天気の子のレビュー・感想・評価
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ホントに好き嫌い分かれる内容
ネタバレしない程度に言うと、この映画は前作の君の名はのような万人受けするような作品ではない。映画の見方で好きと嫌いが分かれると、感じた作品だった。私は、あまり好きではないと感じた側だ。賛否両論あると思うのであったらコメントしてください。
第二回モノローグマラソン開催のお知らせ
良い意味で知られる監督になりプレッシャーもあったでしょう。
期待値も高くなりお客さんの数も増えました。
やっぱりある程度万人受けと言うか、さらなる作家性の親しみやすさを意識したでしょう。
大衆向け作品ではあるんですけど、
内容は本当に超個人主義ですよね。
自分の周りは善人しかいないし、
モブやその世界は外野で、
正論を言う大人は必要以上に悪人のような扱い。
ご都合主義とまでは言いませんが何か視野が狭い気がします。
あのラストシーンは嫌いじゃないですけどやっぱり超個人主義なんです。
そりゃあ「世界を敵に回しても君だけは守る」をやりたいんでしょう。
でも「だって好きなんだもん!世界なんて知ーらなぁーい」に見えちゃいます。
昔の新海誠みたで個人的には好きですが。
「君の名は。」でも苦手に思ったところは今回も健在で、
モノローグ進行、
キャラのカメオ出演、
不必要な性的描写、
曲待ち演出、
俗に言うケレン味??
そして最大の問題点である予告動画で内容の大半を予測できる事。
「言の葉の庭」から特に感じますが、伏線の張り方にちょっと無理がある気がする。
今回はモノローグマラソンをする参加権でしか無かった。
この人の作品で「なるほどぉ〜」ってなった事一回もない。
もう脚本書くの疲れちゃったんですかね?
悪い意味でここまでが新海誠イズムなんですよね。
「天気の子」はさらにマシマシ媚び媚び、
笑かすシーンも予定調和過ぎて寒い。
ごめんなさい、こんなので笑えるほど子供じゃないんです。
サブキャラの声優さんネタや、平泉成とか、メーカーズマークとか本編に関係ないところでニヤつかせないで下さいよ!
あと前作のあの人達の使い方も雑以上の何者でもなく本当にダサい。
このシーンはまあまあ尺を割いてるし、
人気作だっただけあって本筋がボヤケちゃいます。
その後とかいいですから。
あとはご想像にお任せくださいよ!!
もう少し視聴者を信じてほしい。
いらん心配かも知れませんがスポンサー多すぎて、あんまり自由に作らせてもらえなかったのかな??
今年ワースト候補です。
2回目鑑賞しちゃった…(笑)味わい深いスルメ映画☆
(2回目レビュー)
昨日観たばかりなのに、あの高揚感と不思議な感動をまた味わいたくて…映画館に飛び込んでしまった。
お金ない私は割安なレイトショーがあり助かった(笑)
ヘンテコで突っ込みどころ満載なストーリーだけど、映像美と音楽のパワーが圧倒的すぎて癖になる…(´- `*)
理屈じゃない。なんだろ?ホントに変な映画だ☆
(1回目レビュー)
観賞後の余韻が…いや~、ハンパないね。。。
新海監督は賛否両論を生み、問題提起を恐れず、癖になる独特の感動を与える天才だな。マジで。
浅くて陳腐な内容だな~と冷めた気持ちで見ていたのに、後半に進むにつれて深くて奥行きあるストーリーが隠されているな…と思わせるスゴさ。やられた☆
映像の美しさは圧巻すぎて、それだけでも、あと2回は観てしまいそうな自分が恐い(笑)
一言で言うと”壮大の無駄遣い”...(笑)
タイトルにしました通りだと思います(笑)
とにかく壮大。
アニメとしての映像の込み入り方は、職人芸としか言いようのない匠の領域の繊細さがあります。
キャラクターデザインの田中さんの安定感も手伝って安心して人物描写を見ることができます。
