劇場版おっさんずラブ LOVE or DEADのレビュー・感想・評価
全606件中、261~280件目を表示
2回見ましたが寂しい気分です。
先日見て、もう1度見直しました。
やはりドラマをずーっと見てきてからこそ今回の映画の内容はただただ残念です。
映画化と言う事でドラマを見ていない方も取り入れやすい様にコメディ要素・アクション要素を強めたのかと思いますが1番見たかったのはやっぱり「はるたん・牧くんのラブ」これなんですよね。
ドラマがブレイクしてその層にだけ応える内容にしろとは勿論言いませんがやはりドラマでファンの心を掴んだ二人の愛だったり、心理だったり、「おっさんずラブの良さ」な部分はもっと出して欲しかったですね。
2時間少しでは色んな人間の動きを描くのは無理はありますし仕方ないのですが肝心の二人のラブの部分があまりにも雑過ぎて。。
やっぱり指輪を渡すシーンは欲しかった。
はるたんからの炎の中での告白はまた泣きましたがそこから以後を何故カットしたのでしょうか?
どう見てもジャスの結婚シーン流す時間・牧くんの海外の話、ここは削ってもっと見たかったシーンあったと思います。
映画を見終わった後帰宅してからドラマのDVD見ましたが寂しくもなり切なくもなりました。
おっさんずラブって無駄なアクションとか大袈裟な「これ笑う所ですよ」って言うコメディとか、そういうのはいらないと思うんです。
ほのぼのとしながらも温かくなれて、笑えたり、泣けたり、そういう部分がウケたんじゃないのかなと。
勿論映画となるとドラマと同じと言うのは難しいのは分かりますがあくまでその土台があってそこの続きの話と言うならもっと心掴む映画であって欲しかったです。
はるたん・牧くんのラブな部分も全然無くて気がついたら指輪してて「んー………」って感じでした。
ドラマが大好きで映画化は本当におめでとうございます!な気持ちだったからこそ今回の映画は残念です。
映画と言う事でラブな話からただのコメディアクションな話になった感じです。
期待していただけに残念です。
もっとラブを詰め込んで、見せてほしい部分は沢山ありましたが制作者はこれでウケると思ったのでしょうか。
ドラマって今回の映画みたいな感じだったからウケたんですかね?
基準がそこなんで偉そうに申し訳ないんですが、勿論笑えたり・ほっこりしたりするシーンもありました。
ただ両家の親に結婚は伝えたのか?
いつの間に指輪渡したのか?
せめてラストの結婚シーンははるたん・牧くんにしてほしかった。
映画の中でも指輪・両家親はちょくちょく出てきてたからこそしっかり結末は出してほしかったです。
何かしらスペシャルドラマでも良いんで見たかった部分はまたいつかしていただけたらなと思います。
賛否は皆様あると思いますし取り方もそれぞれだと思いますがドラマファンからの映画を見た人間としては物足りなさとモヤモヤ感半端なかったです。
劇場版おっさんずラブLOVE or Dead の描く世界
単発ドラマから始まり、視聴率を失敗したとテレ朝のトップに言われた連ドラ。しかしSNSや海外での反響、世界トレンド一位に動かされとうとう映画化になったこの作品。ドラマを見ていなくても名前くらいは聞いたことがあるかもしれない。
おっさんずラブ。
懸命に働く男たちが駆け引きなしに、愛する人のためにその恋心を伝えようとする数々の場面。それは決して成就するとは限らず、また、定番の主人公とヒロインが結ばれるわけでもない。ヒロイン吉田鋼太郎は、主人公が幸せになる為の手助けだけをするのだ。どんなに尽くしても叶わない恋。どんなに愛しても届かない心。こんな経験は誰にでもあるのではないだろうか。
劇場版ではエンターテイメント的な爆発シーンもあるが、それがあるからこそ、田中圭演じる春田創一と林遣都演じる牧凌太が、本当の心の底からの愛情表現、神への誓いの言葉がほとばしる出る。
それができたのも、黒澤武蔵、つまりヒロインたる吉田鋼太郎の心の叫びが2人を固く結びつけ、揺るぎないものにするのだ。
若い二人はすれ違い、大切な事を置き去りにして前に進もうとする。人と人との基本中の基本、目と目を合わせて話し合うこと。伝えようとする努力。互いを尊重し自分が相手の一番の応援団長であること。劇中で牧の母が大切な一言を言っている。コレは忘れてはいけない言葉だと思う。
人を愛することを怖がらずに生きていける気がする。
田中圭のオールラウンダーでクレバーな芝居。
林遣都が役に憑依し、劇中でも相手が変われば目の色で心が見えるような芝居。
若い役者たちと丁々発止の芝居をする吉田鋼太郎。
誰もがそのスクリーンの中に生きているような感覚。一度では足りない。何度も劇場に足を運びたくなるような作品である。
かっこいい
観てよかった。2時間あっという間でした。コミカルなシーンはテンポ良...
