劇場版おっさんずラブ LOVE or DEADのレビュー・感想・評価
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幸せな鑑賞時間
幸せな鑑賞時間でした。笑えるシーンがたくさんあって、劇場であんなに声を出さないように耐えてもがいたのは初めてでした。結局肩を揺らして笑ってしまいましたが、私だけでなく周りの人達もクスクス笑っていたのでとても楽しい空間でした。
私は春田と牧のラブストーリーを楽しみにしていたので二人で悩んだり喧嘩したり寄り添ったりと素敵なシーン満載で嬉しかったです。
あとは蝶子さんの困った顔が可愛かった。それから、ちずちゃんがもっと幸せなお相手がいたらなぁと勝手に応援したくなりました。ドラマからのメンバーもそれぞれいい味出していましたが、欲を言えばもっと掘り下げてほしかったかも。なので4.5、ですが概ね満足です。
なかなかにヒドイ
ドラマが好きだったので、取り敢えず観るのは確定事項だったんですが、なんか不安だったんですよね。そして、その不安は的中してしまった。ここまで観るべきところのない映画も珍しい。
深夜ドラマの続編を映画にするっていうのがムリあったのでしょうか。
映画だから派手にしよう、楽しめる要素を注ぎ込もう、という感じにしか見えません。結果としてあれもこれもと詰めすぎて、ストーリーさえまともに見えない作りになっています。
とくに武蔵の描かれ方がひどくて、ドラマでも武蔵のやってるのはパワハラ、セクハラだという批判もあったけど、蝶子さんとの関係を丁寧に描くことで、武蔵の心の中も見えて「そういうこともあるかも」と思えたものが、映画では完全にアタマのおかしいパワハラ野郎になってしまっている。
春田も三十路にしては子供っぽい男の可愛さが、ただのトンチンカン男に。牧はそもそも出番があまりない。
コアなファンが細部の演出を楽しむのにはいいのかも。私はドラマ版でお話は終わったことにしておきます。
【9月7日。映画を観て2週間経って追加レビュー】
他の方のレビューなど読んで、なんだかんだとこの映画について考えていました。なんでこんなにツマンナイ映画になってしまったのか。
単発ドラマのおっさんずラブには牧は登場せず、ドラマも一貫してコメディ調で、それはそれで楽しく、映画が単発ものの続編だったら、ああいうのでも良かったのかも、と思います。でも連続ドラマには牧がいた。
おっさんずラブはコメディだけども、武蔵が50歳を過ぎて最愛の妻を捨ててまで春田への気持ちを貫こうとする姿も、武川が失った若い恋人を諦めきれない心情も、突然の離婚を切りだされてうちのめされた蝶子のプライドも、観ている私たちには痛いほど伝わる。笑える中にも、ああ、そうだね、それ、わかるよ、って言いたくなるような登場人物の心の機微に触れるシーンが散りばめられている。
そして牧。
まだ若い青年が、好きになった相手に一度は真っ直ぐに気持ちを伝えたものの、自分はゲイだから相手を幸せにはできないのではないかと悩み、身を引く。でも武蔵が春田に捨て身で向かっていく姿を観て、自分は臆病で傷つくのが怖かったんだ、とも気づく。
林遣都の演じる牧凌太は、抑えた演技でそれを余すことなく伝えてくれていたと思います。
ドラマで牧が春田に別れを告げるシーン。
「春田さんなんか好きじゃない」と泣きながら言う姿は「大好きだから離れたくない」と本当は言っている。
牧の抱えている苦しみ、悲しみは、本当に見ている方の胸が痛くなる程伝わってくる。
どうにもならないことってあるし、死ぬほど辛いけど、生きてかなくちゃいけないよね、って、牧の涙を見ておもったりもしてました。個人的には。
そういうものが映画には一切なかった。
春田と牧が火災現場に取り残されたシーンで、春田が牧に切々と愛を語るシーンもあったけど、なんか安っぽくて、しらけてしまったのは、あまりにも延々と続くドタバタシーンの後に取ってつけたようで、春田の心情というのが見えないんですよ。そもそも爆発は要らなかったよね。
