「マルチバース」天気の子 Hideさんの映画レビュー(感想・評価)
マルチバース
いわゆる「君の名は」的なアニメ映画が本編前の予告で連投されて、ひたすら二番煎じが繰り返されている現実に萎え、もっというなら、このジャンルは消耗されたコンテンツだと感じさせられた。
これは新海誠のファン映画なのだろうか?
露骨に前作のワンシーンを連想させる演出が続き、あげくに本人達まで。マルチバースなの?
「新作」を見に来た自分にとっては、これまた萎える演出だった。
企業ロゴが次々に画面に映り込み、大ヒット商業映画は辛いね、と感傷に浸る。
救いは、クライマックスシーンに共感出来たことと、RADWIMPSの楽曲は今回も素晴らしくキャッチーだったということ、かな。。
※8/18追記※
一ヶ月ぶり、2回目の鑑賞
話の流れが分かった上で改めて観ると、
心のノイズが邪魔せず、細部の描写までしっかり感じることが出来た。
ひたすらに真っ直ぐなストーリーも、2回目の方が感動出来た。
「君の名は」に囚われていたのは、自分の方だったのだと気付いた。
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