「世界観が最高」ジョン・ウィック パラベラム aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
世界観が最高
待望の第3作。国際線の機内サービスで一足早く鑑賞。
ガンフー健在で、小気味よいテンポを刻む戦闘シーンは、見逃せない。小さい画面だったので、劇場公開したら大画面で観たい。
前作で闇の世界のタブーを破った、引退した(はずの)殺し屋ジョン・ウィック。そのせいで、自分のいた殺し屋の巨大組織から、懸賞首をかけられて追われることになった。仲間であっても彼を助けると、組織への裏切りとみなされるため、孤独な逃避行となる。次々襲いくる組織のメンバーを蹴散らしながら、なんとか活路を見出そうとするが、組織は関わった者たちを確実に追い込んでいく。
個人的には車へのこだわりがあった、第1作目の方が好みだが、本作はより多勢に無勢な接近戦が迫力があって、楽しめた。また、馬や犬との共同戦線も見応えあり。ローレンスフィッシュバーン演じる情報屋の元締めが、伝書鳩を使っていて「鳩はハッキングされない」とか言うあたり、皮肉めいていて面白い。
アクションシーンだけでなく、タイプライターやコインなど、レトロ感のある小道具による雰囲気づくりを大事にしてるところが、このシリーズの味だ。独特の世界観を是非、味わってほしい作品だ。
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