「ミステリーとは?」屍人荘の殺人 師走さんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーとは?
映画館で予告を見た時は面白そうだと思った。
神木隆之介も浜辺美波も中村倫也も好きな俳優さんだし、私の好きなミステリーものだからこれは面白そうだと。
結局予定が合わず映画館で見ることは出来ず、レンタルして見たが正直映画館で見なくてよかったと思った。個人的にはそれぐらい残念な映画だった。
まずミステリー映画なのにミステリー要素が薄すぎる。代わりにゾンビ要素がとても濃い。
そもそも予告時点ではゾンビ要素を感じなかったのに本編では大量のゾンビ。もうこれ詐欺に近いんじゃないの?って思った。ゾンビ苦手でこの映画見た人可哀想すぎる。
次に詐欺といえば中村倫也もとい明智の扱いが雑すぎでは?
映画のポスター見れば神木隆之介、浜辺美波、中村倫也の3人が真ん中に大きくいるからこの3人で事件を解決していくのかと思いきや映画序盤で明智は退場。でもまぁ何やかんやで生きているのかなと期待していたが結局ゾンビ化していてあっさり死んでしまった。これには一緒に見ていた家族は絶句していた。これ、明智のいる意味あったのかな?
そして映画が終わってもモヤモヤした。
1つ目は全ての元凶となったゾンビウイルスを誰が、何のためにばら蒔いたのかという点。最後まで見れば分かるかなと思っていたが結局分からずじまいだった。
2つ目は最後救助が来たシーンで先程まであんなにいたゾンビが一気にいなくなっていたところに違和感があった点。主人公たちが必死になっていたのになんか一気にいなくなって呆気なかった。
家族で最後まで見たが、全員見終わったあとの感想が「え?この結局映画なんだったの?」だった。
今までいろんな映画を見てきたが、(悪い意味で)ここまで期待を裏切る映画に初めて出会った。ある意味忘れられない映画だと思う。