確かに連続ドラマ自体が、全体としてバランス良くはなかったとは思います。コメディとして始まったものの、5話あたりからコメディじゃなくなってきた。武蔵やマイマイやマロが時々入れてくる笑えるシーンや春田の変顔はあったけど、全体としては牧の涙にのまれてしまっていた。それを思えばそもそも映画化が難しいものだったのかも。林遣都が凄すぎたのか。でも林遣都じゃなきゃ、こんなに愛されるドラマにはならなかったろうな。
春田と牧カップルの成長と変化が見れて更にOLが好きになった。
連ドラからのファンです。 コメディ要素が強いので、初見の方でも楽しめますが、どうせなら連ドラ版を今無料配信しているので、最低登場人物の人間関係は押さえて行った方が理解できます。
若い人から年配カップル迄沢山見に来ていたし、劇場内もかなり笑い声やすすり泣きが聞こえてくるので、幅広い層が楽しめる作品になっていると思います。
全キャスト続投の続編ということで、あのまま順調に発展していく春田と牧の関係を期待していたのが、その予想は裏切られました。 というのは、橋の上でのプロポーズ直後の描写は一切無く、1年2か月経過後から物語は始まっており、牧がかいがいしく手料理やお弁当を作って春田に尽くした日常は映像として殆ど出てこなかった点。 そして五角関係もありで、二人の間には気持ちのすれ違いも起きていて、春田の気持ちが盛り上がるのに牧はつれなかったり、嫉妬で喧嘩したり、長くつきあった恋人同士のリアリティがありました。
牧を好きで好きでたまらない春田(単細胞な春田らしい?)とコメディエンヌぶりが絶妙にうまい吉田鋼太郎、安定の狸穴(沢村一樹)のセクシーさやうさん臭さ、ジャス(志尊淳)のキラキラした瞳と弟感、 そして真面目なエリートの牧凌太とその美しさ(浴衣姿は恐ろしく魅力的!)など、それぞれのキャラが魅力的で非常に良かった。 武川、マロ&蝶子の3人が部長の記憶喪失を巡ってややこしい関係に一時的になったのも笑えた。 そしてメインキャスト5人のサウナバトルは、涙流す程笑った。
個人的には今回は春田の牧愛がとても可愛いかった。 花火大会でデレデレした春田が自分から手をつなぐなど、外でも自然に恋人としていられるあたりが進化していておお!と思ったし、終始、春田にとって牧は、もうこそこそ隠す相手ではなくなっていて、自分からおつきあいしている人がいると誰に聞かれても、公言している点が進歩していた。 (ドラマでの春田は、ちょっと手が触れただけで、もっと離れて歩けよと人目を気にして牧を傷つけていた。)
賛否両論あるようですが、終盤の爆破事件や炎の救出劇は、タイトルからすると、それありきでは?春田と牧もその極限のシーンがあったからこそ、最後のシーンにつながるんだと思ったし、私はその時の二人の姿が今も頭に残っていて涙が出てくる程、感動しました。
そんな風に思える相手に出会えて、お互いよかったねと。
個人的にはとにかく春田と牧カップルが好きだし、その周りのキャストも魅力的でおっさんずラブに増々はまりました。
続編で、あの続きを見せて欲しいと思います!
てんこ盛り!おっさんずラブの世界
牧春をはじめ、その他の出演者たちの、
この1年の生活の経過を経て、ストーリーが始まります。
笑いあり涙ありアクションあり感動ありで、2時間があっという間に過ぎました。
連ドラに比べると物足りないという方もいらっしゃいますが、
そんなことは当たり前で、あの話をより深く食い込むと、連ドラしかないと思います。
2時間の映画の中で、連ドラの世界観が要所に出ていて良かったと思います。
牧春の現在の関係、黒澤部長&武川主任・麻呂&蝶子さん・ちず・鉄平兄&まいまいの
近況を、多分OL民が知りたいその先を、映画の中で教えてくれていると思います。
新規参入の狸穴さん&ジャスがいい味出してます。令嬢ゆいP面白いです。
エンドロールは一旦終わったと見せかけて、春牧が離れ離れにはなるけど、
春牧のハッピーエンドが見られるので安心して見て欲しいです。
「創一」「凌太」名前呼び & 二人の左手薬指のリング。
まだまだこの先が見たい! 最高でした。
私が鑑賞した時に、男性一人で見ていた方が数名いました。
男性の方にも是非見てもらいたいです!
