天気の子のレビュー・感想・評価
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陽菜が作る超ありあわせ料理が気になった
水の描写が、言の葉の庭から更に進化している。雨粒の落ちる細かい描写は質感まで本物以上に感じさせる。アラジンやスパイダーマンを観なくても、観る価値のある作品だと思う。君の名は。みたいにさりげないハッピーエンドはこの作品でも健在。
陽菜がアパートで作るチキンラーメンとポテトチップスのり塩で作ったソバチャーハンみたいなのが何か気になった。コップの中で自家栽培しているみたいな豆苗なのかカイワレなのか、それとネギもコップの自家栽培だった。あれ、結構塩分多くないか?と思ってしまった。どうでも良いことだけど。
ジブリ映画との違いはプリズムの様なLEDライトの様な透明感じゃないか?と思う。それとさりげないハッピーエンド。
それと警官に拳銃向けてあちこち撃ったのに高校卒業まで保護観察、でそれで良いのか?と思ってしまった。てっきり鑑別所送りだと思っていた。
映画を観に行った日も外は一日中大雨で道路も何ヵ所かプールみたいになっていたし、スマホに土砂災害警戒レベル3と出ていたので、この映画はかなりタイムリーでリアリティーを感じた。七月も終わりに近づいているのに長袖で過ごさないと寒い日も何日かあった。
"個人の幸せ"か"全体の幸せ"か?
中盤で、主人公を保護する圭介が「人柱が犠牲になるより異常気象が無くなる方がいいと誰でも思うだろ?」といったような発言をしていましたが、この作品では「個人の幸せか、全体の幸せか?」というテーマが描かれていると思いました。
殆どの人は"個人の幸せ"よりも"全体の幸せ"を優先すると思います。私が今まで見てきた映画は"犠牲になったヒーロー"が描かたストーリーばかりでした。
しかし、この映画のラストは真逆なのが新鮮でした。個人にとって、愛する人は全体よりも大事に思えるものなのだと感じました。(その結果として東京が水浸しですが..)
この映画におけるキーパーソンは、この発言をした圭介だと思います。作中で圭介は自分と娘の生活の為に、主人公を追い出すなど、"大人としての対応"をします。 しかし、最後の最後で、ヒロインに会いたいという主人公の気持ちに自分の過去を重ねて、警察官に対峙し、ルールに違反してしまうのです。何だか切ない気持ちになりました。
映像がとても素敵だったので、映画館で見る価値はあると思います。写実的な絵とファンタジーな物語のコントラストも良いと思いました。
予告映像をもう少し…
本編はさすがです。「君の名は。」と好みは分かれると思いますが…今回は予告動画にあまり魅力を感じられなかったというか、「雨男」、「晴れ女」の対の2人の話と、予告で言ってたらもっと興味持って行けたかなーとはおもいます。というのも前作君の名は。は単純に入れ替わるだけの物語かと思いきやの謎という予告に引き寄せられてヒットしたところもあるのでは無いでしょうか?
