劇場版おっさんずラブ LOVE or DEADのレビュー・感想・評価
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ザ・エンターテイメント
香港への出向が終わり東京に帰還した春田は牧が本社へ戻ったことを知る。その事が2人の間に亀裂を作り…。 おっさんずラブ劇場版。整合性よりエンターテイメント性に全振りしたような作品で大きく笑いはしなかったものの常にニヤニヤしていました。
モヤモヤが・・取れません。
普段、ドラマを観ることは滅多に無いのですが、お正月に一気見スペシャルをやっていて、当時話題にもなっていたので観て見たら、めちゃくちゃ面白くって、久しぶりに感動して心がほっこりしたのを覚えています。映画化になると聞き、数年ぶりに前売り券を買ってでも続編を観たいと思い、購入して観に行ってきました。厳しいコメントもありますが、ほぼ同感で、見終わった後にモヤモヤが残りました。ドラマは全7話各40分と短いながら、とても丁寧に登場人物の心情や描写が描かれており、良かったでした。恋愛ドラマですが、悪い人が1人も居ない、自分より他人を思う、そんな優しい人達で溢れたドラマでした。ドラマでマロ君が『人を好きになるのに年齢も性別も関係ないじゃないですか?』本当にそう思えました。映画では興行収入とか大切なのかも知れませんが、もう少し丁寧に登場人物達のその後を描いて欲しかったでした。これで完結で二度と見れないメンバーであるなら尚更です。映画を見終わって、無言で映画館を出る観客が多かったことが悲しかったでした。 でも、またおっさんずラブの皆さんに会えたことは本当に嬉しかったでした。俳優さん達の演技もとても素晴らしかったでした。
面白くない
話が最初から最後まで面白くなかった。全体的に解釈が浅くて幼稚。役者さんにも災難でしたねとしか言えない。収益が見込めるから映画にしたんだと思うが、もし続編あるとしても、ドラマにして欲しい。わざわざ出向いて鑑賞する映画でこのレベルはかなりの拷問だった。
ドラマのその後を観れて幸せです
ドラマからの大ファンでとても楽しく観させていただきました 映画はドラマを見てなかった人に勧めるのに最高です 部長にはほんと大笑いでw そこから噂通り面白いんだね、ドラマ観てみるね、と言われるのがファンとして嬉しいです また続編を強く希望します!
大ヒットドラマ人気にあぐらを書いた駄作。
ドラマが大ヒットして、グッズや関連書籍もソフトもガンガンに売れてる。イベントだって連日の大入り満員。だからドラマと同じキャストに映画からの新キャストを足して、アクションや海外ロケを入れて派手にすれば、ファンはみんな何回も観にきてくれる。 そういう読みはまあその通りだと思います。 でもそれにしてもあまりにあまりじゃないですか。 ドラマも確かにコメディだったけど、コメディはコメディなりに、出演者と制作者全員が一生懸命同性同士の恋愛という難しいテーマにとりくみ、真摯に向かいあい、繊細に表現しようとしたからこそ、国内でだけでなく海外でさえもあれだけの共感を得たはずです。 この映画には、制作者の真摯さも繊細さも、毛ほども観ることはできません。 むしろ、出演者が全力で演技すればするほど、可哀想で胸が痛くなってしまうくらい。 どんなシナリオであれ、出演者は皆さん、楽しみに映画館にくるファンのために必死に演じてくれています。 その努力と才能には惜しみない喝采を差し上げたい。 けどこのシナリオはコメディとしてもサスペンスとしても雑すぎます。 本社が立ち上げたという大プロジェクトの内容についての説明がないから、営業所の抵抗が薄っぺらく見えてしまい、登場人物たちの葛藤がただ幼稚な感情論にしか見えない。 提携企業の隠されたサイドビジネスがただの記号にしかなってないし、そもそも提携先を海外企業にした意味がいっさい不明。 企業内ヒエラルキーや人間関係の描写がとにかくおざなりでリアリティの欠片もない。 ジェンダーや固定概念を超えた人間愛を純粋に描こうとしたドラマの映画化として、いったい何をやりたかったのかがまったくわからない。