新聞記者のレビュー・感想・評価
全467件中、281~300件目を表示
中々の衝撃作
「国を守るため」という大義名分の元、世の中の情報操作や印象操作を行う内閣情報調査室と、それに立ち向かう人々の話。
限りなくノンフィクションに近いと思わざるを得ない程、日本社会のダークな部分に迫っています。
映画自体はフィクションですが、実在の事件やスキャンダルを連想させるシーンが結構出てきます。
もし、この映画のようなことが現実にあるとしたら、日本はとても恐ろしい国だなと思います。
細かい内容には原案者の思想も入っていると思うので、映画の内容をそのま鵜呑みにする事はできませんが…
散々息を呑む展開が続いたあと、最後はいきなりフワッと終わるので、結末は観た人の想像に任せているのでしょう。
せっかくならスカッとさせて欲しかったなという気持ちもありますが、あのはっきりとしないラストがまたリアルなのかなとも思います。
意味深なラスト。屈しない心が辿り着く、驚がくの真相とは。
【賛否両論チェック】
賛:圧力を受けながらも、屈することなく戦い続ける新聞記者と、そんな彼女に心動かされていく内閣情報調査室の調査員。2人が知ることになる真相に、フィクションで片づけきれない不気味さが漂う。どのようにも取れる意味深なラストも印象的。
否:緊迫感をあおるための演出で、画面が結構ブレるのが難点。表示されるTwitterの画面もかなり見づらい。
メディアに生きる者として、体制に屈することなく、真実を追い求めて食らいついていくヒロイン・エリカ。決して饒舌な日本語ではないからこそ、そのまっすぐな言葉の1つ1つが観る者の胸を打ちます。
そしてもう1人、内閣を守るため、手段を選ばず情報操作を行ってきた杉原。彼もまた、先輩を失う中でエリカに感化され、やがて想像もしなかった真相へと迫っていくのが、なんともスリリングです。
それからこの作品で、1番波紋を呼びそうなのが、その唐突な終わり方。観る人によってどのようにも取れるような、非常に考えさせられるラストは、とても深いです。
画面が結構観づらいシーンがあったりするのが難点ですが、決してフィクションとして片づけることの出来ない衝撃作ですので、是非チェックしてみて下さい。
タイトルなし
ジャーナリズムと政官界とを描いて、日本映画にありがちな湿っぽさやウザい熱血さのない抑制の効いた静謐な映画が出てきたことは素直に嬉しく思う。演出も手堅いし出演陣の演技も良い。映画は出来てしまえば後は独り歩きするものだし、その映画を観て各人各様の感想を持ち批評するのも自由。だから社会派エンタメ映画として良くできているし、色んな事を考えさせてくれる映画だと言うことにここはとどめておきたい。バイアスが掛かっていないかどうか、ジャーナリズムにしても政官界にしても清濁併せ呑むものだと言うことは又別の話だから。
話としては面白いし、ストーリーの進め方はオーソドックスだけど別に悪...
話としては面白いし、ストーリーの進め方はオーソドックスだけど別に悪くない。でも、映画として見所があるかというと、? 予算と時間、なかったのかなあ。手持ちカメラの意図もよくわからず。
今の日本の政治を映す
真実を伝えようとする新聞記者と内閣府で政治に不都合な情報を操作して同調圧力で捻じ曲げようとする官僚の物語。
今の日本の政治はこのような情報操作が行われ、政治家に都合の良いように圧力を掛けられているとういう事実を国民に知らせている様な作品。
日本には今までないタイプの作品で、このような政治の裏を暴く作品を完成させたことに驚く。
今後どんどんこういう形で日本の曲がった政治を暴いて国民に考える機会を与えて欲しい。
珍しい政治批判の映画
・主演女優がカタコト
・記者よりも内閣府がメイン
・カメラワーク?が手ブレとしか思えない
・小学生の考えた悪い内閣
原作を読んだことがないため、評価し難いがありがちな内容、ありがちなストーリー。演出は手ぶれカメラワークか、定点カメラ。
政治批判というテーマは邦題では珍しいテーマ。だがそれを演出する能力が原案者にもカメラスタッフにも残念ながらない。
誘われて見たが、見なくてもよかったと
期待以上でした
良くここまで表現出来たなと驚きました。まさに今日本で起こってる事。
欧米では政治批判の映画ってありますけど、日本では圧力が掛かりそう。
実際2つのプロダクションが忖度して出演を見合わせたのも納得。
現代を象徴した映画
異例のヒットにうなずける内容だった。正に現代を象徴する内容で非常に心に響いたと共に、ある種の怖さも感じる映画であった。若い年代の方には、是非観てほしい映画であり、息子にも勧めました。
デイアンドナイトの監督だ!