笑って泣いて…最高です!
ドラマ版の続編で、劇場版だけでも楽しめますが、やっぱりドラマ版かダイジェスト版で予習してから観た方が断然楽しめます。
最初の香港シーンはちょっと長いかな?と感じましたが、せっかく香港ロケに行ったのでアクションを!という制作側の遊び心だと思うのでそれはご愛敬。
映画ならではのトンデモ設定は色々ありますが、ツッコミ待ちのように面白がって作っている意図が見えるので、そこは何も考えず乗っかっちゃいましょう。
春田と牧の関係は、お互いを思いやるがゆえにすれ違います。仕事、夢、お互いのこと、どれも大切で、どれかひとつなんて選ぶことはできない。それは男同士だからではなく、性別関係なく起こり得ること。キャスト二人の熱演が、切なさをとても引き立てます。
もっと二人のラブなシーンを観たかったという人もいるでしょう。私も初見ではそうでした。でもこの余白感が、今はとても好きです。炎のシーンは、魂が震えるほど泣けました。そしてラストシーン。(これ、エンドロールで絶対に席をたたないでください!)今度こそ永遠の愛を誓い合った二人は、もう二度と揺るがない、そう思わせる素敵なラストシーンでした。
ギャグパートは最高に笑えました。サウナシーンは、キャリア十分の名優5人が裸でキャットファイトですよ。腹がよじれます。
じっくり二人の愛の軌跡を描くには尺が足りませんし、劇場版はある程度エンターテイメント性を求められるので、その意味でとてもバランスのとれた最高の作品だと思います。(いつか二人の愛に溢れた日常を見たいとは思いますが、今は妄想で我慢します)
迷っている方は、ぜひぜひ劇場に足を運んでください!最高に楽しいですよ!
名演技は見る価値あり
映画館で爆笑したのは久しぶりです
天空不動産はまともな企業なのか?
元々ドラマが大好きで、観に行きましたが、映画版は、ストーリー的に疑問が多く、撮りたいシーンのために、無理にストーリーを作っているように見えました。
私が一番疑問だったのは、天空不動産はまともな企業なのか?ということです。
本社の人間が営業所の意向を無視してまさに土足で上り込むようにガサ入れを始めたシーンで、まず強烈に違和感を覚えました。
大手の企業でそんなことある?
多少本社の人間にエリート意識はあっても実働部隊の営業所に敬意をはらうものでは?
牧は、ほんの少し前まで営業所だったのに、そこに何の疑義も唱えないって、営業所で何学んだの?
ドラマにおける春田の姿から何学んだの?
本来、本社と営業所を円滑につなぐ役割なんじゃないの?
