天気の子のレビュー・感想・評価
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心がグッとして言葉が出ない映画
本当にとても面白かったです。ただし前作「君の名は」とは全く異なる映画だということをご留意いただきたいです。したがって、両者の面白さを単純に比較することはできません。
天気の子は、心理的にも経済的にも窮した年端もいかない少年少女が、血筋も土地柄も関係なく”たまたま”授かった不思議な力を介してお互いに救われ、そして引き裂かれ、もがく物語です。君の名はとは毛色が違いますが、とても切なく、心をうつ物語です。クライマックスでの帆高の言葉は真に迫るものがあり、必見です。とても面白いです。ぜひ安心して劇場でご鑑賞ください!
*ちなみに鑑賞後、劇場を出るときに何十名かいらっしゃいましたが、私を含めほとんど誰も言葉を発していませんでした。それほど余韻が強い映画です。鑑賞の後押しになれば幸いです。
君の名は、も壮大な伏線
考えすぎかな〜(きっと注目すべきは主人公じゃない)
初日に見てきました。
ストーリーの着地の仕方は賛否はあるかと思います。
ただ須賀圭介の奥さんは事故で亡くなったとなっていますが
人柱の話を刑事とした時泣いていたり
お盆に誰かを迎えようとしている廃ビルに居たり
多分この辺のストーリーが別にありそうで
そこはわざと省いてる気がするんですよ。
実は須賀圭介の奥さんも…(子供の喘息を軽くする為に)
深読みし過ぎなのかな?
そういう意味で
何回か見たい作品でした。
僕は好きです。
MVみたいになる場面はもう出癖だから
仕方ないかなww
美術5、ストーリー3
清々しくなんかない
この映画はネタバレありで感想書いた方が面白いと思うので、まだ観てない人は読まないでください。
まず前作『君の名は。』と違って全然ハッピーエンドじゃない。当事者2人だけはハッピーかもしれないけど、それ以外の全員にとってはバッドエンド。3年も雨が降り続いたら都市機能は麻痺するから職も失うし、農作物は枯れて食糧不足になるし、浸水による腐食で住宅も失う。死者が何万人も出ているはずの世界です。全然!清々しい終わり方じゃない。
前作はすごく好きなので、序盤で『君の名は。』の主人公2人が出演したとき「ずるい演出だなー!」と軽く感動を覚えたけど、あちらと同じ世界線ってことはハッピーに終わったあちらの世界もバッドエンドに巻き込まれたわけです。
全然!清々しくない。
それを理解せずに高評価つけてる人や、結末は賛否両論とか言ってる人はどちらも信用なりません。当事者以外にはあまりにも不幸な選択だから。
でも主人公は雨しか降らない世界を、愛を選択した。主人公にとってはとてつもなくポジティブな選択なんです。新海誠の作家性とやらがそれを選択させた。そういうお話なんです。
自分は高評価をつけました。結末に納得はしてないけどこの映画に十分満足できたから。
ストーリーよりも
天気の子の評価?君のそーつぉーどーりだよ☆
『君の名は。』の欠点を見事に補完
かつての新海映画といえば、「健気で脆そうなヒロイン」「脚」「田舎と都会の対比」「線路と鉄道」「猫」「日本の古典」「鬱エンド」など、独特のフェティシズムが伺えました。そうした要素を大きく転換したのが前作『君の名は。』でした。もちろん全てではありませんが、ヒロインは健気でしたが、気の強さを備えて方向が変わりましたし、ヒロインの描写で目立ったのは胸でした。あとは猫も殆ど登場しなかった記憶がありますし、鬱エンドではなく、始まりを予感させる前向きな終わり方になりました。結果としてこちらは記録的なヒットを飛ばしましたが、古参のファンは物足らなさを感じたでしょう。どちらが正しいということはありません。ネタバレ回避の為に抽象的な話になりますが、今回は、前作の良さを継承しつつ、新海ismをふんだんに盛り込んだ名作と言えるでしょう。今回も、ストーリーの大枠は『君の名は。』と似た要素もありつつ、今回の大きな違いは、「会えないヒロインに会いに行く話」ではなく、少なくとも会えているのです。会えている、つまりお互いの人格を我々も彼らも知っているからこそ、主人公へのより一層の感情移入がなされるのです。あとは、新海作品にしては珍しく、恥じらいながらも、手探りながらも、ある程度恋心を自覚しているというのも胸キュンポイントです。前作が映画としての最高峰であるなら、これは「新海誠の」映画の最高峰と言えるでしょう。迷うならば是非見てみてください。新規や古参を問わず、誰にでも楽しめること請け負いです!
