天気の子のレビュー・感想・評価
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ごちそうさまでした。
これは賛否が別れる映画かとは思いますが、
個人的には名作&今年度No.1でした!!!
最後の東京大洪水も、予想の斜め上を行くなぁ…と、楽しんでしまってます(^_^)
…これは、私の予想なんですが、次作があるならきっと、晴れる話なのではないかと思ってます!
君の名は。の最後のシーンで、雨から晴れへと変わったシーンがあったので…(*^^*)
まぁ、もう私は新海監督のファンなので、どんな突拍子も無い話でも、絶対に見たいと思ってますけどッ!!!
だから、評価するなら必ず一度は見ないとですよね~👍
つまりッ!、何度でも見たい作品でしたぁ!!
PS,ゼッッッタイに、曲で鳥肌立った人いると思いまする。
良かった…!
本作は、前作のデジャブを期待しすぎなければ、とても良い作品だと思います。
前作は予定調和的な帰結が、広い層への感動と共感を呼びました。単純なストーリーを一見複雑に見せかけ、視聴者自身に解決させる。難問を簡単な図解に落とし込み、子供自身に解かせることで自信をつけさせる有名塾講師のような…。新海監督の上手さを感じる作品でした。
今回は、いい意味でワイルドです。監督の持つ価値観、メッセージ性、前作の焼き直しにしないぞ!という気持ちをそのままぶつけてきてくれてるような…生々しい印象を持ちました。作者との対話という意味ではリアリティのある作品だと思います。
前作はひろい層に受け入れられる作品だったので、新作にあたっては、色々な葛藤やプレッシャーがあったかと思いますが、前々作までの悲恋な要素、前作のハッピーエンド的な要素をうまくバランシングさせた結末への持って行き方は、さすがだと思います。
さて、設定についてですが、自身が人柱になることで狂った天候をおさめてきた代々の天気の巫女達。その結果としての現代の東京の姿。かつての東京は、「本郷も、かねやすまでは江戸のうち」といわれたように、もっと小さかった。銀座のすぐ近くまで東京湾がきていて、日本橋には魚河岸があった。そんな江戸の海を埋め立て、そこにいた海の生物達を追いやって繁栄してきた不自然な東京。不自然な繁栄の象徴たる歌舞伎町の街並み。そんな不自然さを維持するために人柱が必要だった。天気の巫女が人柱から解放されたことで、東京の街も狂いから解放され、本来あるべき姿に戻った。
色んな感じ方があるかと思いますが、そう考えると最後のシーンも違った楽しみ方ができるんだと思います。
ところで、巫女のお話、前作の、代々夢を見てきた宮水の人たちのお話を思い出しました。そして、平泉さん演じる刑事さんが須賀さんに、「泣いてる」と声をかけるシーン。宮水のお婆さんが三葉に「夢を見ている」と声をかけるシーンとシンクロしました。きっと、あのとき須賀さんは、奥さんとの叶わぬ夢を見ていたんでしょうね。
新海監督、今回も素敵な作品をありがとうございました。
やっぱり一番はグラの良さかな?