傑作<佳作
監督自ら言うように賛否両論ある映画。良い映画ではあるけれど想定の範囲内。そもそも「天気と命」で「利己と利他」を問う主題自体が成立しにくいので、どっちの結論でも、もやもやが残る感じ。また家出、拳銃、ラブホなど道徳的に見て本当にその設定が必要だったかどうか。自然体を意識しすぎて監督もちょっと肩に力が入ってしまったのかな。前作が傑作で約3年も待たされたので期待値も高くなるし、名匠はつらいね。
個人的には、代々木~新宿~池袋の見慣れた風景がふんだんにあって(TOHOシネマズ新宿で鑑賞したら作中に出てきたのでビックリ)親近感が湧くのだけれど、前作と比較して映画全体のトーンがやや暗いのが好きになれない。
思い切った設定でしたね
鑑賞当日はちょっと寝不足な上、レイトショーだったので途中眠くならないか心配でしたが、最後までしっかり楽しませてもらいました。
「君の名は。」同様に、超常現象を前提にシナリオが進んでいく点は同じですが、本作はその超常現象がヒロインに発動する必然性がイマイチ良く分からないことも含めて、主人公の2人が置かれたシチュエーションが説明不足のため、感情移入し辛い面がありました。(終盤、隣に座ってた人がハンカチで涙を拭っている風でしたが、いったいどこが泣けるのだろうと不思議に思ったほどです。私の感性が鈍いだけなのかもしれませんが)
そのためか、「君の名は。」の時に感じなかった「そんなワケないだろ」という思いが常にあり、次の展開が楽しみでどんどんのめりこむ・・・という感覚ではなかったです。
それでも、新海誠作品ならではの美しい映像はさすがでした。「言の葉の庭」でも感じましたが、新海誠作品で描かれる雨の映像は本当に天下一品ですね。
実はこの作品を見て、一番思い切ったなと思ったのは、ストーリーそのものというより、これほど注目度の高い作品でありながら、東京を豪雨で沈ませるようなネガティブな状況を描いたことでした。ここ数年毎年のように日本の各所で豪雨被害が発生している中、下手すると(敏感に反応する人たちが騒ぎ出して)上映自粛になりかねないような内容です。そんな状況に今年陥らないことを祈るばかりですが・・・。
とはいえ、単なるハッピーエンドにしないところが新海誠監督作品らしいところでしたね。すべてがうまくいって終わる方が一般受けするのでしょうが、今回のような設定にすることで強いメッセージを送ろうとしたのかもしれません。
「君の名は。」ほど万人に薦められる内容ではないように思いましたが、それでも一度は見るべき映画ではないでしょうか。
雨や空が美しい、監督集大成作品なのでは。
けぶるような雨、落ちる水滴、雲間から射す光、空の魚、空の上の世界。
ただただ美しく、雨の空気の匂いを感じる錯覚すら覚える映像に感動した。
これ観るだけでも劇場行く価値はあると思う。
ストーリーは、居場所を持たずに故郷を飛び出した少年・帆高が、天候を操る力を持った少女・陽菜に恋をして、世界の異常気象を止めるために自己犠牲を払おうとする彼女を取り戻す(世界秩序よりも大切な女の子を選ぶ)物語。
フォーマットはいわゆる新海誠監督が初期に制作していた「セカイ系」作品にあたると思うんだけど、でも以前は2人だけの世界(僕と彼女)で閉じがちだった物語を他者を巻き込むようなひらけたものにしていて、ある意味進化したセカイ系の物語だったような気がしている。
逃避行には2人にとって大切な弟・凪がいて(この凪くんが聡明なナチュラルイケメン!)、帆高に関わった須賀さんや夏美さんも巻き込んでの物語になっている。
須賀さんがもう一人の帆高として物語を背負っていることがちゃんと描かれているのも良かった。
そしてそんな周囲の人々は帆高が「世界の秩序」よりも「大切な人」を選ぶよう背中を押してくれるのだ。
初期の新海誠監督が、「大切な人」に手を伸ばしきれずに失った喪失感を抱えて生きる男の子たちを描いていたところを(それはそれで作品として私は好きだが)、本作では周囲の人に助けられながら手を伸ばして「大切な人」を選び取っている。
そういう意味でアニメーション制作を続けた監督の新しいアンサーであり、集大成の一つでもあるのかなあと感じた。オタク層のみでなく大衆向けとして完成した映画だった。
(私個人は新海監督の作品の喪失感や痛み中毒者だったのでそこは少しだけ物足りなくもあるけども…。笑)
君の名は。メンバーが出てきたのも、サービス精神たっぷりで嬉しい。
暴力描写が悪目立ち・・・なぜか?