あ、ファンにお金を落としてほしかったんですね。内容はともかく、劇場まで来てくれればいいんですもんね。 あの、ドラマのときにおそらく当事者の皆さんにあれこれリサーチはされたはずだと思いますが、映画版の制作時にはそういうことはされましたでしょうか。 してないですよね。 もうそんなことどうだっていいんですよね。きっと。 私は映画が好きだけど、「日本映画はつまらないから観ない」という友人知人にいつも「そんなことない、日本映画だってみんな一生懸命つくってる。いい作品だっていっぱいある」と抗弁してるけど、今回はあえて言わせていただきます。 こんなことやってるから、日本映画、ダメなんだと思います。 こんな作品が大ヒットして企業がバカバカ儲かってみんな喜んでハイおしまい、ハイめでたいなんていう日本映画なら、もうダメになっちゃってるんだと思います。 ご愁傷様でした。 観ててホントに疲れました。情けなかったです。
「コレジャナイ!」
とても面白かったです。 カップル、友達同士、もちろん家族連れにもオススメの映画ですよ。 実際、観に来ていた客層も様々で、館内には何度か笑い声も起きていたし、ジワっとさせるシーンもあり、映画館で観る邦画コンテンツとしては評価高い方だと思います。多少違和感はありましたが、昔観た「あぶない刑事」が映画版になると過度な演出が増えてドラマファンが置いてけぼりを食らう、そんな感じでしょうか。 ただ、こちらのレビューでとても低い評価をしている方たちの気持ちも分からないでは無いんです。 このドラマを支持していた層は、行間や余韻を楽しみたい人たちなんですよ。そう、二次元の延長です。 ドラマ版では、出会いからはじまり様々な障壁を乗り越えて両思いになって行く過程を7回に分けて展開して行くので、その辺を割と丁寧に演出出来ており、そこが評価されたのだと思いますが、映画版ではそういったことは一切排除され、所謂“一見さん”にも分かりやすくなっているんです。 制作過程で色々な意見があったと思いますが、新シリーズを前に映画版で新規を取りに行ったんだと思います。 「私たちが求めているのはコレジャナイ!」 お気持ちはごもっとも。 でもそれって個人の感想でレビューじゃない。 期待していた“尊さ”の話は個人ブログかオフ会で語るべき内容かと。
ドラマを知らない人に観て頂きたい作品。
まず、私はドラマファンです。こういった所に投稿するのも初めてです。 ドラマファンとして言いたいことは山ほどあるのですが、なるべく客観的に書いてみたいと思います。 私は今の所、この映画を3回見ています。 初めて見た時の印象としては、つまらなくはなかったです。思いがけず泣いた箇所もあります(部長)もちろんいろんな場面で笑いました。しかし、恋愛関係にある2人の印象が全く残らなかったし、最終的にハッピーエンドっぽいのに、どういう事?と疑問が残りました。 今思えば、初めて見た人に「面白い」言ってもらえる映画にしたかったという制作側の意図は汲み取れます。しかし、その面白さの方向が荒唐無稽。所謂コントであり、寸劇なのです。万人に面白いと思ってもらう為には手っ取り早いです。そこだけ切り取っても面白いんですから。 でもそちらを優先するんだったら(私は娯楽ムービーとして別にそれでもいいんです)メイン2人のゴタゴタは「ちょっとした喧嘩」、くらいにしてほしかったというのが素直な気持ちです。それこそ仲直りも簡単に出来てしまうような。あの2人はかなり重い喧嘩をしていました。相手に対する言葉がびっくりするほどキツイ。だからこそ、描かれた仲直りが唐突すぎて意味が分からない。重い言葉を言わせておいてその言葉を見ている方が理解できない状況で簡単に乗り越えさせてしまう所に違和感しかありません。そりゃ役者さんたちはその理由を自分なりに解釈して演じられているのでしょう。しかし、見ている方はそれこそ「言われなきゃわかんない」んですよ。または、映像作品なので、心情を「表現されてなきゃわかんない」んですよ。想像にお任せします、汲み取ってみたいなノリはほんとそのラブストーリーとして作品を作りたいという思いを捨てているようにしか思えません。