あれじゃ、春田に上から目線と言われても仕方ない。
さらに、開発計画も謎。
開発後のビジョンが具体的にさっぱり見えないので、本社から営業所が短期間での無理な地上げを迫られるのも理不尽にしか見えませんでした。
(ついでにジーニアス7てネーミングも超ダサくて寒い。社運をかけたプロジェクトのチームなのに、天空不動産側の社員が狸穴と牧しかいないのも謎だし。)
なので、これで牧の夢を応援しろって言われても無理だわ〜と思いました。
牧が春田にメールの返信せず、同棲まで雑に解消するほど打ち込むに足る仕事とは到底思えませんでした。
ジーニアス7解消後もツッコミどころだらけでお粗末すぎました。
その思いが根底にあるので牧と春田のやり取りも、すれ違いというよりチグハグに感じたし、
ちずが牧くんに一方的に味方をするのもイラッとしました。
ドラマでは、ちずはもっと良きアドバイザーだったはずなのに、扱いが雑すぎる。
春田が帰ってきたばかりと言っても、2人で生活している雰囲気を全然感じられませんでしたが、話し合いもせずに、同棲解消とかないし。
いくら深く話し合うのを避けると言っても限度があるでしょ。
終盤で部長が牧にかまってヒロイン爆誕とかいろいろ言ってくれたので、多少溜飲が下がりましたが。
シーンごとに切り出せば、コメディパートは爆笑したし、牧と春田の花火、お別れ、爆発後、ラスト、蝶子さんとマロなど、もう一度観たいと思うシーンはたくさんあります。
でも映画として、人に薦めるのはためらうレベルでした。
まあ、また観たいシーンを観に行ってしまうんだとは思いますけど、そんな人も多いだろうから、興行成績はきっと安心なのでしょうね。
なんだかなあ。
映画は芝居が命。芸達者の俳優陣が全力でぶつかりあう最高の芝居を堪能できる映画。
日本の映画やドラマ、舞台に欠かせない熟練職人の俳優たちが勢揃いして、がっつりぶつかり合って生まれたナマの芝居の現場をそのまま撮って出ししたような熱量と見応えのある映画。
主演の田中圭の芝居が抜群に良い。『徹子の部屋』出演時に黒柳徹子氏に絶賛された田中圭の顔芸は、なぜ急にそんな顔が出来るのかそれはCGなのかと疑うレベルの柔軟な表情筋を駆使しており、そもそも自分をかっこよく見せようなどという気などさらさらなく、されど低俗卑俗に流れることは一切なく清潔感にあふれて上品で愛らしく魅力的で心地よいのである。顔芸が魅力的でもっと見ていたいと思わせるのは田中圭が生まれつき備えた気品と計算し尽くした技術のなせるわざである。顔芸ひとつひとつをとってみてもよく考えられたものであり、自然とその場にとけこみ「春田創一」のキャラクターを愛すべき存在にしている。この人間国宝級の田中圭の顔芸を見るだけでも1900円の価値がある。
映画公開時点でキャリア19年を誇る田中圭は脇役生活が長く、画面上でどのように振る舞えば観客が物語に集中できるか十分に理解しているからこそ、個性的な俳優陣全員の芝居を受けて100倍にして返す実に多彩で柔軟な芝居を見せている。自分の目線の動きによって相手の俳優に観客の注意が自然に向くように誘導したり、相手の言葉を聴いたリアクションの豊かさによって物語に奥行きと深みを与えている。というと当たり前のように聞こえるかもしれないが、緻密な計算をしながらごくごく自然に役を生きることを同時進行でやりこなせる俳優はそうそういない。それを力むことなく自然に普通にあたりまえにできるのが田中圭という俳優なのである。コメディパート以外でも実に繊細な演技を見せており、花火大会の場面、ラストシーンに至るまで田中圭の繊細な表情の変化、くしゃくしゃの泣き顔を晒している姿をただただみつめているだけで十分に元は取れるどころかお釣りがくるだろう。