単なる恋愛映画ではない
連続ドラマのその後が描かれています。ドラマを見ていなくても楽しめる内容です。ただ、見ておいた方が映画までの空白の一年の間にあった登場人物の変化・成長がわかり、より多くの感情が湧くと思います。知っていると笑う場面も増えます。
キャスト陣の演技の素晴らしさを是非堪能していただきたいです。率直に言うと、わかりやすい心理描写は少なめだと思います。自ずと登場人物の表情や声から読み解くことになるのですが、説明的描写が少ない代わりにその演技が雄弁に語っており、不思議と心の揺らぎがわかります。その辺りの解釈について終わった後に誰かと語り合うという楽しみ方もできるのではないでしょうか。コメディシーンはおそらく何度見ても笑ってしまうほど面白く、素晴らしい演技合戦となっていますので、難しいこと抜きにして笑いたいという人は劇場まで足を運ぶ価値があると思います。
テンポよく物語が展開し、中弛みすることはありませんでした。一方、ドラマの時にあった登場人物の仕事以外の生活が描かれることは少なく、展開に少々唐突・ぶつ切りされた印象を受けることもありました。本作では仕事(夢)が一つの大きなテーマですが、その仕事のリアルな描写までは尺の問題か難しく、遣り甲斐について共感できなかったところが惜しいです。ただ、おかげで終始勢いがありますので、ここら辺は好みが分かれると思います。
同性同士でパートナー(家族)になるということ、恋と愛(信頼)の違い、仕事と愛情の両立といったことに踏み込んでおり、見終わった後は我が身を振り返って思うところが多かったです。タイトルのLOVEはただ相手に焦がれ求めるだけの恋ではなく、その先を指し示しています。ラブコメディの基本は失っていませんが、恋愛映画と一言で片づけてしまうには惜しい作品です。笑いたい方、切なくなりたい方、夢を追いかけている方、家族がほしい方……実は門戸が広いです。この機会に飛び込んでみることをお勧めします。
まだご覧になっていない方へ一言……是非エンドロールの後もご覧ください!ここがあるかないかで映画の印象が全く違います。
ドラマが大好きだった私はオープニングから、新しい「おっさんずラブ」...
ドラマが大好きだった私はオープニングから、新しい「おっさんずラブ」が観られる喜びで泣いてしまいました。オールキャストで再び出来上がったことは何より嬉しいです。
ただはじめの牧の心情が分かりづらいのと、ジーニアス7の解散があっという間なこと、婚約指輪を春田が大切にしてたのに牧に渡すシーンがないなど、ハチャメチャ感ハンパなく、ツッコミどころもたくさんあるからこそ、そのあたり丁寧に入れて、ストーリーに入りやすくしてほしかったです。
私は1回観ただけでは満足と理解できませんでした。何度か観ていくうちにドラマの逆のことをやってたり、色々の発見があり楽しくなってきましたが、果たしておっさんずラブをあまり知らない人が楽しめるのか正直心配です。
役者さんたちは役をとても生きていて、ありえないツッコミどころの多いシーンでも何度も心が動かされます。役者さんが素晴らしいからこそもう少し作品の流れを丁寧に作ってほしかったなと思います。
それを踏まえて続編を期待してます。
素直に笑えて素直に泣けました。
深夜帯の新宿TOHOさんで鑑賞しました。
場所柄、女性客よりもはるかにゲイの方々がかなり多かったのが印象的でした。
私自身もゲイなのですが(^^;
ドラマ版おっさんずラブがキッカケで大人気になった田中圭さんは、今や同時に何本ものドラマや映画やCMや取材を平行してお仕事されていたようで、相当お疲れだったようです。
カメラが回ってないところでは一人真顔でボーっとしてたり、少しの休憩時間でも爆睡してしまうなど。。。あまり無理なさらないでくださいね。
トライストーンも今は田中圭さんが一番波に乗ってるのでゴリゴリに仕事持ってきてしまうのも仕方ないとは思いますが(-_-;)
余談でしたが、映画そのものはとても楽しめました。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』ぶりに大声出して笑いました。
