ゲヘナのレビュー・感想・評価
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ゲヘナってそういう事なの…?
地下壕に閉じ込められた一行がてんやわんやするホラー。ジャンプスケアで脅かしつつ、脱出ミステリーを解き明かしていくスタイルでした
冒頭で「ゲヘナ」について講釈が入るのですが、そこにSFミステリー的な要素を足した独自の生き地獄を見せてくれます。只、ミステリー部分は序盤に(多分わざと)分かり易いヒントが提示されるので、大体の人は「あぁループものね」と察せると思います。
一方で、劇中の人物たちは終盤までそのことに気づかず、長く引っ張ったわりに特に捻りもなくストレートに終わるので、その辺やや好みが分かれそうだなと感じました(☆-2.5)
ホラー部分は地獄=罪の意識という設定からか、一行それぞれが過去の罪に苛まれ、ジャンプスケア幻覚に苦しみます。この脅かし役のクレアは伽椰子っぽい不気味さで、とても良かったです(☆+1)w
ただ、その罪の内容が一部よく分からずモヤモヤ(尺が足りなかった?)。
結局「お前ら全員死罪な。だが喜べ、一人だけ特別にゲヘナ罪や♡」という話なので、(死に値する程かは置いといて)どういう罪を背負っているのかはもっと分かりやすく見せてほしかったかな(☆-1)。特に主人公?のタイラー。
(あるいは単純に土地開発&侵入の時点で全員死罪って話だったのかも?わからん)
ちなみに純粋なループものとは違い、「ゲヘナ進行形のアラン」と「ゲヘナ未然形のアラン」が同時に存在できる世界観なんですよね?
ゲヘナ=永遠に続く生き地獄みたいなニュアンスでしたが、実際は進行形が未然形に殺されて記憶も同期しない訳だし、何十年かで終わる終身刑くらいに思えば、ゲヘナもそこまで絶望的でもない気がしたり…
あと進行形のアランは自害を伝えようとしてましたが、それだと他の誰かがゲヘナ化→ループ(orアラン死亡後に皆脱出)するだけなので、アランが生還するには呪いを解く並行世界へ向かわないとダメですよね。
なので伝えるべきは「死ね」じゃなく「協力しろ」が正解なのでは…。頑張れアラン
B旧ホラー+????
忠告を無視し呪われた土地に入り込んだ不動産会社が恐ろしい目に遭う、ちょっと昔にあった因果応報な展開になる怪談の趣があるB級ホラー映画
白目になった怖い亡者や亡霊、ミイラ化死体、きつめのゴア描写による傷のメイクが恐ろしかったけれど、実はそれらの正体が自分だったという展開は藤子F不二雄のノスタル爺(子供のころに見た閉じ込められた狂人の正体が実は未来からタイムスリップした自分だった)のようだなと思った。
ポリーナの父ちゃんがガッチリ武装し助けに行くぞ!って締めくくりは蛇足感もあるけれど、救済される明るい終わり方が待っているとも考えられて製作陣の暖かさを感じた。
エンドロールの最後に1カットあるヨ
思ったほど怖くなかった。
やっぱり劇場で観てこそなのかも。
サイパンの旧日本軍地下基地跡地が舞台
先住民の土着信仰が絡んだ
タイムループホラーとは。
最後のネタバラシでおおぉ〜となるタイプ
見どころかと思った造形物が思ったほど効いて無かった。
しかもずっとシリアスできたのに、最後の最後でちょっとずっこける感じはどうなんやろか。
アメリカ一番の…
リゾート開発の下見でサイパンを訪れた開発会社従業員と現地ガイドの一行がそこでみつけた洞穴に閉じ込められる話。
プロローグの不穏な儀式で物語はスタート。
本編が始まり登場人物が紹介されていざ洞穴へ。
閉じ込められた途端にオチがわかってしまい後はプロローグとの繫がりがどうなのかという展開に。
決まり切ったオチを裏切ってくれることもなく、ただ騒ぎ立てながらそこに向かっていくだけで冗長だった。
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