「新海監督の魅力ではあるが」天気の子 O Tさんの映画レビュー(感想・評価)
新海監督の魅力ではあるが
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大々的な宣伝もされており、ハードルも上がっていた本作品。映像は他の新海作品にも見られる通り非常に美しい。
個人的に好きかどうかと聞かれると、どうしてもジブリ作品のシーンが頭を過ってしまう事が多く、作品自体に集中して鑑賞出来なかったので残念。
動機などの心理描写も全て明かされる訳では無いので、ややスッキリしない部分もあったが、新海監督の作品の魅力は閉じられた世界のように思っている。
友人も多く、キラキラとした派手な青春時代を過ごした人というより、フラストレーションのような物を抱えた、ある種の厨二病を経験した人物であれば強く突き刺さるのかも知れない。
主人公たちにしか分からない繋がり、秘匿性のようなものがあり、観覧者を置き去りにしてでも、登場人物が走って行くというのも特長ではないだろうか。
友人に勧めるかと聞かれると微妙ではあるが、見た人の感想を聞いてみたい、考察に期待したいという気持ちもある。
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