吉田鋼太郎は暑苦しい、大げさな芝居をする俳優だと思いこまれがちである。しかし実に繊細で多彩な表現ができる俳優だとこの作品で認識を新たにされることと思う。テレビドラマなどで見ている役柄は、ただオファーに応えてそう演じているだけのことで、吉田鋼太郎の本領が発揮され尽くしていなかったことが分かる。この映画では(ドラマ版でもそうであるがとりわけ)吉田鋼太郎の繊細かつダイナミックな存在感が物語の大きな安心感を与えるとともに笑いの軸となっている。春田に恋してからの黒澤部長の役を生きる吉田鋼太郎の姿は目が離せないほどかわいらしく、あたかも某マヨネーズのマスコットキャラクターに見えてくるだろう。コミカルであるけれどやはり品が良いのだ。それもまた吉田鋼太郎の芝居を受ける田中圭との相乗効果であろう。サウナシーンは日本映画史上における名場面である。またクライマックスにおける台詞のかっこよさには胸を打たれる。かわいらしい姿を見せつつ要所要所でダンディズムと凄みを感じさせる吉田鋼太郎の存在感もまたみどころである。
林遣都もまた恐ろしいほどの存在感を発揮している。憑依型俳優と呼ばれる林遣都は目ひとつで役の感情を見事に表現している。上司役として共演した沢村一樹は、自分を見る目と恋人の春田を見る目が一瞬で変わったと証言している。役どころとしては若くして大型プロジェクトに抜擢されたエリート社員であり、そのスマートな振る舞い、営業所の仲間に対するさりげなく気遣いをみせるときは大変好青年である。しかし林遣都の本領が発揮されるのは、サウナシーンや救出シーンにおいて黒澤部長と春田を取り合う場面である。スイッチが切り替わったように林遣都の目に宿る野獣のような凶暴性は、決してとってつけたものではなく、「牧凌太」を生きるからこそ湧き起こる激しい情動であり、牧凌太は表面にさほど現さないものの心の底には激しく渦巻く情念を抱えて生きていることを観る者に理解させる説得力がある。春田の前ではその激しすぎる情念は意志の力によって潜められ、伏せられている。しかし春田をみつめるまなざしにはどうしようもないやるせなさと恋情がこもっている。もしかすると1回目では展開の速さについていくのが精一杯で、林遣都の繊細な演技を見逃してしまう観客もいるかもしれない。しかしそれは大変もったいないことである。林遣都の芝居を堪能するために何度でも映画館に足を運ぶことになるのだ。
以上、メインキャスト3人について述べてきたが、そのほかのキャストについても。
志尊淳は、春田と仲良くなる存在として登場することが発表された時から、難しい役柄になることが想定されたが、蓋を開けて見ると実に気持ちの良い存在感で画面の中に生きている。とある過去を春田に語るシーンでは思いがけない激しさをみせている。そんな声が出るのかと思う位、今までのイメージを覆す振り切れた演技に胸を打たれた。うどん屋でのシーンは素のリアクションだと本人が語るとおり、豆鉄砲をくらった鳩のような自然な表情をしており、志尊淳の新たな魅力となっている。サウナシーンでも負けてはいないし、要所要所で存在感を発揮している。
沢村一樹は言うまでもない安定感を発揮している。珍妙なシチュエーションの場面でも成立させているのはさすが。そこにいるだけでただ笑いをもたらすのは大変難しいことだが、沢村一樹は難なく観客の笑いをとることに成功している。芝居のうまさはもちろん、天性の華があり、ふとした手つき目つきに色気が漂い、彼の凜とした佇まいは田中圭ら他のキャストの気品とも見事に調和していることからも、彼がこの作品に参加したのは大正解だったといえる。
眞島秀和の振り切った演技はこの作品のもうひとつの魅力の柱である。ひとが真面目に生きている、真面目に考えている、ただそれだけで笑いがもたらされる。眞島秀和演じる武川主任の存在は、まじめに生きるひとを蔑む笑いではなく、まじめだからこそ知らず知らずに中庸を通り過ぎてしまいがちな人間の愛おしい「さが」を感じさせ、片想いの切なさと美しさを思い出させ、孤高の存在でありながら観客にとっては親近感を覚えるかけがえのない存在となっている。
金子大地と大塚寧々の年の差カップルの場面はさほど多くはないが、心温まる場面となっている。大塚寧々演じる蝶子が金子大地演じるマロのフラットな関係性が自然で、もっと観ていたいと思わせるふたりである。ちなみに大塚寧々のツッコミは反応速度が速くスカッとしてかっこいい。
