「結局2人はどうなったの」天気の子 いっちーさんの映画レビュー(感想・評価)
結局2人はどうなったの
「君の名は」を見てから新海作品に注目するようになった。といっても君の名はと今作しか見たことがない。新海作品は映像美はもちろんのこと若者2人の愛を描くのが上手だと思った。アニメならではの非現実的な設定を織り込んでさらにそれを表現できるため現実こーうまくいかんといったリアルな視点から振り切って見ることができる。そのため実写の恋愛映画と比べ素直に2人の愛がすっと心に落ちてくる感じがする。
16歳の主人公が1人故郷を飛び出し東京にやってくるが現実そんな自分の思い通りにならないことを思い知らされ人生でそんな経験も一度はしとくべきであり、私もどこか知らない土地へ旅立ちたくなった。そしてそこで新しい景色、経験、感動時には苦悩を味わってみたい。
作中瀧くんと三葉が登場した際にはかなり興奮してしまった(四葉とてっしー、さやちんもいたらしいがわかはんかった)。2作をみていくと自然現象を使うことで作品の進行をぐっと前に進めてくれる重要な役割を果たしているが、隕石の次は大雨大災害であったか。大雨を見ながら昨年度10月頃に首都圏を中心に起きた大災害を暗示しているのではないかと結果論ではあるがそんなことが頭に浮かんだ。
前作でもそうだがラストのモヤモヤ感がすごい。というのも2人の関係性がそのあとしっかり描かれないからでどうなったんだろうとすごく気になってしまう。今作はよりモヤモヤ感が強くラスト陽菜が宙に浮かんでるのがなぜか全くわからないし、そのあとどうなったのかすごく気になる。描かないことで視聴者にどうなったんだと余韻を残す狙いがあるのかもしれないが…
2作ともそうだが本当にその後の続きが見たい!!
2人がその後どうなっていくのか気になって仕方ない