映し出した映画でもあった
現代の子どもたちもいろんな悩みを持って生きているけど。この映画のテーマはまずそこもあると思う。
家出する少年と子供だけでの生活のあり方。福祉関係の仕事してますけど。ほんとにいるんです。親を早くしてなくなって年齢を偽って生活してる子たちも。誰も頼れる大人もいない環境。そして家出して苦しみながら夜の街を歩く子供たちも。
それでも、生きていかなきゃいけない。
そんな二人を最後は支えてくれる須賀という存在。
ほんとの親とはこーいう須賀ではないかなと思う。ちゃんと叱る時は叱り、慰めるときはちゃんと慰める。
自分もこんな親になりたいと思ってます。
あと素直に楽しめた映画でした。😊、
優しい物語をありがとう。でも……
熱量のままに、映画とは関係のないことも書かせていただきます。
まず最初に2つのことを言いたいです。
優しい映画をありがとうございました。
そして、様々な苦悩を経てここにたどり着いたスタッフの皆さん。お疲れ様でした。
今では優しい物語だなと思ってはいます。けれど、1度目に見たときには怒ってしまいました。
私は10代の人間です。
私は「元々狂ってた」世界に生まれました。気づいたら、自国の財政は大変なことになっており、環境はズタズタになっていました。
物心付いたときから東京の夏は36度を超えるものだと思い、一年に台風が何個も来るのは当たり前だと思って生きてきました。突然のゲリラ豪雨に電車が止まるのは、少し嫌だけれど。それでも実体験として、それ以外の世界を私は知りません。「記録的〜」という異常気象に対する表現が、なんだか誇らしく感じてくるほどに、この狂った世界は私にとっての一部でした。
そして、上の世代に「今の子どもたちは可愛そう」と言われるたびに、自分たちは美しくない世界を生きているのだと思って生きてきました。
進歩する時期があれば、衰退していく時期がある。私はその衰退期に生まれてしまったと思っていました。
私は……どこかで上の世代を憎んでいます。
どうして誰も手を打たなかったのか。どうして何もしようと思わなかったのか。自分たちが、次の世代の"原因"なのだと、どうして思ってくれなかったのか。はやる気持ちに任せ、若さに任せ、世界にも、庭先のごく小さな草花にすら目を向けず、ただ大切な人と生きるためだけに必死だったと叫ぶ大人を、私は見て生きてきました……。
私の思春期、反抗期は自分のことしか考えられない大人たちへの反抗でした。
自分のことしか考えない大人にはならない。相対化の視線を常に持ち続けられる人になろうと思って生きてきました。
そんな私がこの映画を見ました。
作中の「世界なんて元々狂ってるんだから」という言葉が印象的でした。それを蹴っ飛ばして、選択を受け入れる帆高が心に残りました。
ですが、「世界なんて元々…」という甘えた言葉に共感してしまう情けない大人のなんと多いことか。この感想欄を見てても思います。私達はその狂った世界で生きているのだから。自分と世界は分けられないのだから。世界「なんて」などどうして言えようか。
狂った世界を生きてる実感すらない、この世界で生きていることも、狂ったものと地続きであることも、この世界の一部を作り上げてきたことも、作り上げてきたものの一部によって今の子どもたちが喜び、ときに苦しんでいることも、全部無視した、自分勝手な若者のときから一切進歩していない大人たち。それをこの映画を見て感じました。
この映画は、そういう大人の非主体性をノスタルジーとともに回復しようとしている映画に最初は見えました。
正直最初、私達現代の若者に本当に寄り添った映画には見えませんでした。
私達の世代は3つに大きく分かれています。
1つ目は上の世代と同じく、個人的で、他人との衝突を避けつつ、慎ましく生きていこうとする集団。他人のことも考えているという建前の裏で、自分のことだけを考え、うまくやり過ごそうとする人たちです。
2つ目は、他人なんて最初から考えない人たちです。
そして、もう1つは、自分と他人のどちらかを選ぶのではなく、思考を続けることで、全く新しい解が見つかると信じている集団です。