内田理央はドラマ版よりも出番が少ないが、春田に重要な示唆を与える言葉を「ちず」らしく言い放っていて爽快である。働く女性の声を代弁するような台詞もきちんと自分のものにして説得力があり、「ちず」も重要な登場人物なのだ。
伊藤修子と児嶋一哉の居酒屋『わんだほう』の場面も今回は少なめだが、この芸人コンビの2人の声の良さはさすがである。特に伊藤修子の声がいい。一度聞いたら忘れられない声である。その声と絶妙なタイミングと声調で言い放たれるツッコミはこの作品の笑いを成立させるためにも場面の展開をリードするためにも欠かすことが出来ない存在である。
以上のような個性溢れるキャストが一堂に会し、台本の枠にとらわれずにその場その場で生まれた感情をぶつけあい、座長の田中圭が全て引き受けて絶妙のリアクションで返して、シークエンスひとつひとつをきちんと成立させている。
とかく批判されがちな「爆発」は世界の不確実性のメタファーである。不動産取引の話からいろいろあって爆発に展開してもよかろう。理系出身の脚本家・徳尾浩司は何もかも計算尽くでこの脚本を書いている。これは往年の日本映画が持っていた自由奔放さへのリスペクト、老若男女が楽しむ夏休みお祭り映画へのオマージュである。映画は芝居が命。その芝居を引き出すものが舞台装置である。それが今回は爆発であったにすぎない。
爆発という舞台装置そのものを目的としているのではなく、想定外の突発的な爆発によって引き起こされる人間の姿を描こうとしているのである。その中で描かれる登場人物たちの姿は「観る」というよりも「体感する」という表現こそふさわしい。それは東日本大震災など大きな災害やあり得ない事故が多発する社会を生きるわたしたちへのメッセージでもあるのだろう。大上段に構えたテーマとしてではなく、さりげなく奇想天外な展開として笑いをまぶしながら、明日会えるとは限らないし明日何が起こるか誰にもわからない、確かなものは何もないこの世界でひとはどのようにして状況を生き抜くのか、何が大切なのかに気付く過程を描いており、緊張と弛緩の合間に笑いがもたらされる。その笑いも必死に生きる人々を蔑むものでは決してない。彼らが生き抜こうとする姿は、追い込まれた状況で必死に生き抜いてきた人間存在への大いなる賛歌であり、今を懸命に生きるひとたちへのやさしく温かく共感に満ちたまなざしであり、観客に向けてひそかに贈られたエールでもあるのだ。
『おっさんずラブ』は春田と牧の恋愛物語である。その物語についてはここでは言及することは避けるが、もどかしさといとしさと…心を揺さぶられる場面となっている。恋愛映画としてもとても上質で品の良い、美しい映画となっている。
スキマスイッチの「Revival」が流れるエンドロールの後も席を立たないように。その後のエピローグについてきっと誰かに語りたくなるだろう。
そう、誰かに語りたくなる映画、誰かと会って語りあいたいと思う映画。この映画が俳優陣のナマのぶつかり合いの現場を撮って出しするようなかたちで世に送り出されたように、この映画を観て誰かに直接会いたいという気持ちを観客の心の中に湧き起こさせる映画、それが『劇場版おっさんずラブ』という映画が目指しているものなのだ。ツッコミであれ、笑いであれ、感動であれ、LOVEであれ、DEADであれ、自分の心に湧き出たものを誰かに語りたくてたまらなくなるほど心を揺り動かされる、心の中に新しい爆発が起きる映画である。ハマれば中毒になって何度でも通うことになる。まずは観ることをお勧めする。
それぞれをもっと濃く書いて欲しかった
タイトル通りです。
予告もですがスペシャルPV観てとても面白いと思ったので映画とっても期待していましたが、面白いところはほぼほぼスペシャルPVで出ちゃってます。
あと、春田と牧の日常をまた観れるんだなと思って期待して観に行ったら全然日常がない!!!!!!