物語の中の登場人物たちの声の出演の皆さんの密かな豪華さも俳優さんから、声優さん、現在、過去、未来が見える壮大さ?!だったと思います。
若干のお遊びが、コアな層をくすぐりますので、ご覧になれば、ああ、御茶の水が、言ってたのこれか!ってなるのでお楽しみになさってください。エンドロール見て、くっそう、もう一回見ないとどこかわからんやろ!ってなるかもしれません。
ネタバレなしで、レビュー書こうとしているので様々すっ飛ばして書きます。
総合感想:☆4.5/5.0
壮大の無駄遣い…。(意味はご覧になればわかります。)
監督力:5.0(現状やりたいことの玉手箱状態だったはず(笑))
演出力:5.0(絵コンテ、Vコンテ採用にてとにかく詰められていて死角がほぼないかもしれない。お金もかけるべき時間も正しく使われた印象)
脚本力:2.5(圧倒的にココが残念だった。セリフ回しとしてはほぼ完璧なんだろうけど、なんだかそのセリフを裏付ける原作設定というか、なんというかごっそり不足していると思う。)
原作力:2.5(着眼点も、切り口もさすがとしか言えない。正直、私ごときでは、批評できても絶対原作思いつかないレベル。でも、同じくらい脚本力のところで解説させていただいた通り、そうなんだろけどわかんない。なんでか入って来ない感がある。結局5.0+ほぼ0を2で割るので、2.5になってしまう。)
音楽力:5.0(作りこみ感がすごい。明らかに時間かけてこの映画のこのためにアーティストは時間を捧げていたはずだ。音の奥行が、それを証明しているといえる。)
これは、あくまで私の印象に過ぎないが、高評価に終始されている方のレビューを見ると、おそらく作画力のエぐさと音からの圧からくる、圧倒的な壮大感に押し切られておられる印象だ。それほどに、画面と音からの圧がすごい。見どころの芯と言っても過言ではない。だから、この映画の超おススメポイントでもある。壮大を贅沢に使い込んでいる。まさに、”無駄遣いされた壮大”を堪能すべきだと補足する。
では、なぜ”壮大の無駄遣い”とタイトル付けしたのか?
逆に、これってこの壮大を省いて通常の作画と予算レベルで作ったとして、ここまでの存在感を出せたかといわれると、NGワードはいっぱい出てきてしまう。それ込みで入場料を払うわけなので壮大は明らかな作品価値なのだけど、君の名は。の新海監督の最新作に各社莫大な出資をしてできた感は外して考えるわけにはいかないと言っておきたい。
他のレベルが、高すぎたために、減点ポイントが目立ってしまっていると思われるが、そこも、逆に予算規模が半端なかっただろうから除外して考えなくていいはずだ。
最終的に、じゃあ、お前はどうレビューするのだ?と聞かれたら
見て考えて見てはいかがでしょうか?と返してしまう。
つまり、見る価値があり受け取り方は様々だけど、正味の突っ込みどころは、悪く言うほどでもない。脚本力不足は、壮大の乱れ撃ちが、死角をカバーしている。どこで、どんな辛らつなコメントを見つけたとしても、見に行かない理由にはしない方がいい。
つまり辛らつなコメントを書いている評価主のことは、あまり信用できる感覚ではなさそうだと言えるレベルで作品の総合力が高いと思う。
ネタバレを書くとしたら、あれは、あれだろうな。これは、ここから引っ張ったなと突っ込めるが、それは、お楽しみでいいかなと話をまとめて私のレビューを終えたい(笑)
PS
京都アニメーションの事件は、痛恨の極みだ。
犠牲者のお名前を作品上のエンドロールでお見かけ出来るだろうから、なおさら知らなくとも知り合いを、大切な友人を失った気持ちになる。個人の思い込みや批判、批評などはある程度自由だと思うが、テロ行為を持ち込むのは、絶対許せない。そんな中、新海監督が今日のTV出演時に発したコメントが私たちに勇気を与えてくれるものだった。この事件を目の当たりにしてもなお、作品は世に出し続ける。
