劇場公開日 2019年9月6日

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「☆☆☆★★★ 地下世界の反乱 自分が自分を殺しに来る よくRPGで...」アス 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆★★★ 地下世界の反乱 自分が自分を殺しに来る よくRPGで...

2019年9月9日
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☆☆☆★★★

地下世界の反乱

自分が自分を殺しに来る

よくRPGで。もう一つの世界が存在していたら?…と言った、世界観のゲームが多くある。
この作品は、そんな世界が実際に存在し。尚且つ、陽の当たらない場所にいる自分が。表社会にいる自分を《いつの日か殺したい!》と考え。ある日本当に実行しに来る…とゆうホラームービー。

とにかく気味が悪い事この上ない。
自分1人だけでなく、自分がファミリーを伴って自分自身を殺しに来るのだからヽ( ̄д ̄;)ノ

その殺しの道具として携えて来る道具が、ヒッチコックファンならばお馴染みの【アレ】
何しろ【アレ】ですから(@_@) その鋭さ・痛さを感覚的に知る人は多く。単なる拳銃と違い、観ていても怖さは倍増する。
金属○ッ○と併せて。この辺りの演出力で、観客に恐怖心を煽りグイグイと引っ張って行く。

ただ、反面作品中盤で。〝隣人〟側の人間に襲われたり。その〝隣人〟は、自分が真綿で首を絞められる如くにいたぶられるのに対して。一瞬で殺そうとしたり。また、集団で現れたり…と。この作品に於けるホラー的なルールからは果たしてどうなのか?…と、ほんのちょっとだけ疑問も感じた。
その辺りは。最後の最後に【自分】から説明がなされていて。子供時代のバ○エ経験が、突如挿入され。奇妙な映像と併せた恐怖感を醸し出してはいたが…。

それともう一つ。ラストの展開には一捻りあるのだが。
《恐怖を植え付けられた者》と《恐怖を与えた者》
その隔たりにはほんの小さな隙間しかなかったのだった。

だが…。

《与えた者》が、結果的に実は! …的だったのは反則と言うか、ちょっとおかしくない?…かなあ〜。

などとグダグダ言いつつ、とっても面白いホラームービーでした。

作品を盛り上げる、効果的な劇伴も良し。

2019年9月8日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン1

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松井の天井直撃ホームラン