最初に申し上げますが、新海監督作品のファンです。
過去の作品においては「星を追う子ども」以外(笑)は、一定以上のちょっと贔屓目な評価をしてきました。
ほとんどの作品は無論DVDを購入して、たまに鑑賞しては悦に入っている奇妙なオヤジです(笑)。
マイナーで知る人ぞ知る繊細で美麗な映像作品を作り続けてきた監督が、前作でアニメファンや映画ファン以外にも認知され完全にメジャーになったことをちょっと寂しく思いつつもとても歓迎しておりました。
今作「天気の子」も期待に胸を膨らませ(笑)、公開初日で鑑賞いたしましたが、実際「ありゃ?」って感じで拍子抜けしています。
残念ながら、正直いまいち心が動かなかったからです。相変わらずの至高の映像美に終始、陶酔していたにもかかわらず。
その理由のひとつとして挙げられるのが過剰演出ともいえる暴力描写です。
私は基本的に暴力描写自体が嫌いってわけじゃなくて、シナリオや演出上適切に使われるのであれば、大袈裟に言えば殺戮の限りをつくしたってokという人間です。エンタメ作品のフィクションに倫理観を持ち込む様なヤボではありません。
しかし主人公が唐突に拳銃を拾い、違法風俗業に携わるチンピラ店員がグーで高校生を殴り、それに向けて威嚇じゃなくて実際発砲し・・・確かに目を引きましたが、それらの一連のディテールが甘くて「表現上、監督の手の内に入ってない」から、逆に悪目立ちしちゃって違和感しか残りませんでしたよ。
過剰演出の為に、禁断のアイテム(暴力)に手を出した感が否めません。
案の定、拳銃は警察権力からの逃走劇のキーアイテムとして使われ、「陽菜に会いたい」という強い思いを表現するに至ったんですが、「ああ、自分の立場を捨ててまで会いたいんか!」という前向きな共感ができませんでした。
むしろラストシーンで主人公が拳銃を警察に向けながらブルブルするのをみて「当たった後の2作目は失敗できないよ〜」という誰かさんの心の叫びが聞こえてきたのは、私の空耳だったのでしょうか・・・。
昔からのファンなのに嫌味なレビューになってしまった。他のファンの方、ごめんなさい。
次回作に期待します。
では。
新海誠、歴代で最もエンタメ性の高い作品(後半ネタバレ考察)
新海誠の作品は、ほしのこえから全作観させて頂いているが、本作がエンタメとして一番完成されていたと感じる。
まず、
本作で、放映前に散々酷評されていた本田翼の声だが、新海マジックに掛かり、見事に作品に溶け込んでいる。
全編を通して、
話の伏線や、ヒントの貼り方も綺麗なので、観ていて飽きもない。
何より、主人公のガキっぽさを除き、出てくるキャラクター全てに愛しさを感じる。
前作以上に曲との親和性も高く、音楽に語らせるシーンは、キャラ表現を一段と魅力的なものにしてくれた。
前作からのファンへのサービスも多めなので、「君の名は。」を見ていない人は一部カット割りに違和感を覚えるかも。
是非未視聴の方は観てから劇場へ。
16歳の少年が、自分の意志で選ぶ事の、強さ、弱さ、愛しさ、その全てと、結末を、
劇場で観て欲しい。
以下、ネタバレ考察に入ります
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本作は、
今、この瞬間に、選択する事の大切さ
を描いているように感じました。
帆高のyahoo!知恵袋に頼るところは、優柔不断な少年そのものだ。
そんな彼が、全てを捨ててでも、今この瞬間に彼女を選ぶ。
彼の人生で、最も優先するべき存在と出会えたからこそ。
だからこその、選択の価値が胸を打った。
何よりもキーマンとなるのが、須賀圭介の存在。
須賀は、過去に妻を失っているが、指輪の描写や流した涙、帆高への言動から、妻が巫女になってしまい助けられなかった(記憶は事故として処理されている可能性あり)事が推察される。
そこから、陽菜を救えなかった穂高が大人になったメタファー→須賀と捉えられます。
今、この瞬間の幸せを望み、願い、選ぼうとする帆高。
過去に選択できなかったまま大人になってしまった須賀。
だからこそ、須賀は帆高に託し、選択をし直す。
彼が語った「優先順位」と言う言葉は、未来の幸せを願っていたり、大衆の幸せを願っているが、今この瞬間の幸せを切り捨てる事も多い。
だからこそ、帆高の選択は、甘く、浅く、それでも愛しい。
今、この瞬間の幸せが続く事が、未来の幸せにも繋がると信じている。
その思いを選択するのは、歳を重ねる事に、躊躇ってしまう。
また、須賀の妻が人柱になっているのだとしたら、あの世界は定期的に人柱を捧げなければ、天の気分を保てない程の狂った世界になっていたと思う。
天の気分としては、悠久の時の中ではこの期間は雨が降る事が、普通の事だったのかも知れない。
