「こんな終わりなら前のがいい、と思ったら新海に踊らされていた。」天気の子 只今、暇人。さんの映画レビュー(感想・評価)
こんな終わりなら前のがいい、と思ったら新海に踊らされていた。
初めから最後まで綺麗に物事が進んだ前作と比べて、不満を買う本作品。それ故に、不満が爆発して低評価にしてしまう人がいます。私もそのひとりでした。
人によっては、主人公やヒロイン。キャラに不満を持ち。終わりに不満を持つ人もいます。不満でなくとも、胸の内がぱっとしないです。初めて見た方は大体そうです。
ですが、これある作品と同じ見方すると評価ががらりと変わります。
それは胸糞悪映画の最悪作品として有名であり、名作であるパニックホラー映画「ミスト」です。
(※なお鑑賞はお薦めはしません、後悔します)
知らない人にざっくりと教えると。
町が霧に包まれる→霧から怪物が現れた(‘0’)→スーパーに籠城→からの霧から脱出するため外に行く→結末は~~。
と、一見ただのパニック映画ですが。この作品が評価されているのは、「隠れたメッセージ性」です。
ただの思い付きで動いたことが、不安から逃げた事で人生を変えてしまった。そんなお話が似ています。
これを踏まえ、二度目の「天気の子」や曲の歌詞を聞くと。こういう事を伝えたいのかなと分かってきて、不思議な作品に思えました。
最後のエピローグと主人公の言葉は、新海監督が何を伝えたかったのかわかった気がします。
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