天気の子のレビュー・感想・評価
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「君の名は。」と比較しないで!
先週末公開された当該作品の
週末興行成績は、初登場1位でした。(土日だけで12億円)
しかも、なんと、公開後たった数日で
既に、約600人のレビューなのです!
あの「アラジン」ですら、約500人なのに!
注目度の高さを示しています!
でも、
興行成績250億円の「君の名は。」と比較しないで下さい。
「こんな事あり得ない!」と思いながらも、
心の底から何かが、こみ上げてきて、涙がこぼれてしまう。
貧乏だけど
一生懸命に生活し、
悪い事をしないだけでなく
他人を笑顔にしてくれる人間が
幸せに生きられる
と
信じたいものです。
だって、
陽菜は、
何も悪い事をしていないのだから。
Michi
晴れやかな気持が広がる作品
ここ最近の新海作品は毎度驚かされるので、本作もとても楽しみにしていました。
「言の葉」ではこれまでより一歩先に、「君の名は」ではさらにその先に踏み込んだ作品を描いてきました。
そして「天気の子」もまた、さらにその一歩先が描かれていたのです。本当にすごかった。
まずその映像美にはただただ魅せられます。本当に美しい。
私はどうしてもIMAXで観ると決めていたのですが、そうして本当に良かったです。
映像の奥行きとか一体感とか色々ありますが、空の広がりが本当素晴らしかったんですよ。観に行ける環境でしたらIMAXを強くお勧めします。
今回も映像と音楽の絡め方がうまく、曲数はいつもより多く使用。
RADだけでなく三浦透子が歌う楽曲もあって、それがまたうまくメリハリを効かせています。各シーンと共にとても心に残りました。
楽曲は歌詞が実に物語とあっていて、鑑賞前にいくつか曲を聴くか歌詞を読むかすると、より物語に入りこめると思いますよ。特に「グランドエスケープ」と言う曲がかかるシーンはものすごいものがありました。
また制作側の遊び心も感じられ、随所に色々カメオ出演が見られますよ。
それといくつかのパーツからか、何処か「雲の向こう」を感じました。私だけかもしれませんが。
他、設定とか細かいところで少し気になるところもあるのですが、演出と音楽と映像で全部振り抜いてます。でも雰囲気だけでハナからそこを描くつもりも無かったのでしょう。
シンプルな男の子と女の子のお話。様々な事に苦しみながら少年が選択する姿を描いた物語でした。
そうした末に迎えたラストシーン、それは実に心地良かったです。
鑑賞後劇場を後にする時は、良い天気の日のようにとても晴れやかな気持ちになってました。
そんなとても素敵な作品でした。
あとこれはレビューと違うのですが、キーとなる屋上に鳥居のある古びたビル。
あれは「代々木会館」がおそらくモデルです。
東京の九龍城と愛されてきましたが、とうとう8/1(2019年)から解体工事が始まります。
すでに入る事はできませんが、気になる方は早めに訪れるのが良いと思いますよ。
少し残念
前回の君の名はが、素晴らしすぎたので、少しがっかりしたというのが、本音です。前回は、3回は見ましたが、今回は見ようという気にはなりませんでした。映像はキレイでしたので、3です。次回作を期待してます❗️
申し訳ないが、、、
まず率直に、内容が薄いなと思った。
私のように、現実的ではないことが度々起こる映画を好まない人や内容が濃い映画を好きな人には間違いなくおすすめできない。逆に、内容の濃さよりもただただ映像が綺麗な映画が好きな人や、少女漫画でキュンキュンし、脳内お花畑な人には 美しい純粋な素敵な愛の映画として良いのではないか。
熱狂的な新海誠ファンでもアンチでもないし、映画をこよなく愛する映画ヲタクでもない。一般的な映画好きなため、細かい情景描写、映像の美、その他詳しいことは分からないが、シンプルにつまらなかった。