今の大人たちは、たいてい2つ目から、1つ目へと変わることを成熟だと思っています。自分勝手な思考停止から、自分勝手さを建前で包み隠した思考停止へと変わることを、大人になることだと言っているのです。自分の役割を決めつけ、その範囲外は考えない大人たち。みんなが役割の中で一生懸命生きるだけでは、悲劇が起きるということから目を背け続ける大人たち。
そんな大人が、この映画を見て何を思うんでしょうか。「そうだよ、10代ってこうだったよな」
ふざけないでほしい。3つ目の集団がいることを忘れないでほしい。あなた達の世代にだってそういう人はいたはずです。新しいものを作ろうと藻掻く人は、何もこの手のひらから取りこぼさんと頑張る若者は、ピュアじゃないとでも言いたいのか。
本当に私にとって切実なのは、「他人か、自分か」ではない。「他人か自分かと考えてしまうか、他の解を見つけようと藻掻くか」です。
……最初はこんな風に怒ってしまいました。
ですが、今では少し考えが変わりました。
どんなに頑張ろうと、自分か他人か選ばないといけないときもあります。何かを犠牲にするしかないのなら、自分を選んでしまうことだってあります。
そんなときは、自分が選んだんだと言い張り、本当に大切な人からの「大丈夫」を支えに生きていけばいい。
憧れのままに飛び出した帆高。突きつけられた選択肢に戸惑うことなく、ただ愛する人と生きることを選び、二人で生きていこうとする強さは、映画を見終わったあとに段々と心に染み渡ってきました。
そう考えると、優しい映画だなと思えるようになりました。
この映画は、混沌とした世界でどうしようもなくなったときに、戻ってくるべきセーブポイントだと思います。制作スタッフの方々たちの優しさを感じました。
でも、私は次を見たい。この生き方が正解だとは思えない。どうしようもなく「自分か他人か」を選ぶように突きつけてくる世界で、思わず「自分」を選んでしまう時があったとしても、それでも答えを探したい。
もう時代は戻らないのだから。若者全員が自分のことだけ考えてればいい時代ではないのだから。過去へ戻るのではなく、次の明るい未来へと私は進みたい。
天気なんて人間にはどうしようもないけれど、それでも若者二人に背負わせるような世界であってほしくない。もし監督が言うように「天気はみんなと繋がっている」のならば、みんなが他人事だと思わずに自分のことだと思ってほしい。天気のどうしようもなさを、みんなで背負ってほしい。
この映画が新海誠監督の最高傑作であってほしくはありません。もし、本当に次世代を担う若者を応援したいのなら、憂鬱を気にせずに飛び出す若者だけでなく、世界を取り巻く憂鬱に立ち向かおうとする若者も応援してほしい。そう思いました。
ただ最後に。それでもこの映画には救われました。私は背負いすぎてしまうタイプなので、一人で背負わなくていいんだよと言われている気がしました。
犠牲払っての、ハッピーエンド
内容のテンポは君の名はとほぼ同じです。
ヒロインと主人公が出会って、日常の生活生活をして、何かが起こって、離ればなれになって、また会おうと必死に頑張って、世界が変わちゃったけど、また会えたと思ったら、また離ればなれになって、最後には、会えて終わると。
君の名はと同じだけど、それ以上よりも面白かったです。
ひなちゃんかわいかった!
賛否用論はするけど、僕はハッピーエンドだと思う。
だって、ヒロインが助かって、また会えたら、それでずっと雨の天気になって、東京の半分が沈んでしまうけど、それでも、主人公が幸せになれるのであれば、いいと思います。
だって、主人公とヒロインの話だから。
その2人が幸せならハッピーエンドです。
あと、ヒロインの弟のナギくんがてるてる坊主のコスプレが可愛いかったです。
チャーハン食べたい。
若いからこその視野の狭さと真っ直ぐさ、無鉄砲さ
まず、映像がとてもきれいだった。でも、それはこの映画の良いところのほんの一部に過ぎない。
大人には無い視野の狭さ故の無鉄砲さと良くも悪くも周りに左右されない真っ直ぐさが表現されていた。
帆高が島を出る事にした理由も高校生なら感じたことのある子もいると思う。高校生になると大人になることを周りから求められ、それに対するプレッシャーと反抗心は自然と増長される時期だ。帆高の大人になりきれない幼さは雨が降るから船内に入れと言われているにも関わらず外に飛び出してはしゃぐ姿から感じ取れるし、計画性無く衝動的に東京に来たのもそのあとの状況から察することができる。
