「前作の評価に押し潰された駄作」天気の子 insanityさんの映画レビュー(感想・評価)
前作の評価に押し潰された駄作
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とても残念な映画だった。
主人公の女の子が天気を司る力をどうして得たのか、説明不足だし考えられる理由も理由としては軽すぎる。
また同少女がファーストフードのアルバイトをクビになり、生活費を稼ぐために身体を売ろうとするくだりも、非常に軽々しい。頼るはずの父親や親戚はまったくいないのか、そこの説明不足。主人公をとりまく大人の影がまったくみえない設定は、ラノベにはよくあるが、それだけに作品全体の雰囲気を軽薄にしている。
主人公が銃を見つけてそれを持ち歩くのも軽々しいし、そもそも彼がなぜ島を離れる必要があったのかも説明不足。
主人公ふたりの行動が軽々しすぎて、まったく感情移入できなかった。
ストーリー展開も前作そっくりであり、同じ監督の作品でなかったら「盗作」の謗りを受けかねない。
子供向け映画で、大人の鑑賞にたえるものではないことをここに明言しておく。
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