天気の子のレビュー・感想・評価
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不満ばかりが残った。
だんだんキレイな映像に目が慣れてきてしまったせいか不満ばかりが残った。
まず主人公の家出の動機くらいちゃんと描いてほしい。登場人物の行動原理や方向性が見えなまま、えんえんと
「警視庁密着24時、東京って怖ぇ~」
をやられても感情移入や共感はない。
台詞は随所にスベってる。
実名CM多用はうざったいし、設定は安易。
簡単に使われる拳銃。
このご時世に水没。
主人公が電車の線路内を走り続けるとこなんか痴漢容疑者がえんえん逃げてるように見えた。JRもあれがカッコいいとされちゃたまったもんじゃない。
今作は前作のヒットにすっかり味を占めてしまった作風。
次回作も「君の名は」風の顔をした主人公とヒロインが登場し、あだち充漫画のように髪型だけ変えて、無条件で恋に落ちるのだろうか。まあ、あだち充は同じようなキャラでも話が面白いけど新海誠の場合は今回の脚本を見る限り苦痛でしかない。
大ネタバレ
映画 天気の子を2度見てきました。小説も読ませていただきました。結論から言って、大満足の作品でした。
誰かに頼らず、指図されることなく、光の中に入りたい。自由を得たい。自分らしくありたい。そう願う主人公の家出少年帆高が向かった雨続きの東京にいた100%の晴れ女陽菜。帆高は自分の中での正解というものを突き詰め、それが正解だと信じ、自分を信じ、世界の在り方が変わってしまうと分かっていても、行動をする。それに応える陽菜のことも、また勿論帆高のことも、だれも責めることはできないのでした。
映画や小説では、『帆高が家出をする理由』を明記することはありませんでした。最初映画を見たときは僕にもわかりませんでしたが、小説を一読し、再度映画を見て、自分なりにその理由がわかった気がします。
帆高は光に入りたかった。高校生というものは、思春期も熟し、自我というものが明確になってくる頃です。小説の一部でこんな描写がありました。
"つい先月(島にいた頃)まで誰かに命令されることや押さえつけられることをあれほど憎んでいたのに。"
"自分が今までそんな経験をしていなかったことに、僕は今さらに心の底から驚く。そして唐突に、すとんと理解する。" "僕を叱りながら、お前はもうちょっとマシになれる、彼らはそう言ってくれているのだ。"
帆高はK&Aで須賀と夏美に出会い、多くの雑務を任され、叱られます。
島では受け入れられなかった行為が、東京では受け入れられる。いや寧ろ、成長させようとしてくれているとさえ捉えられる。島から東京へ家出してきたことによって、帆高は180度 物事の捉え方がかわったのです。これは、帆高の中にある あの光の中に入りたいという願いを 自身の中でおよそ半分くらい達成した気分になっている状態なのだと僕は思いました。東京に出て1人で生きていくんだ、と強い思いを持った帆高のスタートダッシュ。帆高は島から出て光を探しに行きたかった だから家出したんだと、僕はそう捉えました。
作品中で帆高は強い信念を持ち続けています。自分自身が行動の指針であり、大義でありました。それは決して自己中心という言葉とは違うと僕は受け取りました。
この部分は他のレビューも見てわかる通り、かなり賛否が分かれている部分だと思います。しかし、水商売に身を染めそうな陽菜を守ろうとする時も、警察を振り切ってでも陽菜を助けようとする時も、それまで沢山の経験を積ませてくれた須賀にさえ拳銃を向けた時も、帆高の思いはいつだって不動なのです。目的のために手段は厭わないということは、一見自己中心的に捉えられるかもしれない。でも、本当にこれらの行動は自己中心というマイナス的な意味をもつ1語で済まされるものなのか?というところなのです。常識人に対抗する帆高は ピストルの引き金さえ引きます。常識人が望む晴れた世界のために、愛する彼女を見捨てる行為を帆高が望む訳などない。寧ろ警察に捕まって、世間が晴れに喜ぶあの場面ですんなりと帆高が陽菜を諦めていたとしたら、もうそれは帆高が帆高じゃなくなっているとさえ言えるでしょう。家出少年帆高が取った全ての行動は、必然的行為であり、誰も止めることも非難することもできないのです。陽菜と大空の中で再会し、陽菜の『私が戻ったらまた天気がーー』という言葉に対して、『天気など狂ったままでいい』と即答した帆高は何よりも白く、揺るぎなく、美しかった。そこに僕は胸を強く打たれました。
