「仮レビュー」天気の子 くにこさんの映画レビュー(感想・評価)
仮レビュー
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世界のため、なんてそんな善意で生きてない。
みんな自分のために生きてる。
自分の役割が欲しい。
娘に会いたい。
好きなあの子に会いたい。
生きたい。
お金が欲しい。
姉のと共に生きたい。
今日だけは晴れにして欲しい。
晴れを犠牲にして、雨の振り続ける世界に変えてしまった。
けれど東京は確かに沈んだけど、ここは元々海だった。
元に戻るだけ。
そう言い聞かせる主人公。
自分のエゴで世界を変えた。
神社で人柱の話を聞いても晴れを望んだ。
元々はかなり期待値が薄かった。
9月に入って、近所の小さな映画館でまだ公開していたので重い腰を上げたけど、後悔はなし。
新海誠の描写が好きなので、1度は見ようと思っていたけど、これはやっぱりもっと大きなスクリーンのある映画館で見るべきだった…。
君の名はの下地がなくてもおもしろかった。
人ってみんな自分のために生きてるんだ。
しかもこれを16歳の少年がおこなっているのがリアルでいい。
人柱として受け入れた女の子を引き戻すのは独善的かもしれない。
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