「メモ: 伏線を確認したくなって、もう一度見たい気持ちにさせられた」天気の子 t_4さんの映画レビュー(感想・評価)
メモ: 伏線を確認したくなって、もう一度見たい気持ちにさせられた
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新海作品のお家芸、美麗な背景は健在。
一部CGシーンもあるが、そちらが浮いて見えてしまうほどの描き込み。故に情報量が多く、観客を飽きさせない。緻密な背景の中に物語を想像できる。
前作「君の名は」のキャラクターを登場させたファンサービスも嬉しい。今回は人数も多め。探しきれなかった。
天井画は背景美術界のレジェンド山本二三によるもの。
空とつながる巫女の話が、老神主から聞かされたあたりで、人柱や早めに亡くなるか、消えてしまうことは想像しやすい。伏線はもっとある(インタビューなど)
テーマの中に昨今の異常気象に対する、変わった視点?捉え方。異常気象、観測初とは言うけれど観測自体がここ数百年しか行われていないもの。近年の異常気象は本当に異常なのか?
名シーン
刑事「そこまでして会いたい人がいるってことは羨ましいもんですな」「大丈夫ですか?あなた今泣いてますよ?」
ここで須賀さんの中で、亡くなった奥さんと陽奈が重なる。後半の警察に囲まれるシーン。過去に大事な人を失った須賀さん。取り押さえられる帆高をみて感情を抑えられず帆高を取り押さえる警官を殴る。
っていう辺りが最高に泣けた。なんとか堪えた。
「言葉の庭」を見た後は小説でしか語られないキャラクターの心情を知りたくなった。
「君の名は」を見た後はそこまでの熱はなかった。
「天気の子」鑑賞後はまんまと小説を買ってしまった。自分の中では結構好きな部類なんだーと行動から読み解く。
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