春田帰ってきたら牧は本社に異動してるし春田家から牧は出て行くし、、、唯一日常を感じ取れたのはスペシャルPVにもありましたが花火大会のくだりやお祭りでのわちゃわちゃのみ!!
ファンの要望に応えてくれる公式は嬉しいですが予告で色々見せすぎでは?と映画を観たあと思ってしまいました。
他にも、説明になってないだろ!!!と思うところはたくさんあります。
民が続編を望んでいるのは不完全燃焼のせいではないのでしょうか?
個人的に春田のお母さんを出すのなら春田と牧の関係をどちらかがお母さんに伝えて欲しかったなと思います。
そして、最後に一つ。
指輪!!!二人が抱き合った時に指輪が少し光るように映っていましたが気付けない方も多くいたようで凄く大事なことなのにちゃんと描けてないのは残念だな思いました。春田と牧のキスが観たかったわけじゃないんです。二人がどういう風に指輪を買いに行って渡して、、っていうそういう映像とかその時の感情とかが観たかったです。
映画がつまらなかったわけではないです。爆笑もしたし泣きもしました。観て損はなかったと思います。
賛否両論あるかと思いますが!大好きな映画でした!
単発、連ドラを見てきて、このドラマの世界観が大好きになりました。正直、連ドラで素晴らしい終わり方だったので、続編はどうなるかな?とドキドキして公開日まで過ごしてきました。実際に見た率直な感想はとても面白かった。コメディパートは吹き出してしまいました。粉かぶりからサウナ辺りは秀逸です。あと地味に誠意大将軍とか(笑)そして花火のシーンと映画終盤は自然と涙がおちました。特に春田が牧への告白の中にあった、「呆けちゃって出会った頃を忘れても」のセリフは自分の経験と重なるものありジーンときました。
イチャイチャしてるとこ、日常の風景、幸せたっぷりのとこが見たかった。爆破やアクションよりも指輪を交換する描写を!的な意見もありますが、敢えて日常を描かないところがまた見てる人たちの想像を膨らませているような感じを受けました。テーマも夢と家族でしたし。じゃ見たくないのか?って言われたらもちろん見たいです。ドライブとか、旅行とか想像が止まりません。そこまでこの世界に踏み込ませたキャスト、スタッフの方には感謝です。
またシナリオブックやオフィシャルブックを見ると作り手の思いを知り、裏設定など知って見ると、1回目とは違った発見や印象を受けます。合わせて隠れキャラや取りこぼした伏線なども見え楽しみが尽きません。
いつか、地上波で放送した時に、映画の続きがスペシャルドラマとかで見れたらな〜なんて淡い希望を抱いています。本当に素敵な映画でした。
作り手がLGBTに向き合っていないってどうなの
このレビューを見て映画を見るかどうするかを決めている方がいたら時間つぶしなら腹も立たないです。あなたがいろいろ傷ついていて何かにすがりつきたいのであればこっちではありません。私はまだ見ていませんが「ライオンキング」行くべだと思います。
2018年のドラマからハマって、一抹の不安はありましたが画化を期待していました。見てびっくり。蛇足のつけすぎで物語が元の形を成していなかったからです。
結局幸せになれたのはジャスティスと令嬢。マロと蝶子さんくらい?春田と牧は幸せですよって?それはどうでしょう。結婚の話までして、ラスト教会の扉が開いたら出できたのは前記のジャスティスと令嬢。そこ笑顔で出てくるのは春田と牧でしょ?その二人は招待客としてそれを見てるんです。なんか残酷。
そして正真正銘のラストシーン。新たな旅たちですか。続編が期待されますか。違いますね。脚本家もPも監督もLGBTの結婚や生活や夜や翌朝がんなものか分からなかった。真面目にちゃんと取材して膨らませていなかった。そういうことでしょ?