帆高は『世界の形を決定的に変えてしまった』というメッセージを残していますが、それで良かったんだよと僕は言いたいです。『世界の形を決定的に変えることができた』でいいんじゃないかなってくらい。
帆高が拒絶したのは"1人の犠牲を経て、得ることができた晴れた現世界"であり、選んだのは"荒れ狂った天候の世界の中でも誰1人として犠牲が生まれない未来"であり、須賀が帆高に言い放った『もう大人になれよ、少年』『誰か1人の犠牲で狂った天気がまともになるなら、誰だってそれを望むだろ』という世間を風刺するようなこの意見は 正義に反した大多数の人間の本当の自己中心的発想なのだと思いました。
それが現世における思想とは全くもって別として、この映画、新海監督の中における視聴者に提供したいエンターテイメントワールドの中で描かれた帆高の行動は、真に受け入れるべきものでした。
ラストシーンの『僕達は大丈夫』という言葉。主題歌や挿入歌、BGMを担当したRADWIMPSのEDテーマから取った言葉であったそうでしたが、この曖昧に流したような、ぱっと見自分らだけが良ければ大丈夫と聞こえそうなこの言葉も、作品全体を振り返ってみればやはり、帆高の信念に基づいた『大丈夫』なのだとおもいました。
また須賀という人物。僕はこの人物に奥行きを感じています。
作中で、大人になれよ、少年。もう島に帰れ。というシーン、警察の人と話している時に不意に涙を流すシーン、それから何故か帆高より先回りして廃墟ビルに入っていたシーン これらを何となく見ていた僕ですが、他の方の推察を見てそういう見方もあるのだなあと思いました。
僕が拝見したその方の推察をまとめると、須賀の奥さんはひょっとしたら天気の巫女だったのではないか、という説でした。喘息持ちの娘は雨の日になると喘息が悪化してしまう。だから須賀の妻は娘のために何度も天気を晴れさせようとして天に消えた。空からは奥さんのリングが降ってきて、須賀はそれを付けているために薬指にリングが二つ。全てを知っている須賀は、帆高と自分を重ね、大人になれよ、と告げることが出来、警察と話したとき自然に涙が出て、あのビルにも先回りできた。
K&Aに入りたての帆高にお酒を何回も渡していたのもきっと、須賀も経験したであろう少年時代ならではの帆高の熱意を冷めさせて、世間一般のような感覚を持たせようとする須賀の意思表示だったのかななんて 想像したらより一層面白かったです。
ところで作中に君の名は。の登場人物が数名でてきていたけど、あれに関してはよくわかりませんでした。懐かしいなあとは思ったけど、それくらい。
君の名は。ではラストの階段での再開シーンは晴れていたので、もしもあのシーンが時系列的に成立しないとなるので有れば、新海誠ワールドの中で帆高と陽菜は"世界の在り方を決定的に変えてしまった"のかもしれませんね。
そんなこんなで、文章を推敲することなくこんなにも書いてしまいました。誤字脱字等お許しください。あくまで感想なので。
皆さんも是非、見てみてください。
堪え難いシーンの多い映画
そうだ、映画を見よう、見たい。
と思い立ち、話題の天気の子へ。
新海誠監督の作品は君の名は。のみで、今作で2作目になります。前作が私にはハマらなかったので、低い低いハードルで、いざ。
まぁモヤモヤしました。
なんですか、この思春期なら許されるのが世の中の常識とでも言いたいのかと、いやそうなのか?と思わせるほどのなんでも有り…
警察から逃げるシーンなんて、親や先生の言うことを聞かない私、僕、かっけぇ!っていうまあ子供のあるあるですよね。
それはいいです。ただ大人がそれに付き合っちゃうのはドン引き…。15歳と小学生の兄弟が一緒に生活できているってあり得ます?母親の葬儀の時点で保護者決まるか児童相談所行きません?偽造身分証明書ってそれ絶対チンピラに作ってもらったでしょ?(笑)
ほんと矛盾だらけなのに人柱の定義だけはしっかり守る(笑)こんだけ無茶苦茶ならもう戻ってきた!晴れた!みんな幸せ!でいいよ。無駄に曖昧にして壮大ぶってるのが浅い。
評価が高い人もいらっしゃるので、
新海誠監督作品は合う合わないがハッキリ分かれるんでしょうね。金輪際見ないようにします。
考え方で面白さも変わります
自分は40代の父と一緒に見に行きました。
鑑賞後、感想を言い合ったら全く別物でした。
