ハイエナたちの報酬 絶望の一夜のレビュー・感想・評価
全3件を表示
ノワール・サスペンス
クリックして本文を読む
フランス第二の港湾都市ルアーブルの貧しい港湾労働者、ましてセルビア移民の主人公に世間の風は一層冷たい・・。同じく社会の底辺に生きる友人の兄妹から持ちかけられた強盗計画、獲物にされるのも過去の過ちでマフィアに強請られる汚職官僚、登場人物が皆、不幸を背負っているという暗く重たいノワール・サスペンス。
欲を出したばっかりに拗れてゆく展開は寓話の様、悪党どもはそれなりの因果を受けるのだが、間尺に合わないのは幼児を脅迫の道具に使った卑劣な輩が生き残っていたことかな、もっとも、幕引きの後でマフィアの手下と共倒れという臭いがしない訳でもないから意図的なはぐらかし演出かも知れません、主人公は根っからの欲深でもないからなのか孤独と引き換えに生き延びるようだ。その後の物語を観客に委ねるエンディングも巧みに思えます。
巨悪のおこぼれ頂戴ということかハイエナに例えられた強盗事件、暗いのであまり人に勧められる類の映画ではありませんが、盗みに入った家で首吊り騒動とか欲深ゆえの因果応報など展開の妙が見どころでしょう。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
強盗の相談
街で見かけた現金入りのカバンを持つ男をつけて家を知り、強盗を謀る兄妹とその友人の3人の話。
強盗に入ったら家主は取り込み中で上手いことカバンを手に入れられたのに更に欲を出す兄貴。
開けられない金庫盗んでどうする。
3人共バカだけど特に兄貴は鼻から脳ミソ垂れ流しちゃってるんじゃないかという程のバカっぷりだし根性なしで、それがないと成り立たないご都合主義ストーリー。
つまらなくはないけれど、バカバカし過ぎてスリリングさがなく盛り上がりに欠けた。
全3件を表示