本当にラブストーリーが軸というのなら、その辺りをきっちりやらなければ共感など1ミリも得られません。 つまり、面白いシーンやインパクトあるシーンを優先させる為に組み立て、尺の都合で入りきらなかった部分をバサバサと想像にお任せします的に切り落としたようなストーリーのせいで、登場キャラクターの心情まったく伝わってこない。もしこのコント的おもしろさをメインストーリーとして優先させるならば、2人の恋愛関係のゴタゴタシーンは、あくまでそのおもしろさを更に引き立たせる為の役割を果たさせる様なプランにするべきで、余った時間でシリアスをやろうとした所で謎しか残らず、おもしろ楽しいムービーとしては、蛇足にしかならない。2人を本気でフューチャーするなら多すぎるコントシーンが邪魔ですし、1本の映画としてバランスが悪すぎる。ドラマファンは、ドラマの様なその2人を中心としたラブストーリーが見たいのですから、そんな扱いの2人にファンが納得しないのは当然です。 ドラマは軸がラブストーリーだったので、その上にちりばめられた面白いやりとりがとてもバランスが良かった。しかし今回の映画の軸がコントになってしまっています。ラブストーリーを断片的にちりばめられても、なんだこりゃです。しかも今回の2人のラブのテーマはネガティブが中心ですか面白シーンすら、不謹慎にも思える所もある。お互いがお互いを邪魔してるってどういう事なんでしょう。 正直、違和感だらけですが、素人の私が考えてもほんの一言、ほんの1カットあれば解決できるよう違和感が沢山あります。それをしなかったのは何故なのか。力量不足ならばもう語ることすら意味がないので、ここは、やはり詰め込み過ぎたが故の尺不足と、作品への客観視点及び俯瞰視点の欠如と言わざるを得ない気がします。 もちろんいろんな映画を鑑賞されている方や何度も映画館に足を運ばれる本当の映画ファンの方々には最初から箸にも棒にも引っかからないのだと思いますが、たまに映画を娯楽として見る位の方々(私もその層です)への映画としては、成功のような気もします。見て、楽しかった、面白かったという印象が残る事は、それだけで、ライト層の映画鑑賞の目的を果たしているとも言えると思うので。 重ねて言いますが、軸がコントの面白ストーリーだったとしても私はいいんです別に。ただし、その為に一番重要なラブストーリーの部分をその面白ストーリーのつなぎの様に扱われた事が納得いかないのです。 あと一つ言いたいのは、ドラマファンがこの映画を素晴らしいというのであれば、描かれていない部分をそれぞれの「解釈」で納得させているからです。『映画でこう言ってるのは、きっとこういう気持ちだからだ!素敵!!』と。私もファンなので、その気持ちはわかります。そうしないと到底受け入れらないのです。人間って不思議な物で、そう思えばそう見えてくるんですよね。まあ、それも悪いとはいいませんが、それが1本の映画作品というものの評価を捻じ曲げるのは違うと思います。映画作品は受け取った第一印象が大半です。もちろん、理解ができなくて何度も見て見えてくるものもあるのも確か。でもそれは、ただの妄想補完ではありません。あくまで映画から読み取れるものである必要がある。その読み取れるものを表現するのが映像作品であるべきなのではと思います。 私は今回の映画版への評価は果てしなくネガティブですけど、 娯楽作品の一つとしては、ドラマ未視聴の方にも見て頂きたい気持ちがあります。 そうして、その方がどう思うのか片っ端から聞いて回りたい。 それは決してファンのヒットの為の裏工作のようなものではありません。 でも好きな物の前では冷静でいられないのも確か。 そしてこれだけこの映画に対してネガティブな感想な私ですが、「確かめる」という意味でまた見に行かなければ、と謎のモチベーションがあります。普通は回を重ねる毎に理解が深まるものなんですけど、見れば見るほど謎ばかり増える作品はそうそうありません。ドラマが好きだったからこその反応なのだと思いますが、客観的に考えれば、とてもポジティブもとてもネガティブも関心の度合いとしては高いですよね。