最前列で見たら、首が疲れたが、臨場感がハンパない。グラフィックも綺麗だった。空を見上げる感覚だから案外アリなのかも? どうしても3年前の名作と比較してしまうのだが、設定的にはアレだよね。若干入り込みにくいというか、主人公の家出の理由とかバックグラウンドとか、話が見えない部分がある。でも新海監督が描きたかったのはそんなことではなく。。なんなんだろう。リアリティはなかったが、最近やたら異常気象が多いし、今年の梅雨も長かった。この点は新海監督持ってるよね。そういう意味では怖い。晴れの貴重さを感じる。もちろん雨も大事なのだが、大切なのはバランスだよね。・・・なんか薄っぺらい感想だな。でも見せ方として前作に似ていて、語り口調でストーリーを進める点とか、歴史的な事象と不可思議な現象を結びつける点とか、あとは好きな子と会える?会えない?みたいな展開とか、今後もパターン化しそうだと思った。個人的にミステリーと感じたのは、船の甲板で遭遇したバケツの水をひっくり返したような雨の理由で、それが結局明快にならなかったこと。あの現象は都内でも中学生が体験しているが、おそらく天気を操作したことによるものだよね? そういうポイントに絞って、ミステリアスに見せるのもアリだったかもしれない。せっかく超常現象系の雑誌とリンクさせてるなら、ちょっと謎解き要素が足りてなかったかも。
君の名は。を未鑑賞の私でも…
絵が素晴らしく美しい。
レンゲを咥える音とか、グータッチのゴツっとした音とか、音声表現も繊細で感動した。
声優もあれ?と気になる部分もあるが、酷評するほどのレベルでない。叫んだり嫌がったりするところ以外は違和感ない。
問題はストーリーのとんでもないつまらなさ。
マンガとかの一話分くらいしかないベースの話を、延ばしに延ばして付加価値つけて、味がしないガムの様にのびのびにしている印象でした。
観てる方はなんとなく、消えちゃうのかな…とか、なんらかのしっぺ返しが…と思って見てるから結末に大した意外性もなく、「不思議な力を金儲けに使っちゃったからそりゃあねぇ…」という気分。
主人公の家出理由も明かされないから共感も出来ないし、なによりピストル要らなくない?1回目は未だしも、2回も出てきてさらに撃っちゃうって普通の感情じゃない。全然感情移入出来ないし成長してない。
前作が大ヒットしてしまったから、「この台本つまんなくないですか?」ってツッこめる人が居なくなってしまったのでしょうか。
30分のショートフィルムとかにしたらめちゃめちゃ感動出来る作品になったかも。
それと東京下町の人間からすると、迎え火・送り火は7月13〜16日で、どう考えても外苑の花火より前なのですが…?そこがすごく気になりました。
神津島が舞台(主人公の出身地)になっているということで、縁がある島なので観に行きましたが、ホントにチラッとしか出てきてないのが残念でした。次作に期待したいです。
須賀さんについて
ネタバレを書きなぐるために利用させていただきます。
須賀さんの行動に納得がいかないという意見をよく見るので、自分なりにいろいろこねくり回したところを書かせてていただきます。個人的な意見なので、そんな見方もあるんだ程度にどうぞ。
*須賀圭介について
帆高を気にかけて家出少年と知りながら雇う。家出で上京し、その後知り合った奥さんと結婚。会社の名前は自分と奥さんの名前(明日香)からだろう。
リアリストだがオカルト系の雑誌に記事を提供している。
娘が生まれ、会社の事務所に背比べの線があることから自宅としても使っていたと推測される。
事故で奥さんを失うが、事務所の冷蔵庫に奥さんのものと思われるメモがいまだに張り付けてあるあたり心の整理はついていないのだろう。娘は母方の義母に引き取られ、なかなかあわせてもらえないが引き取りの手続きは進めている。
劇中、未成年者誘拐の嫌疑を恐れ(子供の引き取りに影響を及ぼす可能性が高いからだろう)、帆高を追い出す。その際、大人になれと声をかける。
帆高が警察署から逃げ出し、刑事が事務所を訪れた際、帆高が陽菜を探すために逃げ出したと聞いて無意識に涙を流す。妻が亡くなった事故はぐうの音も出ない現実をリアリストの須賀に突きつけたが、それでも未だ割り切れていない須賀には帆高の気持ちが痛いほどわかったに違いない。リアリストであるが故に、一度しか体験していない陽菜の100%晴れ女は偶然だと思っているだろうが、帆高から聞いた廃ビルの屋上に帆高が行くであろう事は想像がつく。
そして帆高が銃を持っているかもしれないという情報はおそらくここで聞いたのではないか。もし、精神の安定を崩している帆高が警察を撃ってしまったら。警察が自衛の為帆高を撃ったら。取り返しのつかないことになる。それだけはさせないと、この時須賀は『大事なことの順番を入れ替えた』のだ。
廃ビルについた警察は、『被疑者の車』と発言している。もしかしたら家出をかくまった事はもうばれてる訳だから行動に移したとも考えられるが、動かなければ傷は浅くてすむのに行動した事に変わりはない。
廃ビルにて、須賀は帆高をなだめ、一緒に自首しようと提案する。リアリストの須賀にとっては、それが一番丸く収まる流れだった。廃ビルに来てしまったのだから、屋上に陽菜がいるならもう確保も同然だという判断だろう。拳銃を持っているかもしれない帆高を保護したかったし、わざわざ危険な壊れた非常階段を警察に追われながら登る必要もない。