陽菜からも帆高とは違うが、同じように幼さを感じる事が各所にある。大人からしてみればまだ義務教育を受けなければならない陽菜は保護対象だが、それが分かっていても凪と離れたくないが為に年齢を偽ってバイトをしていたことから聞き分けのない子供らしい一面が感じられる。
この二人にとっては自分たちを縛り付ける警察という存在は悪役のように印象が悪く写っただろうから、二人から見た警察官が悪者のように描写されているのもまあ理解できた。
この映画は大人と、大人になりかけた子供の対比が良く表されていた。
大人の代表例としては須賀さんがあげられると思う。何だかんだと子供を見捨てられない彼は、二人が困ったときには手を差し伸べるが、いけないことは諭す事もできる。
しかし、状況によって優先順位を変えられない融通のきかなさがあり何かに縛られているようにも思えた。下手に理性が働き感情で動けない大人は、割りきることで諦めることができるが、理性よりも感情で動く子供は激情に身を任せてそのあとを考えられない良く言えば一途さがある。
心情描写が少ないのではと言う意見もあるが、劇中歌がそれを補っているのが良く聞けば分かると思う。特に最後に流れた「大丈夫」は分かりやすい。この曲から二人は自分たちが何をしたのか、事の重大さやこれから先それを抱えていく重さを感じていることがわかる。周りは陽菜が何者だったかを知らず、二人が何をしたのかを知らない。これから先二人が責められることは無いけど、沈んでいく東京をこれから先も見続けなくてはいけない。だから本当の意味で陽菜が大丈夫になれることは無い。帆高も同じような状況だが、だからこそ
君を大丈夫にしたいんじゃない
僕が君の大丈夫になりたい
という歌詞が心に響いた。
この物語は、大を助けるために自分にとっての大事な小を切り捨てられなかった子供が、その一途さを貫いたという大人にはできないだろう青さがあった。
全ての設定に意味があると信じ切れる。
二回鑑賞済みです。
確かに少し疑問にくる場面がありますが、ここまで映画に情熱をかけている新海監督がそこを考えていないはずがなく、逆にその場面こそ観客に考えて欲しい場面であったり、メッセージであったりする。
そう考えると、信じきれないくらい練りになられて、完成された作品に感じます。ちょっとした場面に笑みがこぼれ、とにかく楽しい。最後のグランドエスケープはもう私が見てきた映画史上最高に鳥肌が立ちました。落下してるだけなのに、その中に全てが詰まってる。スケールの大きさや完成度は確実に君の名はを上回っています。ぜひ見に行って下さい。
胸がジーンと熱くなります。
一緒にいたいと思える相手に出会えること。
それは、ものすごく幸せなこと。
そして、
その相手に、幸せであってほしいと願えること。
そのために、自分を犠牲にできること。
世界が不幸になっても、
自分が、相手が、
幸せになるという勇気を持つこと。
誰かの幸せのために、
行動できて、一生懸命になれる。
そんな"帆高"と"陽菜"みたいな人間は
かっこいいと思いました。
自分もそんな人間になりたいです。
RADWIMPSの音楽、映像美、声優のみなさん、
どれも素晴らしくて、良かったです。
"天気の子"
素晴らしい映画でした!!!
意味不明
正直に言ってとてもつまらないと感じました。序盤で、早く終わんないかな…と何度も途中で映画館を出そうになりました。というのも、キャラクターの行動が理解できず、全く感情移入できないからです。主人公が少年であることを鑑みても、やっていることは犯罪であり、到底受け入れられませんでした。自分を正当化し、叫び続ける姿には嫌悪感すら感じます。彼だけでなく、登場人物の思考が総じて薄っぺらいです。狂っているのはお前らだろ。
ご都合主義的に話が進んでいき、登場人物が自分の行動に酔っているような印象を受けます。そんなに現実は甘くないよって。
結果的に誰も幸せにならないようなエンディングで何が大丈夫なのか。主人公は最終的に高卒の前科持ちで、この後どうするんだよ。そんなやつとずっと付き合えますか?多分すぐに別れますよね?