唯一良かったのは 目の付け所は面白いなと感じた。100パーセントの晴れ女。これは今まで勿論無く 誰もが気になる設定であった。
しかし内容は、 大人になれない、まさに厨二病を患っている男の子の物語だ。一見、自分の愛する人と一緒に生きられればそれでいいという純粋な愛を描いているように見えるが 私には自分さえ幸せならそれでいいという あまりにも身勝手な幼稚な考えにしか思えなかった。この二人のせいで雨が続き、自分の住んでる町が沈んでいくなんて許せる訳がない。 最後大学生くらいに成長した主人公が出てくるが 未だに 前半の中学生の時と、中身、考え方が変わってなく 驚き、また幻滅した。
天気の子になったヒロインは人柱となり、生きているうちは世の中の天気は異常気象になってしまう。異常気象を元に戻すには 消えるしかない。
これがこの映画の論点になってくるのだが、結局最後まで解決策はなく、異常気象はこの先もなおることはないが、これからも二人は一緒に居られるという 終わり方だ。微妙すぎる、、、呆気にとられた。
何故かたまたま拳銃が落ちていて拾ってしまい、警察に追われる身に、、途中では激しい警察との追いかけっこ、封鎖されてる線路を走る主人公を 何故か声をかけるだけで止めない 修復作業の人たち。よく分からない。きっと、この映画はそんなに深く考えてはいけないのであろう。
君の名は で期待して見た人も多いと思うが、今作は残念であった。ただのいつまでも厨二病を患っている犯罪者の話であった。中高生たち、銃は持ったらいけないよ 入ってはいけないところに入ってはいけないよ ラブホに泊まってはいけないよ 愛の力が無限大でも法律を侵すことは絶対に許されないんだよ。勘違いしないでね。
最後に、他のアニメ映画にも言えるが、みんなが見るアニメ映画にアニヲタが好きそうな 「気の強い女に尻に敷かれる主人公、童貞っぽい照れ屋な主人公、アニヲタが好きそうな男女の掛け合い」 などは個人的にやめて欲しい、
気持ち悪いし興醒めする。そっちの層がターゲットであるなら残念である。
これは見るべき映画
最初にひとつ言わせてもらいたいのは本田翼の声優が下手と批判していた人達に対するものである。実際映画を観ていて違和感を感じることはなかったし、むしろ個人的には好きなキャラクター像を出してくれていたと思う。
本編に関しては文句無しの名作。作画はもちろん音楽とのマッチングも良かった。「16歳」という難しい年齢の主人公の純粋で必死な姿に何度も胸を打たれた。終わり方についてはやはり賛否が別れるとは思うが、私はこの終わり方で納得している。「君の名は。」に引き続いて大きなプレッシャーを抱えて臨んだと思われるこの作品だが、素晴らしい作品だった。新海誠さんの映画には驚かされてばかりだ。
とにかく、この映画は特に高校生に観てもらいたい映画だ。恋をしてる人は特に。この素晴らしい作品がより多くの人に届く事を願っている。本当に鳥肌モノだ。
感想というかメモ
「君の名は」が新海誠のベスト盤なら、今回はそれを経た上での一歩先に進んだ代表曲みたいな感じ。
予告編を観た感じ、いつもの新海誠作品の男子女子が、いつもとは違って積極的に外の世界と触れあってて、「新海誠セカイ系やめたん?」とか思ってた。
実際、中盤ぐらいまでは家出した少年の東京での家族の形成だったり、恋愛未満のヒロインとの付き合いだったり、自分で金を稼いで生活できるようになるまでがなんならジュブナイルっぽく描かれてて、セカイ系が無理な僕は新海誠監督作で初めて乗れた。
「でも俺が乗れるってことは新海誠っぽさが薄れてるって事だよな…『君の名は』売れてひよっちまったのかな…」とか思ってた。
そしたらば、終盤に行くに連れ結局いつも以上にいつもの新海誠っぽさが全開の話に。
しかも今回は、主人公が開けた世界を経た上でセカイ系の世界を選んだり、登場人物の大人がセカイ系とか新海誠作品の青臭さをメタく批評してたり、実際に劇中の二人の行いで割とディストピアな世界になっちゃったりした後を見せてる分、その「新海誠っぽさ」がより強固に。