感動シーンでは素直に号泣しました。
後半に派手な爆破シーンなどがありましたが、そういうシーンよりもなぜか割愛された指輪を渡す部分を感動的なシーンでたっぷり描いてほしかったです。
あと、ソフトでもいいので春田と牧の夜の営みなどのラブラブなシーンをもっと拝みたかったです。全体的に二人のラブラブ同棲生活のシーンがぜんぜん無かったように思います。
民達が一番望んでいるのはそういう部分だと思うのですが。。。
今回は武蔵部長が大活躍でした。部長がいなければここまでの爆笑シーンは生まれなかったでしょう。
吉田鋼太郎さんは他の映画やドラマでもよく拝見するのですが、すべてにおいて頭ひとつ飛びぬけてる感じがします。
今後のドラマの続編や映画第2弾などに期待しております。
淋しい。
前半は面白かったです。
サウナのシーンは特に大爆笑しました。
ネクタイグイっもドキドキしました。
ただ、少し淋しい気持ちです。
一年ぶりの再会なのに。。
牧くんがエプロン姿で唐揚げ作るシーン観たかったな。
はるたんが「やっぱ牧の唐揚げうめー!」って食べるシーン観たかったな。
はるたんが上海と香港でどんな生活してたのか知りたかったな。
わんだほうで、天空不動産みんなではるたんお帰り会とかしてほしかったな。
牧くん家族とのほのぼのシーン観たかったな。
指輪渡すシーン観たかったな。
言い出すとキリがないですが。
映画だからドラマとは違うかもしれないけど、でも、唐揚げだけは外さないで欲しかった。
脚本、演出が雑すぎて
ポストカードの特典付きに心を踊らされ、ムビチケを3枚手に入れた時が一番幸せでした。
きっとまた心を深く揺さぶられる、最高に切なくて多幸感溢れる作品を3回も観られる…なんなら5回、10回は観てもいいなとさえ思っていました。
ところが…
映画を見終わって最初に思ったのが、「これあと2回観なきゃいけないの?」でした。
とにかく話が雑!演出が雑!どうでもいいシーンが多すぎ!
もう…ドラマの春田さんみたいに頭をグシャグシャに掻きむしりたくなりました。
ものすごく深読みしたレビューをたくさん見ますが、みんな自分を納得させたくて必死なんだと思います。
そんな深読みしないといけないような映画を、お金払ってまで見たくないです。
全てのエピの裏付けとなる話がなくて、エピが唐突にこれでもか!と繰り出されます。
その裏付けが見たいんじゃー!わからんか!
なんか登場人物全員キャラ変わってます。
ついていけません。
あと2回、ため息が出るくらい綺麗だった牧くんの浴衣姿を愛でるだけに行きます。
その夏祭りのシーンも結局あんなことになるし…
爆笑シーン連発!
ドラマ版からとても楽しみにしており公開日当日に観に行きました。
コメディ要素がかなりあるので初めての方でも楽しく観れると思います。劇場では、小さい子も居られていてファミリーでも観れる作品です。
田中圭さんが演じる春田が嫉妬しながらも真っ直ぐに想いを言葉で伝える姿に感動し、連ドラの時よりも成長していると感じました。
吉田鋼太郎さんが演じる部長は、連ドラ時と同じくチャーミングで可愛いです。炎が燃え盛っている中での林遣都さん演じる牧との小競り合いがとても好きです。
牧の花火大会の後の見上げている切ない顔が忘れられません。吸い込まれるような瞳でした。
新キャラの二方がどうなるのかな?という気持ちもありましたが、サウナのシーンを見てそんな不安も無くなりました。ここのシーンは面白すぎて劇場でも多くの方が笑っていました。
とても面白かったです。
映画化してトーンダウンした感。
ドラマ→人気で映画化でちょっと残念な典型例。
コメディとは言え、つじつま合わなかったり、はるたんだけ忘れる記憶喪失とか、ツッコミどころ満載だったのが残念だった。
ただ、LGBTについて考えさせられるとか、人権問題について言及しているとか、そんなマジメモードではなくサラッと触れている程度なのが全体のトーンとしては好感が持てる。