確かに映像はきれいでしたがそれだけです。肝心の話が絶望的で、言ってしまえば素人が考えたようなストーリーです。登場人物の行動に裏付け、合理性というものがありません。次回作は見ません。
君の名はほどすっきりは見れない
登場人物が皆良いキャラであること、非常に綺麗な情景描写や曲の演出等求める以上の質が提供されるので見て損することはないと思います。
しかし若さ特有の行動性、気持ちや感情を爆発させたいのは理解できるのですが主人公のあまりにも安直で衝動的な行動(”それ”を扱う行為や後先考えない家出)に対してみると起こしている行為が行為であるので「君の名は」よりもすっきりとは見ることは出来ません。主人公のそのような若々しさと私や登場人物の須賀さんなどの対比を表しかったのであっても…
結局主人公のキャラの家出の背景や一度起こしてしまったヒロインによる事故?についての思い(それも原因は主人公を守るため)など小説で言及されるのかもしれませんが描いていない部分がぽろぽろあるため、それもまた「うーん?」という気持ちを持たせてしまうのかもしれません。
アニメだけど
人間味の溢れるキャラクター達で良かったです。でも、「君の名は」は越えられてないかな?と感じました。期待度が高かったので、そう思うのでしょうかね。でも、醍醐虎汰朗君と森七奈ちゃんは良かったと思います。
全く期待せずに観ましたが期待通りでした
そもそもどんな話だろう?とか何も考えずテレビcmも見たことあったかな?なかったかな?くらいのレベルでみました
秒速5センチメートルリリース当時にほしのこえ、雲の向こう約束の場所を後追いし、地下に潜るエセジブリみたいな話(あまりにも駄作だったのでタイトルを忘れてしまいました)もリリース時見ました
新海誠さんの創作者として優れている点は本当にただひとつ、「キミとボクのセカイ」をとても切々と、美しく、心の中にひたすら信仰のように大切に持ち続けることができることだと思っています
キミとボクのセカイ、そのココロのキョリ、セツナイキモチの表現の仕方が新海誠さんの場合は目に見えるそのへんのなんの変哲も無い日常風景に超現実的な光と色彩を纏わせて描くことなんです
少女漫画で言えばスクリーントーンのキラキラです
対象は人でもものでも芸能人でも絵でも音楽でも二次元でもなんでも良いです 若い時 人って恋をすると心の中がそれだけでいっぱいになってほかに何も考えられなくなっていつもそれのこと考えてて他にはなにもいらないそれさえいればいいって思う時ありますよね 空が青いのが何故か超綺麗で美しくて切なくなったり花が咲いてるのが綺麗でうつくしくて泣きたくなったりしますよね そういうやつです
ひとえに新海誠さんが創作をするのは、その「キミとボクのセカイ」の美しさを表象したいから、ではないかと私は思っています
要するにとても自意識過剰な「キミを想うボクのココロのセツナサ」です
新海誠さんにそれ以上のことはえがけない、彼のキャパシティを超える、と私は思っています
君の名は。は商業的に大成功しましたが 私は新海誠さんのキャパシティを超えたものを作ったと感じました。
いろいろ比較すると面倒なので秒速5センチメートルだけを例に取りますけど、秒速5センチメートルは第2章で出てきた女の子とその後どうなったかなど描かれてませんが、通して主人公を見るとこの主人公ならきっとこうなったんだろう、みたいな推測ができました。第3章もストーリーという点ではダイジェスト的で手抜きのようですが必要十分に情報が盛り込まれていたように思います。というか全てを説明しない手法が音楽と相まってドラマ性を高め作品の質をあげたと思います。(曲の良さの功績がでかすぎるので少しズルイですが映画でここまでズルいことをやるのはなかなかすごいのでやったもん勝ちとも思いました)作品全体的に突出した大きな出来事がなくトーンが統一されており、文脈に整合性がありました。秒速5センチメートルはストーリーは無いに等しいですが、「キミとボクのセカイ」「ココロのキョリ」「セツナイキモチ」これが完璧に描かれており、過不足のない間違いなく新海誠さんの最高傑作で彼の出せる全てがえがかれた作品だと思いました。雲の向こう、約束のの場所は秒速にはない「クライマックス」「カタルシス」があり(これは見えない世界で男と女が会えたところのことです)、とても良かったですが、新海誠さんがキャパを超えてストーリーを頑張ろうとしてしまったためややチグハグな映画になっていると思います。ただとても良いのでこちらも好きな映画です。秒速は男の子が魅力的ですがこちらは女の子の可愛さがピカイチです。
一方君の名は。前前前世でPRが大成功しsnsで口コミが大拡散し、秒速とは比べ物にならない社会現象バリの大ヒットを記録しました
実際問題、日本アニメーションは間違いなく世界最先端の技術で素晴らしいものが多いです。君の名は。なんてその中でも息を飲むくらい綺麗な映像なので、普段出来の良い深夜アニメなどと縁の無い層が観たらそのキレイさにひたすら感動してるうちに見終わってしまうと思います。私はアニメ映画は基本映像美のためだけに観てますが、お金を払って観る価値は確実にあると思います。日本にいるのだから世界に誇れる文化をいち早く目に出来る恩恵くらいは受けたいものです。