しかし、帆高は晴れ女を信じている。祈りとともに鳥居をくぐる事が陽菜を救う唯一の手段だと確信し、屋上に向かう為に須賀に噛みつく。予想しなかった抵抗にあって須賀は帆高を反射的に蹴り飛ばすが、その先に捨てた拳銃がたまたま転がっていた。
拳銃を向ける帆高は天井に向かって銃を撃つ。到着した警察は銃を帆高に向けるが、予想した中で最悪の展開に須賀はなんとか双方をなだめようとする。帆高は拳銃を捨て、屋上に走る。
拳銃を捨てた時点で、須賀の目的は果たされたのだ。その帆高を高井刑事が抑え込み、手錠をかける。それでももがく帆高に、おそらく理屈ではない何かに突き動かされて須賀は体当たりをする。
帆高が取り返しのつかない状況になる事は、拳銃を捨てた事で防げた。そこで大人の感情が揺らいだのだろう。もともと昔の自分を重ねて見ていた須賀はそこで帆高を屋上に行かせるという行動に出てしまったのだろう。拳銃を捨てたのだから、それくらいやらせてやってもいいだろう、と思ったのかもしれない。
いきなり帆高の手助けをしたところに唐突さを感じるかもしれないが、何度も言うように大人としての須賀の目的はすでに果たされたのだ。帆高を屋上に送るのは、できることがあるのならさせてやりたい、自分も奥さんが救えるなら何でもしたかった、というセンチメンタリズムからではないだろうか。
そこで帆高は鳥居をくぐり、超常的な経験をして陽菜を取り戻す訳だが、現象を外から見ると屋上にいた行方不明の女の子の所に男の子がたどり着いた、というただそれだけの話である。
結果帆高も須賀も夏美も逮捕され、正式な手順を踏んで罰を受ける。陽菜と凪がその後一緒に暮らせたかは物語の中では語られず、帆高は保護観察着きで実家の島に送り返される。
逮捕された結果か、須賀は三年後も子供と一緒に暮らせていないようだし、夏美もすぐに就職できたかは怪しい。おまけに思い出の一杯あったであろう事務所は水没している。
そう、関係者全員思い通りになっていないのだ。天気の子という超常現象抜きに本作を見ると、誰一人うまくいかない話なのである。
しかし、視聴者は知っている。帆高は選択をし、勝ち取ったと。自分の身と引き換えに東京が沈むことを防ぐ事が可能だった少女は、自分の為に帆高の手を取ったと。
もし、あの場所に須賀が行かなかったら。噛みついたのが須賀ではなく高井刑事だったら。最悪の展開を防いだのは、やはり須賀であるし、須賀が行動しなかったら陽菜も戻ってくることは無かった(かわりに東京が水没する事も無かった訳だが)。賛否の別れる作品であることは想像に難くない。だけど、須賀さんに関しては、こんな感じに見たら納得できるんじゃないかな、と思う。
長々と語りましたが、須賀さんに感情移入したおっさんは本作に大変満足しているという事です。
セカイの見方が変わる映画でした
以下ネタバレを含みます。
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冒頭、島育ちの少年が「光」を追って家出し東京へ出る。
この少年の生い立ちや心理について描写は少ないが、あえて「外へ出たい」「光が指す世界を目指したい」
という抑圧からの開放を求める若々しい希望のみを感じさせてる。これは思春期誰しも少しは感じたことのある感情に近い。
そんな少年が出てきた東京の実際は
新宿の雑踏・池袋のラブホ街などおよそ光とはほど遠い薄汚れた世界である。
やけにリアルに描かれた街並からは、人が作り上げた世界の混沌や狂いを感じさせる。
また警察・児童相談所・子供と引き離される親・就職で同調を求められる女性・チンピラとの絡みなどの描写からは感情のまま動くことへの「抑圧」「障壁」のイメージを持つ。
対して少年の女性に対する新鮮な反応や、貧しくはではあるがこの上なく美味しそうな食事は、人の持つ本来の感情の瑞々しさが表現されている。
少年から見て「光」となるのは100%の晴れ女の少女との出会い。少女のチョーカーは彼女の力を表すアイテムであろう。
彼女は少年との関わりを通して「人々は晴れを願っている」「能力は人の役に立つ」と自分の役割を意識する。
一方で少年は彼女に惹かれ、愛情を持つ。
その後、少女は東京に襲いかかる災害を自分が「人柱」となることで回避できるのだと知る。
自分の役割を意識しながらも、15歳の少女に葛藤が無いはずがない。しかし彼女は人々の生活と少年の何気ない返事から自分が犠牲になる選択をする。
少女を犠牲に東京は晴れた。人々は喜んだ。
人々の夢の中には「晴れ女」が空に登っていく姿が映された。
人々は何も知らず喜んだように見える。そうではない、人々は大勢の幸せのために、犠牲になる「誰か」の存在をなんとなく感じているが無視しているのだ。
従来この世界では大勢の利益のために個人犠牲とする選択を重ね、またそれを美徳とする意識が根付いている。
大勢の犠牲を出してでも個人を守る行動を悪とさえ認識してしまっているのだ。
だからこそ、少女を取り戻したいとする少年の反社会的で非常識な自分勝手な行動(警察から逃げ出す、銃を向ける、線路を走る)を理解できず批判し、少年に感情移入出来ない。何故ここまでの行動をとるのか?
