新聞記者のレビュー・感想・評価
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映画っぽい映画
最近起こった、セクハラやお友達予算・大学誘致などがストーリーに組み込まれているので、現実っぽい。
最大のスキャンダルはネタバレしませんが、それは無いだろう、、、という気持ちと、それがあったとして何が悪い?それが政治。国民を守るということなのだろうと思ってしまった。
国側が完全悪に描かれているけど、国にも大義や正義がある訳で、、、みたいな視点もあった方がリアル。
こんなことが出来るとしたら、何十年も同じ政党が与党で、さらに同じ人物が長期政権じゃないと無理だろうなと。
参院選前に公開されたことに意味がありそう。
画面が横になったり、青くなったり、手持ちでグラグラしたり、いろいろと演出があって好き好きかもしれないけど、テレビドラマとは違う感じがして好き。映画っぽいというか、芸術っぽいというか。見終わってから気が付きましたがデイアンドナイトの監督さんなのですね。納得。
と、いろいろと意味があるかと考えたり、現実っぽさが良い映画だった。メッセージ性が強い。
ラストも良かった。
最後はなんと言ったのか。観た人に解釈はお任せします。的な。
音がないエンドロールも良かったけど、おじさんおばさんたちが無音の暗闇で席を立って感想言いながらゾロゾロと降りていく。余韻は完全に消えてしまった。
根くらさ
自分は邦画を映画館で鑑賞することはあまりありません。
そして「松坂桃李」くんが大の苦手w
(松坂桃李さんファンの方すみません)
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何故この日本の作品を観たかというと、
韓国の女優さんが出演していること、
(日本人だけで政治問題を語るには真実味に欠けると勝手な思い込みを持っているw).
ここ数年で実際にあった政治問題を取り上げてること、
「孤狼の血」を観て桃李くんの演技が素晴らしかったので彼をみなおしたこと、
その3点でこの作品を観ました。
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正直、観た当日は新聞記者に扮する
「シムウンギョン」さんの日本語に違和感を感じてしまい作品全体に対してもあまりいい印象がなかったんです。
一夜開けて今一度作品を振り替えってみると、大したことじゃなかったなぁと思えるようになりました。
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内閣府のとある部署。
とにかく不穏を醸し出す色彩と異様な雰囲気。
対する新聞社、活気と言うほど慌ただしさはないものの新聞社だなぁと思える雰囲気。
新聞社の雰囲気って結構イメージしやすいですよね。
対して内閣府。色々なイメージはあるもののはっきりとしたイメージが湧かない。
ストーリーが進むにつれ、内閣府という組織が何なのか、そして何を行っているのか?ボンヤリしていたものに輪郭が帯びてくるんですね。
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この作品で描かれていることはどこまでが事実かはわかりません。
が、政府=官僚が行っていることは、僕らには想像もつかないことをしているんではないかと考えさせてくれる。
この大きな存在の中で、新聞記者がどう切り込んでいくのかここも見所ではあるんですが、もう一つ大切なことがあって、大きな組織のなかでどう自分の人生を選択してゆくべきなのか。
この葛藤を松坂桃李くんが上手く表現してくれているんですね。
シムウンギョンさんも静かに対峙してゆきます。
そして「田中哲司」さんのイヤらしいほど徹底した演技。
元ジャニーズのあの人の演技も良かった。
この作品は、政治の裏、その裏に関わってしまったそれぞれの人生も見所の一つなんですが、出演している役者さんたちの演技にも見所があるんですよね。
皆さん地味ですよ。
でもそれがこの作品に深みを与えてくれてる気がします。
松坂桃李くんの葛藤は。。
シムウンギョンさんの信じたものは……。
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余談ですが、シムさんあの「新感染」にもでているんですねー。
そしてシムさんの顔が「イモト」に見えてしまったのは僕だけですかねw
キム・ウギョン
に配役する必要があったのか????
