「水をさされた気分」ジョン・ウィック パラベラム ハッピーバースデー!デビルマン!さんの映画レビュー(感想・評価)
水をさされた気分
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一部を除いて非常に良かったです。
敵をバタバタとなぎ倒して行く様は爽快であり、こういうのを観たかったんだよという期待には概ね答えてくれました。しかし、一つ一つの要素はよくてもいきなりジャンク感溢れる展開が来てしまうと、こちらとしては高級レストランのフルコースのなかに突如かっぱえびせんが出てきたかような困惑に晒されます。ニンジャ風な殺し屋との戦いはまさにジャンクな展開と言って差し支えないと思う。ホームレス隊を襲撃した時は不意打ちに刃物を使いますが、ジョンとなると何故か拳で不意打ち。きっとジョンには刃物センサーが付いており拳での攻撃のみセンサーを回避できるのだろうと無理やり納得…出来ませんでした。殺すつもりはないけど殺されるリスク背負って戦う?これでは頭のおかしい人だ。どう取り繕ってもあの戦いだけは謎なのだ。なぜ監督は我々にかっぱえびせんを提供したのか私には理解できない。
次回作でなんかしら納得のいく解釈を自分の足りない頭でアレコレ考えたけど全然纏まらない。多分監督なりの日本のサムライイメージを反映させたのだろうが、だとしたら少し勉強不足だ。
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