天気の子のレビュー・感想・評価
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恋人達が選んだ小さな破滅
晴れ女が雨を退けて人々の気持ちをキラキラさせる映画だと思ったら!
なんと、自分たちの恋を成就させるために世界を犠牲する方を選んでしまうという展開に涙しちゃったじゃないか!
この世界に叩きつけた結論を若い人達はどう感じるのだろう?
ハリウッドでは焼き直しを繰り返すいっぽうで
こんな素敵な新しいお話を紡げる人がまだ日本にはいるんだという感動
アニメ作りに命をかけた全ての人達に幸あれ
愛に出来ることは、まだきっと
雨の中でのボーイミーツガール
総合的には前作、君の名は、が優っていると思う。序盤や中盤でダレる所は少なくなかったし、笑えるはずがスベってるとこもままあった。もっとコンパクトにできる気もするし、逆に足りないシーンが多いとも思う。
だがそれ以上に、クライマックスシーンは涙が溢れて仕方なかった。
「一か全か」多くの題材で取り上げられるテーマだ。この映画は真摯に向かい合いきちっと答えを出した。全否定する人もいるだろうが、それでも僕は、彼等の青い、未熟で向こう見ずな選択を全面的に支持する。
期待以上
これまで色々な評価がされていますが、僕個人としては前作以上だったと思います。クエスチョンマークが付く箇所も所々ありましたが、穂高のひたむきさと決断は多くの人が共感できるものだったと思います。この結末をどう捉えるかは観客一人一人に委ねられますが「君の名は。」のエンドロールの時よりずっと心に刺さるものがありました。
やはり、新海 誠!
画像の素晴らしさ・ストーリー・キャラクターの魅力、どれをとっても最高です。
帆高と陽菜のキャラクターの感情移入がしやすく、天気をモチーフにストーリーが展開していく魅力が、素晴らしい!
ある意味、『君の名は。』を完全に越えてます。
君の名は。の主人公2人も、出ています。
また、Blu-rayを買いたいです。
1億点
本田翼の「君のそーつぉーどぉーりだお」を聞きに行ってきました。が、この映画、自分が思っている1億倍面白かった。本田翼も普通に声優上手かったしね。(なんで↑のセリフだけ変だったんだ)
よって1億点
ただ最後は晴れても良かったのかなと思うし、前作の主要キャラはもっとわき役で良かったと思うし、ソフトバンクの犬はいらなかったし、カップヌードルはいらなかったと思うし、からあげくんもいらなかった。
上の不満点が無ければ+1点だった
バーニラ、バニラは良かった。
あ、親と見に行くのはやめた方がいいですよ。バーニラがあるので。君が平気でも親は凍り付きます
心は曇り空
君の名は。に続く作品としてどう新海誠ワールドが描かれるのか、非常に楽しみにしていました。
まず特筆すべきは、新海誠作品のお家芸である非常に写実的な絵作り。公開2週間前に完成というギリギリな制作スケジュールの中、一つ一つのシーンを直前まで監督が拘り抜いた結果なのでしょう、映像クオリティは流石の一言。幻想的な雨や水の表現、リアルな新宿の街並みなどはまさに眼福。
また、監督のファンサービスなのでしょう、前作の主人公たちがカメオ出演した時は劇場内に響めきが。
画面の美麗さが隅々まで楽しめる、これまで同様ハイクオリティな映像が見られるのでそこはご安心ください。
肝心のお話はというと、かなり若い人向けに作られたなという印象。
「世界と好きな人を選ぶとしたら、どちらか」選択されたのは後者でした。
お話の構造はよくあるボーイミーツガール。出会いから徐々に中が深まる様子は、前作の様にRADWIMPSの楽曲に乗せたPV風の演出で描かくが、イマイチ曲とシンクロしていない印象。
また、主人公に感情移入し辛く(若さゆえか)家出の理由や家出後の行動はあまり褒められたものではなく、それを取り巻く大人たちも主人公に寛大過ぎないか?と首を傾げるシーンも多々。
SF的な設定も"君の名は。"ほど練られておらず、なぜヒロインが巫女にならなくてはならなかったのか、そもそもなぜビルの上に鳥居があるのか、、"君の名は。"のような地域に根付いた信仰や歴史を紐解く流れが今作にはないため、巫女の設定が非常に薄味で物語の深みが感じられなかった。
極め付けはラストシーン。なんとかヒロインを取り戻した主人公は、残念ながら実家送りにされて離れ離れに。3年の月日を経てようやくヒロインと再会を果たすのだが、これが全くカタルシスがない!