ですが君の名は。ってとにかく詰め込みすぎのわりに説明はなさすぎ、あと新海誠さんはキャラクターを描けないのにキャラクターを前面に出しすぎ、ストーリーを描けないのにストーリーを凝りすぎで、架空の試みとしてですがあの同じ話をあだち充の絵で作り直したらひどく荒唐無稽になると思います。たた「キミとボクのセカイ」の描写はさすがで、夢の中で出会うシーン、ラスト階段で追いかけて再会するシーン、要所要所の得意分野は完璧です。それに至るストーリーが貧相だったため、そこが気になる人はずっと気になったまま盛り上がれず、気にならない人には神シーンだったと思います。
ストーリーに関しては入れ替わって奥寺先輩とデートしていたなど意味も必要もない描写が多く入れ替わりに口噛酒に隕石にと4つくらいのラノベを混ぜて作ったキメラみたいな話でした。入れ替わりと時間ラグだけで充分だったと思います。
キャラクターに関しては特に奥寺先輩が酷く、可愛かったけど出てこないほうがよほど良かったと思います。
しかし君の名は。は大ヒットしたため
その流れで作られる新作だからまあ期待できんな、と思いながら鑑賞、タイトル通りそのままでした。
キャラクターが描けないのは新海誠さんの限界なので仕方ないことなのですけど、家出の理由、弟と二人暮らしの理由、それでなくてもなんとなくそういうふうにならざるをえなかったんだろうなと思わせるような人物描写が欲しかったです。今思えば最初に病院で女が見舞ってたのが母ですか?母病死で父に問題あんのかな。弟の性格見るとそんなんでもなさそうですけど。女の子もバイトをクビになるような性格でもないし「この仕事で初めて人に必要とされた…!」とか言い出すような不憫な生い立ちを感じる子でもないです。
まあ作者の能力の限界なのでそこには目を瞑るとして、出番のないピストルが出すぎです。これは比喩表現のはずなんですけどこの映画の場合マジで出てこなくていい拳銃が出てきます。拳銃だけひたすらにこの映画の中でひときわ目立って浮いてます。不可抗力的に主人公を女の子から数年引き離すための装置として拳銃所持→警察に追われるを使ったのは理解できますけど、それこそファンタジーでどうにでもなりますしそのほうがこの映画のトーンにふさわしいと思います。その他にも不必要なシーン、不必要な描写、いらんキャラクターたくさんいます。マジでいりません。すごい秘密のように明かされますが年上とか年下とかマジでどっちでもいいしかなりどうでもよいです。マジいりません。
まあ枯葉も山の賑わいといいますし(?)そこにも目を瞑るとして、ファンタジーとリアリティの境界が本当に本当にドヘタクソなのはさすがに目も当てられないです。3年毎日大雨降ってたらあんなんじゃ済まないと思います。またさっきも言いましたけどさんざん晴れ女だから人柱になって消えちゃう〜><て半分げるしぃ化しといて、結局二人を引き離すのが超常現象ではなく警察という権力なのがクソ。情緒がない。そもそも新海誠さんは現実の彼の中の情緒、「キミへのキモチ」しか描けませんので(付け加えるとそれに至るまでの過程もうまくないです)、ファンタジーは苦手分野だと思います。現実世界をまるで虚構のように美しく描き出す超現実がうまいんです。現実世界にマジのファンタジーを取り込む手法は異様にドヘタクソだと思います。そもそも、女の子が晴れ女の力を宿した理由がさらりと語られますが(病気の母に晴れを見せるためだったか?)その強い願いが叶ったのかその後母がどうなったのかなどの描写がなく、また謎の鳥居の晴れスポットについても匂わせすら何一つなく、マジでクソ意味わかりません。そんなんならわざわざ出さないで生まれつき晴れ女です!の方が賢明です。生まれつき晴れ女で気味悪がられて嫌われたから能力を使ってこなかったが、主人公に出会い仕事にして感謝されるうち、自分に自信が持てた…などのほうがストーリーとしてよほど妥当性がありフツウだと思います。
ただそれもストーリーを作れないのは今に始まった事ではないと思うので目を瞑ります。何を差し置いても一番言いたいのは、そもそものタイトル「天気の子」、クッッッッッッソほど!!!!!!れ!!!!!センスなさすぎる!!!!!!!!!!君の名は。の後だからバランスとったんだろうけどこれほどタイトル見て1mmも食指が動かないアニメ映画ってマジでヤバイと思います。「天気の子」。ダサすぎ。まだ「心が叫びたがってるんだ」とか「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ‼︎」とかのほうがアニメ文化として全然理解できます。「天気の子」。劇場版ちびまる子ちゃんのタイトルと言われたほうが100倍納得する。ダサすぎる。無理。情緒もへったくれもない。まじで無理。
しかも生まれつきの晴れ女でもないんだから別に天気の子でもねーじゃんって感じする 夏子の酒みたいに生まれながら酒の神に愛されてるみたいならまだしも
ほしのこえ 雲の向こう、約束の場所 秒速5センチメートル 言の葉の庭 と見て、まあ新海誠さんがタイトル一任してるわけでは絶対なさそうですが、あまりにもダサくて今からでもタイトル変えてもらいたい
あと、今回映像美もあんまり感じなかったな〜〜スクリーン小さかったからかな?