そういう意味で問題作を与えてくれた公式にはまあきっと人生振り返れば貴重な経験をさせてくれたと感謝する時が来るかもしれません。 しかし、この場を借りて公式にいいたいのは、この映画を純愛だのラブストーリーだの言うのは、対外的に恥ずかしいし、失礼なので本気でやめてくれという事です。ドラマで凄く良い評価ばかりを受けたから、麻痺してるのかもしれないけど、酷評も全て見た上で、ガチの反省会をやって頂きたいと思います。スタッフキャストが仲が良く、話し合ってシーンを構築したというなら、キャストも含めてです。人数が多い方が偏らずに済む。この状態のまま続編など作られても、期待は全くできません。さらに傷口を広げられる位なら、ドラマ版の綺麗なまま記憶に残しておきたいという気持ちです。正直映画というコンテンツに踏み切った事がそもそもの間違いだったというか、踊らされて持ち上げられて勘違いした結果の様にしか思えません。今一度思い入れや思い込みを捨てて1つの作品として俯瞰で映画を見てみるべきです。 こう思うのは悔しいですが、過去はもう変えられないですから、この先に生かしてもらうしかない。例え、それがおっさんずラブというコンテンツではなくても、この先もクリエイターとして制作に携わるならば、私が言うのはおこがましいとは思いますが、成長の為の貴重な経験になる筈です。 制作陣にはこの映画が成功した、良かったなどど決して思ってほしくはないです。 客観的にと冒頭に書いたにも関わらず、やはり感情的になってしまいました。あくまで私の1意見です。それが正しいとは思っていません。一番欲しいのは俯瞰的視点であり、客観的視点です。 映画、というかストーリーのあるものは最初の入り口はみんな俯瞰で見始めると思います。見ているうちに自然と引き込まれて心を動かされている、という形が本来の良作なのではないかと思います。だからこそ、ドラマ未視聴の方に観て頂きたい。私達ファンや制作陣は少なからず先入観、思い入れ、思い込みがあります。そんな私には作品を評価するにはふさわしくないと感じます。 「なんかすごく評価が割れている作品だけど、実際どうなんだろう」そんな気持ちで構いません。とにかく是非見てご意見をして頂きたい作品だと思います。 長文をお読み頂き、ありがとうございました。
母と鑑賞。ぶれずに主題を貫いた製作陣に感謝!
母と鑑賞。母はドラマもそんなに見ていなかったので、どうかな~と思っていたのですが。 凄く面白かった!予想より遥かに良かった!男同士の恋愛物かと思ってたけど、もっと深い愛の話しだったんだね、見て良かった。 ととても喜んでいました。 驚いたのが、でもこれ、ただの男同士の恋愛物を見たかったような人には物足りなかったんじゃない?と言われたこと。 ドラマが終わった後に、勝手に妄想や想像を膨らませ過ぎて、人が人を好きになること、という主題を書き換えてしまった人には物足りないと感じる人もいるのもしれないな。 ぶれずに主題を貫いた、製作陣、役者、全てに感謝します。
面白かった!
ファミリームービーだと聞いてたので、夫婦デートで見ました。 破天荒な少年漫画に少女漫画がちょっと入ってるかんじ。笑ってホロっと泣けて元気になる映画でした! ドラマみてなくても大丈夫でした。
見なければよかった
私はドラマ「おっさんずラブ」がホントに大好きででした。 丁寧に、繊細に作られた作品。 優しくて愛にあふれたヒューマンドラマ。 まるで実際する人物のように感じて、 こんな作品に出会えたことに本当に感謝しました。 これからの人生も何度も見返して、優しい気持ちになろうって想える大切な大切な作品。 映画はショービジネスの匂いがする、現実味の全くない内容。 ドラマの世界を粉々に壊してしまいました。 春田と牧に会いたくて、みんなに会いたくてドラマを見返したけれど。。。 映画の記憶が邪魔をして、ドラマの世界まで歪んでしまった。消えろ消えろって念じてもこびりついた泥が落ちない。 ドラマのその後。のような宣伝文句に どれほど多くのドラマファンが劇場に足を運び、悲しい気持ちになっているのだろう。 映画はドラマと同じ製作者さんなんですよね、、、ドラマを作り上げた時のように本当に満足しているのかな?