申し訳ないが、あの喋り方ではストーリーが入ってこないわ。
見た目だけなら、イモトアヤコさんの方がいいわ〜。
内容が面白いだけに最後まで観たかったが、気になってから、座ってられず途中退出しました。
初めての経験です。
この映画が作られたなら日本に形だけではない民主主義はまだあると思えました。
シムさんも桃李さんも熱演されていて、とてもカッコよかった。日本には、首相と懇意な人がしたレイプを見逃したり、真面目に働いている官僚に罪を押し付けて自殺に追い込んだりするような国にはなってほしくないと思います。大好きな日本には、そんな国になってほしくないし、そんな国にしてはいけないと思いました。このような映画が作られるのであればまだ民主主義はあるのだと思っています。ありがとうございます。
現代のプロパガンダ
言葉狩り、コンプライアンス、政治的中立を謳った放送法・新聞倫理協定の死文化
まさにメディアは危機に瀕しているがその原因の中心にいる望月イソコ記者が
堂々と報道の中立性を土足で踏みつけるプロパガンダ映画を垂れ流すのだからまさに日本の危機だろう
官邸の信用をなくすため不起訴に終わった山口さんの事件、出会い喫茶に公用車で通い天下りの斡旋をしていた前川喜平を救世主のように持ち上げるなど
ネタとして見に行きましたが日頃からメディアに対して疑問を抱き、疑ってかかる人にはまるで響かない内容でした。
こんな日本映画を待っていた
民主主義の核心に迫るような日本映画にしてはかなり珍しい作品。現代社会の闇を鋭く捉えている。
社会派サスペンスらしくハラハラする展開で見応え充分。国家の裏側に切り込む新聞記者とエリート官僚の揺れ動く心境がヒシヒシと伝わってくる。これも松坂桃李&シムウンギョンの高い演技力が成せる業か。
こんな日本映画が増えることを切に願う。
2019-134
衝撃作ですが
国家の闇に迫る問題作であるがスッキリ感は乏しい。それほど闇は深く手強いものだという事だろう。
全体的にモヤっとした映像も不気味感を煽っていて早く正義に目覚めてくれと祈りたくなる。
新聞記者と内調という立場が違う二人。違うというよりむしろ利益相反関係と言うべきだが正義感は共通なのだと思いたい。
是非映画館で🎦
リアルですね。
中央官庁は、こんな映画を公開されるのは、迷惑ではないかと思うぐらいリアルな内容ですね。本来、責任を取るのはキャリアの官僚だが、実際は、キャリアは2年程度で異動するため責任を取れず場合によっては、ノンキャリの職員が取ることになる。まあ、責任を取らないように異動させちゃうのが、一般的だけど。神崎さんは、官僚でありながら責任を取らされたとうことが、腑に落ちないな?あと、自殺した神崎さんにマスコミがさんづけはないな?肩書きで言うよね。課長とか専門官とかね。しかし、内閣府とか内閣官房とか位置づけがバッチリはまっていて、感動しました。
最高の映画です!
望月さんの大ファンです!
公開と同時に早速観てきました!
予想通りの腐敗した政権にムカッ腹が立ちましたが、まさに日本政府の恐ろしさを表してます!
朝日新聞さんが頑張って制作した、
リアルな日本の現状を示した最高の映画です。個人的にはタイタニックより上です。
政権が望月さんに圧力をかけているのは最近のインタビューでもよくわかります。本当に恐ろしい世の中になってきましたね。。
https://twitter.com/peachtaro_japan/status/1144145733026627584?s=21
望月さん「新聞労連のアンケートで(中略)【事前通告の無い質問をし文句を言われた】などの意見が出ている。実際は圧力と受け止められる動きがあるのではないか」
菅官房長官「全く当たらない。現に貴方は(事前通告も)全く何も無しで質問されている。それが全てだと思います」
今このタイミングに
ここまで食い下がった作品を描くことができたのは本当に凄いことだと思います。名の知れた俳優さんを起用して、シネコン系でこういう作品の上映ができたことに驚いています。
この国の民主主義は、形だけでいい。
全てのキモだと思いました。それが今の国民に対する態度の全て。これは、フィクションの世界ではなく現実だと感じました。
明日を変えるために、今できることはなにか。自分の範疇でやれることはなにか。強く思わせる作品でした。
フィクションとノンフィクションの絶妙な狭間
体制寄りの人が最初から拒否しそうな舞台設定で、商業的にはかなりの冒険だったのではないか。
実際、出だしから話題の方々が実名出演していて「そっちに行くのか?」と心配になったが、全体を通じてみればしっかりとしたエンターテイメントに仕上がっていた。
