「技術の進歩もあり実写化で質感が上がった」アラジン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
技術の進歩もあり実写化で質感が上がった
総合:80点 ( ストーリー:75点|キャスト:70点|演出:80点|ビジュアル:85点|音楽:75点 )
娯楽作品として良く出来ていた。美術もCGも含めて映像はかなりの水準だったし、派手で軽快な演出は観ていて楽しい。ジャッキー・チェンの『プロジェクトA』そっくりの場面があったが、あれは著作権問題は大丈夫なのかと心配になった。監督の技量と技術の進化もあり、アニメ版よりも映像と演出の質は上がっていた。大人でも子供でも両方が我慢せずに楽しめる水準にある思う。
かつての西洋の映画では、有色人種が主要な登場人物であった場合は白人が演じるものだった。だがとうとう有色人種の役柄を有色人種が演じるようになった。これで今まで感じていた違和感が解消された。
主人公のアラジンを演じたメナ・マスードは、知らない俳優だが優れた運動能力でいくつか見せ場も作った。だが声優役の中村倫也の歌はたいしたことはなかったので減点。王助役の声優の木下晴香のほうがまだ良かったが、それでもアニメ版の原曲の歌手と比べると落ちる。登場人物ではジーニー役のウィル・スミスが一番目立っていた。声優役の山寺宏一は流石に上手い。
コメントする