この映画ではゆいPの出落ちがすべてだった。それが無かったらもっと★低かったかも。
続編が見たい
期待通り、それ以上にすごく面白くて泣ける映画でした。
やっぱり俳優陣の演技がすごい。ほんとに吸い込まれる。あたたかくて幸せな気持ちになれる映画でした。
でも皆さんのレビューにも書いてあるように腑に落ちない部分やそこ省いちゃう!?みたいなところが所々、、、
尺的にも厳しかったのかもしれませんが、指輪交換くらいは見せて欲しかったなあ
全体的に1番見たかったはるたんと牧のいちゃいちゃが少なくてそこはちょっと残念かな、、
続編でぜひはるたんと牧をもっと丁寧に描いて欲しい。はるたんの親にもまだ紹介できてないし色々と消化出来てない部分がいっぱいあると思う。ぜひ続編を作って欲しい。
馬鹿馬鹿しくて滑稽で微塵も感動しない
だが、映画なんてそれで良い。
疲れた身体に、カラッとしたコメディは沁みる。
ストーリは陳腐でメインキャラクタは性的倒錯者ばかり、でもそんな事気にしながら観るのは勿体無い。そのとき目の前で起きている事に笑うだけで充分モトは取れる。そんな映画。
一番笑ったのは正義への腹パンだったなぁ。
コメディパートは最高!なんだけど…
面白かった?と訊かれれば文句なく。劇場でもお笑いシーンでは笑い声が漏れていましたし、娯楽としては申し分ない面白さでした。
ドラマをご覧になってない方には、ぜひオススメ。笑えて感動する場面もある映画です。
満点にできないのは、どうにもモヤモヤが晴れないからなのです。
以下、モヤモヤしたポイントです。
①春田の性格
ドラマ版ではどんなにけなされてもあしらわれても、もう!って程度の怒り方でした。なのに、映画ではやたら牧にキレています。
牧に対して嫉妬しているのはどうしてなんでしょう?エリートってわかりきってるのに。怒るなら、あれだけ言ったのに、まだ牧が勝手に決めて無理するところではないでしょうか。恋人が一人で苦しんでいて、頼ってもらえない苛立たしさなら理解できます。
別れようって言葉も辛すぎでした。春田から言わないで欲しかった。せめて勝手にしろ、くらいじゃないとドラマのあの熱烈プロポーズはなんだったのか?
そして、取って付けたような夢も。牧に気持ちが通じても海外勤務を断らなかったのに、いきなり仕事への姿勢が変わってしまった。
いっそ本社勤務を受けて、牧は海外勤務なのに春田だけ牧家に住む、って展開なら面白かったかもしれません。本社に通いやすいし、実家追い出されちゃったし。
②ジャスティスは必要か?
ヘラヘラしてた後輩が、いきなり暗い告白を始めて???…なんで?と、胸打つより困惑してしまいました。
役者さんのお芝居は良かったけれど、唐突に熱演が始まっても気持ちがついていきません。キャラとして必要なのかどうか。
牧が嫉妬する相手は部長一人で充分。
③唐突な武川のロマンス
ドラマのラストに乗っかって、部長が大好きになる武川。追う側だった部長が追われるのには鈍くて面白かったです。でも不自然過ぎて、ご都合感が強いです。元カレが牧なのに。もう少しだけ、部長を好きになった説得力があればと残念です。
④牧の努力不足
仕事が面白くてのめり込んで、大好きな恋人がほんのり煩わしくなる経験をした人は多いはず。牧くんはそれで前の恋人と破局してしまったのに、何故乗り越えようと頑張らないのでしょう?一年ぶりでやっと一緒に暮らせるのに、あっさり出ていって、見ているこちらは拍子抜け。
取り残されて、ぶっ壊れた春田も見ていたのに。
どうせなら、限界まで頑張って倒れて、春田に説得されて実家に戻る、って流れなら良かったのにと思います。
⑤春田母へのカミングアウトは?
母と牧がはじめましてではないことに、春田は驚いていないようだったので、一年の間に牧から伝えられてたのでしょうかね。
さておき、春田が男を見せるかと思いきや、曖昧のままで牧が出ていっちゃうという…。
一番越えるべきハードルをスルーしてしまいました。孫の顔は確実に見せられないって、伝えなくていいの?春田の覚悟はそんななの?
