劇場公開日 2019年9月6日

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「ラストに問題あり。」アス Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ラストに問題あり。

2019年4月2日
PCから投稿

単純

ホラー映画とコメディ映画は共通点が多いとコメントしているジョーダン・ピール監督、前作「ゲットアウト(2017)」では、作品についてのコメントをころころと変え、どうしても興行成績を上げたかったようだが、今作も評論家からは高い支持を受けているので、日本でも評判を呼ぶに決まっていると思われる。
アメリカのアマゾンでは、すでにネット配信されていて、レビューを見ると概ね受け入れられているが、あるコメントでは、映画館で観たがケツ゚が痛くなったというほどつまらなかったようで、理解不能なシナリオが散見したようだ。こんなことを書けば、ピール監督の崇拝者は、おかんむりになるかもしれないが、前半の謎の多い設定は見るものがあるが、80分を過ぎたころから、なぜか面白みが失せるシナリオとなっている。
ピールという監督もマグロや鮫のように泳ぐのを忘れれば死んでしまいそうなどんでん返し好きのM・ナイト・シャマラン監督のように最後には、家を抵当に入れなければ映画作りが叶わなくなるようなA box office-bombを多量に発信することに最終的に行き着くかもしれない。
余談として、この映画の制作会社の名前がmonkeypaw productionsとなっているので、約120年前の怪奇小説「The Monkey's Paw」と何かつながりがあるのかなと思うのだが、この小説は、多くの映画に影響を与え、現在でもよく似たストーリーを目にすることがある。

Naaki