だから年齢層によって、考え方や感じ方は異なると思います。見ている視点が違ったりするので全員に言えることは、色んな見方をすると面白いです。
10代の僕の意見ですが、この映画はまさに10代もしくは20代向けの映画です。君の名は同様、ラブストーリーです。
ただ絶対にあらゆる年齢層で楽しめるはずです。
自分はこの映画のストーリー自体は特別面白いというわけではありませんでした。(面白かったけど)
ただこのストーリーとRADWIMPSの音楽と新海誠さんの描写?がすべて合わさって最高の映画です。
美しい東京の街並みや雨、さらに現代化の要素もかなり詰め込まれており面白いです。
映画について賛否両論あると思いますが、1度劇場へ足を運んでみて損はないと思います。きっと楽しめるはずです。楽しめなくても、なぜこのシーンではこうなったのか?この映画は何を伝えたいのか?など、考えると多少は楽しめると思います。(父も色々考えてました)
もう一度見たい
もう一度見たいと思わせる素敵な映画、だいすきです
なのに、鑑賞中、ずっと突っ込みたい気持ちがモヤモヤ
だって、画が綺麗すぎる
アニメって、現実をデフォルメしてるからアニメだと思ってるから
現実に忠実にって、張り切ってるのが、自ら、アニメらしさを破壊してる気がしてます
天気の映画
それほど期待せずに行ったら、見事に想像を超えてきた!
ストーリーは『君の名は。』には及ばないけど、RADWIMPSとのコラボは前作以上!
新海監督作品の映像美も堪能出来て、十分に満足の完成度でした(^^)b
ただ、ちょっとありえないような場面が多かったかな( ^_^ ;)
帆高役の、醍醐小太郎くんの演技も良かったです(^^)b
『君の名は。』の2人も登場するなど、見所も満載(^^)b
ってゆーか、ずっと雨だった今年の東京。
でも、この映画が公開になったら一気に梅雨明けして酷暑の日々。地域によっては、映画館から出たら晴れてたみたいな、奇跡的なシンクロもあったんじゃないかな!?
まさに天気の子ならぬ、天気の映画になったんじゃないでしょうか?
ガツンと来るアニメ映画
アニメーションの完成度は言わずもがなかもしれないが、テーマやストーリーが最高。
大切な人の理不尽な運命と引き換えに得られる公共の利益と大切な人の幸せを天秤に掛け、主人公は迷わず大切な人の幸せを選ぶ。
そういう純粋無垢さを、洗練されたストーリーにより際立たせる演出が、新海誠監督の真骨頂なのだと思った。
本田翼さん、声優をやっていたのね。声が裏返ったり特徴的な声と思っていたが、全然気付かなかった。案外に声優の才能があるかも、と思ったのは自分だけでしょうか。(圧倒的に可愛いのに声だけでは勿体ない、とは思ってしまいますが。)
ラストの東京の姿は「フクシマ」の隠喩?
レビューを全部読んだわけではないので、誰か書いているかもしれませんが、部分的に水没して住めない地域ができちゃった東京は、いまの福島県の帰還困難地域(?)を連想させます。高齢者のかたなどは、たぶん生きているうちには故郷には帰れない、そんな被災者の方々の気の毒な現状を、東京の住人は少しずつ忘れかけている。せめて映画の中の「現実」で、被災者の「痛み」を共有してあげられたら。そう思えば、エンド近くのおばあちゃんや穂高の「大丈夫」そうな雰囲気は、被災者への励ましのような気分も感じなくもなくもなくもないですね。そういえば、劇中にちょっと顔を出す「三葉」や「テッシー」その他の、懐かしの人々は、「瀧」くん以外はみんな故郷を災害で追われた避難者なんですよね。「みんながんばってるよ!」という陰のメッセージかな? 採点は実は何点でもいいけど、平均点を上げとこうと……
純粋な愛と強さの物語
世界を捨てて陽菜を選んだ帆高の純粋な心、美しさ、強さは、息苦しさや理不尽さが蔓延する現代社会の中を生きる人々の希望になるのではないかと思います。
大人になるにつれて社会のシステムに取り込まれ、磨耗していく心がなくしてしまいがちな大切なものを思い起こさせてくれる映画です。もっと純粋に、軽やかに自分のために生きていく人生でも良いじゃん、というメッセージが込められていると思います。
終盤、帆高が「みんな何も知らないで、知らないふりして!!」のセリフは個人的にグッときました。帆高の純粋な愛は世界を敵に回しても二人を突き動かしていく強さに変わっていくんだなと感じました。
新海監督の作品の中でも最高傑作だと言えます。
観る前からあの歌がお腹いっぱいに!