異常気象で人々が困る選択で良いのか?と。
映画自体に賛否が分かれているのはおそらくこの部分であり、新海監督はあえて共感出来ないような描写を入れているのだと感じた。
共感できない方は是非もう一度考えて欲しい。少年と少女の純粋な気持よりも大勢の利益や社会の秩序を意識した自分がいる事を。そしてこの部分がいわゆる”大人”である須賀の人柄に集約されている。
少女を取り返したことと引き換えに、東京は水に沈んだ。雨が降るのは少女のせいか?
そうではない。世界はもともとそう創られていたのだと占い師や神主へのインタビュー、夫を亡くしたおばあさんの話から汲み取れる。
そして水に沈んだ東京でも、人々はやはりそれなりに対応し生活を続けることが出来ている。
3年間、少年は自分の選択がセカイの形を変えてしまったと罪悪感に苛まれ彼女に会うことを躊躇する。なんと言えばよいのか分からないのだ。
東京は海に沈む運命にあったんだ、人は生活しているから気にすることはないよ、と少女への言い訳めいたことを考えながら再び会いに行く。
しかし坂の上で祈る少女と再会するとそんな考えは吹き飛んでしまう。
ただ愛する人が生きてそばにいる。セカイは確かに変わったけれど、
自分たちはこれで「きっと、大丈夫」なのだと確信したのだ。
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自分が純粋な感情を無視できるようになった(この映画いう「大人」になった)からこそ、考えさせられた。
本作は個人を犠牲にし集団の利益を優先している心理、そして純粋に人を愛することに障壁がある現代を表した作品であったように思う。
私達が住むこの混沌としたセカイと水に沈んだセカイのどちらが狂っているとするか。感情を無視し「常識」へ順応することと、愛する人のため周りを見ず駆け抜けることのどちらが狂っているのか。
もう一度見て、考えたくなる映画でした。
最高のメッセージ
主人公へ共感できないって酷評されてるレビューが多いですね。
ものすごく一途に行動する思春期男子、その結果どうなるかが分かってるから止めようとする須賀。この二人の関係が分からないと、面白くないのではないかな?