家族に理解して貰うって、最難関で見せ場だと思うのに、触れられることなくあっさり終わりました。牧パパも説得できず。
思うに、ドラマ版に夢中だったからこそ、違和感がつらいし、気になってしまうわけで、映画単体で予備知識なく見ていたら絶賛していたはずです。
特に部長は最高でした。
コメディシーンは笑いが抑えきれなかったし、牧に炎の中で言ったことは涙が出るくらい感動しました。
だからこそ、あと少しで手放しの大傑作だったのに、もったいないと思ってしまうのです。
語られなかった部分も多く、余韻の残るラストだったので、ぜひ続きを製作してほしいと願ってしまう映画です。
楽しめる!でも・・・。
連続ドラマからのファンなので公開を楽しみにしていました。
一言でいうと楽しめます。
ジェットコースタームービー?っていうんでしょうか。
どんどんストーリーが進んでいって笑えるシーンもたくさん。
特に部長役の吉田鋼太郎さんが出てくると何をしてくれるのか期待してしまう。
そしてそれを上回る演技。
後半で牧に「かまってヒロイン爆誕!」っていうところは
「そうだ部長、うまいこと言う!」って思ってしまった。
でもでも。
牧と春田がドラマ版と随分変わってしまっていて戸惑いました。
特に牧があれだけ頑張って、春田もやっとそれを受け止めて結ばれたっていうのが何も知らない初見の人にはさっぱりわからないと思う。春田が牧のことを好きで牧は仕方なく?付き合ってやってるみたいに見えてしまうのでは?
映画版の牧はイヤな奴だもん。途中まで。
春田は「メールに返事もくれないの?ご飯だって頑張って作ったんだよ!」
って女の子になっちゃってるし、牧は牧で春田が牧のために一生懸命作ったからあげを全然喜ばないで食器を洗ってない(多分、朝のままなんだろうな・・・。あのマグカップ・・・!!)ことに怒っちゃってるし。今までの牧なら素直に喜んだよね?
仕事でいっぱいいっぱいなんだろうけど、その辺の二人の心理描写が欲しかったな・・・。
指輪の扱いがさりげなすぎたり、最後2人が違う方向へ歩いていくシーンでラストっていうのは男性監督ならではなのかな?
(あ、でも香港で買った指輪・・・。普通男性にああいう指輪は贈らないでしょ?)
牧愛が強すぎるので言いたいことはいっぱいあるけど、なんにも考えずに見ると笑えるし楽しめると思います。
言いたいことはあるけど
とにかくまた会えて良かった。
ドラマ版のファンはそれに尽きるかと。色々突っ込みどころもありすぎるけど、また彼らと会えたのが嬉しいー。ということで星0.5増し。内容は普通。笑 というか御約束通りに進んでくから見てて楽かも。コメディ要素が強く楽しめました。
はるたんの、おじいちゃんになっても記憶がなくなっても牧がいいっていうのがすごく素敵。蝶子とマロももうちょっと踏み込んでほしかったなぁーなにも解決してなくない?と。笑
でもまぁまた見たいしDVDになったら買ってしまうかも。笑
何もかも中途半端
深夜の低視聴率ドラマが映画化されるまでに至ったのは、おっさんずラブの世界が好きなコアなファンの応援があったから。
また、直前の再放送を見て映画に興味をもってくれた方々も多くいます。
公式は映画をもってファンに恩返しができたと言っていますが、ドラマおっさんずラブが好きな観客が見たかった物語の続きや世界観は無視して、初見の一般向けにシフト。
でもファンも切り捨てたくないからファンサービスもそれなりにして、自分たちがやりたいことをやった結果、どちらに対しても響かない作品になったのだと容易に察する事ができます。
監督と脚本家がゴネて入れることになったという爆発、カンフーなどのアクションとわちゃわちゃシーン(インタビューでご本人たちが語ってました)。
プロデューサーや俳優部が危惧した通り、おっさんずラブの世界をぶちこわしていました。プロデューサーがオフィシャル本で語っていた通り、ふざけすぎましたね。
監督と脚本家たちはおっさんずラブという設定で遊ぶだけ遊んで、テレビ朝日はコンテンツを大きくしようと躍起になり…真剣に向き合い役を生きた俳優陣が気の毒でなりません。演技は本当に素晴らしかったです。
おっさんずラブの魅力は、登場人物の細かな心理描写、真剣な恋愛ドラマの中だから面白かった少しのコメディ要素、日常の中で起こる切なさやときめき、役者の繊細かつ大胆な演技であったのに、それらが全部削がれてしまいました。
客観的に見て映画自体のクオリティもひどい。
最低限の伏線、話の辻褄、起承転から結に至るまでのエピソード、話の鍵となってたアイテム(指輪)の結末が抜けており、物語として雑すぎます。
コメディパートとシリアスシーンの余韻やカメラワーク、効果音、照明なども、予算が少なかったはずのドラマの方が断然よかったです。
「ファミリームービーだから」では納得できないチープな仕上がりでした。
家族、夢がテーマといっておきながら、牧と春田が家族に向き合う描写、共に生きる決心や結婚という現実に向き合う心の変化や成長の描写はゼロ。
牧が春田の何が嫌になったのか、狸穴さんや仕事のどこに惹かれて仕事にのめり込んで行ったのかわからないので、牧の夢を追う気持ちもわからない。
ドラマでは視線ひとつでバンバン伝わってきたものが、114分かけて何も伝わってこない映画の空虚さに悲しくなります。
宣伝も五角関係と謳いながら単なる当て馬というのは、巧妙なミスリードというよりあらすじを偽ってるだけ。
グッズもあれだけ煽って買わせておいて、劇中使用アイテムも出てきてるんだかなんだかわからない始末。
続編はあると思いますが、少なくとも監督はチェンジ、脚本も独りよがりにならないよう書いて欲しいです。
ほんとに残念。
色々な家族の形がある今の時代だからこそ、観て欲しい作品です!
