「うーん、まあ…」天気の子 おうどんさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん、まあ…
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映画のラストがありかなしかで意見が割れているようですが、そもそも映画は映像を通じて監督の表現したいことを表現するものなので、あの終わり方も全然いいと思います。「子供でいいじゃないか、自分のしたいことをしろよ」という感じですね。
ただ、親と死別し生活のために嘘をつかなければならないひなや、離れて暮らす娘と会うために大人にならなければならない須賀と違い、主人公である帆高は常に周りを顧みずに事故中心的な行動を続けていたので、最後のあの決断もあまり葛藤というものが感じられなかったし、逆に悩まれても「なんで悩んでるの?」とツッコミが入りそうです。
そういう意味では実際に大人で、生活のために信じてもいないオカルト雑誌の仕事を請け負い、娘と会うために帆高に対して非常な態度に出る須賀が主人公で最後の決断も彼がした方が新海誠監督の言いたかったことも伝わりやすかったのかなと思いました。
あと、君の名はでも思ったのですが、映画を見てるのかミュージックビデオを見てるのかわからなくなるような演出はどうかと思います。使うなとは言いませんが、多用するのは控えて欲しい。
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