「巨大プロジェクトで魅せる、新海ワールド」天気の子 wilkさんの映画レビュー(感想・評価)
巨大プロジェクトで魅せる、新海ワールド
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約2000万人を動員したあの前作の次って、一体なにをどう創るんだろう? という興味と期待で、早々に劇場へ。
今作は、前作と同じ起承転結の構成を保って、そこに新海監督の真骨頂「大人でないことの不自由さと葛藤する」ストーリーを、さらに美しくなった空と雲と雨と街に載せたのね。監督が本当にやりたかったのは、前作というよりは今作なのかな? と思わせるできばえ。
東京の街の描写が本当に緻密で。
既知の場所ならすぐにわかる。「ああ、あそこか。」知らない場所なら、映像をヒントに行き着くのはそんなに難しくないかも。
自分が一番はまったのが、浜松町の軍艦ビル。本当に軍艦みたいになってるー、と。
空、雲、雨も美しかったー。ストーリーは把握したから、今度は映像メインで堪能しにいこうかな。
それにしても、何と大きなプロジェクトなのか!
何百人ものスタッフ。まさか4桁? タイアップ企業は数知れず。映画館は最大限のスクリーンを用意して。
一体どれだけのステークホルダーがいるのか。
新海監督の職業はもはや映画監督と呼べるのか? そんな疑問がわいた。
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