ラストに関しては、日本アニメーションにおいて「セカイなんていらない。ボクにはキミさえいればいい」は定番中の定番、鉄板、王道of王道なので、まあよくあるねって思いましたが、新海誠さんは現実とファンタジーのミクスチャが壊滅的にドヘタクソなのでセカイ系もどきのただのヤバイ話の終わり方になっており、主人公の選択に疑問を覚えるとかより、なぜこういう話の持っていき方にしたのか理解に苦しみます
私なら、というか先人たちの築き上げてきた王道を踏むのであれば、二人は手を取り謎ファンタジー反重力で空に浮かび上がりくるくる回りながら積乱雲を超えていき、ここではないどこかで二人だけで光に包まれながら見つめ合い笑い合う…その時地上では雨は止み太陽が燦々と降り注ぐ、事情を知る人たちだけは「あいつら…」と言いながら笑ったり悲しそうな顔をしたりする…つまり、キミが死ぬならボクも死ぬそれで永遠に一緒に生きようENDにしますが
しかし君の名は。の次作としてそんなバッドエンドを持ってくるわけがないので、やっぱ転生再会エンドですかね そもそもそういう生きるか死ぬか?!みたいな話にすること自体がセンスないというか…ドラマチックに行くなら力を失うか記憶を失うか、とかのほうがいいんじゃないですかね〜〜記憶を失ってまた出会って恋するのもおつなもんじゃないですか?しらんけどさ〜〜
いや、そういえば空でそんなシーンあったじゃん?!空で手を繋いでクルクルしてんの 普通はあれを1番のクライマックスに持ってくんだよ あれで帰ってきたのにあれで終わらないとかクッソ萎える 大ゴマの使い所ヘタクソ漫画家?!?!ジャンプの引き伸ばし漫画かよ
二人ともあの時いったん消えて世界が救われ、数年後転生して出会うとかでよくないですか?考えれば考えるほどいらいらしてきた 現実ファンタジーのやり方が全然なってない 新海誠 もうがんばるな ストーリーやキャラクターはもうがんばらなくていい できないの知ってるから求めてません キミとボクのセカイだけでいいから それだけでいいから 今の技術スタッフでほしのこえもう一回つくってみたらどうですか?ストーリーあのくらいでいいから 盛り込まないでシンプルでいいから ね…
描いてるうちにどんどんイライラしてきて最初☆3にしてたけど減らした そもそもほんと〜〜にキャラクターに魅力ゼロ 大体のアニメって登場人物年齢の割に物分かりよくて賢くて大人じゃない?ってのがほとんどだけどこの主人公の男クソバカの自己中のくせに16歳だっけ????!?!やばくない?こいつが警察から逃げるところとか普通にイライラしすぎて無理だった なんのあてもなく家出して新宿来るし拳銃もバンバン撃つし知能指数著しく低いわりに行動力だけが有り余るほどある 危険人物すぎる
忘れた大切なものを思い出させてくれる
神や地球という生命体から切り離して生きてきた現代人への警告を強く受けた。このままいけば地球は自己浄化作用を起こし元にあった姿に変えていくだろう。それは雨が降り止まないことによって東京が水没した描写で表現されている。
都会の象徴であるような廃墟ビルの屋上に天界への通じるトンネルがありそれは彼岸の先でもあるとも言えるだろう。この世は人間だけが作ったのではなくこの神社の存在がこの映画のキーワードになっている。人は神と共に生きていくべきだと。
古来から日本人は自然神や八百万神を尊び畏怖し、人柱を捧げ地の平和を願った。現代人はその心を忘れた故、物欲営利主義に走り自然との調和を乱し、その結果天変地異がひどくなっている。
この映画は単なるラブストーリーではなく、地球や神、自然へのの畏敬の心を忘れた日本人に対する警鐘を鳴らすものであり、私たちの魂の本質を呼び覚ましてくれるとても有意義な映画だと思った。劇中地球の描写が大変美しく描かれているのが印象的。監督の地球という生命体に対する深い愛情も感じられた。
神やガイア意識といったものを信じない人たちにとってはつまらない映画に映るかもしれない。君の名はと違い評価は二分されるはず。私は1人でも多くの日本人にこの映画を見ていただきたい。そして忘れ去ってしまった神、自然、地球への畏敬の念を思い出して欲しい。
