「モンスター・パニック」モンスターハンター Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)
モンスター・パニック
ライズでモンハンを始めたばかりの新人ハンターです。
感想
酷評の嵐である事は分かっていましたが気になって観ました。
結果は予想よりは楽しめたというものです。しかし、それは予想していたレベルが遥か下を見ていたというだけで結果は凡作でした。
最初はパイレーツオブカリビアンの様な始まり方で興奮しました。しかし、その興奮は最初だけでした。
今作はモンハンの設定を借りたB級モンスターパニックムービーです。
良かった点
・モンスターのCG。
モンスターが怖いです。
ある時はジュラシックパークのt-Rexの様に豪快に人間を食べる、またある時はエイリアンの様な気持ち悪さ、恐ろしさの表現をしたりと様々な手法で表現されています。流石はバイオハザードの監督です。少しモンスターが大きすぎるような気もしますが。
・時折りみせるモンハン要素
装備を作る、素材回収、肉焼き、部位破壊の表現などファンなら嬉しくなるファンサービスもありました。
・役者陣の演技
安定の上手さとカッコ良さですね。特にミラとトニージャーがかっこいいです。
悪い点
・それ以外の全て
まずハンターが弱過ぎます。回避できない、回復薬を使わない、装備が初期装備であったりモンスターとの相性が悪いなどモンハンとして成立していません。すぐ死ぬハンターに素直に驚きました。
狩りをする場面はラストのリオレウス戦と序盤のディアブロス戦だけだったことも不満要素です。ハンターとアルテミスとのいがみ合いが長すぎる点も物語が停滞しているように感じさせる不満点でした。
正直、序盤のディアブロス戦が長すぎると思いました。
こんなことになるのならば大型モンスターは1体のみで、ラスボス戦として登場させて欲しかったです。
また、オトモアイルーがいないことやモンスターもアッサリ倒させること、ギルドがないことや見た人誰もが驚くであろう衝撃のオチなど書き始めたらキリがありません。
総評
モンスターハンターを観に行くと思わずに、B級モンスターパニックムービーとして観に行けば納得できる凡作。
最後に一言、私はモンスターが見たくて見に行ったのであってハンターとの喧嘩や特殊部隊チームの戦いが観たいわけではなかった。