バトル・ドローンのレビュー・感想・評価
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戦闘三昧
CIAの下請けで暗殺、誘拐など汚い仕事を請け負う劣化版の特攻野郎Aチームのような傭兵集団、まんまと嵌められて戦闘ロボットの性能評価の餌食にさせられてしまう、戦闘の舞台は何故かチェルノブイリ、廃墟の中での死闘が繰り広げられる。
終始、ドンパチのバトルもので余計なロマンスやヒューマンドラマを持ち込まない徹底した硬派路線、今風に遠隔操縦だからドローンとしたのだろうがハイテクとも言い難い無骨なロボットで空を飛ぶ訳ではない、装甲が強いので並みの火器では歯が立たないからかなり手こずる。遠隔操縦のハンデなのか接近戦ではドン臭いところはご愛嬌、シロウという兵士は武術の達人、日本人ではないがオマージュなのだろう。女性陣もよくあるお色気担当ではなく立派な兵士、劣化ウラン弾を携行する女スナイパーという設定も痺れます。
仲間は傷は負うもののそこそこ生き残るから湿っぽさもなく痛快、野蛮な映画なので褒めはしませんがアクション・エンターテインメントとしては王道の部類でしょう。
スローの多用はチープさを助長する?
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
会社の同僚に薦められて観ましたが…。
う~む、正直おもんなかった(笑)
まず主演俳優が、シリアスな雰囲気のシーンでは小声にならないといけない、と思い込んでいる感じが気に入りませんでした。シリアスは、声だけでなく、表情や仕草などで表現するものではないのかしら? ―って、素人なのであんまり偉そうなことは言えないけれども、ネイティブでもセリフを聞き取れないのでは? ―と思いたくなるような声量でした(笑)
アクションシーンも今ひとつ…。やたらとスローモーションをかまして来ましたが、「ここいる!?」と疑問を挟みたくなるほど、多用し過ぎの感がありました。中にはカッコいい場面もあったけど、全体的に見るとマイナス面が目立ちました…。
CGのしょぼさは脇に置いとくとしても、ロボット兵士のバトルスタイルがなんだかなぁ~という感じでした。ただ撃ちまくってるだけで、これじゃあ単なる自立歩行する砲台みたいなもん。近接戦闘用の剣も装備していましたが、あまり使っていなかった印象…。では人型である意味とは…???(笑) 軍部は別なところに予算使った方がよろしゅうおまっせ(笑)
もともと低予算な作品なのに、それを誤魔化そうと尽くしたあらゆる手段が、全て裏目に出てしまっているなぁ、と思いました。顕著なのはやっぱり、スローモーションの多用、これに尽きるのではないかと? やり過ぎるとチープさを助長してしまうんだなぁ~。良い教訓であります(笑)
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