日本でこの種のテーマを取り扱った映画が作られ、それなりの規模で公開されたことには少しばかり安心。
反面、物語として割り切って見ることもできず、あらためての恐怖感もあった。
役者さんたちもある種の覚悟があったのだろうか、皆さん良かった。
まだ、“表現の自由”は守られている
昨年、公開された「検察側の罪人」は、ジャニーズタレントの二大主演と、当初、様々なマスコミが・メディアが取り上げたが、ストーリーの背景が現政権への批判だと分かると、途端に露出が減っていった。この作品に至っては、殆んどマス・メディアが取り上げていないが、日本では珍しい、ポリティカルサスペンスの傑作だった。多少、映画的に強引な展開だった印象だが、観客にどうなったのかを考えさせる、ラストシーンは秀逸だった。「空母いぶき」と同様、こうした作品が製作され、公開されている現状に、まだ、この国の“表現の自由”は守られていると感じる。
今年のベスト
今年観た映画の中でベスト。グサリと突き刺さる内容でした。見終わった後、官庁の改ざんや隠蔽でググってみると、まあ出るわ出るわ。今の内閣で財務省の公文書改ざん、文科省の文書隠蔽、厚労省のデータ変更、法務省の誤データ作成、等々てんこ盛り状態。
逆にそうしたニュースに、慣れてしまっていた自分が恐ろしい。
またもし自分が、そうした役人の立場であったら、どうしたか。出世の道をあきらめてまで己を貫けるか、と考えるとはなはだ自信がありません。しかし未来の子供たちのことを考えると、自分もそうですし、この日本を変えないといけない瀬戸際に来ていると感じました。
この映画は、変革のきっかけを与えてくれる映画です。
保身の殻を破る
国、組織、人が保身にまわろうとするとき何が起こるかを描き、「その殻をあなたは破れるか」と鑑賞者に問う作品。蔓延する閉塞感は「自分さえよければ」という考えを見直すことで取っ払えるかもしれない。本田翼の役どころがポイントだと感じた。#新聞記者みた
信じるか信じないかは…
羊の描かれた紙と内閣府による大学新設計画書が届きそれを追う女性新聞記者と、政府に不都合な出来事を隠匿すべく情報操作をする内閣情報調査室に務める男の話。
ここ数年で実際に起きたいくつかの出来事をオマージュしていたり、その出来事の数々に別の情報を被せてきたりとリアルなのかリアル風なのか、陰謀ドロドロでなかなか良い感じ。
日本人は情報に踊らされたり流されたり、確かにそんなものだよねという思いも過ぎるけど、報道のあり方についての疑問や葛藤は個人的には白々しく感じる部分が多く、もっと圧倒的に報道の力を発揮してくれたらねという感じ。
リアリティがなさすぎる
朝日新聞の評論記事を読んですぐに観に行ったが、リアリティがなさすぎて、政権を批判する側が政権と同じフェイクニュース的手法を使うように思われるのではないかととても心配になった。新聞記者という仕事への応援は現状では特に大切だと思うし、その意図には強く賛同するが、シナリオにもう少し現実味がないとエンターテイメントとしても見る人に受け入れてもらえないだろうし、心を揺さぶることはできないと思う。なぜ新聞記者が日本語のたどたどしい外国人俳優なのかというキャスティングへの疑問も映画を見ながら頭から離れなかった。現政権を含む右派の人たちに笑われそうで辛い。このテーマで本当に社会派と呼べるような脚本の映画を見たい、と思った。
ネトウヨ=内調?!
今週は観たい映画が多くてX-MENかファブルか迷ったけれど結局「新聞記者」を選んだ。早く観ておかないと速攻で打ち切られるかなと思ったので東京新聞を愛読している私としては避けて通ることができなかった。安倍晋三が結果的に腹心の友である加計孝太郎の獣医学部新設を国家戦略特区制度を使って認可したことは厳然たる事実であるが、それは友達だから融通したのでは無いということであるし認可される2017年の1月まで知らなかった!というのはまさか嘘ではなかろう。(もし嘘であったなら立派な犯罪である)本作における医学系の新設大学は加計よりもっとやばい目的を孕んでおり、そこが映画ならではの現政権への挑発であろう…つまり挑発に乗って反撃するようなことがあっては加計疑惑を再燃させるだけでありそれは参院選挙を控えたこのタイミングであまり好ましいことでは無いであろうから今この映画を内閣府は潰すことができない。SNSでのネトウヨの書き込みがウザいとは感じていたが、もし内調の職員が業務として皆んなでお国のために懸命に打ち込んでいたのだとしたら笑えるし、かなり優しい気持ちにさえなりました。仕方ないとは思うが只々暗い映画である。もうちょっと明るい部分が欲しかった。なんのカタルシスも無い、それがこの映画の失敗である。
邦画史上稀にみる問題作
フィクションなのにフィクションだとは思えない!