こういう行為は怖いけどやめない。といった主旨の内容だった。
この勇気のある言葉で0.5追加で、今見るべき日本アニメの1作であると☆5.0を捧げたい。
(無論公開中の京都アニメーションの作品も見に行くことが、私たちのできる最上位の供養だということは、言うまでもない。)
京都アニメーション事件で、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、お怪我された皆さんの1日も早い回復をお祈り申し上げます。
素晴らしい、そして本当に賛否両論に別れますね。
この映画は賛否両論があるとのことでしたので緊張して見ました。
見終わった後に思ったのは、タイトル通りです。
何に対して別れるかと言うと、主体によっての評価です。
自分が帆高、陽菜視点に立てば、とても素晴らしい作品になりますし、第三者視点になれば、世界の秩序のようなものを壊したひどい人達になります。
私の感想は良い話です。
世界中の人を敵に回しても、あなたを愛する方針は見ていて、とても好きです。
それに、メインが二人の話なので、必然的に二人を応援している自分がいました。
私の愛する人が同じような境遇になれば、帆高のような行動をとると思いました。
本当に良い作品をありがとうございます。
君の名は。を超えた。
君の名は。が素晴らしかったため、今回の映画はどうなのかな?とずっと気になっていました。
実際に観に行って、もう始まりから最後まで惹きこまれました。正直に本当に正直に言うと、君の名は。を超えました。天気の子、君の名は。比べるよりも1つ1つの作品として素晴らしい。だけど天気の子は一際素晴らしい。
綺麗なことばかりじゃない、ダークな部分、グレーの部分もあってキャラの心情の不安定さが「愛とは」というテーマを強く感じられて、空や花火や東京の街の映像も息を飲むくらい美しくそれだけで心が揺さぶられました。
ここでこの曲がくるの!?泣けるよ!!というくらい曲の相性も良くて、雨のように空のように音楽が包んでいましたね。
二人の恋もすごく良かった。あれはもう恋ではない。家族や友人やそれらを超えた愛でした。
最後はもう泣くしかなくて。
終わったあとにトイレの個室に入ってセリフを思い出して泣きました。
こんなに感動したことはないです。
終わったあと、男性の方が友達にすぐに電話して「本当に良かった!!早く観にきた方がいい!」と言っていて、私もそうそう、今の梅雨の時期にぜひ観てほしい!と思いました。
色々毎月映画は観ていますが、こんなに感動する作品は無いです。
お金払って見る価値があるのかな?という作品が次々と生まれる中、こちらの作品はそれらも無かったことにしてくれるような、浄化してくれる映画だなと。
改めて新海さんと野田さんはすごいなと。
これで感動しない人たちは、感性が乏しいのかなと思います。
明日また観に行きたいです。
評価が分かれる作品
好き嫌い別れやすい作品でしょう。個人的にはストーリーが非現実的なのはファンタジーなので議論することではないです。しかし、主人公をはじめ行動理由が共感する心情を超え、あまりにも強引です。アニメだからといえばそれまでですが、現実感と観客をまとめるだけの説得力がありません。
非現実の中にも客観性と共感性がなくては皆の心はつかめません。十代の大人に欠けた愚直ともいうべき真っ直ぐさは認められますが、正直独りよがり感が否めません。バランスは非常に難しいことはわかりますが、作者の主観が出すぎです。
この設定に気がついたか気がつかないかで作品の見え方が違う
以下ネタバレ含みます。
須賀という男の存在は、大切な人を諦め、世界の平和を優先することを選んだ場合の「未来の帆高」をうつした存在だ。