それがわかる所が要所要所に出てきました(牧君春田に「子供が好き」とか「一人で一生抱えてろ」だの(これうろ覚え)一番傷つくことを言われてた。なにあれ?)
俳優さんエキストラの皆さまは真摯に作品に向き合ってくださった。それには星を一つけたい。でもネット上のファンの方は「レビューに悪い事は書くな」「いいこと書いて盛り上げよう。それが円盤化したときに影響される」と今もあからさまに扇動している方がいます。気に入らないレビューの存在を否定する。きっとあなたは牧君や武川さん部長さんたちのように自分とは違う人は相いれない方なのでしょうね。作品はファンの品格もでもあるんだよってことで☆はー0.5。
明らかにお金をたくさん落としてくれそうなユーザーが喜んでくれそうなストーリーのてんこ盛りでした。でもネットで以前から騒がれている武川主任の単発なんてこのメンバーでは作らないでほしい。今回だけで十分叩きのめされたのに何されるかわかったもんじゃない。
レビューを高評価にと扇動するファンの方と、生半可な気持ちでLGBTを引っ張り出してきた制作側に恥を知れと言いたい。全部と真正面から向き合ってよ。もう祭りは終わるし実際はこんなお花畑ではないよ。映画にするべきはお花畑が枯れた後だったんだよ。
鑑賞後幸せな気持ちになれます。
ドラマ視聴済みで、もともと期待度は高かったのですが、その期待を遥かに越える映画でした。
少しでも興味がある方は、1度は観に行って損は無いかと思います。
ストーリーはテンポが良く、飽きがきません。
キャスト陣の演技力は言わずもがな。
笑えるのに切なくて、心が揺さぶられる映画です。
純粋に温かい気持ちになりたい時におすすめです。
本編は前戯 最後が本編
私はドラマ版をみて好きになった人間なんですが、本編は勿論笑えてなけますし何回を見ることに自分での感情が変わっていくのでとても面白いので良かったです。本編のお祭りシーンではとてもケジメがある切ないシーンで私は2人を別れさせないでくれ!!!って思いますが何回も見ていったり、他の人のレビューを見たりしてそれはすれ違いで起きたことであるって事とか、結婚してくださいと春田がいったあの最終回から式をするにあたって、"本当に春田でいいのか"という牧の気持ちだったりが分かってきてまた泣きそうになります。しかし、ドラマを見ていた私にとって2人のイチャイチャシーンや幸せなシーンが見たいんですよね。本編でのイチャイチャシーンは色んな所に少々と散りばめられています。がしかし、2人の感情が入れ違っちゃっているなかでのイチャイチャシーンなのではぁー幸せってなるけど心做しか切なくなりました。ドラマを見ていた方にとって感情は違うにしろ、エンドロール後の2人のシーンがもっと見たいなと思った人は少なからずいると思います。あと2人の描写がドラマよりも少ない。尺的な問題があると思うが、少なくとも私は2人の繊細な描写、そして純愛なシーンがあるからこその"おっさんずラブ"だとと思います。主役のはるたん演じる田中圭さんがこのキャスト、スタッフにとって最後です。と言っていたり"おっさんずラブの集大成""やり切った"とキャスト、スタッフさんは取材ではそんなことをおっしゃってましたが、まだ私は期待してます。こんなアクション映画よりドラマの純愛さが足りなかった。だから次はドラマでの監督3人の中で今回メガホンをとってくれた監督以外の"おっさんずラブ"の演出がみたい。そう思いました、ガセネタなのか知りませんがもし、続編ドラマor映画があるとしたら純愛多めでキャスト変えずに、ドラマ版での
純愛さを大いに出しつつ劇場版での笑いを残して続編に臨んで欲しいです。
牧春にまた会えた
牧春に大画面で再び会うことができて、それだけで星4つです。田中圭と林遣都の並びに萌える!眼福。
内容は少し残念。牧の気持ちがあまりわからない。春田が心を動かされるジャスのエピソードも、春田が体験したのではなく聞いてるだけだし。蝶子さんとマロも「好き、結婚して」って言ってるだけだし。セリフだけで説明するのはなあ…。武川さんの恋愛も部長って…。それらを削って牧春のドラマを掘り下げて欲しかった。いつのまに指輪渡してるん?それ大事なのでは。(結婚指輪、特茶のCMではめてて欲しかった。)
コメディ部分はテンポがよい。サウナシーン最高!役者さんはみんな上手でした。
ドラマのその先更なる高みへ
大団円で終わったドラマのその先、果たして何が描けるのだろうか?と思っていましたが、それを笑いと涙のオブラートに包みつつ、私の想像した遥か先の二人の関係を描ききった、俳優を始めスタッフの皆様に脱帽です。
見終わった後、ついに物語の完結を見届けてしまった寂しさと清々しさ、そして感謝の余韻に浸れた映画でした。
更にその先、葛藤とぶつかり合いを経て更に絆を深め合う二人を見てみたい気持ちもありますが、ひとまずありがとうございました。携わったスタッフ全ての皆様にお礼申し上げます。
言葉のチョイスやシチュエーションが笑える
恋愛と生き方を一緒にしない
これが春田と牧を使って伝えたかった事?
