「アクション映画最前線」ジョン・ウィック パラベラム Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画最前線
殺し屋大暴れ! というより最早 キアヌ大暴れ!
というような様相を呈して来ている今シリーズ。
ストーリー的には前作ラスト直後の
全世界がお前を狙っている!
という状況からのスタートだけど、とにかくこの映画の目的は 如何にアクションするのか という点が最も重視されて作られている。
前作からさらにアップデートされたアクションの数々はとにかく 圧巻 の一言で、アクションシーン単位で見ていくと一つ一つが歴史更新レベルの出来。
個人的なお気に入りは やはりハルベリープラスわんちゃんチームとのモロッコでの共闘シーン!
ただ単に 犬も戦うよ だけではなく、空間を横に さらには縦にと アクション的な見せ方まで徹底して考え抜かれたこのシーンの出来は本当に素晴らしい。
あとは、ハルベリー! 何しろ美しかった。
人生を通してアクションを研ぎ澄まし続けているキアヌと並んで戦うというハードルの高い役回りながら、彼にはない「しなやかさ」を犬と一緒に醸し出してて素晴らしかった。続編での登場に期待。
ただお話自体は… 正直シリーズで一番飲み込みにくい話ではあると思う。
世界中が敵! とは言いながら意外と助けてくれる人多いな とか、ハルベリーが戦闘開始する理由が乱暴、とか、アクションありきでそこに後からストーリーをついて来させてるゆえに何だか飲み込みづらい展開が多かった感は否めない。
ただ、この映画は アクション を見るためにストーリーがある というのは承知の上で見ているので、全く気になることはなし!
続編作る気満々なようなので、今後も期待したい