「数年前に観た記憶。相変わらず、東京の風景描写は素晴らしい。 しかし...」天気の子 てらちとさんの映画レビュー(感想・評価)
数年前に観た記憶。相変わらず、東京の風景描写は素晴らしい。 しかし...
数年前に観た記憶。相変わらず、東京の風景描写は素晴らしい。
しかし、違和感が残った。
閉じられた二人だけの世界観 息苦しい。
男の子はいいのだろうけど、女の子は、本当はどう思っているのだろう。
ふつーの人間が、世界の破滅に関わる、って設定にするには、
必ず何か神秘とか宗教がかったものが必要なんだな。
でも、それがなかったら、こんな美しい描写できないもんね。
自分達が起こしたかもしれない、セカイの綻び、見て見ぬふりできるんだな。
でも、こんな事が成立する、これでいいんだよって言うんなら、逆に、誰かの幸せのために、主人公と可愛い彼女が踏みにじられても文句言わないよっ、それで大丈夫、いいんだよ!て映画も成立するのでは。でもその設定は、この少年の頭の中には存在しない。
自分たちが貧乏ながらも、生きていられる、この世界は、一体、どれだけの苦難が過去にあったか、世界が正常でいられるように、どれだけの人々の努力と苦労があったのだろうか。そんな事、すっぽ抜けてる。自分と彼女と世界。こんな設定を映画でみせられても、何みせられてんだって気になる。自己完結しすぎていて、そんなの見せられても。
コメントする