彼女や、同様の犠牲を払ってでも、今までの世界を保つ事の方が「正しい」のだろうか。
ラストシーン、陽菜と再会をするシーンで、彼女は祈りを捧げている。雨は止まない。巫女ではなくなっている。
彼が世界を変えたのか。戻したのか。元々狂っているのか。
最後の結末こそが、世界の正しい在り方だったのかも知れない。
全ての責任を感じつつ、それでも彼女がいる世界を選ぶ。
その選択が、帆高にとっての「正しさ」であり、世界と自分への肯定だ。
だからこそ最後の「僕たちは大丈夫」の言葉は胸を打った。
800年も前からの民間伝承としても語り継がれる「天の巫女」
その間にも、人知れず多くの巫女が人柱になっていたのだとしたら。
その世界の方が正しいと感じる事は、気付いた瞬間に出来なくなる。
既存の価値観からの大衆的な平和や正しさではなく、
それぞれの意志と幸いこそが、僕らの世界を作る。
君の名は。と比べられる事が多いが、
救うの視点が違い過ぎる為、比べられる話ではない。
ただ、このエンディングを描く事は、多くの批判を受ける可能性がある。
それでも、この「選択」をした主人公、監督、制作関係者の方へ、最高の賛辞を送りたい。
個人的には、夢落ちのようなエンディングにならず、選ぶ事を恐れなかった事が本当に素晴らしい。
全てのラインをたどりながら、何度も鑑賞したいと思う。
これは本当に新海誠がつくったのか?
新海誠は僕が最も好きな監督だ。
映像美は言うまでもなく、その緻密なストーリー性、深い人物描写、現実味を持った人々の繋がり、これは日本のアニメーション映画を率いる才能に満ちた監督にしか描けない。
そして彼の作品は、失恋の後のように、何日も心に住み着く魅力を持っている。
だが、今回の作品は、控えめに言っても酷い。これを見た多くの人は、なんかちがう、と感じるだろう。これからの作品のためにも、ファンとして贔屓するのでなく、真摯に批判させてもらう。
まず、登場人物が薄っぺらい。なぜ主人公は家出を?ヒロインの母が死んだ、というのは重要な設定のはずなのに軽くなっていて、もうとにかく、一人として現実味を持った人物がいない。流石にやりすぎ。新海誠監督は登場人物造形の重要さを一番理解している人だとばかり思っていたのに....
そして空の上の世界も薄っぺらくつくられている。なにかしら寓話的な表現かと思いきや、これまたいい加減につくられている。そのせいで世界観に全く入っていけない。
感動したのは、音楽、映像、そして冒頭のサリンジャーの本、ライ麦畑で捕まえてだけだ。
この作品は本当に新海誠がつくったのか?
っぺらい登場人物がいい加減な世界で、予定調和的な都合のいいプロットの上、存在する。観た後にもなにも残らない、すぐに忘れた。言の葉の庭に対する冒涜のようにも思えてきた。メッセージ性を含んだとか言ってるけど、どれも全く考察がなされていない、観客に丸投げ。こんな作品にサリンジャーの本をのせるな。
僕は、新海誠監督の、あの悲哀と圧倒的な美に満ちた濃厚な作品をみたい。こんな軽い作品を作った、新海誠の振りをしているやつ、今すぐ降りろ。
1か0なら1
君の名は。の二番煎じだとかいう意見がちらほらあるが、
パンフレットに新海誠がわざとそういう風にしたと書いてある
なので、展開が似ているのは君の名は。から入った観客が入りやすいようしているということ
結果的に言えば同じ展開ではあるがストーリーは全くの別物
現実感溢れる街並みと窮屈なこの世を生きてる人々
それに合わさったかのように主人公が東京で生き抜くという大変さは伝わりました
たしかに君の名は。に比べれば暴力的なシーンは多めだが、人気になりやすい日常と非日常を上手い具合に組み合わせてる
映像の綺麗さは新海誠ならではだと思います
それぐらい綺麗です
人に勧めていい作品かと思います
不満点はとかにないです
ごちゃごちゃ言うくらいなら面白いか面白くないのかの二者択一で評価する
個人的には今年の映画の中でダントツ的に面白い作品だし、
あの年頃の男の子が誰かの為に何かするって出来ないと思うんですよ
心情とか繊細に描かれてるし、他のキャラが途中からブレることもないです
大人だからこそ犠牲に出来ないような行動をしてしまうこともうまいこと表現できてます
結末は賛否両論ありますが、新海誠らしい終わり方だと思います
大衆化を計った作品であるがゆえに大衆向けになったから批判する古参は嫌いです
キャストボイスも悪くなかったです
本田翼が批判されてましたが、あのシーンだけでした
それ以外は普通にハマってました
声優をあまり使わないようにしていたのがリアル感が増していたので良かったです
君の名は。で泣いてる人なら天気の子を見ても泣けると思います
比較してしまう!
