天気の子のレビュー・感想・評価
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自分にとっては最高の物語
帆高犯罪しすぎだよ!と思って冷めると同時に、結末に憧れてしまう自分は今、作品の中の夏美のよう大人になりきれず割り切れない、現実に直面し葛藤する位置にいると思った。中高生が見れば帆高に、大学生や新社会人あたりが見れば夏美に、それ以上の方々が見れば須賀に共感できるのかなーと考えたりした。自分は映画をそう多く見ているわけではないし偉そうに講釈を垂れることが出来るほどの新海監督の通でもないけれど、新海監督の伝えたいメッセージを受け取れた気がして、小さな満足感を得ることができた。雨の日も晴れの日も映画を見る前とは何か変わった気がして、毎日がファンタジーみたい。違う何かが感じられそうだからまた観に行こうと思う。
大都会 東京!
虹色の空
タイトルなし(ネタバレ)
色々な社会問題と絡めた割には恋愛意外のところが全然大丈夫になっている気がしない。
東京が水浸しになってしまったという以前にひなとなぎは2人で助けあって暮らしていくということを社会が許してくれない所から色々な問題が生まれてきてるけど最後ひなちゃんは助かったけど、でもそれって振り出しに戻るというか…
大切な人が隣にいるからそれだけでなんでも大丈夫!っていう大丈夫ななのかな。
自分にあわなかった…
ラブストーリー
観た後はみんなで妄想しようぜ⭐️
評価については世間で色々言われてるけど。
いや、やっぱり面白かったよ(^^)
もちろんストーリー、美しくも神秘的な映像も素晴らしい。
『君の名は。』と『天気の子』が同じ世界観の中にあるとは思わなかったなあ。
東京に住んでいれば見覚えのある街並みが出てくるたびに、自分も映画の中にいるかのような感覚になる。
だからこそラスト東京の状況は、将来有り得る設定でリアル感が増してゾワっとした。。。
映画観た人たちの間で『天気の子』東京23区巡礼がまた始まりそう。
『東京こえ〜』とか言いながら歩いたりね笑
廃ビルのモデルになったのは代々木駅すぐの代々木会館らしい。
今は全店舗撤退して8月から解体されるため中には入れないみたいだけど。
あとこの映画は『行間を読む映画』ですね。
だから観た後に色々妄想したりするのが楽しい。
他の方々の妄想も見ていて面白い。
須賀妻晴れ女説、陽菜ママ形見チョーカーがラピュタ飛行石説にはロマンがあって共感します(^^)
期待以上でした!
期待以上でした!!
◾️「誰かのために」という感情
「俺はただあの人に会いたいんだ」
大切な人に会いたい気持ちは何にも勝る。
全てを放り投げてでも会いたい人がいる。
そんな穂高のまっすぐな気持ちが、とても爽快でした。
「誰かのために」という大事な感情を、思い出させてくれました。
◼︎長い歴史のある世界と、その中の自分
・世界なんて、どうせ元々狂っている。
・観測史上初、なんて、たかが200年くらいの歴史の中の話。
何億年と続く歴史の中で、平均して80とかしか生きない人生。
世界って何だろう。その中の一部でしかない自分ってなんだろう。
日々小さなことで悩んでいる自分を、なんだか外から眺めている気分になりました。
「神様、これ以上足さなくていいし引かなくていい。」
穂高のこのセリフも、印象的でした。
お金や地位や名誉ではない。それよりも、もっと大事にしたい幸せがある。
この世界の長い歴史に比べたら、自分の人生なんて一瞬
何を大事にして生きていくのか。
ただ単に目の前のことに追われているのではないか。
もっと大事なことはないのか。
そんなことを考えさせられました。
総じて、音楽、映像が素晴らしかったです。
一見ありえないような話なのに気づいたら映画の世界に惹きこまれていました。
期待以上の感動と気づきを、ありがとうございました!!
観てよかった
極力説明を省いてシンプルに見えてきちんと最低限描写されていて人物背景についても社会についても環境についても考えさせる、問いかけがあるとても面白い映画でした。
何も縛る物がなく感情に正直で真っ直ぐピュアな若さ、と世間体と形だけの常識と責任に従う大人の対比が都度されていてどちらの目線で見ても考えさせられます。
須賀が穂高の無垢な真っ直ぐさにあてられて、無自覚に押し込めていた物が溢れ出す瞬間、警官にお前らが穂高に触んな!とタックルするのが良かったです。
映画では何故あそこに須賀がいたのか分かりませんでしたが、小説を読んでヒナに関わった人全員が鳥居の夢を見ていたからだと思いました。娘からの電話で一瞬ハッとした顔をする所はありましたが。家族を持ったり大人になるとどうしても須賀さんの方に感情移入してしまいます。夏美さんを見てるとまだ自由と縛りの間にいる感覚で1番穂高達に近くて躊躇がなくて格好いいです。凪くんは1番男前です笑。
あのラストを見てもどっちが良かったのか個人的に答えは出ませんが。ヒナさんを犠牲にしたら良かったはやっぱり冷静に考えるとそれはそれで狂った世界なのかなとも。人柱制度自体がおかしいですからね(笑) どこかで知らない誰かの犠牲の上で成り立つ他者の幸せはループし続けてしまうんですね。誰のせいでもないと言いたいです。が、本人達は一生背負って生きていく覚悟でしょう。こんなに愛され守られるヒロインはいません。
お婆さんや須賀さん、周りの大人、天気予報のお姉さん、それでもゆっくりと環境に慣れたり変化していってる社会や人々の強さや優しさに少し救われました。氷河期がいつ来るかも分からないしいつ何が常識になるか分からないですしね。個人的には移動船とか浮遊施設など近未来的な建造物とか出来上がって逞しく生きてる世界も見たかったです。雨が降り続いてるのに空は晴れてる様に見えたのは二人の心を現したかっただけなのかそういう世界になってしまったのか気になります。
また3年後に続いた世界が見れるのかなと今後もワクワクします。
最高でした!