須賀が左手に着けている二本の指輪のうち1つは、亡くなった奥さんのもの。
事故で亡くなったと話していたが、おそらく須賀の妻も晴れ女だったのではないか。陽奈同様、晴れ女として力を使いすぎたせいで消えてしまったのではないだろうか。陽奈が消えた時、指輪が空から落ちてきた。須賀の妻も消えた時に、指輪が空から落ちてきた。須賀はその指輪を、後悔を抱きながら左手に着け続けているのではないだろうか。
須賀の娘は喘息持ちで、雨の日に発作が酷くなりやすい。
娘のために、妻は天気を晴れにし続けた。その代償として妻が消えてしまう危機を感じていながらも、須賀自身咎め切れなかった。
結果妻は消え、須賀は止められなかった自分自身に責任と未練を感じながら、妻の形見(指輪や冷蔵庫のメモなど)とともに生きてきた。
オカルトものに関心があり、それを仕事にしているのも、妻のことがあったから、須賀自身も未知の力を誰よりも信じているからなのではないか。
妻の代わりに新たに「晴れ」にしてくれる陽奈が現れた。力を使い続けた後の結末は知っていた。しかし雨が続くことは娘の病状にも影響がある。そのため須賀の中には様々な葛藤があった。あの時の須賀の無意識に溢れた涙は後悔や葛藤、その全てを表しているのではないだろうか。
あの廃墟に須賀がいたのは、全てを知っていたから。ある意味須賀という存在の答え合わせのシーンだ。
最期は帆高に自分のように後悔してほしくないと思い、助けたのではないか。
作中、須賀という登場人物の背景に踏み込む直接的な解説はなかったが、私は須賀という登場人物をこのように捉えた。
ベラベラと登場人物が自分自身について話し、過去を回想するシーンなどが下手になかったことは良かった。
(君の名はは、解説や伏線回収がしっかりしてたから万人ウケしやすいわかりやすい作品だったのだろう)
追記
最期、帆高の選んだ結末に関して賛否両論あるが、私はこのラストで良かったと思う。
「もう大人になれよ、少年」
かつて自分自身を押し殺し「大人の選択」をした須賀と、大人にはなりきれなかったが真っ直ぐに大切な人を選んだ帆高。
世界の形が変わったとしても、誰かにとって不幸になる形でも、自分の世界に必要不可欠な人。その人と共にならそんな世界でも生きていけると思えること。
唯一無二の大切な人がいる者なら、帆高の選んだ結末を「ワガママ」の一言で終わらせることが出来ず、理解し、心打たれる部分があるのではないか。
天気の子は、「愛」という視点では君の名はを超える良作だと感じた。
【追追記・おまけ】7/22
2回目の作品鑑賞後は少し考察も変わっているので、以下のコメント欄の私のコメントを参照していってください。
上記説が合ってるか合ってないかについて。
監督が100%その説はありえません!と断言するまでは、この視点もつまらなくはないと思うので無理やり消さずに残しておいてよいのではないかと思う。
この説を100%合っているということも、100%異なるとも言える根拠はありませんので。
ただこの説を信じるものとして新たに降りてきた考察がもう一つ。おまけとして追記しておきます。
「そもそも須賀はなぜ親権を奪われているのか?」
妻が「本当に」事故や病気など現実的な亡くなり方をしていれば、親権はそうそう奪われないのではないか。
虐待・ネグレクトなどのよっぽどの問題がなければ、ふつうそのまま母不在でも父と子で暮らしていけるはず。子への愛情が十分にある須賀から親権を祖母に譲ったとは考えにくい。現に納得せず親権争いが続いている。
上記説だと話がうまくまとまる。妻が消えたのだ。
冷蔵庫のメモや写真などからも夫婦中が悪かったとは考えにくいためやはり単なる失踪ではなく、天に消えたと考えられるのではないか。しかし周囲からは理解できない現象なため、失踪もしくは事件に巻き込まれたと考えられた。当時須賀も疑われた。事件でないにしても、妻が消える原因が須賀にあると周囲の人々は考えた。そのため少しでもグレーな須賀からはこどもは引き離された。