ホントに好き嫌い分かれる内容
第二回モノローグマラソン開催のお知らせ
良い意味で知られる監督になりプレッシャーもあったでしょう。
期待値も高くなりお客さんの数も増えました。
やっぱりある程度万人受けと言うか、さらなる作家性の親しみやすさを意識したでしょう。
大衆向け作品ではあるんですけど、
内容は本当に超個人主義ですよね。
自分の周りは善人しかいないし、
モブやその世界は外野で、
正論を言う大人は必要以上に悪人のような扱い。
ご都合主義とまでは言いませんが何か視野が狭い気がします。
あのラストシーンは嫌いじゃないですけどやっぱり超個人主義なんです。
そりゃあ「世界を敵に回しても君だけは守る」をやりたいんでしょう。
でも「だって好きなんだもん!世界なんて知ーらなぁーい」に見えちゃいます。
昔の新海誠みたで個人的には好きですが。
「君の名は。」でも苦手に思ったところは今回も健在で、
モノローグ進行、
キャラのカメオ出演、
不必要な性的描写、
曲待ち演出、
俗に言うケレン味??
そして最大の問題点である予告動画で内容の大半を予測できる事。
「言の葉の庭」から特に感じますが、伏線の張り方にちょっと無理がある気がする。
今回はモノローグマラソンをする参加権でしか無かった。
この人の作品で「なるほどぉ〜」ってなった事一回もない。
もう脚本書くの疲れちゃったんですかね?
悪い意味でここまでが新海誠イズムなんですよね。
「天気の子」はさらにマシマシ媚び媚び、
笑かすシーンも予定調和過ぎて寒い。
ごめんなさい、こんなので笑えるほど子供じゃないんです。
サブキャラの声優さんネタや、平泉成とか、メーカーズマークとか本編に関係ないところでニヤつかせないで下さいよ!
あと前作のあの人達の使い方も雑以上の何者でもなく本当にダサい。
このシーンはまあまあ尺を割いてるし、
人気作だっただけあって本筋がボヤケちゃいます。
その後とかいいですから。
あとはご想像にお任せくださいよ!!
もう少し視聴者を信じてほしい。
いらん心配かも知れませんがスポンサー多すぎて、あんまり自由に作らせてもらえなかったのかな??
今年ワースト候補です。
2回目鑑賞しちゃった…(笑)味わい深いスルメ映画☆
(2回目レビュー)
昨日観たばかりなのに、あの高揚感と不思議な感動をまた味わいたくて…映画館に飛び込んでしまった。
お金ない私は割安なレイトショーがあり助かった(笑)
ヘンテコで突っ込みどころ満載なストーリーだけど、映像美と音楽のパワーが圧倒的すぎて癖になる…(´- `*)
理屈じゃない。なんだろ?ホントに変な映画だ☆
(1回目レビュー)
観賞後の余韻が…いや~、ハンパないね。。。
新海監督は賛否両論を生み、問題提起を恐れず、癖になる独特の感動を与える天才だな。マジで。
浅くて陳腐な内容だな~と冷めた気持ちで見ていたのに、後半に進むにつれて深くて奥行きあるストーリーが隠されているな…と思わせるスゴさ。やられた☆
映像の美しさは圧巻すぎて、それだけでも、あと2回は観てしまいそうな自分が恐い(笑)
一言で言うと”壮大の無駄遣い”...(笑)
タイトルにしました通りだと思います(笑)
とにかく壮大。
アニメとしての映像の込み入り方は、職人芸としか言いようのない匠の領域の繊細さがあります。
キャラクターデザインの田中さんの安定感も手伝って安心して人物描写を見ることができます。
物語の中の登場人物たちの声の出演の皆さんの密かな豪華さも俳優さんから、声優さん、現在、過去、未来が見える壮大さ?!だったと思います。
若干のお遊びが、コアな層をくすぐりますので、ご覧になれば、ああ、御茶の水が、言ってたのこれか!ってなるのでお楽しみになさってください。エンドロール見て、くっそう、もう一回見ないとどこかわからんやろ!ってなるかもしれません。
ネタバレなしで、レビュー書こうとしているので様々すっ飛ばして書きます。
総合感想:☆4.5/5.0
壮大の無駄遣い…。(意味はご覧になればわかります。)
監督力:5.0(現状やりたいことの玉手箱状態だったはず(笑))
演出力:5.0(絵コンテ、Vコンテ採用にてとにかく詰められていて死角がほぼないかもしれない。お金もかけるべき時間も正しく使われた印象)
脚本力:2.5(圧倒的にココが残念だった。セリフ回しとしてはほぼ完璧なんだろうけど、なんだかそのセリフを裏付ける原作設定というか、なんというかごっそり不足していると思う。)