タイトルに反して新聞記者とはどういうものかを描いているわけではない。
安倍長期政権が継続することによる権力の横暴を批判する内容。
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」
日本の女優さんでやって欲しかった!と思ったがじゃあ誰が出来るのか?と言われたらパッと出て来ない。
「誰よりも自分を信じ疑え」
ラストの松坂桃李のつぶやきで終わらず
シムウンギョンの何を分からず切るラストがよかった。
無音かと思わせてエンディング曲流すあの間も
原作:金田一蓮十郎のドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』の主演2人が脇で活躍してたのでお!ってなった。
原作は東京新聞の望月衣塑子
協力は朝日新聞
興行はイオングループ
こっちもけっこう偏ってる
リーガロイヤルホテル東京
酔の助
内閣情報調査室
加計学園の獣医学部新設問題、
「森友学園」国有地売却を巡る決裁文書の改ざん問題、
財務省近畿財務局の職員自殺
前川喜平・元文部科学事務次官の「出会い系バー」報道、
元TBS記者の山口敬之から伊藤詩織への性被害告発
武蔵村山市の国立感染症研究所の施設にエボラ出血熱など5種類の感染症の原因ウイルスを輸入するってニュースあったな。
バイオセーフティーレベル(BSL)4の施設があるけど稼働してないとか。
この映画が印象操作の最たるもの
批判覚悟で、みんなとは違う視点で語りたい。
北朝鮮による拉致なんてありっこない!と豪語していたのが日本のジャーナリスト達である。この事実を忘れてはいけない。
先日の韓国への輸出規制は、報復であり自由貿易の観点から間違っていると報じたのも日本のジャーナリスト達である。
朝日も毎日も、東都新聞のモデルの東京新聞も然り
その時は、既にネットで政府の発表前に韓国による不正輸出が囁かれていたにも関わらずにだ。
.
これは報復ではなく、不正輸出の疑いがあるから優遇処置を外したに過ぎない。この事実に日本の報道機関はぐうの音も出ないだろう。もしまだ反論しているジャーナリストがいるならそれは間違いなく在日です。
安倍政権が全て正しいとは言わない。しかし、安定政権イコール悪いではないはずだ。
印象操作に躍起になっているのはどちらなのかは一目瞭然だろう。
加計学園や森友学園を連想させる話だけど、立憲民主党の某議員と関西生コンとの繋がりの方がよっぽど闇が深い。また、獣医師会から献金を貰っているのは野党の某党首だ。50年以上新設がない実態も異常だった。それは獣医師会が新設を認めなかったからだ。既存の大学の収入が減る恐れがあるからね。そんな団体から献金もらって安倍首相を攻撃しているのか野党の実態。これらの実態は国民は知らないよね。同じく安倍政権を批判する仲間の政党のことだから、報道機関は全く報じない。これが日本のジャーナリズムなのだ。
自分達に都合のいい報道しかしない新聞記者という側面も無視はできない現実です。
そして、この映画が印象操作の最たるもので、内調にこんなシステムなんてあるわけない。物凄いファンタジー…(笑) 何も知らない人ほどこのファンタジーを真に受ける。
その心意気に5億点!!
この映画を作って上映してくれた全ての関係者に
感謝と尊敬の花束を送ります。!!!
あくまでもフィクションだけど、
こんなことがマジで有りそうで怖い!!