前回の作品「君の名は。」より 新海誠監督の作品をより楽しみに待っていました!
3ヶ月前ぐらいの公開予定を知りまだかな、まだかな、まだかなの毎日でしたが、我慢できず公開2日目で観て冒頭から涙しました!
悲しくてではなく前回の感動や余韻や素晴らしい音楽 もあり、より好きになれました!
今後も新海誠監督の作品は観に行きたいと思います!
展開やシチュエーション全てが大好きです!
メッセージ性の強い作品、何を受け取るか
前作『君の名は』視聴後の爽やかさが好きで観に行きました。
観た当初は前作と打って変わり、映像の綺麗ながら何とも後味の悪い映画という印象でした。
短絡的な考えから犯罪行為に走る愚直さ
愛の代わりに世界(東京)を犠牲にした爽やかとは言えない終わり方
しかし、咀嚼してみるとこれらは全て『頼れる大人』が登場しなかったのが原因ではないかと考えました。
ヒロインの陽菜が年齢を偽っていたのはそうして自立しないと弟と離れ離れにされてしまうからです。
世界を一変させる原因の晴れ女業もその延長線上にありました。
ですが事情を理解して配慮できる大人がいればそうではなかったはずです。
帆高が犯罪行為に走ってしまった理由も話をまともに聞こうとしなかった大人に一因があります。
登場した警察官は職務に忠実で大変良い警察だったと思います。
過去の凶悪な少年犯罪に由来する強硬な態度でしょうが、少年少女の実情に寄り添うことはできませんでした。
劇中で少年の帆高と対話しようとした大人は須賀だけでした。
ゴシップに近い記事を仕事にし、帆高から飯をたかるなどとても褒められた大人ではありません。
帆高を助けるために取った行動も泥臭く幇助行為でしたが、少なくとも帆高に対する責任は取ろうとしたのだと思います。
帆高が陽菜の弟の凪をセンパイと呼んだのは年齢にかかわらず頼れる存在であったから。
また陽菜が実は年下だったと発覚した時の悔いるような「俺が一番年上」発言。
これは年齢的に自分が一番大人に近いのだから最も思慮深く率いる責任があったと反省してるのではないでしょうか。
わずか15,6歳の少年少女に選択を強いる状況になったのも同様です。
劇中の晴れ女人柱の仕組みについては説明がありませんでしたが、適切な知識を持った大人がもっと適切な行動をとれたんじゃないかと思わずにはいられません。
子供の頃にイメージする大人及び社会はみんな信用できる頼れる存在でした、であったと記憶しています。
では今その期待に応えられる大人であり社会になっているのか?と私はそのようにメッセージを受け取りました。
ですがその質問に良い答えを返せるか自信がありません。
すごいパワーを感じました
いいのは映像と音楽だけ
君の名は。も微妙だった自分。天気の子は誘われて行った。まぁ、個人的には君の名は。と同じ。いいのは映像と音楽だけ。脚本が薄っぺらい。深みがない。おっぱい強調シーンいらない。
あと君の名は。と似てる要素多過ぎ。この監督ワンパターンしか作れないのかな。それか君の名は。が売れたから同じようなの作ったか。
ストーリーを重視する人には響かない映画だと思う。
評価される理由がわからない
物語を重視して映画を見るタイプです。
この映画、評価するとしたら映像です。そこは手放しに素晴らしかった。が、編集は商業大衆映画としては三流です。「星を追う子ども」レベル。たぶんもっとおもしろいシーン入れられたんじゃない?つまらないシーン、テンポ悪いシーン、削れたんじゃない?というのが正直な感想。テーマはいい。着眼もおもしろい。キャラだって立ちそうだし、世界観も悪くない。のに、全部納得いかない。心理描写、設定説明、解決提示、すっごく中途半端。もう、編集が劇悪としかいいようがない。
なんでもモノローグで叫んで音楽被せる手法、ちょっとそろそろ工夫しませんか。「言の葉の庭」ですらくどかったのに、本作では輪をかけたようにくどい。RADWIMPSの歌がとても空々しく聞こえました。
観賞前に余計な情報を知りたくなくて、インタビューとか一切読まずにブックマークしておいたんです。観賞後に全部読んでみたんだけど、一言感想を言わせてください。
「なに大物気取ってんだ。一発屋で終わるぞ」
意味不明な現象が起こる映画でも「ペンギンハイウェイ」はとてもよかった。「君の名は。」なんて、ずっと影ながら応援してきた新海さんの真骨頂とすら思った。なのに、なんだこれ。技術が素晴らしいぶん、編集ですべて損してる!素晴らしい編集センスを駆使した映画を見慣れている身として、監督の傲慢さが鼻につくという、キャラより作り手が見えてしまうイヤな映画でした。