権力の闇を描く物語だとは聞いていましたが、想像以上にエグかったです…!
話の内容は、シム・ウンギョン演じる主人公記者が務めている新聞社にとある謎のFAXが送られる所から物語が始まります。
内容や演出からして去年で言うとスピルバーグの「ペンタゴンペーパーズ」を思い出すのですが...
正直これは「ペンタゴンペーパーズ」よりもエグい内容です!
と言うのも、この映画はノンフィクションとは違ってフィクションなので、物語がどう転ぶか解らないというのが怖かったです…
現実の情報操作に目が行きがちですが、この映画はミステリーやスリラーとしてもよく出来た話だと思っています。
文章ではない「絵」のFAXメッセージの謎を解いていくのも面白いし、内調との攻防は本当に緊迫感があります。
また、この映画は新聞記者が主人公だけあって観る前は記者が一方的に正義ぶってる内容になってるのではないかと懸念していたのですが、けっしてそんな事は無かったです。
あまり詳しくは話しませんが、記者達に対して普段みんなが不満に思っている悪い部分も描かれています。
なので、記者をステレオタイプ的に描かずに粗悪な部分も描いていたのは感心しました!
そしてキャストについてですが、
日韓ハーフのアメリカ出身の記者吉岡を「サニー 永遠の仲間たち」のシム・ウンギョンが演じています。
最初はたどたどしい日本語に違和感を覚えたのですが、彼女は表情が良いんです!
記者のように目の力がたまに強くなる感じも良く、中盤の泣きの演技は本当に凄かったです。
ただ、アメリカ出身の設定は要らなかったと思います。
やはり韓国訛りの日本語なので、アメリカンぽくないので、普通に日韓ハーフで韓国出身とした方が良かったかと。
そして、内調の杉原を演じた松坂桃李はまたしても素晴らしい演技でした!
先月の「居眠り磐音」でも良かったのですが、この映画は本当に度肝を抜かれました!
内調でありながら真実と圧力の狭間で揺れる葛藤を見事に表現されていて、一人の人間として非常に引き込まれました。
また、終盤の表情は暗くて静かなものながら鬼気迫るものがあり、圧倒されました。
今のところ邦画の中で今年1位の演技ですね!
その他、松坂桃李の上司役の田中哲司は静かながらゾクッとするほど恐怖を感じましたし、記者クラブのリーダーの北村有起哉も良かったです。
撮影も独特でした。
内調の仕事場では得体の知れない闇を表しているかのように暗めの証明であったり、逆に新聞社のシーンはドキュメンタリーっぽく見せるかのようにハンドカメラが多かったです。
と言うように、映像のどこが良かったとかは他にも出てくるのですが、やはり僕のなかで印象的だったのは"現実"でした。
自分は普段、SNSで政治や社会情勢の事に全くと言っていいほど触れないのですが、それでもニュース自体はチェックしているのでモデルになったと思われる2つの事件は当然知っていました。
しかし、これらの事件は結局真相はウヤムヤにされたままなので「あれは何だったんだろう」と僕は非常にモヤモヤしたのを覚えています。
そして、この映画ではそれらが内閣情報捜査室(内調)の陰謀という風に描いていました。
何度も言うように映画自体はフィクションです!
しかし、内調の行動があまりにもリアル過ぎて、フィクションであることをどうしても疑ってしまうのです。
ただ自分は、その内調の田中哲司の言動や行動にも少し理解出来る自分もいたりして、その辺も複雑な心境でした。
要は正義VS悪ではなく、
真実VS正義なのではないでしょうか。
だからこそ、この映画を観て怖くもなりましたし、同時に"怒り"と"やるせなさ"を覚えました。
この映画を観た後2,3時間はそれらを悶々と考えている自分がいました。
この映画はまさに"今"観てほしい映画です。
一人一人がこの映画を観て、今のこの世の中についていろいろと考えるきっかけになってほしいと願っています。
日本の民主主義はこんな程度だ
政権安定が国民の安定なのか?
輸入品の民主主義
これらが映画の核心か?
映画化しなければならぬ現状とは?
この国のマスコミは、戦時下と変わらな状況なのか?
いつの時代も自分を守るのは自分とは言え、
余りにもバカな君主に身を委ねたく無いのも現状だ。
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