「緊張感に欠ける」屍人荘の殺人 ZEPさんの映画レビュー(感想・評価)
緊張感に欠ける
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今村昌弘の「本格ミステリー大賞」受賞作の映画化です。神紅大学ミステリー愛好会の明智と葉村が、探偵少女の剣崎比留子の誘いでロックフェス研究会のOBの別荘「紫湛荘」での合宿に参加するが、ロックフェスでウイルスにより人間がゾンビ化して別荘を取り巻き、別荘内で殺人事件が発生するストーリーです。原作は特異な設定のよく出来た本格ミステリーで、映画もストーリー的には原作に沿っていますが、ユーモアミステリー的に演出されているために、ゾンビが恐怖よりギャグ的になってしまい、ゾンビに閉じ込められた緊迫感が感じられず、ストーリーも推理も緊張感に欠けてしまったのが残念でした
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