須賀が涙したのは、陽菜が人柱になったことが分かったからでしょう。だけど、帆高が陽菜を救い出してしまうと世の中の秩序が壊れるのも分かってる。だから、廃ビルまでわざわざ止めに行ったんだけど、帆高の純粋すぎる思いに突破されてしまった。
須賀は秩序はあるけど何か根本的なことが狂ってしまっている人間社会の象徴。それは前半部の東京の暗部描写でこれでもか!ってくらい描かれている。それを帆高は壊して新しい時代を作っていこうとしてるわけです。
東京が水没してとんでもない!って意見もあるけど、それはアニメだからできた表現で、陽菜と帆高が再開した後からは素晴らしい未来が作り出されようとしている。大人にはない、思春期だからこその純粋でまっすぐな「好き」という気持ちが、新しい時代を作っていけるんだ、ってメッセージです。自分は最高に素敵だと思いました。「君の名は」で表現できなかったことも十分に伝わってます。
新海さんは従来の価値観を飛び越えた天才的なクリエイターですね。大画面で見るのをお勧めします。
良き映画
映像が素晴らしい。
ストーリーも良い。
東京の雨つづきの天気とこの映画のリンクは素晴らしかった。
心が浄化される。
ただ最後の方はもう少ししっくりこない感じがあった。
高校1年のほだか が ひなと出会う。
彼は島の生活が嫌で家出をしてきた。
バイトを探すも見つからず、そんななかでマックのバイトをしていたひなに出会う。
バイトはとあるおっさんのところで始める。
このおっさんはムー向けに執筆するオカルト記事を書く事務所。
ひなは天気を祈ると晴れるという技をもつ。
ほだかはそれをビジネスにする。
でも雨つづきの天気はひなが人柱になるこたで晴れる。
でも、ひなを失ったことに狂う少年は、ひなを探しに鳥居をくぐり天気の世界にいき、ひなを助ける。
でもその過程で警察には逆らいまくるので、警察につかまる。
元の島に戻り、またヒナに会いに行くところで終わり。
雨だね、また。
色々レビューを読んで観たので、成る程、、と、あの老人の孫はだれ?きみの名の?
とか、
でも兎に角雨が美しく、確かに異常気象とは人レベルであって、宇宙レベルでは自然なのかもな。
小栗旬の声って素敵、穂高の彼も。
美しい映画でした。
こんな終わりなら前のがいい、と思ったら新海に踊らされていた。
初めから最後まで綺麗に物事が進んだ前作と比べて、不満を買う本作品。それ故に、不満が爆発して低評価にしてしまう人がいます。私もそのひとりでした。
人によっては、主人公やヒロイン。キャラに不満を持ち。終わりに不満を持つ人もいます。不満でなくとも、胸の内がぱっとしないです。初めて見た方は大体そうです。
ですが、これある作品と同じ見方すると評価ががらりと変わります。
それは胸糞悪映画の最悪作品として有名であり、名作であるパニックホラー映画「ミスト」です。
(※なお鑑賞はお薦めはしません、後悔します)
知らない人にざっくりと教えると。
町が霧に包まれる→霧から怪物が現れた(‘0’)→スーパーに籠城→からの霧から脱出するため外に行く→結末は~~。
と、一見ただのパニック映画ですが。この作品が評価されているのは、「隠れたメッセージ性」です。
ただの思い付きで動いたことが、不安から逃げた事で人生を変えてしまった。そんなお話が似ています。
これを踏まえ、二度目の「天気の子」や曲の歌詞を聞くと。こういう事を伝えたいのかなと分かってきて、不思議な作品に思えました。
最後のエピローグと主人公の言葉は、新海監督が何を伝えたかったのかわかった気がします。
個人的に好きになれなかった…
新海誠監督の作品で唯一君の名はが好きで、期待して観に行きましたが…秒速や言の葉の庭を観た後のような何とも言えない気持ちモヤモヤ感に襲われました。
主人公の性格がどうしても好きになれなくて、クライマックス以外ひなさんとさん付けにしているのも、何だか気持ち悪く感じてしまって瀧くんが恋しくなりました。
中学生のオタクな男子の妄想のような話というか…痛々しすぎて見てられないというか…個人的に入り込めなかったです…
あなたさえ良ければ世界なんてどうでもいいというような展開は好きなのですが、なんかこの2人には魅力を感じなかったです。
相変わらず背景がとても素晴らしい作品なので、クライマックスの上空でのシーンはとても良かったです。
君の名はがすごく好きな人には、こうきたか…となる作品だと思うのであまり期待し過ぎず観ることをお勧めします。
面白いけど、前作に喧嘩売ってる感が…
相変わらず面白い映画で、ビジュアルの細かさも音楽も素晴らしい。
新海流とでもいったらいいのか、ある意味完成された表現方法だと思います。
新海監督の映画は、前々回までが悲恋で
「君の名は。」がある意味、すべて許されるハッピーエンドだったけど、今度は前々作とも前作とも違う。
「あーこーくるのか!」という終わり方で、なんか前作の終わり方に喧嘩売ってる感がある。
前作は、登場する大人も主人公同士もみんな優等生系だけど、今回は少し幼いやんちゃ系同士だし。
前作のように何度でも見たい!、とは思わないけど、もう一回見てみようかな?とは思います。
少なくとも見る価値はあると思いました。
思っていたよりも面白かった
期待ぜずに見に行きました
とても面白かったです
映像と音楽だけでなくお話も!
