「社会の分断を描いた刺激的作品」アス Ranさんの映画レビュー(感想・評価)
社会の分断を描いた刺激的作品
前作「ゲットアウト」同様、この作品でもピール監督の不気味さの演出が巧み。前作よりも、より謎解き要素が多い感じで、自分の中で謎な点がいくつか残っている。こういうある意味後味の悪さがこの監督の作品の醍醐味でもあり、あれはどういう意味があったんだろう?あれは何のメタファーか?など観終わった後に本当に色々考えさせられるから、観て「はい終わり!」というわけにはいかない。だからこの監督の作品は好き。プロットに多少穴があったり、辻褄が合わなかったりなど脚本に完璧を求めるならそういう指摘も当てはまるかもしれないが、強いメッセージと観客に想像力を働かせて考える機会を与えてくれる、いい作品だと思う。
コメントする