ゼイカム 到来のレビュー・感想・評価
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最高のアホ家族映画。密室疑心暗鬼連続殺戮ブラウン管テレビ爆発。
テレビに忍び込むとは人間ドラマに精通していらっしゃる。
が、元々宇宙からの物体かどうかも判らない未知の生物。
ジャンル分けしないと気が済まない理由が解らない。
評価したがる連中も変わんないんだろう。
レンタルビデオのコーナー分け担当かっつーの。
コメディに置く店もあるだろう。また然り。
サスペンスファミリードラマなら他にもやたらあるぞ。
聞かない監督ではあるが、
金かけなくてもコレほどシッカリとした映画作れてんだから、
我が道を突き進んで欲しい。欲しかった。
本職(知らんけど)の方が割がイイと気付いたか、
配給も観客も馬鹿ばかりでヤル気も失せたか。
事実世界もこんなアホ家族とレベル変わらん連中ばかりで
ホントやってられんよな。
私なら十年後二十年後観ても星5つ差し上げよう。
だから映画をやめないで、お願い。
映画が必ず感動を分けてくれるなんて
お花畑な解り易さだな。
その位単純な方が幸せそうでイイ。
映画にバカにされた気分か?
向こうでは、敬虔な基督教ファミリーを邪険にすると
将来が絶たれるのだろうか。
どこの国も宗教団体の横暴は目を覆うばかりと云う事か。
こんな星こそ侵略されて爆発して欲しいわ。
不気味な人狼ゲーム?
アンジー、アンジェロ、どれも違う!インド系なんだからアンジって呼んでよ。と、他の家族からは冷たい視線が突き刺さる。だけど、彼女は医師なんだから最も頭が冴えている。そして、敬虔なクリスチャンの家族ということが後々響いてくるのだ。
じいちゃんはほぼ認知症なのだが、それを考えれば許せる暴言の数々。しかし、その息子である父親が一家の長であると目覚めていき、「私を崇めよ」と徐々に独裁者の様相を呈していくのだ。金属のような不気味な物体に家全体を覆われて、テレビからは次々と指令が伝えられ、「これは政府の命令だ」として完全に陶酔しきっている父親。ニュースでもテロ映像が流れたことにより、移民のアンジを過激派のスパイだとしか見ていない愚かさを発揮する。お前はドナルド・トランプか!?
こっそり長女ケイトの旦那であるスコットを呼びつけ、「俺の手下になれ」と従わせるところなんて、やっぱり人狼ゲーム風。じいちゃんが死んで、感染者を一人隔離しなければならないとか、理不尽な命令ばかりを真に受けてしまうオヤジ。壁に指を切断されながらも、妊婦でもあるケイトを気遣い、徐々にオヤジのことが信じられなくなるスコットだったが、毒ガスが放出されてからはアンジをも助けようと目が覚める。
家族間の信頼関係は脆くも崩れ去っていく様子がシニカルであり、結局は自分が一番かわいいというか、威厳だけは保ちたいというおバカな政治家風のオヤジが面白い。でも肉親だから、ある程度は言うことを聞かなきゃならない辛さ。終盤になってからは人間心理ドラマからSFアクションへと変わっていくのが定番なのか、そんなもの要らね~と感じてしまいました。
スケルチャー
久々にBoxing Dayという言葉を聞いた。
この作品は、突如として家族がクリスマスの日に逃れられない状況に追い込まれてしまう。それを描いたソリッド・シチュエーション・Sci-Fi・ホラー映画として成立している。
家の中だけという設定にどこまで視聴者に退屈せずに見せるのかとおもってみていたが、訳の分からない指示とも命令ともとれるものに家族全員が翻弄される様を見事に描いていたのだが、このミステリアスなシナリオの終わり方がとても苦労するだろうと思っていると後残り10分のところでテイストが180度変わり、個人的にはついていけない代物となってしまっている。この映画は、評論家よりも一般の視聴者からの支持がかなり低い理由がわかるような気がする。
2019年1月より開催の<未体験ゾーンの映画たち2019>にて上映する中でも数本見たが、この映画が一番ましに思えた。近年のイギリスSci-Fi映画の中でぴか一かもしれない。ただしラストシーンを除けばの話だが.......?
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