「これはワイスピではない」ワイルド・スピード スーパーコンボ おおしま ともひろさんの映画レビュー(感想・評価)
これはワイスピではない
結論から言うと、監督と脚本家の中二病的な理想が盛り込まれすぎで 退屈な映画でした。
他の方も書かれている通り
ツッコミどころ満載、矛盾だらけの設定で 感動は"皆無"です。コメディ要素を足したいが故の、中身のない会話シーンが多くアメリカ人が大好きそうなテイストに仕上がっています。そんな所にジェイソンステイサムを起用するのが勿体無いと感じました。
そして、ワイルドスピードのタイトルを付けるならば カーアクションが少なすぎる。
序盤のロンドンを爆走するシーンは 一般車が多すぎて非現実でスリル感が無い。ほぼCGなんでしょうね。あと最近流行りのスローモーションはお粗末な仕上がりでした。
後半には思い出したように大型車のカーアクションがありましたが、これもまた無理のある展開でした。
他の映画をパクった様なシーンも沢山でした。
敵がビルからワイヤーで降下する場面はミッションインポッシブルを彷彿とさせ
、サイボーグ化した敵がヘルメットの中でモニターを見るカットは アイアンマンそのものです。
星を1つ付けた理由は、字幕版で見て 英語の勉強になったことと
久しぶりにここまでの駄作を映画館で観たという経験ができたことです笑