「俺はコレが本気でいいと思ってるし、コレで飯食ってるから!」感をドン!とやられたみたいでデルトロ的なジャンルに対する偏愛を感じた。
コレは、「君の名は」で自信のやりたいことがある程度一般の眼に触れた後にその本質を自分から語り直してるようなものだと思う。
生きづらくなったとこで生きるとか言うてはりますしね。
セカイ系に対するメタな批評にもとれる。
俺も須賀さんと一緒で「新海誠青臭くて食えたもんじゃねぇわ」派だけど、そこまで言うんだったら勝手に生きろ!くらいには感心しました。
特に、閉じた世界と開けた世界とを主人公が選ぶっていうのはよいですね。
そういった、開けた世界とセカイ系の世界の対比はSNSだったり公の象徴の警察だったり、ちょこちょこと小出しにもされてる気がします。
生きづらくなった東京も、それを暗示する雨も決して綺麗には描かれてないのもよいし、そらでも最後のカットに咲いてる花、っていうのもベタだけどいいじゃない。
それ以外だと、観光地以外、特に代々木側を含めた新宿がリアルな東京の風景も観てるだけで楽しいし、最終盤の東京も多摩とか小金井とかが地価上がってそうとか思いつつ、アトラスのゲームみたいでいい。
あと生きづらくなった東京も結局市民は普通に暮らしを営んでるらしいってのを描いてるのがよかった。
天気予報とか。
特等席
感動しました。
映し出されるスクリーンの世界は美しくて、たぶんどの席に座っていてもじぶんだけの特等席から観てる。打ち上げ花火、上からみるか横からみるか、真上からみれましたね。
雨、水、汗、涙が切なくなるほど美して生きている。動きのあるそれらが自然も人間も生きているということ、生かされて生かされているということ、生きていていいんだということを伝えて くる。感動。
穂高が走る走る。そのひたすら上を目指す姿から、おとなたちもこどもたちも息苦しい、生き苦しい今こそ、なんといえばわからないけれど、まさに「大丈夫になりたい」としか言い表せないような気持ちがふりしぼるように湧いて沸いて。感動。
いろんな解釈がありそうですが難しいこと抜きに映像とストーリーに何を言っても足りないし、表せないけれど、とにかく感動してしまった。
また明日も観に行きます。
天気の子は愛の讃歌だ
特に良くもないし特に悪くもない
自分としては君の名は。が4点なので天気の子はそれに劣るので3点
この作品を観ていたらエディット・ピアフの愛の讃歌を思い出した
愛のためなら
主人公の数々の犯罪行為も
ヒロインが雷をおこしてトラックを大破することも
キャラの過去の情報が皆無に近いことも
降り続く雨で水位が大幅に上がった東京も
ベテラン刑事の声が平泉成だと誰でもわかることも
そのほかいろいろな?も
どうでもいいのである
人を愛するということは素晴らしい
若いって素晴らしい
アオハル万歳
自分には合わなかったです
無理だった
ヒントを投げて考察させたいのだろうが、そんな気力も起きないぐらい、観るべき点、ツッコミどころ、考えなくてはいけないことが多すぎる
おそらく1回観ただけでは追い切れない
計算されていないようで計算しつくされてる、みたいな評価をしているサイトがあったが、普通に計算して欲しい
テーマについては、社会からの脱却、恋愛、おじさんの成長(信じる勇気・諦めない心みたいな)で良いのか
ラストは何が大丈夫なのか全く分からず呆然
主人公の選択については否定する気は無いですが
主人公達は事の次第が分かっているのでそりゃ大丈夫なのかもしれないが、二人以外の事は本当にどうでもいいんだな、と
暴力のようだと感じた
この映画を観て泣いていた方もいらっしゃったのですが、何も感じることが出来なくて正直焦りました
二度観る気にはならないが
こういうことを書きにくるぐらいに考えさせる内容ではあった
これを観て自分は何かを得たのか
この先、監督の作るものとわかり合うことは無いのかもしれない