とても楽しくエモい気持ちでいっぱい
天気の子
愛にできることはある。それを表明するエモい映画。
共感できるか賛否分かれるんだろうが、僕は感動した。
帆高は田舎から東京に出てきて新しい人生を歩もうともがく。
陽菜は自分の価値を見つけてくれる人との出会いがあり、晴れ女として生きる。
帆高も陽菜も、生きづらさを抱えている。現代社会への違和感を感じている。東京で暮らす彼らは、ここにいてはだめだと追われる。自分達の声は届かない。
彼らにとっての障壁は子供だからってことだけで、それは本質的な課題ではない。なぜならそれが大人になったからといって解決する訳ではないから。
占いやインターネットに答えを求めても何も解決策は示されず、自分の行動だけが事態を変化させる。主人公もヒロインも、いざという時の行動力が重要でらそれが誤っていても、自分が確信して行動した時には、一時的な批判や罰を受けたとしても、アイデンティティを失うことはない。大人にはその勇気と愚かさがないので、できないから自分を殺して社会と同化してしまう。
陽菜を探して走りる帆高の心の声は絶望した世界でも自分が大切にしているものを守りたいというシンプルな想い。その強い想いが突き刺さるから、この映画はこっぱずかしくてエモい。そこにかかる音楽がエモい感情を盛り上げる。観客は「愛にできることはあるかい」と問われている。
好きなシーン
⚫️チキンラーメンサラダとのり塩ポテチのチャーハン。ジャンク飯は素晴らしい。ポジティブプア礼賛!
⚫️各地で晴れバイトをする3人。特に花火が綺麗。
⚫️ラブホメシ、ラブホ風呂ではしゃぐシーンがとても微笑ましい。
⚫️田端駅の空の大きさとあみ印の看板
#天気の子
#愛にできることはまだあるかい
#田端駅南口
#拾ってきたネコ
#代々木会館
#ライ麦畑でつかまえて
#モテモテの凪くん
#ジャンク飯
#ポジティブプア
本日2回目の鑑賞をして来ました。 ネットでは色々な解釈が溢れてます...
瑞々しくて素晴らしい最高にイタイ映画
新海誠の作品で一番好きです。
言の葉の庭もそうでしたけど、雨に何かしらの思い入れがあるのかな?
少年と少女が出会って世界を変えていくという王道的な導入から、物語はメリーバッドエンドな結末へと着地する。
賛否両論ありますけど、私は非常に納得のいく終わり方でした。
意図的にかわからないんですが、この映画における彼らの青春が非常にイタいなって感じたんですよね。
社会の良識も常識も法律さえも無視して、感性に突き動かされて足掻く様は非常識すぎてみてられなかったんですが、同時にそれは得もいえぬ感情のエネルギーに満ち溢れて。
その青春の痛々しさという現実と物語の虚構が絶妙なバランスを取っていたように思います。
そして、
最後の結末はその若気の至りゆえの「罰」だと感じました。
自分達のアオハルな衝動で、世界を犠牲にした事実を受け入れて愛を貫くかどうか。
大人になるにつれ世界を知っていく中で、自分達の犯した罪の重さに押し潰されてしまうかもしれない。・・・それでも。
自分達が愛すれば世界も救われるわけではないそんなほろ苦い結末が、「君の名は。」に物足りなさを感じていた自分に強く突き刺さりました。
星5つです。
主人公が怖かった…
初めて新海監督の作品を観ました。
映像は特に空のシーンがきれいで良かったのですが…キャラデザインが今ひとつで。
顔の見分けがつかなくて、前作のキャラクターとごっちゃになり少し混乱しました。
新海監督の恋愛観というか、好きな女の子に対しての気持ちが重すぎて正直引いてしまいました。
みなさんも仰ってますが、何故銃を使わなければいけなかったのか…そういう表現でしか、必死に相手を思う気持ちを描けなかったのか?残念でした。
何回か時計を確認するほど長く感じて少し辛かった。多分須賀さんの人生もなかなかの割合で組み込まれてるからなのかな?
とにかく主人公(監督)の狂気がすごかった…最後の方の感極まる感じも自分たちしか見えてない感がすごくて。
青いなぁという印象です。でも「青春映画」ならそれでいいのかもしれませんね。
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