前作が良かっただけに、つい比較してしまいますが、それぞれに持ち味があるといことで。でもやはり比べちゃうよ!
今回はよりファンタジー要素多めです。いろいろ細かいところはツッコまないで!相変わらず、背景描写はすごくキレイで、特に真骨頂の水と光の描写は素晴らしい。テーマが雨だけに尚更のこと。主人公とヒロインの関係は前作よりもどかしくない。青臭いのはいいですねー。
愛にできることありすぎ
感想は、、自分が中高生時代なら◎です笑
自分は、君の名はも見ず新海誠の映画は初の鑑賞の感想としてご一読下さい。
序盤から、きれいな映像かつ東京のリアルを描写していて、実在する街並みや人柄、実名の企業や商品でワクワク!ポテチは関東コイケヤさん有名だし、その親会社が日清だからチキンラーメンなのかななど見方して楽しんでいました笑
ここまではよかったが、このリアルを幻滅させる一発目、、ヒナが「飛ぶ」!これは笑ってしまった笑
100%晴れ女は、願えば偶然晴れになるのかと思っていたが、人為的に操作できるのね(^^; これはかなりの幻滅二発目!笑 ライトニングで車を大破させてたし笑
これはなんなの、呪いなのか病気なのかスタンド覚醒みたいなのか、、この能力の説明薄くない?笑
なぜ、ヒナが選ばれたか納得する背景がほしい!
生まれたときからそういう悲しい宿命を背負っているあるいは天女の生まれ変わりとかでもいい! ただ、お母さんの快気祈って神社いったら人柱覚醒て、、これは一気に映画の観点変わって幻滅ノックアウト笑
そして、世界が変わっても愛する子と一緒にいたいというホダカの気持ちが日本を水没させちゃう。笑
きたる超高齢社会においてはかなり迷惑な話。大惨事ですよ笑 ヒナの天気操る能力ふんだんに使って毎日晴れにしろよ!って思う。たしかとくに代償ないよね?笑
このあたり説明逃してたら教えてください。
シンプルな話、ホダカの思いが彼女を救って
ヒナの能力で世界が変わった。二人が再会した。
中高生のような純な気持ちでみたら、5点評価かもしれない。(中高生カップルは手繋いで帰ってると思う笑)
愛にできることありすぎ。
映像美の素晴らしい無難な作品
新海誠作品の君の名は。と言の葉の庭の2つを鑑賞している者です。
今回の新海誠監督作品においても、退屈な映画というような印象を受けました。
感動系の映画では、『グリーンブック』や『英国王のスピーチ』などが好きで、天気の子でも感動を求めて鑑賞しました。
さて、今回の天気の子ですが、傑作と言う程の作品ではなかったです。
しかし、良かった点もあるので、駄作という訳でも決してありませんでした。
「良かった点」
・映像が綺麗
・RADWIMPSによる演出
個人的に良かったと思う部分はこの2つで、新海作品はやはり演出が素晴らしいですね。
天気の子では水の表現が特に綺麗で、アニメならではの雰囲気が非常に面白く私は好きです。
今のアニメはここまで出来るのか、と驚いてしまいました。特に天気の子では天気の描写が多く、大雨のシーンや天候が変わるシーンなど、息を呑む映像美を楽しめました。
RADWIMPSの演出も、映像にマッチした雰囲気の曲で調和の取れた素晴らしいものでした。
個人的には後半のシーンでの「愛にできることはまだあるかい」が流れる部分が好きです。
「悪かった点」
・主役キャラクターの声優が全滅
・無難なストーリー展開
・やや無理のある心理描写
洋画の吹き替え版で痛い目を見ているので、声優に関しては敏感になってしまうのですが、天気の子は俳優女優を主役級キャラクターに使用しているので、やはり演技に違和感がありました。
感情の伝わり辛い帆高と陽菜、小栗旬さんにしか聞こえない須賀。
特に酷かったのは、モブキャラですが気象庁?にいたおじさんで、興奮しながら話しているかのように見えて、口調は完全な棒という……。
面白いので必見(必聴)です。
