「惜しいとこ2つ」ワイルド・スピード スーパーコンボ erimakiさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しいとこ2つ
長いけどネタバレはないです。あくまで印象の話。
1:ヒロインが微妙な美人…
ヒロイン、ヴァネッサ・カービーは幅広い層に受け入れられる美貌を持っているか?と問われると難しく、美人は美人だけど微妙なラインを行く美人だなあなんて、彼女の顔が正面からアップになる度に感じてしまった。
ヒロインの美貌は重要な要素で、内容がつまらない映画も女優が魅力的なだけで観ていられることもある。
まあ私の好みもあるとは思いますが。
2:格闘アクションのキレがいまいち
ジェイソン・ステイサムと言えば初めて『トランスポーター』を観た時、なんてかっこいいアクションをこなすんだろうと見るからに身体能力高そうな動きを目の当たりにしたものだけど、その幻想か役柄からなのか年齢のせいなのか、今作は比較的スピードが鈍く、スタイリッシュさに欠ける印象を受けた。
一方、ドウェイン・ジョンソンは怪力キャラだしまだいい。
確かにカーアクションが肝だしそこは二の次かもしれないが…。
あくまで直感的に思ったことだが、彼の過去作と比べたらより明確にわかりそうだ。
とはいえ、アクションのボリュームは十二分にあり、お腹いっぱい。そして二大スター共演。役者は揃った格好の舞台と言える。多くの方のレビューにある通り、小難しいこたいい、存分に暴れてくれお前ら!!っていう要求は十分に満たしうる作品であることは間違いない。
それと私はこのシリーズを観たのは1~3までで止まっていたせいか、少し驚いたのは、1~3にあったようなイニD的カーチェイス要素はもはやないんだなということ。カーチェイスはカーチェイスでも完全に戦闘アクションのそれで、ドリフトをキメながら抜いた抜かれたという物語ではなく、それはそれで変化適応してきたんだなというポジティブ要素でもあると同時にやや寂しい想いもした。
最後に、エンドロール最後の最後まで(正真正銘、最後の最後まで)立たぬようにしましょう。特典的な映像が細切れに出てくるので。