最初の部分はスポンサーCMの為の映像のうえに
見てれば分かる所まで説明的セリフが独り言として入れられ
主人公も独りよがりの家出少年なので
本当にツマラナイのですが
主人公2人が2度目に会ったところから話にはずみがつきました
主人公を含む子供達は自分の都合の良い方向にしか未来を見ることが出来ず
大人は、常識と自分が守るものの為に保守的でしかない
そして
お巡りさんは職務遂行以外は眼中にない
この三角形の頂点どうしのような登場人物達がどたばたと動き回ります
これってかなり、リアルだと感じました
低評価の意見では、リアリティがないとかいう言葉が多いのですがそうでしょうか?
家出、神待ち、風俗産業でのバイト等
今時の最底辺ともいえる家出少年少女ネタを気持ち悪いだけで終わらせていないところは良いと思いますし
成功するなんて美化もしてない(新宿や歌舞伎町ではゴミのように見られる家出主人公と、風俗のネタになりかけるもう一方の主人公)
夏休みの開始と同時に神待ち系の残念な様子が公開されるのも決して意味がないこととは思いません
そして、家出未成年を泊めたら犯罪であることの現実を語らせてます
偶然手に入れる拳銃ですが、その結果、警察は決して甘い顔はせず、事情なんて考えてもくれないところもしっかりしてます
結局、家出に夢を見た子供の望みは成功せず
風俗で金を稼ごうといういう子供の安易な考えも考え直され
などなど、とにかく「晴れ」以外の子供達の計画は全て頓挫します
これってリアリティが無いって言うのでしょうか?
人生のある意味底辺を見せつけられる内容に
拒絶反応を示しちゃったのではと思います
真面目に考えれば
目が覚めたら3年前に死んだ人と入れ替わっちゃう、1200年に1度の彗星墜落の伝承がある、酒で時空を超える、とかいう「君の名は。」も相当に意味不明な設定だったのだから
「天気になるって何?」「毎日雨って何?」「鳥居をくぐると巫女なん?」って何かと君の名は。と比べたり君の名は。を忘れたりしながら低評価につなげる理由はいまひとつな感じでした
後半は、けっこうわくわくする展開が続くと思います
RADWIMPSの音楽、キャッチ―でいいじゃないですか、何もないよりずっといい
犯罪シーンばかり?
まぁ作り話ですから
それを言うなら、ポケモンすら、自分の手を汚さない卑怯な人間達の暴力の快感でしかないし
犯罪シーンの無いアニメって少ないと思います
ま、ラブホのお風呂シーンはいらないと思いますが18にもなれば解禁状態になる世の中ですからねw
ただやはりいえるのは
つまらないCMをたくさん映すことに時間を取られ
家出の理由や子供だけで暮らす背景などを
しっかりと観客に見せていない部分が最低な所でしょうか
ラストシーンで、いやそれ消えちゃわない?
って余計な心配を思ってモヤモヤしたのは私だけ?
とても素晴らしく感動した
「君の名は。」との比較を考え、第2弾はあまり期待しないで鑑賞。
それを難なく越えてしまった新海誠監督に脱帽し、キャスト・クリエイターの方々に拍手を送りたい!
前作は若者向きの仕様だったが、今回はファミリー層にも心に届くエンターテイメント作品になっていると思う。
映像美は勿論、声優の演技や伏線ありの強弱ストーリー展開にも飽きずに、後半は主人公のピュアさに涙を流さずにはいられませんでした。
RADの新曲をダウンロードしサウンドに酔いしれながら帰路に着いたものの、再び鑑賞したくなるパワーがあり傑作です。
監督、ごめんなさい!
