「序盤以降はただのバイオハザード」アス Tamaさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤以降はただのバイオハザード
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序盤は面白かったです。不気味な見世物小屋、家の外に立って微動だにしない4人の家族。
でもここまででした。4人のドッペルゲンガーと対面して話し合いを開始したところで、20分くらい。それ以降の1時間はただの鬼ごっこと殺し合いです。殺し合いも、一般人のはずの主人公とその子ども達の殺しがまぁ手馴れてること。慣れすぎて殺した数を家族同士で自慢してるくらいで、ドッペルゲンガーもただのゾンビ。
正体不明の敵、不気味な存在だから怖いのに、パンデミックで量産しちゃったらただのバイオハザードです。結末も、序盤で「ここでもう偽物と入れ替わったんだろーな」「あの子の気配をずっと感じて怖い(本物の復讐が怖いんだろーな)」とか色々読めてしまうし、テザードが何なのかよく分からないけど、クローンなら何故 地上の動きを模写しないといけないのか、模写しか出来ないなら地上に出る計画のとき自由に動けたのなんで?地上で出産したら地下でも出産して、管理人もいないのに相手も勝手に決められてるのなんで?そもそも入れ替わってるんだから偽物の妊娠と合わせて地下の本人が孕む構造がおかしくね?とか色々分かりませんでした。
他の方も書いてるとおり、やりたい事ありきで隅々まで考えず作られた感があります。てかアメリカ国民と同数か州単位なのか分からないけど、人口の2倍を地下に収容してたわけで、ウサギ(自然繁殖)で食いつないだって水も電力も放棄されたら1ヶ月で全滅すると思う...それだけの規模のクローン作っといて放棄て……。
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