「新海誠ありがとう」天気の子 ha〆さんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠ありがとう
新海誠監督作品が、特段好き、と言うわけではなかったです今まで
絵が綺麗だな、くらい。
前作はRADのファンとして見てました
今作、なんとなく気にはなって、またRADとやるのかふーんくらいで、でも見なくちゃ何も言えないと思い劇場へ
いや、何ですかこれは、度肝抜かれました
前提として、主人公とヒロインは15.、6歳の子供です
異常気象で雨が降り続ける東京が舞台
ヒロインはSFチックな能力によってその異常を終わらせられるが、そのためには自己犠牲が伴う
ざっとこんな感じです
最終的に
主人公とヒロインは、世界のことなんか置いといて自分たちの望む明日を手にするわけです
雨でもいいから、晴れなくてもいいから君と一緒が良いと
いやもうほんとうに、これで良いんですよせっかくフィクションなんですから!
ましてや15、6歳の子供たちなんだから世界なんて無視してはやく大事な子の手握っちまえ!!
明日は明日で何とかなるから、いけ!!今手つなげ!!
ってもう後半は二人の応援をし続けてました。
自己犠牲を美化する作品が近年多いなあと個人的に思ってたりしてまして、
それがどうでしょう、世界からしてみたらものすごく身勝手な二人ですよ
たった一人の犠牲で世界の異常が収まるというのに
一緒に居たいからとそれを辞めてしまう二人です。
でもそれが良いんです、そこが良いんですよ
まだたった15、6歳の少年少女なんだから
世界なんてそっちのけで自分たちの欲しいものを願っても良いんですよ
そしてお互いの一緒に居たいという思いのために、東京に雨が降り続ける明日を、結果的に選んだ二人
最高でした
子供なんだから勝手で良いんだよ!世界なんて糞食らえで良い!!
こんな感じです
もう何言ってるか分からないですけど見た直後の熱量のまま書いちゃいました。
でもとにかくそーゆうことなんです
主人公たちは、子供なりに考えて、ヒロインは世界のことも考えて、それでも!って選んだ明日なんだからもうそれで良い!
見てください、是非に
おんなじような気持ちになってくれる人も居るんじゃないかと思います。
そしてもう一つ良かった点は、余計な情報を語り切らない所ですね
主人公の家出に至るまでの経緯をぼんやりとしたセリフと映像だけにしたところとか、好きでした
新海誠、ありがとう
あなたの次の作品が待ち遠しくなってしまった
おまけに
やっぱりアニメにおけるラピュタエウレカセブンのシーンは最高です
何言ってるかわかってくれる人がいると嬉しい笑
あのシーンですよ、あのシーン