また、梶裕貴さん演じる刑事の高井が、声と合っていない雰囲気を受けたので、プロの声優のキャスティングも良くないと感じる所もありました。
君の名は。で有名になった新海誠監督と言うだけで十分話題性があると思うので、俳優女優を起用した意味がよく分かりません。
せめて起用するなら、声優としての演技が上手い方にして欲しいです。
個人的には、梶裕貴さんを主人公にして、モブキャラの花澤香菜さんか佐倉綾音さんをヒロインにして、小栗旬さんを藤原啓治さんに変えたらイメージにピッタリです。
まず、これで星1つ減点となりました。
次に、ストーリー展開ですが、天野陽菜が天気を晴れさせることの出来る理由が分かるシーンですが、ここで大体のラストシーンを予想し、それがほとんどその通りだったのは残念でした。
あっと驚く展開は無く、無難な感じで泣くほどの感動にはなり得ませんでした。
大衆受けという意見を聞きましたが、確かにその通りだと感じてしまいました。
私が鑑賞した新海誠監督の作品は、毎回ラストシーンが弱いような、感動が薄いように感じてしまいます。
心理描写についても、陽菜の帆高へ対する態度が、序盤では無理矢理だったように感じました。
声優が万全の状態だったとしても、無難すぎるストーリーなので、星は3止まりになったように思います。
大衆受けを狙うのも分かりますが、もう少しストーリーに棘があっても良かった気がします。
全体的に見て、つまらなくはないんだけどもう一度劇場で見ようと思う程ではない、という感じでした。
君の名は。や言の葉の庭にも言えることですが、自分からまた観ようとすることは無いでしょう。
個人的な意見ですが、少し過大評価し過ぎでは?
しかし、今までの作品と同じような雰囲気なので、新海誠監督の作品が好きな方は、観て損はないと思います。
映像に1.4点、その他で0.1点と言った感じです。
君の名は。よりは面白いので、新海誠監督の次回作に期待です。
君の名はより好き
※軽度ですがネタバレを含みます
新海節が前回という話を聞き、また評価でもビターな後味との事を聞き見に行ってまいりましたが。見終わった感想としては「新海節とはなんぞや?」と疑問になるほど、後味の悪さは別にありませんでした。
思春期の少年が家を出て憧れの都会へと上京し、そこでの出会いが、経験が、恋が、少年を成長させていく。一夏の青春を描いた王道的なボーイミーツガールだと思います。
細かい設定の粗とか、現実ならどうだったかなんてのは割とどうでも良く、頭空っぽにしてみる類の作品。そもそもリーゼントの警官なんてキャラクターを出してる時点で、リアリティを描こうとしてる感じは全くしないですしね。
前作「君の名は」と比較すると私は断然こっちの方が好きです。
恋愛というよりはストーリー重視で物語の謎を追う事が主軸であり、少しミステリー色もあったのが君の名はだと思います。
天気の子は本当にすんなりとただただ主人公とヒロインの青春を描いた作品。物語に大した謎なんてものも存在してませんし、考えるほど複雑な要素もありません。頭空っぽにしてヒロイン可愛いなーとか思うだけで楽しめる作品かと。
私は複雑な作品よりもこういうスマートで分りやすすい作品の方が好きなので、君の名はより断然こちらのほうが楽しめました。
もったいないなと感じたのはRADの音楽。正直あまりこの映画には合ってなかったのではないかと感じました。
音楽は全体的に五月蠅いなと感じる事の方が多く「君の名はでウケたから」という理由で使われただけの印象を強く感じてしまい、映画と音楽を合わせようという意識はあまり感じられませんでした。
晴れを扱った作品なのか雨を扱った作品なのかでイメージがだいぶ変わりそうですが、個人的には雨を題材とした印象が強い作品だったこともあり、全体的にジャカジャカした音楽よりも、もう少し静かで落ち着いた曲調のほうがあっていたのではと感じました。