恋愛と結婚が違うのも、20代30代の働き盛りの男が仕事に生きるのも現実で嫌というほど分かってます。
だから土曜日の夜にちょとしたファンタジーが楽しかった。
おっさんずラブって恋する素晴らしさ伝えるドラマじゃなかった?
ファミリー映画といいながら何故か二人に現実突き付ける。
ドキュメント見たいんじゃないんだよ。
同性の恋愛の難しさじゃなく同じ会社でバリバリやりたい人間と現場に寄り添った仕事したい人間じゃ折り合いつけるの大変ってもう性別云々じゃない。
制作側は凄く意地悪だと感じた。
食卓で香港の土産話にニコニコしてる牧と唐揚げ頬張る春田が見たいだけなのに。
家庭を持ってるというセリフ、指輪、お互い下の名前で呼ぶ。
これ入れときゃ女は喜ぶだろうって馬鹿にしてるのか?
だれか映画の記憶を消して欲しい。
ドラマ版まで色々考えて嫌になってくる。
誰も傷つけない、ラブしかない私たちのための映画
ドラマは見ておいた方がいい。そのほうが10倍、いや、100倍楽しめる。
小さな子供以外は多分楽しめる。国籍年齢関係なく。
物語の中にあなたはいるかもしれないし、いないかもしれない。
でも、物語に登場する人たちは皆可愛げがあって一生懸命で、応援したくなってしまう。
風刺はあるけど嫌味はない。ちょっとだけ詰め込みすぎ、場面飛ばしすぎなのは圧倒的に上映時間が足りないからだけど、ジェットコースターのように展開する映画を滂沱の涙と大笑いで見た後、爽快感と寂しさと満ち足りた気持ちに襲われ、落ち着いた頃に絶対もう一回見たくなる。
ほぼ100パーセント、もう一回見たくなる。
多分二回目も泣くでしょう。でも展開を知っている分、じっくりと楽しめる。
カメラに写っているどの人も、あるいは画面から見切れている人も、真剣に楽しんで役を生きている。だから、何度見てもどこを見ても発見と感動がある。
そこからの三回目。確実に泣くシーンは絞られてくるけど、新たに泣くシーンが現れる。
あとはウォーリーを探せ的に隠れキャラを探したり、やっぱりこの場面で笑っちゃうなあと思ったり、この先の展開やお話の行間について考察を始めたりする。
あそことあそこの間はこんなやりとりがあったんじゃないかとか、最後のシーンの続きはこうなんじゃないかとか。楽しみは多すぎて枚挙にいとまがない。
ここで終わりと言われても納得はする。
でも、続きがあると言われたら、何年でも待ちます。スタッフキャストはできるだけそのままでお願いしたいなと思う。多分最高のチームだから。
世界が愛すべき映画。おっさんずラブ劇場版、ぜひ大画面で見てほしいです!
全606件中、261~280件目を表示