原作力:2.5(着眼点も、切り口もさすがとしか言えない。正直、私ごときでは、批評できても絶対原作思いつかないレベル。でも、同じくらい脚本力のところで解説させていただいた通り、そうなんだろけどわかんない。なんでか入って来ない感がある。結局5.0+ほぼ0を2で割るので、2.5になってしまう。)
音楽力:5.0(作りこみ感がすごい。明らかに時間かけてこの映画のこのためにアーティストは時間を捧げていたはずだ。音の奥行が、それを証明しているといえる。)
これは、あくまで私の印象に過ぎないが、高評価に終始されている方のレビューを見ると、おそらく作画力のエぐさと音からの圧からくる、圧倒的な壮大感に押し切られておられる印象だ。それほどに、画面と音からの圧がすごい。見どころの芯と言っても過言ではない。だから、この映画の超おススメポイントでもある。壮大を贅沢に使い込んでいる。まさに、”無駄遣いされた壮大”を堪能すべきだと補足する。
では、なぜ”壮大の無駄遣い”とタイトル付けしたのか?
逆に、これってこの壮大を省いて通常の作画と予算レベルで作ったとして、ここまでの存在感を出せたかといわれると、NGワードはいっぱい出てきてしまう。それ込みで入場料を払うわけなので壮大は明らかな作品価値なのだけど、君の名は。の新海監督の最新作に各社莫大な出資をしてできた感は外して考えるわけにはいかないと言っておきたい。
他のレベルが、高すぎたために、減点ポイントが目立ってしまっていると思われるが、そこも、逆に予算規模が半端なかっただろうから除外して考えなくていいはずだ。
最終的に、じゃあ、お前はどうレビューするのだ?と聞かれたら
見て考えて見てはいかがでしょうか?と返してしまう。
つまり、見る価値があり受け取り方は様々だけど、正味の突っ込みどころは、悪く言うほどでもない。脚本力不足は、壮大の乱れ撃ちが、死角をカバーしている。どこで、どんな辛らつなコメントを見つけたとしても、見に行かない理由にはしない方がいい。
つまり辛らつなコメントを書いている評価主のことは、あまり信用できる感覚ではなさそうだと言えるレベルで作品の総合力が高いと思う。
ネタバレを書くとしたら、あれは、あれだろうな。これは、ここから引っ張ったなと突っ込めるが、それは、お楽しみでいいかなと話をまとめて私のレビューを終えたい(笑)
PS
京都アニメーションの事件は、痛恨の極みだ。
犠牲者のお名前を作品上のエンドロールでお見かけ出来るだろうから、なおさら知らなくとも知り合いを、大切な友人を失った気持ちになる。個人の思い込みや批判、批評などはある程度自由だと思うが、テロ行為を持ち込むのは、絶対許せない。そんな中、新海監督が今日のTV出演時に発したコメントが私たちに勇気を与えてくれるものだった。この事件を目の当たりにしてもなお、作品は世に出し続ける。
こういう行為は怖いけどやめない。といった主旨の内容だった。
この勇気のある言葉で0.5追加で、今見るべき日本アニメの1作であると☆5.0を捧げたい。
(無論公開中の京都アニメーションの作品も見に行くことが、私たちのできる最上位の供養だということは、言うまでもない。)
京都アニメーション事件で、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、お怪我された皆さんの1日も早い回復をお祈り申し上げます。
素晴らしい、そして本当に賛否両論に別れますね。
この映画は賛否両論があるとのことでしたので緊張して見ました。
見終わった後に思ったのは、タイトル通りです。
何に対して別れるかと言うと、主体によっての評価です。
自分が帆高、陽菜視点に立てば、とても素晴らしい作品になりますし、第三者視点になれば、世界の秩序のようなものを壊したひどい人達になります。
私の感想は良い話です。
世界中の人を敵に回しても、あなたを愛する方針は見ていて、とても好きです。
それに、メインが二人の話なので、必然的に二人を応援している自分がいました。
私の愛する人が同じような境遇になれば、帆高のような行動をとると思いました。
本当に良い作品をありがとうございます。
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