なぜか?それは空白の3年間についてお互いがお互いのことを思う、会いたくても会えないもどかしさを演出する描写が無いからだ。"秒速5センチメートル"や"君の名は。"は、再会できるのかできないのか、瀬戸際の演出が素晴らしく、結果がどう転ぼうかとカタルシスを感じることができた。
今作では最後にヒロインを救えたことは主人公は知っていて、また会えない理由が保護観察下の元というお粗末な顛末なため、結局時が経てば2人はまた再会できるのだろうという御都合主義が予想できてしまった時点で映画の楽しみは損なわれてしまったのが残念だった。
つらつらと良くない点も書いてしまったが、若い人に向けて直球ストレート勝負を仕掛けてきた、新海誠監督の新境地開拓に最大限の敬意と拍手を。
願わくば、君の名は。の衝撃を次回作でもう一度。
人生に燦然と輝くワーストNO.1映画
未来のミライが同率1位。
以下、ノベライズ版(作・新海誠)あとがきから一部引用。
『道徳とも教育とも違う水準で、物語を描こう。それこそが僕の仕事だし、もしもそれで誰かに叱られるのだとしたら、それはもう仕方がないじゃないか。』
『「老若男女が足を運ぶ夏休み映画にふさわしい品位を」的なことは、もう一切考えなかった。』
なるほど。
………そら、楽しいだろうよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
大衆を楽しませる目的がなく、自分と、自分を理解してくれる人間(信者)だけが楽しいものを作るってのはさ〜〜〜!!!!
でもそれ絶対にエンタメじゃないじゃん!!!
めちゃくちゃ悪く言えばただのオ●ニーじゃん!!!??
なんで「「「「「皆さんが楽しめるエンタメです!!!」」」」」って感じに売り出したの!?!?
信じらんない!気持ち悪い!!最悪!!!(陽菜の声で)
観てる間、監督の意のままに操られているキャラクターの人間哲学の無さに鳥肌と頭痛と目眩で本気で吐き気が止まらなかった。
こうするとかっこいい、こんなこと言えば素敵、理由もなけりゃ意味もないけどやってみました。なんでかって?
画面映えするから。
もーずっとそんな感じしか見えない作り。
観客にキャラクターを愛させる努力が1mmも感じられない。
新海誠に興味のない人間からすりゃ、どのキャラも好感度0だよ。
新海誠が大好きな人たちは勝手に愛するんだろうけども。
以下、好きでも嫌いでもない、新海誠をほぼ知らない人間の感想。(ノベライズのネタバレもある)
主人公が我儘とか自分勝手とか大人の言うことまるで聞かないとか、それはいいんだよ別に。世の中に死ぬほどいるじゃんそんなキャラ。
でもあの主人公って、普通に観てたら誰も理解できなくない?
背景描かなすぎも想像の余地を生みすぎて、見づらいよ。
行間や余白を読まず、与えられた情報だけをただ受け取るのが正解の観方なのだとしたら、『思わせぶりな画』を出しすぎ。
甲板に出て帆高が雨浴びるシーンとか須賀が帆高助けるための演出でしかないのに「…来た!」とか。
【カッコイイ画作り】でしかない。
例えば一瞬映る過去回想、主人公の頬にほんの少しのかすり傷…みたいな情報量で、父親に殴られてたなんて分かるか? 僕はノベライズ読んでやっと知ったぞ。
そしてその『殴られてた』も、
・主人公が反抗期で、父親がカッとなった
・日常的な暴力を受けてた
・ほぼネグレクトだった
色んな答えを導けるんだけど、この作品『色んな答えがあっていいんです』って作りじゃない。ゆえに描写不足にしか感じられないっていう…。
それなのに『家には戻りたくない』ってしきり言う主人公。とても人間性なんて感じられないし、深みもないわけ。
何も一から百まで説明しろなんて言ってないんですよ。
ただ、せめて観客が取捨選択できる程度には情報を与えてあげないと、あまりに不親切すぎるでしょ。
そこからキャラへの解釈を深めていく。
それが映画の、物語の醍醐味なんじゃないのか?
でもこれこそが『新海節』?
それは不名誉なことじゃないの?