連ドラ版の頃から大好きで、公開を心待ちにしていました。
初回観た時は、もっと観たいシーンがあった…とも思いましたが
2回目、3回目と観ていくとそれぞれの思いがわかってくるというか…
ドラマ版は恋愛のことを、劇場版はこれからのこと、家族になるという事が描かれているんだと思います。
炎のなかの、春田の『言っていい?』からの言葉はとっても心に響き観るたびにぐんぐんと沁みていきます。
欲を言えば、もっとラブラブな2人の日常が観たかったとも思いますが…
2人でラブラブな新婚生活を送る方もいれば、離れていてもお互いを支え合い高め合うカップルもいる
正解なんてなくて、2人が幸せにいられる形を見つけて行けることが家族なのでは無いかなと思いました。
ラスト、別の方向に歩き出す2人を見て寂しく思いましたが
別々の道を歩くことも不安にならないくらいの、結びつきがキラリと指に光っているので!
それに、映画館でこんなに笑ったのは初めてだと思うくらい笑いました!
メインの2人以外も、部長や武川さんなどのことも丁寧に描かれていて大満足です!
私は春田世代なので、仕事、結婚、子供のこと、色々な悩みが観た後に少しだけ軽くなりました。
待っていただけある、期待以上です!
まだまだリピートして、作中に隠されているメッセージを読み取っていこうと思います。
だけど、ほんの少し続編を見たいという気持ちも捨てきれない
それほどに大好きな作品です!
俳優さんには申し訳ない点数ですが
あまりにも脚本が雑すぎて、お金を払って観る価値のある映画だと人にお勧めすることが全くできません。
俳優さん達が補完して仕上げたという話を聞きますが、俳優さん達に頼らざるを得ない脚本で映画を撮ろうとしたスタッフの甘えが信じられません。
プライドのある脚本家なら一語一句変えるなと思うものでしょうし…。
ドラマ版から見ていましたがとにかく心理描写が雑。設定が雑。
爆破やドラッグ云々など大きなことをしたかった割には仕上がりがものすごく貧相。
よくここまで演じられたと俳優さん達を見直しこそすれ、脚本家と監督には本当にがっかりしました。
この映画がヒットしたらスタッフがまた有頂天になるかもしれませんが、それはあなた方の力ではありません。何度も観ないと分からない、何度も観てこそ面白いと高評価をつける熱心なファンの方々、そして見事なまでに雑な脚本をここまでどうにか見られるものに仕上げた俳優さん達の力です。(映画って何度も見ないを分からないもの?)
邦画ってこんな風に別に映画にしなくても良いじゃない、みたいなものばかりじゃないと信じたいです。
良いところも悪いところもある
一本の映画としては正直に言うと酷い出来。
ドラマファン視点から見ても、良いところも悪いところもありました。
もっと他に描くべきことがあって尺が足りないはずなのに、謎のカンフーシーンとか要らないでしょ。
部長のビームのシーンも長かったために寒々しかった。
春田の顔芸は見せどころの1つなんだろうけど多用しすぎ。
春田と牧の心理描写もドラマに比べ圧倒的に足りなかった。
それでもこの評価を付けるのは、役者の皆様への敬意です。役者さんたちは皆さん本当に素晴らしかったと思います。
おっさんずラブの脚本や演出にリアリティは求めていないけど、説得力はないといけないと思います。
足りなかった部分をスピンオフでもなんでもいいから補足してほしい思いです。
全183件中、101~120件目を表示