「強き女性像と迷う青年像」アラジン ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
強き女性像と迷う青年像
正直、アニメのアラジンはもう30年近く前に子供の頃に
見た映画で大筋しか記憶になく、細かなストーリーは
忘れてるので今作がどのくらい踏襲しているのか
思い出せないがジーニーの楽しい魔法と音楽と
魔法の絨毯だけは記憶が蘇った。
今作のジャスミンは王位を継承し、幸せな国を
築きたいという夢を持つ逞しい女性な一方で
清貧が取り柄だったはずのアラジンが
魔法の魅力に取り憑かれそうになる弱さを見せるあたり
現代的な脚本になっているなと感じる。
全体的には満足行く一本ではあるが、
ジーニーと喧嘩別れしたアラジンが、
愚痴りながら自宅に戻った後に、
すぐに改心の歌を唄い出したのには違和感が残る。
間のシーンをカットされているのかも。
ところで、ジャファーってあんなに若いんだっけ?
もっと老獪な50歳くらいのキャラだと思ってたんだけど。
字幕を見たはずなのに、ウィル・スミスの声が
山ちゃんの声に聞こえてくるから声優って凄い。
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