エヴァでももうちょっと分かりやすいよ。(主人公が何を考えてるか可視化されてるから)
たった一言、たった1モーションで良いから『帰りたくない』以外の、彼の人間味がわかる何かが欲しかった。
それ以外の感情、あとは全部ヒロインに振ってんだもん。ヒロインあっての自分という考え。
いやその前に君のこと教えて欲しいな……。
(結局島に戻って元の生活に戻れるんなら日常的な暴力もなかったんだろうし、ネグレクトでもなかったんじゃない? 一度逮捕された際に両親と警察は顔を合わせてるはずだし問題があれば家族の元には返せないでしょ。それを知りたくてノベライズ読んだけど何一つ補完は無かった)
須賀なんて最悪の被害者。
なんで水が入ってくるって分かってて窓に手をかけんの?ってノベライズ該当部分読んだら「何を考えるわけでもなく俺は窓枠に手をかけた」って書いてあって腰抜かしたよ。
「何を考えるわけでもなく」って一番やっちゃいけない表現だろ。キャラの虚無を描きたかったのか、窓から流れ込む水を比喩にしたかったのか両方か分からんがチープすぎる。
悲しい。ただただ不快で悲しい。
考察をさせるためにワザとここまで不快感がある作りにしてんのかな。
そんなこと思うくらいには、この映画の良さがわからなかった。
いや、うん、新海誠が作りたかったもの作って、それで評価されるんならそれが一番の正義なんだろうけど。
そしてそんな世の中に絶望するけど。
僕にとっては
『君の名は。の方が好き。よく分かんなかったけど映像はマジでキレイだった』も
『天気の子超泣けた!最高傑作!明日も観るわ!』も
『これが新海誠だから!!童貞の妄想1000%が新海誠!理解できないやつは馬鹿!引っ込んでろ!!』も全く同じ感想です。
面白くない
公開初日に行ったが期待はずれ。前作の「君の名は」とほぼ同じような展開で瀧と三葉が出てきてむしずがはしった。ここまで前作に引っ張られているのは周りの大人達に言われたからだろうか?ある意味次回作に期待したい。
大人もかつて経験した、【10代の青春物語】に心動かされる。
10代の頃の青春って、こんな感じだったなって、
思い出される。
恋しているとき、
好きな人をずっと思い焦がれる。
その人が人生の全てであるかのように。
帆高と陽菜の関係がまさにそれだった。
新海誠監督が表現したかったのは、
「人を想う愛の偉大さ。」
と感じてる。
radwimpsの
「愛に出来ることはまだあるかい。」
の歌詞と繋がってる気がします。
最後の歌詞である、
“愛に出来ることはまだあるよ。”は、
最後のシーンとうまくシンクロしてました。
「天気の子」の”天気”って、
周囲の環境や状態を表現してた。
天気って、本来私たちが
変えられることではない。
つまり、帆高と陽菜と、
二人を取り巻く環境が、天気だった。
その環境を受け入れて生きること。
それが子から大人になるってことかな。
そういう意味での天気の子。
っていうタイトル。
すごい。
ヤバいよヤバいよヤバすぎて泣ける!
物語が佳境になってから理屈抜きに涙がこぼれてくる。何でこんなに感動すんだろう・・・・後から自分なりに分析すると主人公のひたむきさに打たれたんだろうなと思うがそれだけとは思えない。
美しい映像、音楽、ストーリー、声優の演技が一体になって魂を鷲掴みにされ引きずり込まれる感覚になってエンドロールが終わってもしばし茫然。新海監督の本気を見させてもらいました。人によってはツッコミどころ多くて引くかも知れないが、こまけぇこたぁいいんだよ!! 的な勢いを感じさせる熱い映画でした。おススメ!
新海作品とムーと
和製トゥモローランド。ディズニーのトゥモローランドが賛否両論だったのと同じ理由でこの作品も評価が分かれる。
これは預言。都市伝説的な意味でなくても意味であっても。主人公は日本人に分かりやすく日本人のキャラクターだが、外国の子ならドラマ的にありがちな話になる。
日本はああならないために頑張らなきゃいけないってメッセージ。天気や災害を操るなんてことはやめるべきだっていう警告。
主人公がヒロインを探しに行った先で警察に向かって激昂するセリフ、あれは批判する人全てに向けた監督の主張。生みの苦しみを知れっていう叫び。
メタ視点で見れば心苦しい作品。主人公目線で見れば愚直の強さが判る青春偶像。フィクションとして見れば絵がキレイな芸術。天使の梯子に意味を持たせたらこうなる。
感想がどうなろうと一度は見てほしい作品。
上映前のCMから伏線あり。
新海監督は流石です!