全編を通してとにかく雨の音に癒されます。心地よかった。
1度目の物足りなさと2度目の大感動
公開初日に天気の子を見ました。1度目の感想は面白かったものの何か物足りなさを感じ、2度目は行かないと考えてました、
しかし、数週間が経ち友達から須賀圭介の母は晴れ女だったとことなどを聞き、2度目を見ることにしました。
2度目を見て、ほたかが話す最初のセリフでもう泣きそうでした。須賀圭介の母が晴れ女の付箋もあり、最後の方の場面に須賀圭介が警察官に体当たりするところとかも感情移入してしまったりと鳥肌が終始たっていました。
一度見て微妙と思った人もネットの考察などを見た後に是非もう一度行ってみて欲しいです。
間違いなく君の名はとは違う感動を得ることが出来ると思います。
君の名は。にはあった、“あるもの”が無かった。
作画は綺麗、声優も良し。
けれど、脚本が微妙……。
結局アレって何だったの?っていう状態で終わってしまったため、秒速五センチメートルのとは違う、嫌なモヤモヤ感が残ってしまう。
それは自分で考えろ。と言われてしまえば、それまでだけれど……。
君の名は。のような清涼感を期待して行くと不満があるかもしれない。
それから感情移入が全く出来ないのが致命的だった。
例えば家出。
息も詰まるような家庭風景を描いていれば、家出した帆高に同情して応援出来たかもしれない。
しかし実際はただひたすらに「帰りたくない」と言ってるだけなので、「いやもうお前一旦帰れよ……」となってしまう。
とにかく感情移入出来なかったため、最後に東京を犠牲にしたシーンにおいても、「帆高と陽菜が結ばれて良かった!」とはならなかった。
ただただ「これからどげんすると……?」という不安ばかりが残る。
そもそも陽菜にたくさん祈りをさせた理由が金稼ぎだから、尚のこと感情移入出来ない。
そして1番残念だったのが、 “タイムリミットの不在” かな。
君の名は。には “彗星落下” という滅びへのタイムリミットが存在した。
けれど、今回に関してはタイムリミットがまるでない。
ただ警察の正当な抑止を振り払い、空の上へは鳥居をくぐるだけで容易く移動でき、空の上に普通に横たわっている陽菜と再会して落ちていくだけ。
ミッションインポッシブルはタイムリミットがあるから面白い。
別に爆弾解除すんのいつでもいいぞ。では面白くはない。と思う。
だから陽菜を取り戻した後で、雨の塊?(船の甲板や路地裏に落ちたもの)が時間と共に少しずつ東京の空へと溜まっていき、東京の空を覆うほどに膨らんで、落ちてきたら東京が水没する!あの水溜まりをどうにかしなきゃ!みたいな展開にしていた方が、もっとスッキリエンドへ繋がったのではないかと思う。
新海さんは望んでないんだろうけれど。
そういうわけで、タイムリミットがあった方が個人的には好きでした。
あとは小エロネタ挟む時間あるなら感情移入させるための深堀をしてほしかった。
それからしれっと東京水没してて怖かった。
君の名は。は鑑賞後すぐにでも観たくなったけれど、今回はそうはならなかった。
また気が向いたら観に行こうと思う。
穂高君、心の声が漏れすぎてやかましいよ
新宿
歌舞伎町
池袋
代々木
田端
六本木ヒルズの屋上
外苑花火大会
花火大会の後から雨の描写がきれいに
思ったほどの美しさなし、もっとエッジの効いたクリアな映像を期待してたので。
後半の方はきれいやなと思うところもあった。
劇場じゃなくても堪能出来そう
TCXの横余ってた
小栗旬の顔がちらついて違和感
平泉さんも倍賞さんも分かりやすいけど問題なし
RADWIMPSのPV
女性の歌声良し
最後のタイトル出し要らない
エンドロールがTV編集を見越したかのような二段構え
恐ろしい映画
穴の空いた説明不足の薄っぺらいエ○ゲーみたいなシナリオに、作画とキャスティングと音楽で盛りに盛って陽キャをぶん殴り感動と混乱を与え、オタクに考察と妄想という穴を埋める作業を延々とさせることで金を貢がせる恐ろしい映画
浅い映画、酷い映画、惨たらしい映画。どう形容したらいいのだろうか。...