もしかしたら日本は既にロシアや北朝鮮や中国の様な
国になっているのかも!!
首相や大臣の息のかかった人達の
スキャンダルのもみ消し
報告書の改ざんに、
政府に反対するデモに参加する一般人に目をつけて
公安局に調べさせるとか!!
で、そして不正を明らかにしようとすると脅されて、
社会から抹殺される!!
なんかリアルですよね〜〜
選挙前です!!
一人でも多くの人に是非、是非、是非、観て欲しいです。
本年度、ランキングとかは関係なく
国を良くしたいのなら観るべき映画です。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
日本の名だたる女優に主演をオファーしたらみんな断られた!
と言う報に接し「日本の芸能事務所、根性無くてダメだな〜」
と思ったけど、
並みの女優では、この重い主題から浮いてしまうし
あまりに地味でマイナーな方では華が無くて客が呼べない。
だから逆に変な先入観の無い
韓国人で演技派のシム・ウンギョンさんで正解だったのでは〜
ただ、前半の新聞社内のシーンだけ
ハンドカメラを不穏に揺らす画面はちょっと頂けない。
別に揺らす必要はないのでは?
@もう一度観るなら?
「応援のために、もう1回映画館に観に行きますよ」
良い映画ですね
帰宅した後も、なかなか興奮が収まらない。
松坂桃李の恐怖に悶える演技に、こちらまで恐ろしくなって
思わず唇を縦1につまんでいた。
「思考」それだけなのに、こんなにも恐怖を与えられるなんて。
「多くの人に見て欲しいけど、どんな状況?」と、あるサイトの
日本興行成績を見たんだけど、驚きで目が点になった。
(なんちゃらWalkerだったかなぁ。そんな感じ。)
この映画だけタイトル四文字のみ。(他は一場面と解説あり)
この映画を作った方々は、いろんな意味で闘ったんですね。
ありがとう!皆さん、凄いよ!!
馬鹿の賛同は批判より迷惑。
『メディアは政府のチェック機関であるべきだ』
なにもっともなこと言ってるんですか(笑)?
いち権力者、一般人が情報発信力を持つ現代において、
既存のメディアはその力を失いつつある。
本作はその理由を、以下2点としている。
1)一般人が愚かでSNSなどの情報を直ぐ信じてしまうから、
政府によるTwitterでの印象操作が簡単で、既存メディアへの不信感が強まっているから。
2)政府が、既存メディアに圧力をかけるから。
そうなんですか?
一般人が愚かで、政府が極悪。
ただ(主人公の)ジャーナリストだけが正義。
勘弁してくれ!と言いたい。
既存ディアは、自分達を鑑みることはしないんですか?
なぜ既存メディアが権威を失ったのか。
それは既存メディアが、自分たちの価値を読者(視聴者)に示せないからじゃないですか。
本作を観てもよく分かりますよ。
実際の事件を匂わす程度のなんちゃって社会派な物語に、
「やりすぎコージー」並みなプロモーションで説得力を持たせる汚いやり口。(選挙前にあざと過ぎる)
・政府の圧力で番宣ができなかった?
・有名女優にオファーしたけどイメージダウンを恐れ断られた?
・HPの鯖が意図的にダウンさせられた?
匿名ライターによる情報が口コミで広がり、
興収上向きですね。
おめでとうございます!
これこそ、本作で描かれてる印象操作ってやつですよ。
内調が、全員でツイッターしてるシーンで爆笑しました。
そんな部署じゃないことは、製作側は知ってるでしょ(笑)?
原案者(原案にすらなってない)は、内調に入ったことあるんですか?
認可先がはっきり「内閣府」って書いてある(笑)
最悪、内閣府が文科省に圧力かけたとしても、そのまま書くわけないでしょう?むっちゃ笑える。
主役のジャーナリストの父親が自殺。
官僚の先輩も自殺。
ちゃんとした証拠も示せないから「実際の事件を匂わす」エピソードを、
観客の「哀れ」に思う気持ちに訴えかけて「政府敵視」に誘導するやり方。
酷いとしか言いようがない。
また、本当に覚悟を持って作ったのなら、
原案者であるジャーナリストが調べ上げた真実があるなら、
実際の名前を出して、制作側はその責任を負うべきじゃないですか?
