「鑑賞動機:書店10割」マイ・ブックショップ なおさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞動機:書店10割
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タイトル/著者が確認できたのは…
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、That Uncertain Feelings. キングスリー・エイミス、Collected Poems. フィリップ・ラーキン
『火星年代記』レイ・ブラッドベリ
『ロリータ』ウラジミール・ナボコフ
A High Wind in Jamaica. リチャード・ヒューズ
『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ
でした。
ブラッドベリしか読んだことないけど『刺青の男』『ウは宇宙船のウ』もぜひ勧めてあげて下さい。
冒頭の語り手は誰なんだろうと思ってる間にストーリーが進んで忘れてしまう。うまい手口。
読書に対して揶揄する銀行員への、フローレンスの返しが的確過ぎて噴き出す。そもそも寝てるんだから何をあれこれ言うのかね。
『しあわせへのまわり道』ではとても素敵な役柄だったクラークソンが、全く別人のえげつない人物を演じていて恐れ慄く。「私は気に入らない」認定した後の人間の恐ろしさは、いつでもどこでも変わらないのね。怒涛の追い込みかけてくるが、あまり直接的に描写しないのが余計にコワイコワイ。
終盤それまでの仕掛けが効いてくるのが好き。派手さもほのぼの感もカタルシスにも欠けるけど、むしろそれで良かった。
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