「映画単体では・・・低評価になりがちな作品でしょうか。 表面上は昨今...」天気の子 DBOWYさんの映画レビュー(感想・評価)
映画単体では・・・低評価になりがちな作品でしょうか。 表面上は昨今...
クリックして本文を読む
映画単体では・・・低評価になりがちな作品でしょうか。
表面上は昨今の自然災害を踏まえた上で、個々人が自覚・覚悟と責任をどう持っていくのかがテーマの物語であり、現実社会で覚悟と責任を決めきった大人が見るには少々説教臭く、冗長に見えるシーンが多いように思います。
エンタメ映画としても見れるように作っているものの、君の名は。ほど振り切れていないので、それを期待して観た人にも中途半端な印象が残っているようです。
ですが本質的には監督・制作陣のメタ的な要素を多分に含んだ映画であり、
新海誠マニアにはたまらない作品でした。
分かりやすい部分を一例に挙げると、
・晴れ(=観客の求める分かりやすいエンターテイメント&ハッピーエンド)
・雨(=本来はじめっとした監督の感性)
→作中では晴れを求められるも、覚悟を決めて逃避した結果は雨でした。
晴れを求められていることは分かりつつも、逃避する選択をして雨を降らせる責任を選んだのが、監督・制作陣のグランドエスケープだったのかなーと思うと乱雑なストーリーや要素も腑に落ちました。
コメントする