逃げ道、保険をかけるような物語で、
なにが「メディアは政府のチェック機関」だ。
だから既存メディアが権威を失ったんですよ。
最後に『この国の民主主義は形だけでいい』
そんな台詞があります。
民主主義とは何か?
民主主義とは多数決で決める。
みんなの意見を聴く。
といったプロセスではないんです。
選挙がありますが、
国民が自分の一票に責任を持つ。
自分の意見に責任を持つ。
それが「民主主義の根幹」をなすものです。
本作の製作陣は、
実際の事件を匂わす程度のファンタジー作品を作り、
その肝心な責任から逃れようとしている。
なにが「民主主義は形だけ」だ。
ブーメラン過ぎて、失笑しかない。
所謂そっち系の人が、本作を貶した方を集団で叩いている場面がネット上で散見される。
本サイトでもそうですね。
本作では、政府がメディアに対して規制や圧力をかけるシーンが描かれてました。
そっち系の人がしてることも同じなんですよ。
「そんなことにも気付かない程度の人が観る映画」と
思われてしまうので、自粛したらどうですか(笑)?
「馬鹿の批判より賛同が迷惑」なんですよ。
ま、左のヒロインと言われる原案者ですから、
本作もそっち系の人が後押ししてくれることは制作側は想定内でしょうけど。
劇場公開まで漕ぎつけて凄いと言ってる方も多いけど、
そっち系が観に行くことは確定してるので、そりゃシネコンでだって上映するよ(笑)
原案者の他の作品や、官邸での質問風景、原案者に相反する意見を持ったジャーナリストの著書などを読んで、観た方それぞれで国を考える。
……、きっかけになる映画としては、意義があると言えますかね。
※雲がかかったような霧がかかったような映像、逆光、バックに国会とか、ほんとあざとさが目立つ演出が気持ち悪かった。
メジャーな劇場でも上映されうれしい
政権に批判的な映画はメジャーな劇場では公開されないことが多いのに今回は多くのメジャーな劇場で公開されていることにまず感激。政治的なことを別にしても映画としてよくできている。
とりあえず…
俳優さん達は偉いよね。勿論制作した方達も。映画としてだけ評価すると、色々あると思うんです。安っぽい手ブレ演出が嫌だ、とか、内閣税務調査室の執務室内の色がわざとらしいとか。
でも今、日本でこういった内容で、劇場公開まで漕ぎ着けたってのが、本当に素晴らしいと思う。自主規制しない、映画人としての気概に敬意を表します。
特に日本で社会派となると、小さい規模で比較的マイナーなキャストでとなりがちなところ、松坂桃李さんをはじめとしたメジャーラインの俳優さん達が出てくれたことが本当に嬉しいです。松坂桃李さん。今後注目します。
こんな展開とは。
望月記者の本が原作で、なんとなく勝手に管官房長官との記者会見でのやりとりをイメージしてたので、それとはまるで違った展開で、不思議な緊張感がずっとありました。韓国の政治エンタメをお気楽に見てたけれども、自国の話となると、そういうわけにもいかないんですね。シム・ウンギョンさん、よく出演してくれたもんです。ますますファンになる。ウンギョンちゃん、松坂桃李筆頭に、セリフを超えた演技で多くを語らせて、見応え満点。ラストシーン、やられましたね… でも、最終的には今のダメマスコミや官僚批判というのではなく、励ましなのではないかと思いました。
よくイオン系列で上映してくれたと思いますが、3週目にしてもう上映時間限られていて、早くいかないと見られなくなるのではないですか。もう私が見たところでは、パンフレットはなかった。日本でこういう正面切った権力批判を含む映画が見られることなんかないだろうと思っていたので、うれしいですよね。これをきっかけにますます映画に期待します。スター・サンドという名前の配給?製作会社?ですか。これからも頑張ってください!
全467件中、281~300件目を表示