「このジャスミンに勇気づけられた女性は何人いるだろう」アラジン カトソラさんの映画レビュー(感想・評価)
このジャスミンに勇気づけられた女性は何人いるだろう
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アラジン 【IMAX 2D】
鑑賞日 2019 6/13
アニメ版は鑑賞済み。今作のサウンドトラックを全て何度も聞いてから鑑賞。最初の「アラビアン・ナイト(Arabian Night)」で圧倒され、「フレンド・ライク・ミー(Friend Like Me)」で笑わされ、「ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)」「スピーチレス(Speechless)」で感動させられる、そんな映画だった。アニメ版とはストーリーも登場人物かなり違い、アニメ版以上のものとなっていた。ウィル・スミス演じる明るく楽しいジーニーは最高だし、ナオミ・スコット演じる美しく強いジャスミンも素晴らしい。何より今作の素晴らしいところは、少し現代風に改編されているところだ。「女は政治に参加できないという古い法律は風化せず、美しくさえあればいい」という差別と偏見をぶった切って王を目指し強く生きるジャスミンの姿はきっとたくさんの人に勇気を与えただろうし、涙を目に溜めて必死で「スピーチレス(Speechless)」を歌うナオミ・スコットのジャスミンの演技と歌は本当に素晴らしかった。アラジンよりもジャスミンが主人公に見えた。ただ一つ個人的に残念だったのがラストシーンのダンスのシーンだ。別にウィル・スミスのラップverのフレンドライクミーはいらない……。ラストシーンはアニメ版に寄せて魔法の絨毯にアラジンとジャスミンが乗って飛んで行く…というものでよかったと思う。
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