浅い映画、酷い映画、惨たらしい映画。どう形容したらいいのだろうか。ぜひ怖いもの見たさで映画館に足を運ぶことをお勧めする。
田舎の島から家出をしてきた主人公のホダカ。彼が辿り着いたのは2か月間雨が降り続く東京であった。お金も暮らす場所もないホダカだったかが、ひょんなことから2歳年上のヒナをやくざから救いだし、心を通わしていくことに。
(驚くことに、ホダカはごみ箱で拾った拳銃を常に持ち歩いておりヒナを助ける際にヤクザにぶっ放している。後々これが問題になりポリに追われることに。)
ホダカはヒナやアルバイト先のスガ、ナツミの協力で徐々に都会の生活に慣れていいく。そんな時ヒナから衝撃のカミングアウト。
ヒナ 私、雨、やませることできんねん。
ホダカ え、まじ!じゃあそれ使って稼ごやっ!
晴れ女ビジネスが始まる。
RADのええ感じの曲ドーン!
早送りの日常描写ドーン!
ヒナ曰く、雑居ビルの屋上にある鳥居をくぐった際に天空の世界に飛ばされて(死ぬほど宣伝してるあのシーン)このストーム的な能力を得たらしい。きっかけ浅あ。
雨を一時的にやます能力で富を築いていくホダカとヒナ。その顧客の中になんと、、、、
タキ君!?
そうあのタキ君ですよ。君の名は。の。
しかもけっこうがっつり。タキ君とホダカの絡みは5分くらいはあった。正直興ざめ。新海はマーベル的なのを目指しているのか。
そんなこんなでまたヒナから衝撃のカミングアウト。
ヒナ 私がこの雨の原因ぜよ。この雨やませて死なないといけんぜよ
ホダカ やめろおおおおおおおおお。好きだ――――――。お前のために指輪もかったんじゃーーーー。(この指輪もミズハから買った描写が。ミズハはええ年してちっこいジェウェリーショップ店員ワロタ。紐編んどけ。)
雨を止ませるために天に昇ってしまったヒナ。
晴れる東京。
雑居ビルの鳥居に行けば何とかなるんちゃうかと博打を打つホダカ。鳥居へ急ぐホダカだが、鉄砲の件で警察の手が迫る。それをかいくぐりながらやっと鳥居にたどり着く。
RADの曲ドーン
ホダカも天空へ。
ヒナ発見。
地上に連れて帰る。
雨降りだす東京。
まええやん、と自己満足の二人。
ホダカ島に帰宅。
3年後。
東京水没。
再開。
エンドロール。
ざっくりこんな話。
「大人」には楽しめないかも
特別悪い子でない主人公の少年がこの年齢特有の大人に対する反感がある中で社会の理不尽さや成り行きで社会から外れていってしまう。何の力も持たない子供が抗うことのできない運命に対して精いっぱい抗い、大きな犠牲のもとに願いをかなえるという社会規範や自己犠牲の精神に反する行動はいわゆる「大人」には響かないのだろうと思う。しかし、これはアニメというエンターテイメントであるから書けるものであると思うし、ますますポリコレ等々で生きにくくなっていく世の中で若者たちにはとても響く物語なのではと思う。
あと、とりあえず凪先輩がかわいい。
全734件中、321~340件目を表示