「Dオタからの手紙」アラジン 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
Dオタからの手紙
自分はドドド、ドがつく、でずにー好きなので
アラジンはアニメシリーズも見ていました。いやほんと懐かしいな。あれは小学生の時でした。
つまり、こっっっんな、公開初日に行くなんて、映像綺麗そうだしとにかく可愛い感じだし、ラブストーリーだし…アラジン観たことないけど行こっ!とかいうレベルじゃないのです。
どんな……っ!どっんな出来になったとしても、自分が観たことに責任を持って受け止めるんだ!!と言わんばかりの心構えで行ってるわけです。
でもほんとに良かった。
実写にした価値があったと思います。今まで色々実写でずに映画を観てきましたが、毎回「何故実写にする必要があるのか」の疑問に答えがなかった。それが今日ようやくわかりました。
より"現代的に"したい。頭がファンタジーランドな人間だけじゃない、誰もが楽しめる、誰が観ても感動するミュージカルを作りたい。そのために、話により説得力と濃密なディテールを与えたい。自分にとって未知なものを、受け入れる、受け入れられる、受け入れてくれる世界になってほしい、と。そのきっかけの1つになるくらいの映画なんだと思います。まぁ全ての人間に受け入れて貰えるなんて無理な話でしょうが。好きな人が増えてくれれば嬉しいよね。
劇中のダンスも歌も、より現代的。そういうギャップは元々のアニメ映画を知ってる人には「神アレンジきた!ありがとうございます!」ってなるし、初めての人には「え、何これかっこよ」ってなる。
完全に好みの話なんだろうけど、新曲はもっと既存の楽曲とテイストを合わせて欲しかったな。あれだけノリが完全にアナ雪とかハイスクールミュージカルなんだもん。
こっちの方が、ジーニーとアラジンはより友達っぽくなってましたね。一緒に踊るってところもいい。
所々のぐっっっっっとくるシーンはオタク友達と語ろうと思います。
元のアニメが好きな人の気持ちを汲んで作ってくれた製作者の皆様に感謝申し上げたい。ありがとうございます。