悪霊館のレビュー・感想・評価
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悪魔憑き一家の今後に期待
お馴染みの悪魔憑きストーリーを焼き増しに焼き増して劣化させたような映画。
既視感しかないうえに全く工夫の見られない霊障とちゃっちいお人形さんみたいな悪魔のビジュアルに失笑。
ちなみにタイトルにのっとったのか字幕では徹底して「悪霊」表記だったけどシンプルに「悪魔」で良いと思う。
冒頭に簡潔な粗筋が文章で示され、本当にただその通りに話が進むという風変わりな構成。
粗筋文の後の物語を進めるならまだしも、観てれば誰もがわかる内容をわざわざ先に説明する意味とは。
過程のストーリーはほとんど意味がない。
恋愛や友情も絡めた青春ホラー的になるかと思いきや全く関係ないし。
この前置き部分がかなり低クオリティだったので、粗筋文を読ませて映像は丸ごとカットしていきなりアシュリーに悪魔が憑依した状態で映画を始めれば面白いのに。
オカルト少女ハンナの余計な行動は好き。
前半が本当に酷くてこっちの気が狂いそうだったけれど、憑依後のアシュリーのビジュアルや行動に少しずつワクワクした。
どんなに陳腐でも悪魔に憑かれた人間の見た目は気持ち悪くて好き。
ゴリゴリの低音ヴォイスが可愛い女の子の口から出てくるのも何回観ても良いもんだなと思う。
常に赤ら顔の老神父と微妙なイケメン風牧師、なんだか頼りないなと思っていたらまさかの失敗エンドで驚いた。
今回の悪魔は軽率に名乗らないタイプの強情君なのがリアリティあって良い。そうだよ普通弱点を自ら差し出さないものだよ。実に良い判断である。
そして驚愕のラスト。
憑いたままの人間の身体をそのまま独房にぶち込んで飼い殺すという荒技。
これまでのつまらなさを一気に帳消しにするほど興奮した。
教会の地下に悪魔憑きが何体も潜んでいる不気味さが美味しくてドキドキする。好きだな。
双子の母であるサラもこの場に10年間閉じ込められているという事実に胸キュン。
独房に閉じ込められても悪魔たちは人間に取り憑いてさえいれば満足なんだろうか。
いや中途半端に神父の力が効いて出るに出られず、対象の魂を奪うに奪えずの、まさに飼い殺し状態なんだろうか。
完全に祓うことはできなかったから身体ごと悪魔を拘束する、なんともむず痒い対処方法だこと。
西洋の悪魔系ホラーを観るたびに思うことだが、そもそもなぜ悪魔は人間に取り憑きたいんだろう。
悪魔の中でも階級
今作も母親のサラといい娘のアシュリーといいなぜこの一家を狙うんだろう。
サラがあの独房にいたということは、サラに憑いたヤツとアシュリーに憑いたヤツは別の個体のはず。弟子とか?
憑くにしてももう少し普通に振る舞えないのかな。
あんなあからさまにヤベエ奴感出したらそりゃ悪魔祓いされるに決まっているなのに。
まあナチュラルに憑かれても恐怖が無くなってしまうので全然構わないけれども。
悪魔についての疑問や違和感は私が日本人である限り消えないだろうな。
作品の話に戻る。
若い牧師がアシュリーの写真を撮りまくり意味深に近付いた意図は何なのか。
すでに悪霊の空気を感じて警戒していたのか、アシュリーが可愛かったからストーキングしてたのか。
個人的にはストーカー説を推したい。
そして彼女に悪魔が憑くように裏で仕向けていた、とかだったら胸熱。
悪魔に協力したのに最後喰われててかわいそう。いや逆に、憑かれたアシュリーに喰われるのが目的だったとか?とんだ性癖だな!
姉のジョーダン不要説。
回想以外全く出てこなかったけど、叔母ターニャが最後に呼んでいたのでもしかしたら続編があるのか?
最終的にこの一家全員憑かれて悪魔憑き家族として仲良く生活していったら素敵。
ぜひ観せて欲しい。ついでに神父も闇堕ちしてくれ。
作りが雑でもストーリーが面白くなくてもなんだかもうホラーというだけで愛しく激甘になってしまう。
この作品はオチが良かったので最後に昂り、特に意味のない考えだって勝手に巡らせ楽しむことができた。
まごう事なきポンコツホラーだけど少しでも感じた胸の高鳴りを大事にしたい。
なぜこんな面白みがないのか。
エクソシズムってオカルト映画のド定番のはずなのになぜこんなにつまらない作品に仕上がったのか。 まずは神父様に威厳がない。周囲の人達の心配ようも中途半端。ラストの持っていき方も予想外だったのにもったいない。 単館になるわけだ…。
降臨
母親が失踪しクソ親父に育てられた姉妹の妹が大学生になって10年ぶりに叔母と暮らす為に戻ってきたら悪霊に取り憑かれる話。 母親の思い出のある家や友達とオカルトな話をしたことが起因となってか母親がの声や姿とか不思議なものをみる様になる主人公。 夢か現実のか良くわからない何かがある中で、呼んでしまって悪霊に取り憑かれてという流れだけど、それっぽい雰囲気がなく恐さを感じない。 ちょっと意外なことも用意されていたけれど、中途半端ともいえるオチで透かされた感じがした。
「Tell Me Your Name」という題名もあります。
Demons can take any desired appearance, even that of an angel of light. 2 Corinthians 11:14 2017年制作の「悪霊館 ダークネス・ライジング」とは違う映画であることをはじめに言っておいたほうがいいかもしれないが、興味のない人にはどうでもいいことかもしれない。この映画、はじめ見た時は、アメリカのケーブルテレビ用に制作されたテレビ映画だと思っていた。そのようにホラー専門のチャンネルも存在する。ストリー自体は、いつものパターンのいわゆるエクソシズムの物語となっている。個人的には、途中飛ばしてみようかという欲求がちらほらと出た。それと何故、主人公のアシュリーをシドニー・スウィーニーという女優さんなのかわからずに見ていた。 この映画をインターネット雑誌"Film Threat”の編集者の一人がうまく表現している。「この映画は、最初面白そうに見えたが、いつもの悪魔憑き(悪魔祓い)の映画となった。」一般視聴者の方は「シナリオ、配役、特殊効果などいい感じなのに終わり方が、あっ気なすぎる。」そんな映画と思ってもいいかもしれない。
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