終始鳥肌、三度泣き(高校男児として少し恥ずかしい…苦笑)
君の名はとはまた、違った良さがありました。
大衆受けにはならないとは思いますが…音楽と映像の魅せ方が今まで見てきたアニメーションの中で1番素晴らしいものとなっていると思います!
(グランドエスケープあたりから涙と鳥肌が止まらなかった)
※勝手な一個人の意見です
今回の内容がどこかのアニメと似ている
そんなことを低評価の理由にしてる人に言いたいのは、そんなの見つけようと思えばいくらでも見つけることができるということ…もし今回の内容をバットエンドにしたら、それこそギルティクラウン みたいな終わり方になるかもしれない(ヒロインも救えず、罪を背負い、絶望的になるだろうということ)
彼女と逃避行なんてどこにでもある話…
こんな風に考えてくると全てが似てるように思えてくると思います。僕としては低評価の理由としては薄いかなという感じです
長文すみません…これからどんな感想が出てくるのかとても楽しみです
若いっていいなァ〜と言う為の
映画、これに尽きると思います。若者なら共感しやすいとも言うのかな。
カルト雑誌、立花さん、夏美の就活、凪くん周辺、主役の実家、竜神、水に浸かった東京…などなど、掘り下げたら面白くなるに決まっている要素がたくさんあったのに全く描こうとしない…という焦らし方が憎い。え、こっから掘り下げないの?もう終わり!?と感じました。
作品全体、淡白な印象。広い関係を描くより、少人数にスポットを当てた方が面白くなるのかな、この監督さんは。
最高純度の純愛映画 - クライマックスの演出にノックアウト
素晴らしかった。
許されるなら、立ち上がって、拍手したかった。
初見の心地よさは「君の名は。」を軽く超えました。
これ以上の感想は、長くなりそうなので、4つのポイントに分けます。
①クライマックスの演出力
②陽菜を演じた森七菜の魅力
③彼女をとるか、世界をとるか?
③銃の登場は必要だったか?
①ジブリやピクサーの名作ばかり観てると、映画にクライマックスがあるのは当たり前と思いがち。
でも、実際はそうでもない。
ジブリ作品でも「ゲド戦記」や「アリエッティ」は、いつの間にか終わってしまい、何処かクライマックスだったん?とキョトンとしました。
その点「天気の子」はパーフェクト。
自分が勧めた活動で、大事な人を喪った絶望。
取り戻せるかもしれないと、難関を振り払い、一途に走る。
遂に彼女と再開できたら、世界を救うのではなく、彼女を選び取る。
このクライマックスの演出が素晴らしい。
特に、「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ」の使い方が秀逸。
地表に落下しながら、二人が手を取る瞬間にテンションが集中し、疑うことのないピークを迎える。
自分は、帆高が線路を走ってるあたりから、涙がとまりませんでした。
愛する人を失った経験がある人は、彼の一途さに、文句なしに共感するでしょう。
②ヒロインの陽菜は、とにかく魅力的でした。
その魅力の大部分は、森七菜の声にあるのかもしれません。
ヒロインのキャスティングと演技指導に関しては、監督の腕はたしか。
プロの声優を起用しても、同様の魅力は得られたかもしれないけそど、知名度があるキャストはどうしても何らかのイメージがついているので、新人の起用のメリットは大きい。
その上で、あれだけの演技を引き出せるのなら、森七菜さんで大正解でしょ。
夏美を演じた本田翼には異論がある人がいるかもしれないけど、個人的には8割型正解だったと思います。
演技そのものは、プロっぽくなく、キャラに合っててよかったですが、時々本田翼が喋ってるという雑念が入っちゃったので、無名キャストならなお良かったかもしれません。
③東京を救わず、陽菜を救ったことにモヤっとするという感想もみうけましたが、この問は完全な愚問です。
だって、そもそも陽菜が消えれば、晴れ続けるだなんて保証は、どこにもないからです。
そういう設定でしょと思い込んでる人もいるようですが、噂話がちょろちょろ出てくるだけで、確定的な法則は何も語られてません。
それに対し、陽菜が今まさに消えてしまいそうなのは、ほぼ確実。
陽菜自身が、自分は消えてしまってもいいと諦めてたのも事実。