うん、考えられなくもないと思います。
自分でもハッとして、おもしろいかなとおもったので追記で。
7/23
たくさんの共感とコメントありがとうございます。
おもしろい思考を掻き立てられるコメントもちらほら。本当にありがとうございます。
以下のコメント欄のほうでも、ちょこちょこ書ききれなかった考察(須賀のみにこだわらず)を追加していっているので、興味のある方にはぜひ読んでいただきたいです。
今回の私の考察レビューは以下のコメント欄内での考察も含めて、1つのレビューということにしたいと思います。
また、みなさんの感じたことや発見などもさらに聞かせていただけますと私自身の解釈もより広がります。
私は文章を書くことが仕事ではないので、つい長々としたわかりにくい文章で表現しがちです。(誤字脱字もちらほらありますね。お恥ずかしい(*´-`))
私のレビューを読まずとも、同じように解釈されたかたもたくさんおられることでしょう。
しかし、その解釈をうまく言葉にすることができなかったり、周囲の人とうまく共有することができなかった人がその中にいるとしたら、私の考察レビューがその言葉・気持ちをうまく代弁できていれば幸いです。
君の名は。と比べて明らかに物足りない
出会いも二人の仲を深めるエピソードも物足りない。
拳銃必要だった?ただの犯罪者じゃん、と共感できないところにヒロインが喝を入れたところまでは納得できたが、その後何で急に仲良くなるの?この滅茶苦茶な展開から主人公にもヒロインにも感情移入出来なかった。拳銃なんか使わずに、別の方法で知り合って仲良くなるではダメだったのだろうか。物語の中の事件を解決するために主人公の前に立ちはだかる、いわゆる「壁」も警察だなんて盛り下がる。何がなんでもヒロインを助けたい、というための犠牲が犯罪者になることでは、普通の人は感情移入できない。繰り返しになるが他にも方法はあるでしょ。犯罪者であっても納得させるだけの描写があれば良いのだが、時間をかけてじっくりと語った上で出来ることで物語の冒頭で出すエピソードではない。
君の名は。と同じ骨格をしているためか、差別化しようとする意識は感じられるものの、逆に君の名は。の劣化臭を感じる場面は多い。
君の名は。では主人公もヒロインもお互いに同じ目的を果たそうと共闘する姿がいい。ヒロインを助けることが多くの人を助けることに繋がるという展開は王道でも熱いお話。
この作品では拳銃をふりまわすいきった少年が一方的に周りを犠牲にして助けるだけで、ヒロイン側の描写も少ない。boy meets girlの根幹をなす男女の絡みがもっと引き込まれるものであれば、その他の問題なんて些末なものに感じられるわけだが、この点でも君の名は。に大きく劣っている。
綺麗な風景とクライマックスの展開だけでも、二番煎じでもいいから普通の話の運び方をしていれば、良作で終われるのに、前半のマイナスが大きすぎて、結局肝心なシーンでも感動よりも違和感や疑問が先行してしまい、盛り上がり切らなかった。
肩透かし…
テレビCMのコラボやなんやらで世の中が「観といた方がいいよ」ってムードだったので初日に観てきました。
えーと、みんなどこに感情移入してるんでしょうか?わかりませんでした。
画像が綺麗で音楽とマッチしてれば内容はスカスカでもいいんでしょうか?
キャラクター設定、特に主人公達の年齢設定合ってます??ちょっと現実離れしすぎてませんか?
一体誰に観て欲しいんでしょうか?
子供ですか?アニメ好きのコアなファンだけが新海ブランドにお金をつぎ込んでくれればそれでいいんでしょうか?
これは無いでしょう!