アニメ作品での素直なボーイミーツガールを楽しみたい人にはオススメです。
映画館で見る価値あり
「君の名は」と比べると、それほどでもないけど、娯楽作品としては手に汗握る展開でとっても面白かったです。
最近の新海誠さんらしいハッピーエンドで、エンドロールも小気味よく清々しい気持ちで映画館を出ることができて満足してます。
約46億年の地球の永い歴史の中では、地球全体が氷の天体だったことが2回もあったこと比べると、関東が江戸以前に戻ってもいいんじゃないと私的にはスッとしました。
ただ、残念なのはヒロインの援助交際を思わせる軽率な行動と動機が納得できないのが、すごく残念で、この作品をもう2度と見ようとは思いません。
主体的に生きていい
「大人と子供の対比、主体性、思いの純度の高さ」
適当に思ったことを。まとまりのない文章ですみません。
犯罪を犯しても、東京が水に沈んでも、女の子を救いたい。この選択をとることに迷いがない。
→
主人公は重大犯罪を厭わず犯せるほどのこうしたい・こうあるべきだという混じりけのない思いを持つことができていた。このとき、少年は自分の生活や、周囲の人、社会全体のことはほとんど考えていない。
要は、独善的だけれども単純な思考で、しかも自分の行動が正しいと自分で確信できている。
このような、シンプルに何が正しいのかを自分で決めるのはオトナには難しいし、自分の選択が本当に正しいと自分で確信することは難しい。
通常、オトナは人生経験を経て自分の生活や、周囲の人、社会が波風立たないようにしようという考えが頭に浮かぶので、こうありたいと思っていても、いろんなことを考慮に入れて、総合的な判断で無難な選択しがちだ。
つまり、オトナになると、混じりけのない思いで行動を起こすのが難しくなる。
この点、今回の主人公はいろんなことを度外視して、女の子を救いたいというピュアで強い心のみで行動できていたのをみて、自分も子供のころは今より純粋で強い思いを持てていたなと懐かしく感じた。オトナになった今は無難なことしかできないし、感情の振れ幅も小さくなった。
・世界は変わったんじゃなくて、「世界を変えたんだ」という表現。
→主体性が感じられる。東京が水に沈んでも、引っ越ししたおばあさんが言っていたように、何とかなっている。この世界はもともとくるっているから、自分が独善的に世界を変えても何とかなるから気にするな。周りを気にせず思うようにやれ。ということ。
ラストはアレでいいのかなぁ、うーん…
結局、東京は水没して壊滅状態になっちゃうわけじゃないですか。それは果たしてどうなのかなぁ。
あと、主人公がピストルを見つけて隠し持つという設定って、本当に必要だったのか、ちょっと疑問に思うんですよ。
何か妙に暴力的なリアリティーがあって少し嫌な感じだった。他に代替できたんじゃないのかね。
まあ、あれがあったからこそ警察に追われることになったわけで、ラストの警察とのチェイスを作る要因だから止む得ないのかとも思うけど、なんか違う。
あと、協賛したスポンサーだと思うけど、映画の前にもバイトルやソフトバンクのCMが流れて興ざめだった。
テレビでも日清食品などその手のヤツがヘビロテしてるし、何かそういった大企業にひどく媚びてる雰囲気が感じられてしまったのはとても残念。
そうだそうだ、映画の冒頭で主人公が伊豆諸島の離島から東京に出てくる理由が不明で、なんだかよくわからないままにストーリーが進展していくのがイマイチな取り残された気が。
もしかしたら期待が大きすぎたのかもしれないなぁと。
絶対に見てほしい
本当にすごいです。あまりいうとネタバレになるので言いませんが、感動しました。
音楽も最高です。本当に新海監督の映画にはRADWIMPSが合っています。
おそらくもう一回見に行きます。
ぜひ見に行ってください。
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