君の名は同様の映像美と良いタイミングで流れる挿入歌で成り立つ映画。
でも、まぁ面白いと思いますが、『君の名は』ほどのインパクトがない。
理由はこう、
観る前からSoftBankやら日清食品やらのCMで
あいーーーに、でーーきるーーことーーは、
まーーだーーあーーーるかーーーーーい!!
を聴きすぎて!
もう観る前からお腹いっぱい状態!!!
劇中の盛り上がりシーン・・・
あいーーーに、でーーきるーーことーーは、
まーーだーーあーーーるかーーーーーい!!
バンドのファンでは無い私にとってはキツイ
二回見るべき映画
一回目の鑑賞では脳の情処理が追いつきません
二回見る事をお勧めします
一回目の鑑賞では見てる様で実は結構見落としがあります
それが映画が終わった後のもやもやにつながります
是非に回見てください。評価が変わります
新海誠監督の最新作 天気を操るという不思議な力を手にした女の子と離...
新海誠監督の最新作
天気を操るという不思議な力を手にした女の子と離島の島から家出をした少年の物語
この映画を観て感じた事は、とてつもない力を手にした時に多くの人から自分の存在価値を見つける事じゃなく、1人の為に存在するという事で価値が見いだせる気がしました。
内容は、とてもメリハリがあってもっと長く観ても飽きないで観れると思いました。
前作の
君の名は、に劣らず良かったです 巫女さんが出てきたり、最後再会するところも何となく似てるような... ただ今回はDQNな設定が気になった 和の精神と自然 超自然も? 古の日本の心を忘れないようにってことかな 小栗旬が意外に良かった おばあさんの昔は海だったって言葉が一番沁みました
思春期の少年って大変。
感想
『君の名は。』は当時2回見に行った程好きな作品です。ですが内容は一般向け作品でそれまでの深海ワールドは薄めだったように感じていました。
しかし、今作は深海ワールドが少し帰ってきたというような作品でした。深海作品は比較的地に着いたストーリーを上品に描く。そこに恋愛要素を加えるといったイメージでしたが、今作はそこに近づいていたように感じました。
特にクライマックスからラストまでの展開は今までのアニメ映画にはなかったんじゃないかというような意外な展開になっていて楽しめた。
パンフレットの監督のインタビューに書いてあった『世界自体が狂ってきている』というテーマを見事に見せてくれています。
ただ、この作品は狂っているので一般受けはしにくいようにも感じました。
もう一つ、この作品は粗が多いように感じもしました。
また、主人公の行動はかなり破天荒に見えますが、あれが究極に追い詰められた姿だと考えれば主人公の感情を理解できます。
総評
私は『君の名は。』の方が見やすくて好きでした。
ps. 余韻に浸れて、考えることが多いのでもう一度見たくなる中毒性を意外に秘めていると思います。
雨粒1つにまで拘りを感じる…
とにかく、映像がキレイだった。
雨、晴れ間、街角、花火、空、プリキュア… どこをピックアップしても語りがいがあるし、1度見ただけでは満足できないくらいに、映像的情報量が多い!
映像で特に好きだったのは花火のシーン。上空からドローンで撮影したかのような映像は、やっぱりアニメでしか出来ない表現だと思うし、スペクタクルでカッコいい。
映画館で見るべき作品だと思う。
楽しかった〜
絵はやはり綺麗
相変わらず綺麗なアニメでした
しかしながら脚本がイマイチ伴わないような感じ
少し無理矢理感がありました 挿入歌は良かったです
今後に期待します 次は脚本に8割の力注いでくれたら…絵は最高なので
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