そうであれば、止めるために、もう晴れ女の役割はどうでもいい、自分のそばにい続けてくれって、願うのは当然。
それに、そうしたからって雨が何年も振り続けて、東京が沈んでしまうと、予測できる確証は何もなかったはずです。
不確定な世界を救えるかもという可能性より、目の前の確実な愛を優先して、何が悪い。
④一方で、都合よく登場する銃の存在は、必要なかったかもとちょっと思いました。
確かに、銃は陽菜を救うキッカケにも、彼女と親交を深めるキッカケにもなってはいる。
ただ、その後すぐビルで投げ捨てて、かなり長い間退場する。
と思いきや、終盤そのビルに戻ってきたところで、たまたま銃の近くに投げ飛ばされて、再登場する。
しかし、威嚇射撃であっても、あからさまな違法行為を警察の前ですることで、保護観察処分を受ける。
正直、後半に銃が再登場しなくても陽菜を救えたし、盛り上がりは演出可能。
前半に、陽菜を救う時も、最終的には走って逃げ切れてるので、銃はどうしても使わなきゃいけないアイテムではなかった。
ともすると、帆高に違法行為をさせることありきで、銃を拾わせたのかと思うくらい、無理に銃を登場させてる気にさえなる。
といっても④は些細な不満で、総合的にみたら本作品は、最近みた映画の中では、飛び抜けて出色の映画でした。
面白いよ
何だよ賛否両論て…
めっちゃ面白かったよ!
普通にマジ凄いと思うんだけど。こんな映画作れるの。
アニメを普段見ない私でも、やっぱり新海作品は普通の実写映画と同じ面白さや興奮をくれる貴重なアニメ映画だと思ってる。
メインの2人以外に、
ヒロイン陽菜の弟凪や、主人公帆高を拾ってくれた須賀の存在が私は好きだったし話を面白くしてくれた感じがしたな。
どんな良作だって何だって、人の作ったものなんだから粗とか思想とか出るけどそんなのもひっくるめたとしても面白い作品は面白いんだよ…。素直に面白いと言おうよ。皆んな引き込まれているくせにさ。
オススメ作品です◎
PS.三浦透子ちゃんは普段の演技も上手いけどやっぱ歌も超上手いなぁ。
君の名は。の後作品として力不足だが魅力的な作品
正直に言えば、君の名は。と比べるとかなりの力不足。演出からキャラクターまで高レベルな仕上がりであった前作と比べて、胸高まる場面も好きになれるキャラクターもかなり少ない。音楽との調和も新海監督らしさが薄かったように思う。下手をしたら過去作品の方が演出的には良かったのでは?と途中途中で思ってしまった。前作のキャラクターを出したり同じバンドに音楽を依頼したのは、パワー不足を感じてのことだろうか?
とはいえ、全部が悪かったわけではなく、アニメーションとしての出来映えはかなり良い。君の名は。で開拓したCGを使った絵作りは更に良くなっている。シナリオも割りと直球な青春をしており嫌悪感はない。
広告を打たずに口コミで広まり売れまくった君の名は。と違って、今回は広告をかなり大々的にしてのスタートであったためかなりの不安を抱いていたが、魅力的な部分は十分に秘めた作品だと思う。
想像以上
君の名は。から比べ、監督のやりたいこと、伝えたいこと、が良い意味で尖ってきた作品。観客を有無を言わさず納得させてやるという制作側の気迫が伝わる圧巻のクオリティ、勢いに序盤から一気に世界観へと引きづり込まれていきました。君の名は。を観た観客への意外なサービスもあり、私の両隣の席の方がついつい身を乗り出してしまう場面もあるほどです。また、今作は前作品と違い東京の街並みに強く視点が当てられています。一度都心に訪れたことがある方、住んでいる方には親近感の湧く景色を数多く見つけられるはずです。ストーリーに関しては時系列の複雑さが無く、君の名は。と変わり簡潔ですが、それを感じさせない前作以上の感動と余韻があり、エンドロールでは今までに無い達成感のようなものに駆られるはずです。私の訪れた映画館では、観客全員がピクリとも動かず静かに、鳴り止まない興奮の余韻を心の中で噛み締めていました。実はエンドロールになっても意外なサプライズがあります。これに気付けば2回目の鑑賞は待った無しです。私は今から3回目の鑑賞を楽しんで来ます。皆さんも是非「天気の子」を楽しんでください^ ^
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