本当に面白い、!!
ドラマのときからの大ファンです。劇場版には映画館で観るからこそのスケールアップした面白さがありました。笑えるシーンも多々あって、(これは元を知らないと分からないかもですが)小ネタも散りばめられ、感動シーンもきちんと入った最高の作品です。終わって直ぐにパンフを購入しました。また観に行きます!牧がすごくかわいかった.......!!!
感情のバルブが最大限に開かれます
私はあまり映画を見るタイプではないので、ほかのものと比べることは難しいです。でもこの作品は今まで観た映画のどれとも違うと言い切ることができます!この世界にまた浸ることが出来て本当に幸せです。 ドラマから応援していて公開を楽しみにしていました。そして待ちに待った初日、友人と見に行ったことを感謝することになるとは…。始まる前から緊張でぶるぶる震えていましたが、なんとか席につき映画を見始めました。最初の方はストーリーが展開していく感じでグイグイと惹き込まれていきました。中盤には爆笑するシーンがあるので覚悟しておいて下さい。私は笑いながら幸せな気持ちで満たされました。そして起承転結の転!胸がぐぎゅーっと潰されるように切なくなって気づくとボロボロと泣いていました。自分自身も過去の恋愛の時こんな風にぶつかり合えただろうかと考えさせられる場面でした。そして爆発の中から抜け出すシーン…転の時とは違い、ぼわっと心が暖かくなってまた泣きました。愛とはこういうものなのかと感じられるとても幸せなシーンです。楽しみにしていてください! そしてラストシーン!!!キャー案件です。叫ばないようにタオルを握りしめておくことをオススメします。 終わったあとはしばらく立てず、歩き出した後もふらふらとしてずーっと泣いてしまいました。忘れ物もしてしまいました(多分個人差あります笑) 感情のバルブがぐわっと開くというのはこういうことなのかと体感することが出来ました。 ひとつの映画でこんなにも 笑って泣いて切なくなって苦しくなって応援して喜んで…幸せになったことは未だかつて見たことがありません。迷っている方々!勇気を出して一歩前進してください!!この映画に何を見出すのかは、あなた次第です! そして私はあと何回映画館に足を運んでしまうのでしょうか…笑
劇場版おっさんずラブLOVE or Dead の描く世界
単発ドラマから始まり、視聴率を失敗したとテレ朝のトップに言われた連ドラ。しかしSNSや海外での反響、世界トレンド一位に動かされとうとう映画化になったこの作品。ドラマを見ていなくても名前くらいは聞いたことがあるかもしれない。 おっさんずラブ。 懸命に働く男たちが駆け引きなしに、愛する人のためにその恋心を伝えようとする数々の場面。それは決して成就するとは限らず、また、定番の主人公とヒロインが結ばれるわけでもない。ヒロイン吉田鋼太郎は、主人公が幸せになる為の手助けだけをするのだ。どんなに尽くしても叶わない恋。どんなに愛しても届かない心。こんな経験は誰にでもあるのではないだろうか。 劇場版ではエンターテイメント的な爆発シーンもあるが、それがあるからこそ、田中圭演じる春田創一と林遣都演じる牧凌太が、本当の心の底からの愛情表現、神への誓いの言葉がほとばしる出る。 それができたのも、黒澤武蔵、つまりヒロインたる吉田鋼太郎の心の叫びが2人を固く結びつけ、揺るぎないものにするのだ。 若い二人はすれ違い、大切な事を置き去りにして前に進もうとする。人と人との基本中の基本、目と目を合わせて話し合うこと。伝えようとする努力。互いを尊重し自分が相手の一番の応援団長であること。劇中で牧の母が大切な一言を言っている。コレは忘れてはいけない言葉だと思う。 人を愛することを怖がらずに生きていける気がする。 田中圭のオールラウンダーでクレバーな芝居。 林遣都が役に憑依し、劇中でも相手が変われば目の色で心が見えるような芝居。 若い役者たちと丁々発止の芝居をする吉田鋼太郎。 誰もがそのスクリーンの中に生きているような感覚。一度では足りない。何度も劇場に足を運びたくなるような作品である。