なぜ家出して東京に来たのか。
なぜ保護も受けず、体を売ろうというのか。
大人達への不信と衝動的な反抗。
だけど、明確な目的なんてなく、
行き当たりばったりの主体性のなさ。
納得できず、感情移入できず、
正直いって鑑賞後は違和感だけが残りました。
しかし、この違和感が考える程に面白い。
「おまえは何がしたいんだよ…」
そんな疑問がどんどん自分に跳ね返ってきます。
エゴとイドとの対比が、
自身の持つ矛盾を浮き彫りにして、
ついつい考えさせられてしまう。
まるで星の王子さま。
ですが、王子さまの様に
わかりやすく語りかけてはくれません。
観客に委ね、問いかけている気がします。
反省しました。
この作品は面白い!
正直、監督のストーリーは好きじゃなかった。
映像きれいやから好き!
楽曲もなんか凄いから好き!
でも、何を伝えたいのかはようわからん!
そんなファンでした(笑)
監督…マジでごめんなさい。
伝えたい事があるから、
あれ程までに映像や音楽にこだわっている。
そんな当たり前の事を失念していました。
正解には辿り着けないでしょうが、
これからも考えてみたいと思います。
リアリティがないよ
新海監督の魅力は、実際にありそうなリアリティと、その映像美だと思っていたのですが、、
これだとジブリみたい!!
ジブリの有名なシーンじゃん、というのがチラホラ。。。いま思い出すだけで、3つくらい、、、
あと結局東京はあのまま?
うーーーん、、、
君の名はは越えてない
まだ君の名はの方がおもしろい。
あれも1回だけでよかったが、天気の子は途中でまともに見る気せんかった。
新海作品は作画だけ。相変わらず軸のはっきりしない作品。
もう一度見たいとは思えない
個人的な感想です。
決して正しいとは言えない逃走に至るまでの
アウトローな感じが悪いわけではないですし、
むしろそのアウトローな雰囲気は、表現としてアリなのかなと思います。
しかし序盤、主人公がヒロインを頼る印象が強く、入り込めなかったです。
もう少し早い段階から、ヒロインに対して何か与えて欲しかったなぁという。
主人公は、晴れ女としての役目(?)そのものを提案しましたが、その力を使い続ける結果としてヒロイン消尽という要素があるなら、もう一つ分かりやすい恩恵的なものを主人公からヒロインに与えられていたら、更にもっと良かったのかな、と思います。
ただ、言わずもがな映像や音による演出、密かな設定やテーマが含まれている奥深さなど、当然良い部分もたくさん隠れています。
家族では見ないほうがいい
「売り未遂」「たばこ」「ラブホテル」「児相」「日常なし」「東京だけ」
「君の名は。」がとてもよかったので、見に行きました。
「君の名は。」は、見に行った映画館では、中学生、高校生の
グループやデートしているようなカップルも、とても多くて、
まさにそんな人にもぴったりの映画でした。
でも、「天気の子」は、
主人公の少女が、お金が必要だからと、承知で、大人とホテルに行きかけるシーンがあります。
最後のほうでは、泊まるところがなくて、
ラフホテルに泊まりるシーンもあります。
ドラマの設定で、そんなシーンがあるのは、
それほど、目くじらたてるほどのことではないかもしれません。
でも、これが、「君の名は。」の期待されていた次回作というのであれば、すこし違和感を感じてしまっても、仕方ないのではないでしょうか。
そうやってみると、
「たばこ」のシーンも多く、「暴力団風」の人たちもちらっと
でてくるなど、東京って危ないっていう感じより、
どこかで、そんな危なさになじませてしまうような
意図すら感じて、怖い映画だと思います。
(勘違いでなければ、たばこのシーンなどは、ふつうあまり
ださないようにしているのが、最近の傾向だと思いますし、
WEBサイトでもそういった話題を避ける基準もあったのでは
ないかと思います。)
「君の名は。」では、高校生の日常が、学校生活や家庭など
うまく描かれていました。
それが、この「天気の子」では、描かれていません。
そのかわり、児童相談所などがでてくるのが悪いわけではありませんが、日常がない分、共感はうすくなる感じです。
また、舞台は「東京のみ」でした。
これも、「君の名は。」での地方の様子の都会との対比や
人々の広がりを考えると、
狭く、特殊な世界にこもってしまっているように思えます。
「君の名は。」の次回作として、
家族で見に行くような感じではないのではないのかと思いました。
マスコミも、みんな同一歩調で、すばらしい
というコメントだけなのは、不思議だなぁ、って思います。
全1951件中、1201~1220件目を表示