前作や何かの映画で観たようなシーンばかりだが、絵や音楽自体は綺麗
解りやすくて面白い❗
星🌟🌟🌟🌟新海監督の作品初めて観たのですが…凄く解りやすくて面白かったです❗予告編では脇役だと思っていた小栗旬や本田翼が主人公と絡む重要な役で役と声が意外と合っていてハマって観れました❗正直後々まで心に残る作品とまではいきませんが最近アニメは難解な作品が多かったので…ちょっと安心しました❗ラストも観客に判断させるような終わり方ではなくて良かったです❗実際最近雨がよく降るので100%晴れ女いてくれたら嬉しいのですが…❗
無難に良作
演出、映像、テーマは素晴らしいので部分で感動するのは間違いないしシナリオも展開が王道で安心できるし茶番が多めで笑い所見所も多い。登場キャラクターがほぼ全員魅力的。
余計な事さえ考えなければ無難に良作だと感じました。エンターテイメントとしては十分です。
×をつけるなら作品のテンポの統一感とリズムが悪いと感じました。魅せたいシーンを作りすぎて配置とバランスがグダグダしてるので、鑑賞中に無駄な息継ぎが入る。暇ができるのでふと余計な思考ノイズが何度も巡る。
地上波でCMカット挟むとちょうどいいかもしれない。
でも、それはいつものことでいちいちなんかの影がチラつく新海誠らしいといえばらしい作品です。
夏のデートにはとてもよいイベント映画だと思います。恋人と観に行って好きなシーン言い合うにはネタに困らないかな。
土砂降り
もうずっと土砂降りだった。
怒られれば笑ってしまうほど限界だった。
成果も認められなければ頑張りも認められない。母はそんなに私を全否定してどうしたいんだ?
でもまあ、母には絶望しても世界にまだ絶望してないのでYahoo!で検索した。
「家出 方法」
そしたら何故か天気の子の考察サイトやらが出てくる。なんで?あーなるほど。サイトのタイトルで理解。
今日は朝から泣いてばかりだ。もうどうにかこの苛立ち悔しさ虚しさ消し去りたいなと思った。映画なんか観に行くべきではない状況。だけど、夜行バスに飛び乗って東京に家出するよりましだ。家出のつもりで映画館に逃げ込んでやろう。ご飯要らないから、とだけ言って家を飛び出して映画館のあるショッピングモールに向かった。
警報が出るほどの大雨だった。サンダルは一瞬で浸された。いつも雨は嫌いだった。でも雨以上に家が嫌いだ。あまりの大粒の雨、むしろ清々しかった。泣いて歩いてもバレないのがいい。
映画を観た。
良かった。今日来て良かった。今観て良かった。助かった。助けられた。日常は生々しい。でもそれが不思議と美しい。知っていたはずのことだけど、忘れていたこと。
観終わって、私が私の力で生きられないという根拠なんてどこにあるんだと思った。映画を観て強くなれたんだと思う。
私も、欲しいものに必死に手を伸ばそ。
映画館を出て、まだ雨が降っていたことにほっとした。小雨で傘が要らないくらいだったけれど、濡れながら、ちょっと笑顔で歩けた。この世界は誰かが作り変えたものかも、なんて思えた。強く願えば晴れそうだ。
とても良い映画だと思います。
稚拙な文章で失礼いたしました。
最高でしたっ!
最後付近のクライマックスで、帆高が皆の協力を経て屋上に駆け上がるシーンで涙が止まりませんでした。。銃を売ってでも大好きな人を助けたい、何がなんでも助けたい。その強い気持ちに失恋した自分を重ね、自分はあそこまで強い行動が出来なかった。
色々な感情や記憶を思い出して涙が自然に溢れました。
大人になるにつれ、痛みから自分を守る術を覚え、自分を見失なわないようにして。。でも、ホントは帆高みたいに全力で好きな人に向き合いたいって思ってる。。そうやって、普段気づいてるけど蓋をしている自分の心に改めて向き合える。そんな素敵な映画でした。
次回作も期待しています!これまでの新海さんの作品で1番好きです!
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