かっこいい
ラブシーンとかなくて良かったです。 あれぐらいが映画館ではちょうどいいです。 誰でも楽しんで見れる映画です。 誰も傷つかないしなんなら皆が心温まり笑えるように作られてておっさんずラブの製作者側の優しさを感じました。 皆が本気で演じて本気で生きていて素直にかっこいいと思えました。 見終わったら自分自身もっと一日を大切に生きていきたいと思える映画でした。
観てよかった。2時間あっという間でした。コミカルなシーンはテンポ良...
観てよかった。2時間あっという間でした。コミカルなシーンはテンポ良く笑えて、切ない場面は役者さんの演技と音楽がとてもよく合っていて、胸が締め付けられました。あとは生田智子さんのシーンがとてもよかった。春田のわざわざ出した言葉にまだ回収できてない所がある感じなので、この次で決着をつけていただけると期待しています!!
笑って泣いて…最高です!
ドラマ版の続編で、劇場版だけでも楽しめますが、やっぱりドラマ版かダイジェスト版で予習してから観た方が断然楽しめます。 最初の香港シーンはちょっと長いかな?と感じましたが、せっかく香港ロケに行ったのでアクションを!という制作側の遊び心だと思うのでそれはご愛敬。 映画ならではのトンデモ設定は色々ありますが、ツッコミ待ちのように面白がって作っている意図が見えるので、そこは何も考えず乗っかっちゃいましょう。 春田と牧の関係は、お互いを思いやるがゆえにすれ違います。仕事、夢、お互いのこと、どれも大切で、どれかひとつなんて選ぶことはできない。それは男同士だからではなく、性別関係なく起こり得ること。キャスト二人の熱演が、切なさをとても引き立てます。 もっと二人のラブなシーンを観たかったという人もいるでしょう。私も初見ではそうでした。でもこの余白感が、今はとても好きです。炎のシーンは、魂が震えるほど泣けました。そしてラストシーン。(これ、エンドロールで絶対に席をたたないでください!)今度こそ永遠の愛を誓い合った二人は、もう二度と揺るがない、そう思わせる素敵なラストシーンでした。 ギャグパートは最高に笑えました。サウナシーンは、キャリア十分の名優5人が裸でキャットファイトですよ。腹がよじれます。 じっくり二人の愛の軌跡を描くには尺が足りませんし、劇場版はある程度エンターテイメント性を求められるので、その意味でとてもバランスのとれた最高の作品だと思います。(いつか二人の愛に溢れた日常を見たいとは思いますが、今は妄想で我慢します) 迷っている方は、ぜひぜひ劇場に足を運んでください!最高に楽しいですよ!
名演技は見る価値あり
名優達の楽しい演技合戦。 吉田鋼太郎は情熱と愛らしいコメディで人を魅了し、林遣都は美しい佇まいと感情的な目で語り、田中圭は天性の魅力と天才的な演技で物語を引っ張る。 それが今作の全てだ。 映画として一つのまとまりが無い。話はぶつぶつ途切れ絵としての美しさが無く、今時誰もやらないようなクサい長台詞。 ドラマは、ただの娯楽作ではなく説明無しでも人の心を揺さぶる感動があったはずだ。 この映画に失望し喪失感を感じて始めてどれだけあのドラマを愛していたか知った次第である。
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