「タイトル文字がすでに「バーフバリ」」アラジン 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル文字がすでに「バーフバリ」
前回は吹き替え版しか座席が取れなかったので
今日は字幕版でオリジナル音声を観ました
た〜〜〜〜のしい〜〜〜〜!!
文句なく楽しいので、難しいことを気にしないで
とにかく元を取りたい方にはオススメです!!
アニメ版とかを知らなくても全く関係ない!
ってか、知らない人にこそ、
21世紀に大人として生きる子供たちこそ、観て欲しい!!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
世界的に大ヒットして、映画好きに衝撃を与えた
インド映画「バーフバリ」要素を取り込みながら
それをさらにディズニー基準に再構築してしまう
ディズニーの貪欲さに唸ってしまった。
字幕版のタイトル文字からしてすで「バーフバリ」の字体
アニメ版も観ましたが実写化に当たって
お城の作りや街の全景などが「バーフバリ」の世界観を
参考にしてるように感じます。
そしてジャスミン姫の強さが
男勝りとかお転婆とか、そんなありがちな表現ではなく
女性らしい部分を残しながらも心の強さ〜
男性社会へモノを言う強さにアップデートされている。
実質的にはまだまだ強い男性社会の圧力を
声を上げて突破しようとするジャスミン姫の強さ!
これは「バーフバリ」の中に出てくる女性達の
自分の尊厳を傷つける相手とは全力で争う姿に近い。
ジャスミン姫の容姿も、心なしか
綺麗バージョンのアバンティカに似てたりしてね(笑)
それと一番これは!と思ったのは、
王に忠誠を誓い法を守る事を絶対としてきた将軍が
ランプの精の力で王に成り代わった悪役に
それまでの王と姫を捕らえろ!と命令されて、
強く葛藤するところ!
この「バーフバリ」の中の印象的なエピソードは
「アラジン」のアニメ版には無かった!
このエピソードは
現代社会における「権力と個の葛藤」を表すのに
絶好の材料だったのでしょうね。
権力者が必ずしも正しい人で無くなった現代(トランプの様な)
権力の圧力や法の形、または自分の働く企業のトップが
不当な行いを命令したり、真実を改ざんさせたりする様な時代に
人としてどう正しく生きるのか?
ディズニーはここにディズニーなりの新しい答えを出してます。
流石にディズニー!恐るべし〜〜
マーベルや様々なコンテンツ産業を実質的に飲み込むディズニー。
別の意味でも、ちょっと怖い〜〜かも??
@もう一度観るなら?
「映画館で2回観ました!!」