書かずにはおれませんでした。
嫌なレビューになっていたらごめんなさい。
話題先行
公開初日に鑑賞。前作同様に美しい映像と音楽が調和する新海ワールドに引き込まれる。異常気象が続く現代にはピッタリの内容だがストーリーが強引で深みが無く心に響かない。目新しさも無く物足りない印象。話題先行感が否めず残念ながら二匹目のどじょうはいなかった。
2019-151
絵力だけで映画館で観る価値はある
地元を離れ東京に家出してきた帆高はオカルトライターの須賀と出会い、必ず晴れを呼び込める少女の存在を知り…。
新海誠監督最新作。映像や世界観は相変わらず途轍もなく美しく絵力だけで引き込まれる。ただ登場人物の心情面では納得出来ない部分が多く、物語は刺さらなかった。
それなりに
楽しめました。
あれだけの大ヒット作の次となると、期待感も大きくなります。
そういった期待感の割に…。と言う感じが有りました。
期待感を抜きにすれば、もう少し評価高くなりますが、先入観を取り除くのは難しいですね。
前評判では俳優陣の声が不評でしたが、それ程気にはなりませんでした。
もっと酷いのはいくらでも有りますし。
CMにある世界を変えてしまうのは何かと思いながら見ていると、こう変えたのか~と関心しました。
企業とのコラボは少しやりすぎかな。製作には資金が必要なので仕方ない面も有りますが、安易に人気に乗っかって来る企業側にちょっとひいてしまいます。
前作キャラのカメオ出演は恒例になりつつ有るのかも知れませんが、これもやり過ぎると興ざめですね。チラッと写る位、テッシー、さやか、四葉には気づきませんでしたがそれ位の方が好みです。
社会福祉と科学から見た天気の子
主人公の帆高君は家出とか16歳にしては行動が稚拙というか、周囲が見えていないで親や社会に迷惑をかけていることが解っていない。一方の主人公の陽菜さんは、母親を亡くして弟と二人で児童相談所にも頼らずに何とか細々と生活している。
サバイバルなことをせずに、帆高君は、きちんと親に相談して上京する必要があったし、陽菜さんは社会福祉に頼る必要がある。
それでも、純愛ともいえる出逢いが出来たのは、彼らの不幸とも言える境遇と、絶妙のタイミングによることだった。
物語では懐かしい顔ぶりに再会できた。新海誠監督のファンサービスであった。
ネタをばらしたくないので、人間というもの、会えない人を思うと心は翳り、号泣したくもなる。ずっと堪えて生活してきた人の気持ちは分かる。
左、左回りを強調していたので、新海誠監督は、気候変化の仕組みをよく勉強していたと見える。
一説、空に電荷-の電子(左回り)が空に満ちると晴れになり、電荷+の電子(右回り)が空に満ちると雨になる。それは、重力と関係している。
電荷-の電子が充満するということは、光子もその分乗じて発生する。光子が発生するということは、そこの物質が軽くなる。軽くなれば「浮く」。即ち反重力の作用をする。逆になれば気温は熱くなり、物質は重くなるので、雨が降るという単純な理屈。
ただ、古い悪しき慣習から抜け出せていない様子で、人柱が必要だとか、問題の答えを二択しか持たなかったりと、まだ、今の世から抜け出せてない感が否めない。その点は最低だなと感じた。
彼女を選ぶか、世界を選ぶかという発想ではなく、<世界を保ち、自分も彼女も守る選択をして欲しい>とは思った。
あらゆる物質の本質は空(くう)である。空であるところのデータは無限である。社会福祉から思えば、空であるところの資本を、統治者は、国民に対して例えば月に30万円程度を、生れてから生涯支給すれば、映画に出てくるような困窮はなくなるのである。
リアルな日本では、閨閥と都市に資本は流れて、離島含む田舎には資本が流れない仕組みになっている。ただ、このままでは国として経済は崩壊する。
そうならないようにするには、資本を国民に与え、どの地域に住もうとも経営<生活運営>できうる状態にし、災害などを事前に考え、政府地震調査研究推進本部のホームページにも目を通して、国内の移住なども安易に出来るように工夫を尽くさないといけないと思う。
日本国のはじまりの国、大倭日高見国の資本原理は実にはじめから国民に財(米)を授けて、感謝の心で社会が運営される仕組みであった。
であるから、この映画には統治者と経済界へのテーゼも含まれていると見える。主人公の姉弟に対して、なにも救いを齎さない社会というものに対して、借りは無いのだから、まあアニメだから、結果はそうなるのかなと思わせる。
冒頭風俗の宣伝も貧困を亡くすには苦肉の策であるが、その後生じるであろう医学的問題からすれば無責任な話である。「万人への愛」を思えば、健全な打開策を練るのが周到で、人間の良心が開花するように誘導するのが日本のアニメーションの本懐ではないだろうか。新海誠監督は、それができると思うので、次回作に期待する。
日本国の政治経済資本概論をしたためてみたから興味のある方はググっていただければ幸甚に思う。
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