「Speechless」アラジン KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
Speechless
最高のアラビアン・ナイト。
エキゾチックな煌めきと埃っぽさ溢れる世界が完璧。
ディズニーらしいファンタジー感はありつつ、意外と生活感というかリアリティを感じた。
ミュージカルシーンへの入り方も終わり方も違和感なくただひたすらに楽しかった。
アニメ版にはなんだかドン引きしてしまい全くハマれなかったけど、そこからストーリーが良い方向に進化していて本当に良かった。
女性の躍進、ジーニーの願い、召使いの葛藤など新たな要素の全てが嬉しい。
ジャスミンの力強く伸びやかな歌声にボロ泣き。
涙目になりつつも「泣かない、崩れない」と抗いの言葉を紡いで見事に説得させる彼女に、この人がリーダーになるべきだ!と心から思った。
石に刻まれた古い慣習は彼女が打ち砕いてくれることだろう。
ひどい価値観もここから変わっていくんだろうな。
ジーニーの「人として」の願いに切なくなる。
ランプを持つ者の願いを叶えるというその性質上、人間の嫌なところを何度も何度も見てきたことだろう。
贅沢三昧豪華絢爛を好まないのもその影響かな。
質素でも心が豊かなら幸せになれると、ジーニーが一番知っている。
侍女とのコミカルなロマンスは最高だった。
そしてまさかのその結果!素敵すぎる!!
アラジンは顔濃いけど案外キャラ薄である。
彼本人の魅力がそこまで伝わって来なかったけど、逆にその純な部分や世界を見せてくれたその行動がジャスミンの心を打ったのかも。
願いを叶えて上辺を塗ったことで出てきてしまう仄かな傲慢さ、そこからの回復と最後の願いに感涙。
ダイヤの原石が研磨され研磨され、輝くダイヤになった瞬間が見事。
悪役ジャファーの人間味も良かった。
欲と間違った野望に塗れてヒートアップしてしまう悲しさ。ニバンメ!ニバンメ!
国王パパが頭パッパラ低脳太っちょじゃなかったことにも安心した。アニメ版の国王は可愛かったけど結構苦手だったので…。
ジャスミンを手の内にしまっておきたかった心情も理解できる。
アラビアン・テイストの音楽に終始興奮。
中学の時に演奏したアラジンメドレーを思い出しながら聴いて観ていた。
当時の自分達の演奏に負けず劣らずの音圧と迫力に万々歳。低音楽器の響きがもう大好き。
コミカルなジーニーの変幻に笑い、サイケデリックな魔法の世界に驚愕し、人の成長と芯の強さに感動できる良作。
無駄も物足りなさもなく純粋に楽しめて、ディズニー実写映画の中でもトップクラスに好きかも。
ジャスミン&侍女ダリア、仲良し二人の女子トークが最高だった。誰よりも表情豊かな魔法の絨毯もキュート。
インド映画、そういえば最近全く観ていない気がします!!!
最近というか、もはや「スラムドッグ・ミリオネア」以来観てないかも…笑
避けてるわけじゃないんですけどね。
パシュランギおじさんまで観逃してしまったので私は暮石になります…。
アバック座良いですねー!
ヌゥワァっハハハ(^O^)
もぉ~っ!
笑い転げるぅ~っ♬
“憑依型”って、ナンナァーンっ!!!KinAさん、ほんとっ、オモチロさが突き抜けてますね(^_-)-☆
「パドマーワト」に限らず、インド映画って大好きですぅー!1年ほど前に観た「ダンガル きっと、つよくなる」以来、「パッドマン 5億人の女性を救った男」、「バジュランギおじさんと小さな迷子」という素晴らしい作品に出逢って、人生観が変わった感じですワ☆涙腺崩壊!鼻水ウジュルジュルぅ~(T_T)
近々、プライベートシアタールーム“アバック座”で、「きっと、うまくいく」を観る!って張り切ってまーす(^_^)v
私も映画鑑賞は移入型ないし没入型ないし憑依型なのでそういう鑑賞スタイルに共感します!
パドマーワト、気になってます…。
煌めく高価な宝石ではないけど明るくこっくりした色合いが好きなんです!
私もターコイズ欲しくなってきました…笑
いやいやもったいないほどのお言葉ありがとうございます(`°°´* )
KinAさんに、“素敵”って・・・、恐れ多いですぅ(>_<)ありがとサンキュキュッ!
映画の鑑賞チューは、いつも、独りナルシスト気味に自身に置き換えて、悦に入って涙してますデスσ(^_^;
アラジンの10分前に観た「パドマーワト」では、慟哭レベルでちたしネ(T_T)
翡翠のターコイズ色!いいですね☆天の叡智が授かるって云われある石でしたかネン?!翡翠には成れなくとも手に入れたくなったー(^_^)/←やっぱ煩悩の域から逃れられてませぬワ♬
KinAさんのレビューこそ、とても「素」晴らしく、誰も「敵」うことなしっ!ですことよぉ~、オホホホ(^_-)-☆
本当に良い映画でした!
自分探しに思いを馳せながらの鑑賞、素敵ですね。
暮石だなんて言わず、翡翠くらいになっちゃってください!ターコイズは美しいですよ!
めちゃ鋭い!!
冒頭を結びつける発想がなかったし、なんなら冒頭の設定ちょっと忘れてました笑
後日譚的に見せられるのがアラジン&ジャスミンではなく、敢えてあの二人にするいじらしさが好きです。
ムフフ(^_^)
アラジン!ほーんとっ、素直に心から良い映画でしたねー♬
温かい気持ちになりましたぁ~☆
わたし、観賞ちゅーは、魔法のジュウタンに乗ってるかのよーに“本当の自分はどこにいる?”探しに想いを馳せておりましたワ(>_<)
ククク・・・、KinAさんは、「ジーニーと侍女のロマンスに“まさか”の結果!」と驚いたよーですが、わたしはぁー、2人が夜歩きをしようとした所で、映画冒頭シーンと結びつけまちたよー!ニヤリ(^_^)v
「ダイヤの原石が、研磨され、輝くダイヤになった」っていう着眼点、発想、感性が、凄くイイぃぃぃ~(^_-)-☆
わたしも路傍の石から・・・、せめて御影石(←墓石ですが・・・)くらいまで這い上がりたいですぅー(^。^;)